Condense Nation

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4章 ブラインド編

第3話  隠れ蓑

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ニイガタCN サド島

 ブラインドメンバーはニイガタCN北部にある隠れ家にいた。
約855㎢あるここは列島から独立した島で、かつては貿易港として利用。
アール・ヴォイドも管理をしていて土地勘も十分に知りえている関係で、
すでに外交廃止される中で目立たぬよう身を潜ませていた。
銀南山とよばれる1172mの山林内に拠点を設けて上に気付かれないよう
地下施設の中で少しずつ計画と持ち前の技術を進めてゆく。
もちろん現地人には公開していない、元下請け企業で廃墟だった場所を
修復し直してできるだけ住めるだけの中身をそろえていった。
会長が事前にある程度まで整えてくれたので、生活できるまでに至る。
庭には壁から天井まで金属性の布で覆われて隙間から入っては出たりして
ニイガタの住民すら気付いていない場所で居住していた。


アリシア自室

「グー、パー、グー、パー、グー、パー」

 アリシアは息子に手を開いて閉じてを繰り返させてあやす。
1歳になった我が子にちょっとした遊びをさせている。
わずかな時間を消費して子育ての1つでもしなければ親として立てない。
この子だけはアブダクトされず、私の下に残される。
本当に不必要としたか、見逃していたか、真意は不明。
こんなに可愛い子なのに組織として要らないと無視される。
科学者という者は結果を重んじると人が物に換えやすい。
まだ、どんな才能をもつか知りもしないで遺伝子検査だけで測ろうなど
人を見て法を説けなど甘く見過ぎている。
対するあの子は直感記憶資質とみなされていた。
意味は一度記憶した事は二度と忘れないという能力、
確かに頭脳労働として類を見ない成果を果たす事ができるだろう。
奴らの狙いは未だにつかめず、どんな目的すら分からないままだ。
おそらく情報収集、管理の一体として利用するに決まっている。
あってはならない、どんな理由があろうと世界を計りにかけようと
実親に許しもせず強奪した罪など償わせる。
親権どうこうでもない、実に大切でかけがえのないもののために
決して離してはならず、また再び一緒に生活を送らせてみせる。

スー スー

寝静まったようだ、生命維持ポッドに入れて安静にさせる。
こうする事でいつどんな状態なのかすぐに知る事ができるので、
いざとなればすぐに対応できる。
人工ベビーシッターも今の時代では当たり前になっている。
親の手間がかからないのは良いかもしれないものの、
触れ合う時もなくなるので合間には無機物の冷たさもある。
父親もいなくなり、母子家庭も楽ではなく仕事も代えた言い方で
世界を支配する天に挑まなければならないから。
運命だけはどんな知識を保有しようと対応できない。
ましてや実銃を持った者に襲われて脳内の情報で何もできなかった。
今、私とこの子は生きている。
あの時、一緒にロストしなかった理由は“手にかけたくない”と
都合の良い時だけ紳士的な態度で述べていた。
女だからと甘くみていたか、それが命取りになると分からせたい。
だからこそ、反撃のチャンスも生かされて奪還への道も敷かれる。

(だけど、天主殻は奴らの身柄を立てこもるためだけに?
 あの中で実際に何をしているのか・・・?)

巨大な円盤を築くのも色々と不可解に思える。
直接制圧に成功したものの、生物を模る機体製造工房も同様で
実行に移すまでの準備があまりにも早い。
資源はAUROによる生成なのは明白だが、金属類は精錬するまでに
数年かかり、あれだけの数を成すには長い時を要するはず。
ブレイントラストはいつから計画を立てていたのか、
あたかも組織ごと行うとばかり都合が早すぎる感じもあった。
そこと息子をどうにか繋げる策をもっているかもしれないが、
答えは直接内部を確認してから探るのみだろう。
私の仕事が数分後にまで迫っている。
ミゾレから仕様チェックが済んだと報告。

ウィーン

「実働部隊の宿泊施設、全て建造終わりました。
 収容人数も余りなく全員、それぞれの個室を利用できます」
「お疲れ様、10分前に確認したわ。
 収容人数は全50人、今はそれでどうにかするだけね」


