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桜花昇天之章
9話 下界を見入る花 壱
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伸びしろとは生けるもの達にとって、成長の過程により
目標に向けて形作り促すものである。
取り入れたものは決して離れず、内に宿り続ける。
自然界の底を支える生産者側にとっても同様。
人と植物は異なる存在であるものの、ここは統一の世界。
同化は身体と共に同じ位置から世界を見下ろすのだろう。
たとえ花が地上以外で咲こうとも。
時は皐月の真っ只中。
日曜日の自宅は曜日同様に暖かさのある生活を送る。
亜彗は友達の家に遊びにいって、一し方静寂の間。
大まかにやる事は家事である。
昨日は突然衛太がやって来て飯を持ってきてから一悶着。
今日も部屋の掃除をしなければと、掃除機に手をかけて
行おうとした時、部屋の端にも目を向ける。
押入れの中もしばらく手入れしていなかった。
中の荷物も少し拭かなければと、
両手を伸ばしていくつか取り出そうとすると。
「うわっ!?」
予想通り、家庭内雪崩が発生。
布団の圧力で横に押し込んだ置物がニュッと滑り落ちて
こちらとぶつかってしまう。
押入れなのに押し込みでは当然こうなる。
自分達は案外こういった所で整理整頓ができてなく、
男ならではの大雑把さが浮き彫りになりがち。
異性がいないせいで細かな気配り上手が下手と気を伏せる。
一応に流れてきた小道具に手をかけた時。
(これは・・・後輩の写真)
大学時代の後輩と一緒に写っている写真が1枚、
アルバムからはみ出てきた。
名前は堀内雅也。
というより、元からきちんと入れてなかったようで、
挟んだものが出てきてしまった。
彼も箕佐紀と同期。
しかし、今はもうこの町にはいない。
卒業後はサーカス団に入団してどこかで活動している
くらいしか知りえなかった。
おそらくはここも隣町にもいないはずで、
全国各地を営業して回っている。
で、どうして一緒に写真を撮っていたのかというと、
確か練習の成果を成し遂げた時に撮影したもの。
もちろん、自分の助力で彼を手助けしたから。
毎度ながら緑と縁とは切れぬもの。
実は雅也も開花師。
将来に向けて独自の作法で観客を賑わす
技を編み出そうと目指していたから。
そして自分は当時、あるサポートを彼に施していた
親指と人差し指でつまむ画像のまま目を閉じて
感慨に思いふける。
ここからは大学時代の話に変わる。
時は21歳の頃。
当時、3年だった自分は丁度将来どうするか決めている
最中であった。ここは別の話なので今回は端折るが、
今は何となく世間一般に交じって極普通の暮らしも
味わっていた。
正直、あそこには直ぐに帰りたくない。
単純に居心地がぎこちなく、
修業時代の真っ最中だったから。
とは言え、部活にも入っておらずに浮つく足取りで
きちんとした目標もなく、そのままを送ってきたから
無数の花の匂いだけを嗅がされている。
比喩にしてもさすがに想像されにくいだろう。
放課後ロードワークとして散歩してから帰ろうとすると、
新体操部員が練習をしている。
数メートルの鉄棒を握りしめながら回り、
一種目である競技を披露。
そう、いつも体育館で鉄棒運動をしていたのを観ていた
事がきっかけで話の始まりでもあった。
(あの動き、舞咲が交ざっている)
しかし、1人だけは運動という状態が他と異なる。
