口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーミス桜海 3回戦⑤

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私達はステージに戻ると、司会の人から3回戦のお題が告げられた。











「この3回戦のお題は………、『クイズ』と『料理』になります!それでは健闘を祈ります。」






やっぱりか。




分かっていたこととはいえ、ここまで仕組まれているのか。










「仕組まれている勝負ほど面白く無いものない。……染井、絶対に勝つぞ。」






「うん!」








あの優しい笹山君が少し怒っている。





スポーツに通じる彼だからこそ、思うところがあるのだろう。









私達はスタッフに案内されお題の1つである『料理』の勝負場所である調理室に向かうことした。








すると、戻っている最中に笹山君は話す。







「そういや、染井は『料理』のことばかり気にしていたが『クイズ』の方は大丈夫なのか?」






「……正直、クイズもどうなってるか分からないんだ。だけど料理から終わらせないと時間的に厳しいと思う。」







「……そうか。」







そして私達は調理室へたどり着いた。











『料理』の内容は、決められた食材で1品作り味を百点満天で審査してもらうという非常に分かりやすいものだった。





私達は指示された自分の持ち場へと移動する。












(……………あれ?)





他の人達に比べ食材の数が少なくないか。






これでは作れる料理も限られてしまうだろう。








厳しい状況に私は戸惑う。













「思ってたよりも、問題ないな。」






「………え?」







笹山君はそう呟くと置いてあるエプロンを着けて、手を洗い、調理の準備に入る。






「調味料、調理器具はともに問題は無さそうだ。」






「笹山君、これだけの食材で何を作るか決めたの?」







「あぁ。」





笹山君の返事には自信が溢れている。









私も急いでエプロンをつけ、手を洗おうとすると………、








「染井。お前は『クイズ』の方に向かえ。」




笹山君は私に指示を出す。








「で、でも………。」






「大丈夫、こっちは任せろ。…それに『クイズ』も一筋縄じゃいかないんだろ?」







「……分かった、こっちは頼んだよ。」








そして私は笹山君に『料理』のお題を託し、私は『クイズ』の方へと向かった。





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