サド島拠点 外部居住区

 部屋から出て報告を受けた外観を自身の目で見てみる。
これから私が所有する部隊が暮らす場所を市民街に行く前に確認を済ませた。
拠点から中庭を空けたほんの5mと近い1階建ての灰色ブロックで覆われた
周囲に気付かれずに建てるのも一苦労だ。
どこのCNにも属さずに孤立して備えるにもモゾモゾしながら
密かに行動しなければならないから。
でも、まだ外へは普通に移動する事ができる。
騒動、暴動は度々起きているが、内戦とよべる様な大きな出来事など
発生してなくCN間ですら行き来できていた。
今までは海上船で難なく入出港できたが、もう不可能で
これからは潜水艇のみで海外と密航しなければならない。
それでも近況は良い方向へ向いているわけでもないが。

「本来なら80人の予約が入っていたはずなのに一部は来られなかった。
 来航するはずだった潜水艇が天主機に海中で襲われた人もいて、
 おいそれとここまで到着できる間も厳しいの」
「数分前に取引先から来航不可の連絡がきました。
 ルート変更など迂回させて来るよう案じてもセンサーで辿られて、
 到着が叶わない模様。チーフも居場所を特定されないか不安で」
「私がここにいる事は知られていないはず、
 今参加してもらった人は運が良かったとしか言えない状況よ」
「またいずれ招集させますか?」
「ええ、あまり多すぎるのも望まないけれど、万が一不備が生じたら
 ポート開放を定期的に行って救援を要請する。
 現段階は出来る限りの少人数で対抗していきましょ。
 じゃあ、監視と設備の役割、そこはお願いね」
「はい」

ここでチーフは立ち去る、視点はミゾレに変更して施設に注視し直す。
寄せ集めに人が多ければ必ず成功するとも限らない、
空まで手を伸ばして現地に着くのも一握りで、相手が降下しない限り
乗り込むのは危険。まずは性質や関係者の動向を調べてから
攻め込むのが最善で機能停止までのプロセスを辿るべき。
防衛側も奇襲されないよう見えないブラインド工夫を凝らす。
残った私達は膜にズレがないかタブレットで再確認。
サップも帽子に手を当てつつ、身を案じる。

「でもよ、あいつらはもうとっくにこの島の事くらい知りえてんだろ。
 天然記念物の奴とか飼ってた場所ってゆうくらいだから、
 ここに居てもすぐ見つかってやって来ちまうんじゃねえか?」
「あんた、あたしの技術をみくびってるの?
 かくれんぼなら世界で優勝できる自信があるわ」
「お前の製作した物で視界を別の物に覆わせる。
 島の中心部のここは外側から一見、何もない様に見せてんだっけか?」

私の家、キョウゴク家は元映像制作、CG技術に携わっていた。
クロマキー合成、背景と同じ映像を映す布。
プラズマの性質でどこまでも広く、薄い映像幕は布の薄さにまで発展し
電磁波はもちろん、あらゆるセンサーを断絶できる合金の幕だ。
天主殻はあくまでも上空10000mからでしか監視していない。
あの生物型が直に降りて来たとしても同様に赤外線センサーで探知する。
それらも全て跳ね返せるので隠居に関しては十分に過ごせる自信がある。
エンジニアの技術をアリシアチーフに見込まれてブラインドに参加、
及びオペレーターとしても役目を果たすつもりだ。

