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今日もアシくんから休みの連絡が入った。
先々週、よれよれの彼を出社前に追い返し、先週はお疲れモードではあるけどどうにか仕事が出来そうだったのでそのまま様子を見ていのだけど、日に日に元気がなくなる彼を心配していた。
そして週明けの今日、やっぱりというかなんというか、彼は会社を休んだ。その原因を作っている同僚に一言文句を言ってやりたいと思っていたけど、今日は会えなかった。
まあ、うちのアシスタントは優秀だから多少休んでも仕事に影響はないんだけど、あの可愛らしい子犬のような子があの暴君の相手をしていると思うと・・・。
だって、会社に来れないということは、つまり・・・。
先々週の一人で立つことも満足に出来てなかった彼の姿を思い出し、ちょっとどきどきした。
どれだけしたら、ああなるんだろう・・・?
あまり下ネタは得意ではないのに、なんだかそんなことを考えてたら家に着いてしまった。
オレはいつものようにカギを取り出すとエントランスを開け、自宅に向かう。そしてインターフォンを二回鳴らしてからカギを開けた。
ドアを開けるとパタパタとスリッパの音と共に、エプロンを付けたパートナーが出迎えてくれた。
「おかえりなさい」
「ただいま」
付き合い始めて11年、一緒に暮らし始めて4年目のパートナーはオレにチュッとおかえりなさいのキスをすると、カバンを持ってくれた。
「で、今日はアシスタントくん来た?」
基本会社での話はあまりしないのだけど、この事は話していた。大事にしてた後輩のアシスタントをあんな暴君に取られてしまい、ちょっと悔しい気持ちがあったからだ。
「今日は休みだったよ」
苦笑いでそういうと、あららと小さなつぶやきが聞こえた。
「今日は来ようとする気力もないほどお疲れだったんだね」
何にお疲れかはあえて口にしないけど、はにかんだ感じのその顔はとても可愛い。
「会社に来れないくらい抱き潰されるのって、どんな感じなんだろう」
思わずさっき考えてたことが口に出てしまった。すると隣から視線を感じて見ると、黒い大きな瞳とぶつかった。
じーっとこちらを見たかと思うと、急ににぱっと笑った。
「なんだかエッチな顔をしてると思ったら、そんなことを考えてたんだ。珍しいね」
普段あまりそういうことを話さないし、性欲もどちらかといえば淡白だ。
「・・・エッチな顔って、そんな顔してたか?」
思わず顔に手をやったその時、ガバッと抱きつかれた。
「気になるならしてみようよ」
思わず抱きとめると、さらに身体を密着してきた。
「腰が立たなくなるほどの激しいの」
耳元で囁かれたその言葉に下肢がジンとした。そして、思わずキスしそうになってはたと気がついた。
「ダメだよ、今日は月曜日じゃないか」
危うく流されるとこだった。
するとちょっと唇を尖らせて拗ねた顔をされた。
オレは淡白だけど、決してレスではない。多くもないけど・・・。
回数に不満だった?
それともテクニック?
どうしたもんかと思っていたら、急にこっちを見て言った。
「じゃあ週末ならいいの?」
キラキラした期待の眼差しを向けられ、オレは断ることが出来なかった。
「・・・そうだね」
その言葉に顔がぱっと明るくなり、ニコニコ笑った。
「じゃあ決定~。今週末は抱き潰しちゃうよ」
楽しみ~、とはしゃいでキッチンに入っていった。
オレはその後ろ姿を見て、少し後悔した。
大丈夫かな?オレ・・・。
先々週、よれよれの彼を出社前に追い返し、先週はお疲れモードではあるけどどうにか仕事が出来そうだったのでそのまま様子を見ていのだけど、日に日に元気がなくなる彼を心配していた。
そして週明けの今日、やっぱりというかなんというか、彼は会社を休んだ。その原因を作っている同僚に一言文句を言ってやりたいと思っていたけど、今日は会えなかった。
まあ、うちのアシスタントは優秀だから多少休んでも仕事に影響はないんだけど、あの可愛らしい子犬のような子があの暴君の相手をしていると思うと・・・。
だって、会社に来れないということは、つまり・・・。
先々週の一人で立つことも満足に出来てなかった彼の姿を思い出し、ちょっとどきどきした。
どれだけしたら、ああなるんだろう・・・?
あまり下ネタは得意ではないのに、なんだかそんなことを考えてたら家に着いてしまった。
オレはいつものようにカギを取り出すとエントランスを開け、自宅に向かう。そしてインターフォンを二回鳴らしてからカギを開けた。
ドアを開けるとパタパタとスリッパの音と共に、エプロンを付けたパートナーが出迎えてくれた。
「おかえりなさい」
「ただいま」
付き合い始めて11年、一緒に暮らし始めて4年目のパートナーはオレにチュッとおかえりなさいのキスをすると、カバンを持ってくれた。
「で、今日はアシスタントくん来た?」
基本会社での話はあまりしないのだけど、この事は話していた。大事にしてた後輩のアシスタントをあんな暴君に取られてしまい、ちょっと悔しい気持ちがあったからだ。
「今日は休みだったよ」
苦笑いでそういうと、あららと小さなつぶやきが聞こえた。
「今日は来ようとする気力もないほどお疲れだったんだね」
何にお疲れかはあえて口にしないけど、はにかんだ感じのその顔はとても可愛い。
「会社に来れないくらい抱き潰されるのって、どんな感じなんだろう」
思わずさっき考えてたことが口に出てしまった。すると隣から視線を感じて見ると、黒い大きな瞳とぶつかった。
じーっとこちらを見たかと思うと、急ににぱっと笑った。
「なんだかエッチな顔をしてると思ったら、そんなことを考えてたんだ。珍しいね」
普段あまりそういうことを話さないし、性欲もどちらかといえば淡白だ。
「・・・エッチな顔って、そんな顔してたか?」
思わず顔に手をやったその時、ガバッと抱きつかれた。
「気になるならしてみようよ」
思わず抱きとめると、さらに身体を密着してきた。
「腰が立たなくなるほどの激しいの」
耳元で囁かれたその言葉に下肢がジンとした。そして、思わずキスしそうになってはたと気がついた。
「ダメだよ、今日は月曜日じゃないか」
危うく流されるとこだった。
するとちょっと唇を尖らせて拗ねた顔をされた。
オレは淡白だけど、決してレスではない。多くもないけど・・・。
回数に不満だった?
それともテクニック?
どうしたもんかと思っていたら、急にこっちを見て言った。
「じゃあ週末ならいいの?」
キラキラした期待の眼差しを向けられ、オレは断ることが出来なかった。
「・・・そうだね」
その言葉に顔がぱっと明るくなり、ニコニコ笑った。
「じゃあ決定~。今週末は抱き潰しちゃうよ」
楽しみ~、とはしゃいでキッチンに入っていった。
オレはその後ろ姿を見て、少し後悔した。
大丈夫かな?オレ・・・。
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