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わたくしの話
しおりを挟む...その日のうちに二本投稿するなんておっしゃった方はどちら様でしょうか~...私ですね...はい...
話がまとまらなくてだいぶ時間が空いてしまいました!!ごめんなさい!!!
そんな作品に60を超えるお気に入り登録感謝です...!
作者は驚きすぎてリアルに小躍り大会を開催しました(((変人
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そしてわたくしにはとある過去がございます。あまり良い思い出ではございませんが…。
わたくしは、公爵家の人間であった母と伯爵家から婿入りしてきた父との間に生まれました。母は父と違いとても優秀で公爵夫人として、また女性としてもとても強いお方でした。そんな母にコンプレックスを抱いていたのでしょう…父は母のことをあまりよく思っていないようで、公爵家としての仕事もほどほどに外で女性の方と関係を作っていたようです。
そんな父に愛想を尽かした母は、父に頼ることなく公爵家の仕事をしておりました。もちろん、仕事だけでなくわたくしのことも時に厳しく、時にやさしく育ててくださいました。幼いながらわたくしは、そんな母をとても尊敬し、将来母のようになりたいと、日々の勉学に励んでおりました。
しかし、そんな生活が母をどんどん壊していったのです。母は日に日に顔色が悪くなり、私の前では気丈に振る舞っていても、ふとした表情から疲れが見え隠れするようになりました。
そしてついには病に伏せ、私と家の使用人に看取られながらこの世を去りました。
母は最期にこう言っておりました。
『どんなに辛く苦しい状況においても、決して屈してはならない』と。悲しいことや辛いことは山ほどある。その時は悩み、泣けばいい。しかし、それが終われば貴族らしく背筋を伸ばし、凛とした姿でいなくてはならないと。それは己のためでなく愛すべき領民のため。先頭を行くわたくしたちが慈しみ守るべき領民の前で弱い姿を見せてはいけないのだと。
その後父は後妻となる女性とその娘の方を連れてまいりました。それが今の公爵家夫人であり、母の生前からご関係を持たれていたローズ様とユリア様です。
新しく家族となったお二方はわたくしのことをよく思っていないようで、ユリア様はよくわたくしの持ち物を盗っては壊したり自分のものだと言い張って返さないなどの嫌がらせを。ローズ様からは、顔を合わせるたびに暴言や暴力などを振るわれておりました。その後、そこに父まで加わってしまうのですから救いようもありません。そのころから、公爵家の権力を示すために必要な夜会のドレスやアクセサリーなどを用意していただくことがなくなりました。それどころか本宅から離れに追いやられ食事などもまともに与えられることがなくなりました。
わたくしはそんな中でも母の最期の言葉を守り、前を見据えて今日まで生活してまいりました。
今思えば、殿下へのあの思いも、恋心や愛などという美しいものではなく、誰かの役に立ちたい、人に愛されたいという執着だったのではないかと感じております。
その頃のわたくしは誰からも愛されず、自分の価値を見出せずにおりました。そんな人からの愛を欲していたわたくしにとって、殿下の婚約者という立場はとても魅力的なものでございました。もし殿下のお役に立つことができれば、婚約者である殿下に愛していただけるのではないか、自分にも生きている価値を見出せるのではないかと…そう感じていたのです。
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