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1章 なんでこーなった
なんでこんな大事なことを…!!!
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はい皆様こんにちは。
お待ちかねのエリーゼでございます。
ただいまめちゃめちゃ慌ててます。
なぜかって?お教えしましょう!
ついに!!!!
私のきょうだいが生まれるんですよ!!
お母様はもう寝室に篭ってお産の最中です。時折聞こえてくる呻き声に心配しかありません。
そんな内心そわそわしている私の目の前には、慌ただしく出産の準備を進める使用人、そして慌てているのを隠す気もないのか行ったり来たりするお父様…
「おとーしゃま!おちちゅいてくだしゃい!」
「だってリーゼ!子供が生まれるんだよ!?お母様頑張ってるのに…お父様どうしよう!!」
はぁ…
いつもはイケオジまっしぐらなナイスダディなのになぁ。
なんと残念な姿…まあこれもお父様がお母様を愛しているからこそだっていうのがわかるから、微笑ましい事この上ないんだけどね。
「旦那様、お嬢様!もうすぐお生まれになるそうです!」
来たああああああああああ!!
うちについに天使が!!天使がやってくるよ!!うわああああああああ!!!
- - - - - - - - - - - 割愛- - - - - - - - - - -
「エリーいらっしゃい。あなたの弟よ。」
はい。大変取り乱しておりましたので割愛させていただきました。
いやぁ…見るに耐えないものでした…私もお父様のこと言えないわ…
「ほら、エリー見てごらん。とっても可愛いよ。」
そしてさっきの慌てようは何処へやら。イケオジお父様が復活しております。
そんな2人に近寄っていくと…そこには天使がいた。
なんなのあの安らかな寝顔は!!そしてなんなのあの小さな手!滑らかな肌!これが天使じゃなかったら私たちなんか虫けら以下よって位の天使がいた。
「ふわぁぁぁ…」
感動でもはや声も出ないよ…。
「おとーしゃま!!おかーしゃま!!とってもかわいいでしゅ!!」
心からの気持ちを叫んでみた。それでも言い足りない。
それくらい可愛い。
「そうだろう!エリーもこの子も本当に可愛い!さすが私とロゼの子供だよ!!」
お父様は私のことも生まれたての赤ちゃんのこともよしよしと撫でてくれます。
あ、ちなみに記念すべき私の下は男の子でした!弟!前世で弟がいた友達は『弟なんてめんどくさいだけだよー』なんて言ってたけどこれはやばい。
もうすでに溺愛してる気がする。
「おとーしゃま!この子のお名前はなんでしゅか?」
気になる気になる。この天使のお名前は一体!!!
「この子の名前はね…ケビンだよ。」
「そうなんでしゅね!…え?」
その名前を聞いた瞬間、私の頭の中にものすごい量の情報が流れ込んできた。きっとこれは前世の記憶。
それと同時に、神様を恨んだ。
だって気がついてしまったから。
ここは、乙女ゲームの世界で。
私は悪役令嬢なのだと。
ずっと夢みてたのに。
優しい両親に気のいい使用人。
可愛い兄弟と幸せに暮らしていく未来。
あんなに幸せな時間を与えておきながら。
神様はなぜこんな酷いことができるのか。
なんで…
生まれた時から前世の記憶はあったはずなのに…
こんな大事なことをなんで忘れてたのかしら…
そのまま私は意識を手放した。
現実を受け入れたくなかったから。
だって…
悪役令嬢である私は、
18歳の学校卒業記念パーティで死ぬ運命にある
前世でも若くして死んでるのに。
そんなのあんまりじゃないか。
そんなこんなで私は。
前世でキチガイに殺され。
今世では悪役令嬢(死亡フラグあり)になりましたとさ。
---------------------------------------------
更新遅くてすみません…泣
やっと物語が動かせそうです。
お待ちかねのエリーゼでございます。
ただいまめちゃめちゃ慌ててます。
なぜかって?お教えしましょう!
ついに!!!!
私のきょうだいが生まれるんですよ!!
お母様はもう寝室に篭ってお産の最中です。時折聞こえてくる呻き声に心配しかありません。
そんな内心そわそわしている私の目の前には、慌ただしく出産の準備を進める使用人、そして慌てているのを隠す気もないのか行ったり来たりするお父様…
「おとーしゃま!おちちゅいてくだしゃい!」
「だってリーゼ!子供が生まれるんだよ!?お母様頑張ってるのに…お父様どうしよう!!」
はぁ…
いつもはイケオジまっしぐらなナイスダディなのになぁ。
なんと残念な姿…まあこれもお父様がお母様を愛しているからこそだっていうのがわかるから、微笑ましい事この上ないんだけどね。
「旦那様、お嬢様!もうすぐお生まれになるそうです!」
来たああああああああああ!!
うちについに天使が!!天使がやってくるよ!!うわああああああああ!!!
- - - - - - - - - - - 割愛- - - - - - - - - - -
「エリーいらっしゃい。あなたの弟よ。」
はい。大変取り乱しておりましたので割愛させていただきました。
いやぁ…見るに耐えないものでした…私もお父様のこと言えないわ…
「ほら、エリー見てごらん。とっても可愛いよ。」
そしてさっきの慌てようは何処へやら。イケオジお父様が復活しております。
そんな2人に近寄っていくと…そこには天使がいた。
なんなのあの安らかな寝顔は!!そしてなんなのあの小さな手!滑らかな肌!これが天使じゃなかったら私たちなんか虫けら以下よって位の天使がいた。
「ふわぁぁぁ…」
感動でもはや声も出ないよ…。
「おとーしゃま!!おかーしゃま!!とってもかわいいでしゅ!!」
心からの気持ちを叫んでみた。それでも言い足りない。
それくらい可愛い。
「そうだろう!エリーもこの子も本当に可愛い!さすが私とロゼの子供だよ!!」
お父様は私のことも生まれたての赤ちゃんのこともよしよしと撫でてくれます。
あ、ちなみに記念すべき私の下は男の子でした!弟!前世で弟がいた友達は『弟なんてめんどくさいだけだよー』なんて言ってたけどこれはやばい。
もうすでに溺愛してる気がする。
「おとーしゃま!この子のお名前はなんでしゅか?」
気になる気になる。この天使のお名前は一体!!!
「この子の名前はね…ケビンだよ。」
「そうなんでしゅね!…え?」
その名前を聞いた瞬間、私の頭の中にものすごい量の情報が流れ込んできた。きっとこれは前世の記憶。
それと同時に、神様を恨んだ。
だって気がついてしまったから。
ここは、乙女ゲームの世界で。
私は悪役令嬢なのだと。
ずっと夢みてたのに。
優しい両親に気のいい使用人。
可愛い兄弟と幸せに暮らしていく未来。
あんなに幸せな時間を与えておきながら。
神様はなぜこんな酷いことができるのか。
なんで…
生まれた時から前世の記憶はあったはずなのに…
こんな大事なことをなんで忘れてたのかしら…
そのまま私は意識を手放した。
現実を受け入れたくなかったから。
だって…
悪役令嬢である私は、
18歳の学校卒業記念パーティで死ぬ運命にある
前世でも若くして死んでるのに。
そんなのあんまりじゃないか。
そんなこんなで私は。
前世でキチガイに殺され。
今世では悪役令嬢(死亡フラグあり)になりましたとさ。
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更新遅くてすみません…泣
やっと物語が動かせそうです。
応援ありがとうございます!
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