腕から緑色の葉と茶色の蔓が伸びて鉄棒へ巻き付け、
そして、薄紫色の小花を複数一斉に放ち逆さまのまま
1枚も散らす事なく着地。
他の部員とは違う空中の華やかさを見せた、
その名も雅也はフジの開花をもつ素質ある者だった。
堀内雅也は自分と同じ、開花師。
いつの間にか近くにいても、何ら不思議でもない。
自分が少し覚えが出てきたブドウ並みの開花力で、
曲芸師の宙吊りをパフォーマンス。
ぶら下がりつつ、逆さまになりながらポーズをとり
締めくくる。
新たな出し物でもするのかと思いきや、
1人だけ花を見せるのも妙だ。
体操部員としてではなく、個人的理由での線があるようで
部活動以外の目的でそうしているのが分かる。
ちょっと声をかけてみた。
「射出成型のタイミングが綺麗だね」
「以前よりかはこなれたと思います・・・って、
大原さんですか!?」
後輩は自分の顔をよく知っていたようだ。
無理もない、ここでも舞咲を演じた事があったから
世間で少々人気をまとわれるのは仕方なく。
そんな彼も同類で、気兼ねなくコミュニケーションの
きっかけを得るのに時間はかからなかった。
今回は彼の持ち花がテーマとなる。
フジ、高所に垂れ下がるように咲く薄紫色の花弁で、
日光を好み、春の見物嗜みとしても有名な花。
近所の公園でも座る所の真上の天井に蔓性の植物を
張り巡らせる請願を受けた事があるけど、
だからとはいえ、やたらと人前で花を見せびらかす
わけにはいかなかった。
理由は単にまだまだ偏見をもたれるから。
身体より花を見せる者などどこかしこにもいる世界だが、
縁をもたない者がそこかしこいるのにもかかわらず、
この校内でお構いなしに舞咲を披露していた。
しかし、見た通り普通の新体操選手なわけもなく、
ルール違反ヨロシクに花を打ち出して
点数稼ぎなどアピールできるはずがない。
もちろん、試合や大会のためにそうしているわけでなく、
彼はこの花をパフォーマンスの一部として扱い、
将来の催しのために練習をしていた。
サーカス団もすでに雅也を知っていて入団許可の
リザーブを受けているようだ。
細かいところを省略してトントン拍子に話は進む。
「あの柳碧町に住んでいるんですね」
「そうだよ、大学寮やアパートも選んだけど、
家の方で色々あって通学してるんだ」
「そんな人が俺なんかに目をかけてくれて光栄です。
町内で一番の豪花って箕佐紀君も言ってました」
「べ、別に大手を振れる程じゃないけど。
突然体から出てきたものだから、反応しちゃって。
見たところ、宙吊りしていたのはフジだけど、
開花でサーカスをしようとしてるんでしょ?」
「そうです、俺にとってはこの花だけが取り柄でして。
祐麻先輩はフジを開花できるんですか?」
「できるよ、ブドウ程じゃないけど一応――」
「な、ならば俺を指導してくれませんかッ!?
俺の花をもっと鍛えてほしいんですッ!」
「え!?」
フジの咲かせ方を頼まれた。
新体操を舞咲に組み込ませるためには、
もっと違和感なくスムーズに出したいらしい。
当然、自分は新体操を習っているわけじゃないから
フジの花をどう咲かせるかという内容になるが。
「僕は新体操はできないよ?
見たところ、君は普通にフジを咲かせているけど、
まだ不都合な部分があるの?」
「実は・・・最近、思うように体が運べない時が」
「運べない?」
「射出後に何やら違和感があるんです。
逆さ状態から観客がいる前方へ向きたい時に、
体がすんなりといかなくて」
「舞花を終えた後?
