烏王創世記 部族動乱時代

鴉月語り部

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世界観・あらすじ

あらすじと世界観

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執筆日 2012年、2019年~2023年




【烏人(うじん、からすびと)】
創始者はアダーマー・フギンとその妹で妻のエウア・ムニン

初め白かった美しい双子の烏はある事件がきっかけで天上の楽園を追放されその白さと美しい声を奪われ彷徨った。
ヴァルハラに迷い込んだ二羽は神オーディンに仕える。
神話創生にありがちな大戦の末に世界は滅亡し大洪水でほとんどの生き物が死に絶えた。
神も人も学習しない。

元々愛し合っていたアダーマーとエウアは沢山の子孫を生し、これが五つの部族の始まりである。
この子孫らは時代が下りレイウ族、オウギ族、ザドウ族、ユカラ族、ウェンカム族に分かれるようになる。
ちなみにこの時点でアダーマーは生きている。

五つの部族で諍いが起きてしまい疲れ切ったレイウの始祖王が王座をザドウ族に渡す。

時は流れ
烏の魔物である五つの部族が山岳地方や高原で争っていたがレイウ族のコルウゥ皇子が祖先の故郷へ想いを馳せながら五つの部族を統一する夢物語を見る。
叔父ロンウェーは半分馬鹿にしながらもその夢物語の実現に乗る事にした。

五つの部族時代は「ケレイト」「烏族(うぞく)」「烏人(うじん)」と他国から呼ばれていた。


※言語の説明、烏族は知能が高く多くの言語を話せる外交役でもあります。
流石に作中で全て翻訳していてはキリが無いのでこういう設定があるよ程度に流してください。

【五つの部族】
 レイウ族(純血種) 
王はガミジン・レイウ
高原地方でモンゴル風味
言語はモンゴル・中国語っぽい

始祖の直系だが、文化が前時代で止まっており現在は弱小国。
裏切り黄金を独占しようとしたユカラ族とウェンカム族に悲しみ、隠居したのが祖先。
ザドウ族は騎士であったが兵器と黄金の管理を任された。

度々中華エリアや葦原に侵攻した。
交通マナーは最悪、家族愛が大事、義理の家族も大事にする。
しかしよく手が出るのでいわゆる警察沙汰。
お・も・て・な・しが大好き。
女性はキャリアウーマン、男性はプー太郎(ニート)も多い。

騎馬戦に長けている、ガミジンの末弟ロンウェーの狡猾さで次々と敵地にスパイを送り勝ち取っていった。
中華エリアとも呼ばれた花麗(かれい)國と同盟を結び、幻術やキョンシー隊を扱う。
葦原文化が好きらしいけど作中だとあんまり出てない。
宗教はシャーマニズムとチベット仏教

 オウギ族(純血種) 
王はコルボー・シャンユエ
和風・中華・アジアンエスニック風味
言語は日本・インド(サンスクリット・ヒンディー)・中国語っぽい

山岳地方に住む巨体の一族で武闘派だが温和で平和主義が多い。
薬草や鉱石が取れる。国花はヒオウギ(アヤメ)
同盟国レイウとの激戦で温和な王は民の為に降伏し、傘下に入った。

巨体が特徴であり壁を作ったり建築に置いて活躍した。
心優しい巨人で花を愛し薬草などが多く栽培されているのはその為である。
不死鳥の一族でありユカラのラー王家とは血縁にあたる。

 ザドウ族(純血種) 
皇帝はゲオルギウス聖王→アレキサンドラ女帝→イスカンダル帝→イゴール→オイゲン・キサナドゥ

雪原と黄金の帝都エル・ドラード、高原地帯や中華エリアの国境に夏の都・キサナドゥがある。
ドイツ、ロシア風味
言語はドイツ語、北の方はロシア語、南は中国語っぽい

先進国家で規律重視の軍隊で頑固な者が多い、秩序と規律を守り正々堂々の戦を望む。

ゲオルギウス聖王は農民の味方で善政を敷いた、この上の代から軍人家系である。
女帝アレキサンドラがローシアンを恐怖と軍事で威圧、キサナドゥの土地を奪還、皇族を解放。
イゴール上皇は三男であり長兄イスカンダル帝の病死と次兄ユージン皇子の戦死を経ての即位であった。
元々自由人だった彼は直ぐに譲位し元老院として皇帝を支える事で貢献している。

