口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーミス桜海 3回戦④

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笹山君は、教室で出店の片付けをしていた。






「『力を貸してほしい』ってのはどういうことなんだ?」





私は簡単にではあるが今起きていることを笹山君に説明した。












「……なるほど、そういうことか。」





笹山君は納得したようだ。








「でも、俺でいいのか染井?」







「うん、笹山君が問題ないならお願いしたい。」






「そうか、なら任せてくれ。」





どうやら無事にパートナーを探すことができたようだ。









…でも、笹山君って本当に料理できるのだろうか?









「安心しろ、さくら。勇はそこらのやつとは段違いに料理の腕が違う。」






私の不安が顔に出ていたのか、松白君は自信を持って話す。







「随分とハードルを上げるな、みさ。……っと、時間がないんだろ染井。急いで会場に向かおう。」







「うん。笹山君助けてくれてありがとう。」







「頼んだぞ、勇。」







「みさ、後でジュースおごれよ。」






そして私と笹山君は急いで会場に戻ることにした。










「一応言っておくとな、俺の家は料亭なんだ。」








「えっ!そうだったの。」





戻ってる最中に笹山君は話す。








「今はバスケばっかりで手伝いもあんまり出来ないが暇な時は店の手伝いとかをしてるんだ。」





笹山君の意外な一面だった。







……でも、言われてみれば家庭科の調理実習の授業で、笹山君はいつも綺麗に作っていたな。







最初は器用なんだなとしか思ってなかったけど、まさか料亭で手伝いをしていたとは。












「おっと!染井 桜が戻ってきました。」






そして、私と笹山君は会場に戻ってきた。









「笹山君。……言ってた通り料理の方にも何かあるかもしれないから気をつけてね。」






「問題ないよ。染井とみさに期待をされているんだ、期待は絶対に裏切らないよ。」






「あははは、頼もしいや。」








そして私達はいよいよ3回戦に挑むことになる。




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