射出ね・・・型と念が決まっているならあんまり
問題はないと思うけど、スパッとシャッと」
「かまいませんッ、もっと格好良く先輩ならではの
スパシャッとした舞咲を伝授して下さい!!」
深々と頭を45度以下に下げて頼み込まれる。
箕佐紀とはまた違う熱血性ある後輩。
思えば、いつの時代でもお願いを受けている感じだ。
花が呼んでいる・・・というわけではないものの、
どことなく翠の接線が表れてゆく様な気がする。
押し気味な推しでOKの流れに向かう。
顧問の先生も大いに同意して抵抗なく迎えてくれる。
という訳で、しばらくの間彼を協力する事になった。
(フジの花か・・・)
自分は廊下で額に手を当てる。
宙にぶら下がる花で飯を食べるなんて発想がまた珍妙で、
社会の中にある一現象に言葉より口を失いがちだ。
こんな共通点もあるのかと、これから協力する結末が
どうなるのかほとんど知りようにない。
花と曲芸という接点についてあまり状況を理解していない
自分はある意味未知の分野に足を踏み入れようとした。
弐に続く
目標に向けて形作り促すものである。
取り入れたものは決して離れず、内に宿り続ける。
自然界の底を支える生産者側にとっても同様。
人と植物は異なる存在であるものの、ここは統一の世界。
同化は身体と共に同じ位置から世界を見下ろすのだろう。
たとえ花が地上以外で咲こうとも。
時は皐月の真っ只中。
日曜日の自宅は曜日同様に暖かさのある生活を送る。
亜彗は友達の家に遊びにいって、一し方静寂の間。
大まかにやる事は家事である。
昨日は突然衛太がやって来て飯を持ってきてから一悶着。
今日も部屋の掃除をしなければと、掃除機に手をかけて
行おうとした時、部屋の端にも目を向ける。
押入れの中もしばらく手入れしていなかった。
中の荷物も少し拭かなければと、
両手を伸ばしていくつか取り出そうとすると。
「うわっ!?」
予想通り、家庭内雪崩が発生。
布団の圧力で横に押し込んだ置物がニュッと滑り落ちて
こちらとぶつかってしまう。
押入れなのに押し込みでは当然こうなる。
自分達は案外こういった所で整理整頓ができてなく、
男ならではの大雑把さが浮き彫りになりがち。
異性がいないせいで細かな気配り上手が下手と気を伏せる。
一応に流れてきた小道具に手をかけた時。
(これは・・・後輩の写真)
大学時代の後輩と一緒に写っている写真が1枚、
アルバムからはみ出てきた。
名前は堀内雅也。
というより、元からきちんと入れてなかったようで、
挟んだものが出てきてしまった。
彼も箕佐紀と同期。
しかし、今はもうこの町にはいない。
卒業後はサーカス団に入団してどこかで活動している
くらいしか知りえなかった。
おそらくはここも隣町にもいないはずで、
全国各地を営業して回っている。
で、どうして一緒に写真を撮っていたのかというと、
確か練習の成果を成し遂げた時に撮影したもの。
もちろん、自分の助力で彼を手助けしたから。
毎度ながら緑と縁とは切れぬもの。
実は雅也も開花師。
将来に向けて独自の作法で観客を賑わす
技を編み出そうと目指していたから。
そして自分は当時、あるサポートを彼に施していた
親指と人差し指でつまむ画像のまま目を閉じて
感慨に思いふける。
ここからは大学時代の話に変わる。
時は21歳の頃。
当時、3年だった自分は丁度将来どうするか決めている
最中であった。ここは別の話なので今回は端折るが、
今は何となく世間一般に交じって極普通の暮らしも
味わっていた。
正直、あそこには直ぐに帰りたくない。
単純に居心地がぎこちなく、
修業時代の真っ最中だったから。
とは言え、部活にも入っておらずに浮つく足取りで
きちんとした目標もなく、そのままを送ってきたから
無数の花の匂いだけを嗅がされている。
比喩にしてもさすがに想像されにくいだろう。
放課後ロードワークとして散歩してから帰ろうとすると、
新体操部員が練習をしている。
数メートルの鉄棒を握りしめながら回り、
一種目である競技を披露。
そう、いつも体育館で鉄棒運動をしていたのを観ていた
事がきっかけで話の始まりでもあった。
(あの動き、舞咲が交ざっている)
しかし、1人だけは運動という状態が他と異なる。
腕から緑色の葉と茶色の蔓が伸びて鉄棒へ巻き付け、
そして、薄紫色の小花を複数一斉に放ち逆さまのまま
1枚も散らす事なく着地。
他の部員とは違う空中の華やかさを見せた、
その名も雅也はフジの開花をもつ素質ある者だった。