しかしオイゲン皇帝の代から水面下での内乱や皇族争いが絶えず、男児や戦死者が多いのも原因で皇位が定まらない時期がった。 それでも男子は多い方だが…
オイゲン政権で国民の不満が多いのがそれである。
皇族がやたら前線に行かされているのも正直皇族減らしの理由かもしれない。
北方に存在する異国ローシアンからの侵略と防衛の為に皇族が指揮しているという事情もあるが。

火力の高い兵器を持ち、『インドラの雷』と呼ばれる巨大兵器がある難攻不落の要塞。
後に地上レイヴァンが所持し、王弟反乱時に悪用と犠牲を生まぬようロンウェーが壊した。
魔剣フラガラッハを所持していたが降伏時にコルウゥ皇子に渡した。

最後まで果敢に戦ったが敢え無く降伏、オイゲン皇帝と皇妃カティンカは自決しザン皇子とベヒモス皇子だけが残った。

 帝都エル・ドラード
雪国ローシアン近くにある帝都は黄金の都と呼ばれる城壁も城も黄金で出来ていた。
庭園には黄金の蝶が飛び交い煌びやかで美しい皇居である。
黄金の鐘が鳴る時に口付けると永遠に結ばれるという伝説がある。
これはイゴール皇帝の生母であるアレキサンドラ女帝とアレキザンダーに由来する。

しかし皇族が夏の国キサナドゥの姓を持つ理由は元々はこちらが帝都であり、中華エリアに面していたこちらは桃源郷と呼ばれた。

 ウェンカム族(異民族)
王はレイヴンスワン家、王太子にフォライー・ウヴァル・フォルファクス
砂漠地方、イギリス・ハワイ・中国風味

病と死の都、黄金の時計塔がある。
多民族国家、王家のレイヴンスワンと遠縁フォルファクス家は水面下で王位を争っている。
呪術や巫術に長けており、頭脳派が多い。疫病が流行りほとんどが亡くなった希少種。
古代王家の遠縁モラクス・モレク・フォルファクスが黒魔術で奇跡を起こす村。
モラクスは自らを天光将軍と自称し、信仰を集めた(どこの張角様かな)

「悪鬼・クソガキ・悪い神」の意味を持つだけあってユカラ王と組んでレイウ王を裏切った。
名の由来から一番若い神であったと推測される。
土地が魔界アヴィスの入り口となっており、瘴気を封じているので痩せた土地を与えられた。


 ユカラ族(異民族)
砂漠地方、エジプト・アラビアン風味
言語はギリシア・アラビア・イスラエル(ヘブライ)・アイヌ語、地域による

元々は裏切り者として砂漠に流刑された首謀者の血族、ウェンカム族の始祖も連座し病と死の土地に流刑にされた。ウェンカムの意味は『クソガキ、鬼』などである。
冥界ドゥアトと繋がっており、オシリス・アヌビス・ネフティス等がこれを守護していたという。ラー王家はアヌビスの子孫である。

多民族で蛮族に近い荒くて集団でゲリラ戦や奇襲に長けている。獰猛な者が多い戦闘民族。
野心が高かった彼らの祖は度々レイウ族に反逆を翻していた
武術だけなら間違いなく最強、しかし前時代過ぎてザドウの兵器に及ばない。
王は特におらず、基本的には各部族の王が統率している。
その中で最強を選ぶのに10年に一度開かれる特別な武闘会でユカラ王が決まる。​
神話の時代から兄妹や親子婚の風習があり、他の部族からは理解できない。