「まあ、これなら上から見りゃただの島にしか思われねえな。
 都会のデカデカ映像を逆に透明処理なんてよく考えるわ」
「情報社会における人の目、視野はどこまでも光の末端に関わるもの。
 五感の中でも特に行動心理の影響を受ける眼は判断がたやすく、
 次の動向を決めやすい。まあ、キョウゴク家もそんな事情を巧みに
 利用してメディア界に進出していったのだろうけど」
「どうだかねえ、耳や鼻とか、ストレートに触って感づかれなきゃ良いが。
 誰の台詞か・・・現代人は情報を食べて生きているだっけか、
 メディアのためにやってきたモンが軍事産業に変わるのも皮肉だ」
「文明が最も大きく発展する瞬間は戦争、とも言われてた。
 後は親の教育や環境で発明へのきっかけが受け取れるかどうか。
 私も人の事、適応された側かもしれないけど」
「それが世代を超えて参考になれば動物情報すら真似するってか。
 確かここにいる生き物を参考にしたんだっけな、えっと~ウミボウズ」
「ウミホタルよ、発光物資ルシフェリンが酸化した化学エネルギーで光る。
 電離作用も同じく熱を帯びているそれと類似性を見出して
 中性分子とイオンの活性化を薄膜に軟性ガラスへ拡張する。
 あたしはそれらを観て参考に作ったんだから。
 まあ、パスカルのとこでもお世話になったけど」

海に棲む夜光虫の性質を参考に蛍光タンパク質の微量な発光状態で
ガラス質に応用する仕組みを編み出して得意分野を送ってきた。
今世代の映像化はとめどなく軽量化を追求して有機ELの最先端を究め、
生物が保有する物質も視野に入れて自然界に迫る規格を望む。
残念ながら潜水艇にはこういった技術は用いられてなく、
元から数十年前の型だから私達の組織の様にはいかなかった。
独立化しかけたこの列島で海外との連携もただでさえ衰退して、
技術流出を抑えて高性能機器も追いついていない。
パスカルも参加した立ち位置は似たもので科学の成果でここにいる。
もう元の組織すらまともに活動できないので、同僚達ともバラバラに
解散してしまって研究もほんのわずかな進展のみだ。
サップが半分も理解していなさそうな顔で感想。

「ほ~ん、そうだったな。要は目に入らなきゃ良いだけってわけで、
 光物で目くらまし狙えんのは動物も機械もおんなじなんだな。
 で、他んとこもどんどん透明シーツ張ってくんだな?」
「できれば協力組織にも幕を張ってあげたいところだけど、
 今から準備するにも素材が足りないし、CNに技術を盗用されて
 私達の事まで辿られてしまうわ・・・悪いけどここ以外は」

かつての仕事仲間の所に使いたいところだけど無理。
ただでさえ私軍へのリソースも十分とは言えないので、
他までも分け与える余裕がなかった。
技術は人から人へ伝わる、あまり流入しすぎると返ってろくな目に遭わず。
下手に他のCNと連携してしまえばブラインドの拠点も辿られて、
製造元からどこに誰がいるのかすら察知されてしまう。
しかし、サップは信用に足りるかとさらに疑問を投げかけた。

「でもよ、アールヴォイドはニイガタとでかいコネあんだろ。
 振興課とかモロに接点もっちまってるし、
 ここの連中にチクられたらどのみち同じじゃねえか?」
「そうなったら隔離のために立ち入り禁止区域に指定させる他ないわ。
 当然、向こうの人を呼ぶなんて事をするはずないし。
 例えば・・・偽の放射線漏れを表示させて入らせないようにして、
 専属放射線技師に警告させる」
「そう上手くいくかぁ~?」
「やるよ、人は科学的査証があれば認めるもの。
 危険な事に関しては3倍警戒しやすい習性をなんとかして誤魔化せば、
 おいそれと近寄る行為なんてしないはずよ。
 専門家の嘘を見抜ける者がそうそういなければどうにでもなるわ」

サド島は貿易港だから支配された今において外側との接点も思われず、
数日前にはもう訴えに来る者はいなくなった。
天主殻襲撃当日はあわてて海外に逃げ出した者達もいたが、
船を撃墜されてすぐに閉鎖してそのまま利用されなくする。
さらにオキナワ国軍も調査に来て、いざという時の援護コードで
ここまでのルート確保もする予定があったがキャンセル。
ニイガタ民による反対も起こり、侵略行為とみなす恐れを感じて
九州から離れたこことCN法のこじれで襲われる懸念で取り止めた。
適当そうな受け答えもこちらは削られたリソースの中で動く。
突然の出来事だけあって満足に整える事が無理だったゆえに、
しばらくはここを拠点として活動する事となる。
透明、時折変わる色彩に包まれて十人十色の能力者達は
作戦成功を願い続けた。