堀内雅也は自分と同じ、開花師。
いつの間にか近くにいても、何ら不思議でもない。
自分が少し覚えが出てきたブドウ並みの開花力で、
曲芸師の宙吊りをパフォーマンス。
ぶら下がりつつ、逆さまになりながらポーズをとり
締めくくる。
新たな出し物でもするのかと思いきや、
1人だけ花を見せるのも妙だ。
体操部員としてではなく、個人的理由での線があるようで
部活動以外の目的でそうしているのが分かる。
ちょっと声をかけてみた。
「射出成型のタイミングが綺麗だね」
「以前よりかはこなれたと思います・・・って、
大原さんですか!?」
後輩は自分の顔をよく知っていたようだ。
無理もない、ここでも舞咲を演じた事があったから
世間で少々人気をまとわれるのは仕方なく。
そんな彼も同類で、気兼ねなくコミュニケーションの
きっかけを得るのに時間はかからなかった。
今回は彼の持ち花がテーマとなる。
フジ、高所に垂れ下がるように咲く薄紫色の花弁で、
日光を好み、春の見物嗜みとしても有名な花。
近所の公園でも座る所の真上の天井に蔓性の植物を
張り巡らせる請願を受けた事があるけど、
だからとはいえ、やたらと人前で花を見せびらかす
わけにはいかなかった。
理由は単にまだまだ偏見をもたれるから。
身体より花を見せる者などどこかしこにもいる世界だが、
縁をもたない者がそこかしこいるのにもかかわらず、
この校内でお構いなしに舞咲を披露していた。
しかし、見た通り普通の新体操選手なわけもなく、
ルール違反ヨロシクに花を打ち出して
点数稼ぎなどアピールできるはずがない。
もちろん、試合や大会のためにそうしているわけでなく、
彼はこの花をパフォーマンスの一部として扱い、
将来の催しのために練習をしていた。
サーカス団もすでに雅也を知っていて入団許可の
リザーブを受けているようだ。
細かいところを省略してトントン拍子に話は進む。
「あの柳碧町に住んでいるんですね」
「そうだよ、大学寮やアパートも選んだけど、
家の方で色々あって通学してるんだ」
「そんな人が俺なんかに目をかけてくれて光栄です。
町内で一番の豪花って箕佐紀君も言ってました」
「べ、別に大手を振れる程じゃないけど。
突然体から出てきたものだから、反応しちゃって。
見たところ、宙吊りしていたのはフジだけど、
開花でサーカスをしようとしてるんでしょ?」
「そうです、俺にとってはこの花だけが取り柄でして。
祐麻先輩はフジを開花できるんですか?」
「できるよ、ブドウ程じゃないけど一応――」
「な、ならば俺を指導してくれませんかッ!?
俺の花をもっと鍛えてほしいんですッ!」
「え!?」
フジの咲かせ方を頼まれた。
新体操を舞咲に組み込ませるためには、
もっと違和感なくスムーズに出したいらしい。
当然、自分は新体操を習っているわけじゃないから
フジの花をどう咲かせるかという内容になるが。
「僕は新体操はできないよ?
見たところ、君は普通にフジを咲かせているけど、
まだ不都合な部分があるの?」
「実は・・・最近、思うように体が運べない時が」
「運べない?」
「射出後に何やら違和感があるんです。
逆さ状態から観客がいる前方へ向きたい時に、
体がすんなりといかなくて」
「舞花を終えた後?
射出ね・・・型と念が決まっているならあんまり
問題はないと思うけど、スパッとシャッと」
「かまいませんッ、もっと格好良く先輩ならではの
スパシャッとした舞咲を伝授して下さい!!」
深々と頭を45度以下に下げて頼み込まれる。
箕佐紀とはまた違う熱血性ある後輩。
思えば、いつの時代でもお願いを受けている感じだ。
花が呼んでいる・・・というわけではないものの、
どことなく翠の接線が表れてゆく様な気がする。
押し気味な推しでOKの流れに向かう。
顧問の先生も大いに同意して抵抗なく迎えてくれる。
という訳で、しばらくの間彼を協力する事になった。
(フジの花か・・・)
自分は廊下で額に手を当てる。
宙にぶら下がる花で飯を食べるなんて発想がまた珍妙で、
社会の中にある一現象に言葉より口を失いがちだ。
こんな共通点もあるのかと、これから協力する結末が
どうなるのかほとんど知りようにない。
花と曲芸という接点についてあまり状況を理解していない
自分はある意味未知の分野に足を踏み入れようとした。
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