冥界はドゥアト、墓から行き来する。アヴィス(地獄)・エリシュシオン(天界)や葦原の黄泉(冥界)と繋がっている。

言語をほぼ持たず、歌で会話する。歌のトーンでなんとなく意思疎通できるらしい。
読み書きできる者もほとんどおらず、女子は特にできない。
レイウの皇族を次々と殺害していった。
敵兵はほとんどコルウスに討たれたのであまり残っていない希少種。

【あらすじ】

ガミジン王によるウェンカム族制圧とモラクス一家虐殺、マヒナ家がロンウェー傘下に入る。
帰ってきた王太子フォライーは邸に火をつけ炎の中でピアノを弾きながら焼死したと思われる。

疫病によりレイウ皇族が次々と死亡する。
ユカラ族によるガミジン暗殺とレヴェナ略奪でコルウゥがレイウの指導者となる。
ガミジン王は落馬し、その後に酷い拷問を受けて亡くなった。

コルウゥ、オウギの長老と対話する。その際に暗殺しに来たモモトセを殺害する。
ウェンカム、オウギ、ユカラ征伐を経て最後まで抵抗したザドウ族との対談。
交渉は決裂に終わり最後の戦いが幕を開ける。
レイウ連合軍対ザドウ帝国、兵器も軍事力も圧倒的にザドウが上だが奇抜な策を練るコルウゥとロンウェーらも負けていなかった。

 終盤
元々ザドウ族はレイウ族の忠臣であり、真の直系であるレイウ族はわけあって表舞台を降りひっそりと遊牧民族として暮らすようになった。
ザドウ族の長は「いつか必ずや我が主に王の座を返上します、我が子孫はその時を心よりお待ちしております。」

この誓約にはザドウ皇族にしか知られていない続きがある。
レイウ王は「我が子孫が仕えるに足りぬ暗愚なら途絶えて構わん」という続きがあったのだ。

コルウゥらはこれを知らなかったのでマジ?マジヤバくて聞いてないんですけど!と焦りを隠せない…
ガミジンがウェンカム、コルウゥがユカラ虐殺しちゃったしどうしよう…信用度ガタ落ちだよぅ…
ウェンカムに幼馴染(オイリ一家)がいたからオイゲン皇帝激おこぷんぷん丸だよぉ…

最終決戦でオイゲンは苦渋の決断をし、禁忌とされた殺戮兵器インドラの雷を使用し全てを焦土と化した。
不死のオウギ族がレイウ族を庇ったとはいえほとんどの者が死に耐え、リュディガー皇子・ギオルギー皇子をはじめとしたザドウ皇族もほとんどが亡くなった。

イゴール上皇とザン皇太子はオウギ王族に庇われ生存していたが最早ほぼ戦意を失っていた。

帝都エルドラードにてオイゲン皇帝とコルウゥ皇子の決闘で勝負が付き、戦争はようやく終結した。
対談が開かれた後に、部族統一の誓約として
「ザドウ族の安全の約束、ザドウが所有する土地の三分の一をザドウ領と改めザドウの皇族の土地とする。」を条件にオイゲン皇帝とカティンカ皇后は自決した。
イゴール上皇とルスラーン皇子はエルドラードを管理しロンウェーは烏蘭(うらん)を首都にし地上レイウの皇帝として即位する。皇后をリッリ、一人息子のアモンを皇太子に。

演説を開いたコルウゥは名をコルウスに改め烏王に即位した。
「来たい者だけ私と来い(誰も来なかったらテキトーに無理矢理連れて行くからな)」と選別して天上の寂れた楽園に新たな国を作った。
王妃の座は未だ空位のまま。血統も申し分無いはずのカラシアは妾止まりだった。

天上をコルウス、地上をロンウェーの体制で部族統一は成しえた。

​【その後】
烏の魔物である五つの部族が山岳地方や高原で争っていたがレイウ族のコルウゥ皇子が統一し天空の故郷に同族を連れて古城へと辿り着いた。五つの部族時代は「ケレイト」「烏族(うぞく)」「烏人(うじん)」と他国から呼ばれていた。


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