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第三部
Sky's The Limit・3-3
しおりを挟むきいくんは、気にしいだからきっと私の気持ちを考え過ぎて、昨日のことには触れて来ない。もちろん私も触れない。
このままフェードアウトすれば良いって思ってる。
きいくんには、後悔して欲しくない。
思いっきり好きなことをして欲しい。
きいくんの笑顔が私の力になるから。
それが、ドルヲタとしての私の強い気持ち。
ロック画面に設定している、配信のスクリーンショット。背後のカメラを振り向いて笑っているばんばんの顔。
彼女目線に見えるから、リア恋担当としては最高のスクショ。撮影してくださったスタッフさんに感謝。
「はあ…好き…」
昨日の今日で気まずくて、どうしようかなって思ってたけど、やっぱりきいくんの部屋に行こう。
会えなくていいから、彼氏のベッドにもぐって深呼吸したい。
自分の発言のせいで変な雰囲気になったから、あんまりいちゃいちゃできなくて、きいくんが不足してる。それと、妹がいるのに、きいくんとえっちなことできないし……
あーもう……今すぐきいくんの脱ぎたてパンツに顔を突っ込みたいです。変態でごめんなさい。
きいくんは引っ越しをして、広い部屋に住んでいる。もちろんオートロックで、前よりもセキュリティは強化されている。
シングルだったベッドはダブルに変わっていて、クローゼットには私の服も収納されており、食器や化粧品も置いてあった。
カードキーで中に入り、欲望のまま部屋の空気を吸う。
「ううっ…きいくんの匂い…!」
外出したままの服でベッドに入り込むのは申し訳ないから、服を脱いで軽くシャワーを浴び、きいくんのパジャマに着替える。
「好き…好き好き好き!」
ボフッと音を立ててベッドに倒れ込む。
枕は特にきいくんの匂いがして、お腹の奥がきゅっとした。
忙しいのにちゃんと家事をしているから、脱ぎたてパンツは存在しなかったのが残念だ。
枕に顔を埋めて息を吸うと、えっちな気分が昂まって来て、パジャマのズボンを少し下ろしてパンツの中に手を入れる。
きいくんに触られた感覚や、声、体温を思い出しながら、中指で敏感な突起を上から押したり、左右にこねると、甘い刺激が広がった。
「んんん、きいくん」
ぐにゅぐにゅとこねたり、指で挟んで上下にしごくと、すぐにでもいってしまいそうになる。
きいくんと体を重ね続けて、私の体は感じやすくなった。相手の気持ちいい顔を見たい、気持ちいい場所を知りたい、悦ばせたいという思いが、お互いの行動に現れた結果。
きいくんのよがり声って、すっごく可愛くて、思い出すだけで子宮がきゅんきゅんしてしまう。
「きいくん、好き好き…」
突起の下へ指を這わせると、ぬるりと体液が溢れ出た。中へ入れた指をたくさん動かしたいけれど、下着を履いたままだと思うようにできない。
仕方なくもう片方の手でパジャマとパンツをずらし、膝まで下げて足を開く。
「はっ…あっ…」
中指と薬指をザラザラした部分に当てて、ぐっぐっとリズミカルに押し込むと、きゅうっと中が収縮した。人差し指で突起をいじりながら二本の指を出し入れすると、段々と腰が浮いていく。
「きいく…きいくん…」
優しく私の名前を呼んで、眉間に皺を寄せて切ない顔をするきいくんを思い出すと、もうたまらなかった。
「きいくん、いっちゃう…うあっ」
ぎゅぎゅーっと膣が収縮して指を食いしめた瞬間、玄関のドアが開いた。
「あれ?なかちゃん」
その声に、ビクッと体が震えた。
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