ニイガタCN ニイガタエリア 某役所

 アリシアはニイガタエリアに着いて住民達の様子をうかがう。
ブラインドの事も重要であるが、市民達への沈静化も大切であった。
これから会長と様々な地方へ出向き、CNに従わせないよう
催促する予定も立てていて身近な所くらい自ら伝えようと、
まずはここから話し合いをしようとした。
市町村も全てエリアという名称に変えられて漢字も抹消。
何を企てているのか、クロノスの方針も歪な指令を各CNに下して
自身の望む世界に変えようとするつもりだ。
早く終わらせなければならないが、身近な問題も解決できなければ
一歩も前には進められないもの。今の私はただの企業役員。
不審がられないよう役場の中に入ると知り合いがいた。

「あれ、アリシアさんじゃないですか!?」
「新潟・・・いえ、ニイガタ、こちらの様子はどう?」

1人の女性が来る、一応この人とは何度も会っている。
あくまでもアールヴォイドとしての立場は知られていたが、
ブラインドとしては当然公開無し。
できればここで広報したいが、そうしてしまうとミシェルに伝えた
内容と同じ出来事になる。市長とも然程仲が良いわけでもなく、
列島内で勧誘活動は行えずに、治安を良くさせる事くらいしかできない。
説得の手順として最重要なのは他エリアに対する武装解除、
とにかく敵意をもたない気持ちをもたせる事が大切だ。
噂の範囲にすぎないが、愛知と同盟する流れだけ聞いていた。
ここも中部の1つで、まったく理解できない消費システムの内に
様子がどうなのかそこを最初にうかがう。

「今のところ市民の人達は慌てずにいつもの生活を意識させています。
 貨幣が通用しなくても代わりのシステムでどうにかできているので」
「大きな暴動は起きていなかっただけあって良かったわ。
 大衆扇動が起こりやすいから心配していたけど、ここは大丈夫か。
 大昔に起きたオイルショックの二の舞を踏まなかったのね」
「仮想通貨、ポイントシステムはCNを介して問題が生じる事なく決まって、
 物資など生産業務の崩壊を未然に防いでいます。
 東京のミスト大臣がすぐに応対してくれました」

話によると、議員や有権者達もお互いに結託してこれからの生活や
他の脅威から守るための案を出しあっているという。
総理大臣逃走退任直後から次の有力者がすぐに対応して、
流通などの混乱を最小限に抑えて凌いでいた。
意外な事に物資のやりとりも市長の緊急対策で混乱化を抑えるために、
東京より仮想通貨を先んじて調整しつつ需要と供給を天秤てんびんして
不要とされる職業以外は温存。
散らばった紙幣はすぐさま電子マネーに変換されてゴミ箱行きしかけた
寸前に人々の逆上も同時に沈静化。
ただ、一部の業者なども分散して地方に行ってしまったケースもあり、
壊された施設や組織を一から再配置する動きもみられる。
そして、ここニイガタも何かしらの新事業を始めるようだ。

「超促成栽培の改良を?」
「ええ、東京からスポンサーが何人か来てくれて
 品種改良を施した野菜をもらったんですよ。
 それが美味しくてここ、ニイガタにも向こうの技術提供をしてくれるとか」

超促成栽培、細胞をテロメアフォーシング化させて高速成長させる技術。
細胞分裂を通常より数十倍も早めて野菜を育てられるものだ。
グリーンテープも同様の技術が用いられて緑資源を多く利用されている。
この国が貿易に頼らず独立できるまで至れた根本の1つであった。
さすがに生物への即成長など不可能だが、少々の傷口をすぐに修復できる。
今の時代で食糧難に陥るなど滅多にないものの、彼らはより美味しい野菜を
育てようとニイガタ独占で農園設備を作り直そうと言う。
スポンサーという語からそれなりの資本をもつ出資者。
おそらく農業従事者と思われるが、中部北まで展開しに来るとは殊勝だ。

「ところで、どんな方?」
「元農林水産省の人らしいです、東京にいると危険が多いので
 他地方から出直すために来てもらったようで」
「なるほど、あれだけ連日ストライキばかりの難所だったから
 少しでも静かなエリアを選んだのね、何か引っかかる気もするけど」
「言い方もなんですが、こうなったおかげという見方もあります。
 事件発生から資源流通も変わって大助かりしたケースもあったので、
 今までは他地域より不利な立場でしたが、もうこれで終わり。
 ミワ市長にもOKを出してもらいましたし、安泰ですよ」
「へえ」

得意気に語る彼女にジト目、別に僻みでもない。
この地域は冬季になるととても寒い、氷の居住区ができるくらい
10m級の降雪地帯になるから生活も相当な工夫が点在。
昔は数種類の物しか育てられなかったものが、気候に関係なく
育てられるから氷の壁がそびえても衣食住には困らないだろう。
最も襲撃を受けた東京から離脱して地方で再起を図る。
大昔でいう疎開という言葉を父から教わったものが、
また繰り返されている事に顔から笑みが消える。

(促成か・・・)

私はテロメアフォーシングの用語を聞いて、ある事を思い浮かべる。
話では細胞関連でオオカミの研究をしていた者がいて、
感知に関する何かを調べていたという。詳細までは知りえてないが、
熱や空気振動による気配の正体を追求していたらしい。
それらの一部である染色体研究に関与した者がいたものの、
ブレイントラストからすぐに辞めていったようだ。
年代も数十年前で促成栽培については然程珍しい技術でもなく、
繋がりの根拠はこれといってないが、栽培の厳しいニイガタより
良い資源が誕生できるのを願うのみ。
ここの様子は今のところ農業などで懸念なものはなかった。
それが功を期したのか、彼女達にとっては千載一遇せんざいいちぐうとばかりに
地域活性化のチャンスを得られたものだろう。

「思えばこんな目に遭ったにもかかわらず、幸運も一緒にやってきた
 なんて声を大きくして言えませんけど、何が起こるか分かりませんね。
 関東は元から人が多すぎだったんです。利益追求で一極集中になると
 こういった地方は末端化でおこぼれを受け続けるだけ。
 不利な環境だからこそ逆に新しい発見ができる事もありますから!」
「う、う~ん。逆にニイガタに人が集まっても同じ様な――」
「いえいえ、こっちは住民票取得するには少々厳しいところもあって、
 住む場所も限定されていますので。おいそれとなだれ込む引っ越しなど
 かなり禁止されるので大丈夫ですよ」
「それは良かった・・・」

という身近な事情でこういった技術進化がうかがえた。
役場もアールヴォイドやサド島に何か意識させる様な素振りもなく、
住民を全てこちらに退避させて身を固めているようだ。
確かに利益を得なければ仕事もままならないのはどこも等しい。
地方の特徴を活かす手法はどこの国でもありうるものの、
ちょっとしたきっかけで発展する可能性も確かにある。
冷え切って人もいなくなる間に別のところからもたらされる火、
進化とは孤独なるもと、多くの中で生まれる他からまれに発生。
少なくともここ、ニイガタは大きな問題も起こらないだろう。

(今回の事件で家族や地元から引き離された人も多い。
 不遇な思いをしたのは私だけに限った事じゃない・・・でも)

執念なんて体の中だけに留まる例えようもない電解質。
おいそれと発散させられる野心の者以外にとってこんなに辛い事がない。
脳や心臓へ巡り、回り、行動に起こさなければ延々と続く。
そんな事をここで考えても仕方ない、そこは知識者の悩みの1つか、
本性を出さない限り外部に放出させようもない不便な容器だから。
それからしばらく彼女らに会う機会もなくなる。
近場の話は特にするべき内容もなく、ニイガタの変革のみうかがって
アールヴォイドの役目の出番を消去。
私もさすがにここへ頻繁に顔を出すわけにもいかないので、
大事にならない限り相手にする時間をもたないようにする。
食料の発展がどうなっていったのかまで知りえる事は
私でもいつまでも訪れる時が来なかった。
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