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第六章:奪われた王冠に、炎の誓いを――動乱の王都で少女は革命を選ぶ
第99話:絶望の波、決意の声
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船は洞窟を抜け、セリナたちはセルペンティナへ向かっていた。セルペンティナから王都までは運河が通じており、そこに入れば一直線だ。何事もなければよいのだが。
甲板には、セリナとラブリーがいた。三日の旅とはいえ娯楽は少なく、時間がゆっくり流れる。ときおり、二人はこうして世間話をする。
「いいのかい? あんたもあの男が好きだろ? 二人きりにさせて、今頃盛り上がっているかもよ?」
「マオウさんは、そんなことをしません。今、レン君は一番つらい時です。誰かがそばにいなければ壊れてしまうほど、危ういんです。セリナは、わがままを言うべきではありません」
「大人ね、セリナちゃん。気に入った。あんな男を捨てて、いっそあたいの弟にしない? あいつ、こう見えて今は海賊王よ? 将来性ありあり」
「気持ちだけ、受け取っておきます。セリナは、あの日から――マオウさんを手放さないと誓いましたから」
「健気ねぇ」
その時、ナマズが慌てて駆け込んできた。
「ねえちゃん! 前に、人が崖から海に飛び込んでいる!」
「夏の水遊びじゃなさそうね……ったく、任せときな! 海の女帝の華麗な泳ぎ、ご覧あれ!」
ラブリーは即座に海へ飛び込んだ。半分人魚の血を引く彼女に、水中はまったくの無風だ。……メイクは溶けるけど。
「おっと、いい男発見……顔は好みだけど、もう少し幼い方がよかったな」
ラブリーは危機一髪のところで青年を救い出し、船へ引き上げた。セリナがその顔を見て、驚いた声をあげる。
「……シエノ様!」
その青年はクセリオス・ヴェスカリア公爵の息子、シエノ・ヴェスカリアである。
*
シエノは海水を飲んでいたらしく、ラブリーが簡単な蘇生措置を施した。
「若い男って、いいわね……」
「ねえちゃん、息を吹き込むのは“吸う”じゃなくて“吐く”だよ」
蘇生措置だから……セーフです、マリさんも理解してくれるはずだ、とセリナは思った。
やがて、シエノは水を吐き、ゆっくりと意識を取り戻した。
「……僕は死んだのでしょうか……なぜか目の前に、悪魔のような顔の女性が……」
「それは、メイクが崩れたねえちゃんだよ」
体力を取り戻したシエノは、自身が海へ身を投げた理由を語った。
「僕は罪人です。父は反乱を起こし、国を盗んだ大罪を犯しました。そして王にさえ、その手をかけようとしている。僕には父を止める力はない。だから、死で償うしかありません」
シエノはクセリオスの息子でありながら、彼が持っている権力はかなり限られている。今もセルペンティナへ追放されたのも同然だ。彼は父と違って優しい心を持っているが、同じく無力でもある。愛した女すら守れないほどに。
「マリさんは、どうなりますか?」
セリナは珍しく厳しい声で問いかけた。
「僕は彼女を幸せにすることができません。僕と一緒にいると、彼女は不幸になるだけです」
「そんな勝手なこと、言わないでください!」
鋭い音が響く。シエノは熱くなった頬を手で触れ、自分が引っぱたかれたことに気づいた。それも、あのセリナに。
「マリさんは、あの屋敷でいっぱい酷いことを経験しました。でも、あなたと一緒に居たいから、ずっと我慢してきたんです。今も、シエノ様と一緒になれるために商会を建て、知らない帝国まで行って、二人の未来のために頑張っているんです。そんなマリさんを置いて一人で楽になるなんて、セリナは許しません!」
「マリが、そこまで……彼女らしいですね。僕にとって彼女は太陽のような人でした。僕がすることを理解してくれて、僕と共に前へ進もうとしてくれる。僕には勿体ないほどの人です。……まだ、会いたいですね。彼女と」
「……きっと、会えますよ……」
そう言うセリナの体が震え、涙がこぼれ落ちた。
それは自分の感情か、マリのためか、それすら分からなくなるほど、胸が苦しかった。
「はは、僕がビンタされたのに、あなたが泣いてどうするんですか。セリナさん。あなたと知り合えてよかったです。僕も王都へ向かいます。……たとえ剣が振るえなくても、僕の言葉と立場で、何かを変えるかもしれない。僕も、マリさんみたいに、もう一度頑張りたい」
こうして、王都へ向かう船員がもう一人、増えた。
*
一方、少し前の王都では――
学校の廃校に反対する生徒も、もちろんいた。
その代表が、近年グラナールから入学したダス。
彼は一つの木箱をかつての学園正門の前に置き、そこに立って演説を始めた。
「カズキ王のおかげで、我々、底辺にいるはずの者たちにも未来がありました。
しかし、逆賊クセリオス・ヴェスカリア公爵がそれを我が手から奪い取った。
――今日、皆さんに伝えなければならないのは、一つの“事実”です。
昨日まで、私たちの学び舎だったこの学校が――貴族の“別荘”に変わろうとしている。
王都の子どもたちの未来を育んできた場所が、権力者の“飾り”に変わる。
この愚行を、どうか皆さん、黙って見過ごさないでください。
俺たちは、王国王立学園の生徒である前に、この国の“未来”そのもの。
私たちが知るべきは、剣の扱いだけではない。魔法だけでもない。
学問です。歴史です。真実を見抜く目を、そして間違いを正す勇気を。
それを教えてくれたのは――カズキ王陛下だった。
異世界から来たというだけで、彼の歩みを軽んじることはできない。
彼はこの国を、力ある者だけのものではなく、すべての人の国にしようとした。
貴族に生まれなければ夢も語れない。
学費を払えなければ教室にも入れない。
そんな時代を、彼は変えようとしたんだ。
俺たちがここに集えたのは――カズキ王のおかげなんだ!
そして今、クセリオス公爵がなにをしているか。
王と妃を投獄し、王子と姫を罪人として指名手配し、
さらにはこの学校すら奪い取り、民を“愚民”と呼び捨てて笑っている!
――それで、いいんですか?
今、声を上げなければ。
今、立ち上がらなければ。
俺たちは、黙って“この国の未来”を差し出すことになる。
俺たちは、学ぶ権利を失い、
夢を見ることを禁じられ、
自由に問うことさえできなくなる。
それは、もう“人間”として生きているとは言わない。
剣を取れとは言わない。
だが、声を上げよう。
一緒に立ち上がろう。
教室を守るために。
この国を、私たちの手で守るために!
王の改革を、“希望”だと信じたなら――
今こそ、それを“行動”で証明しよう!
静かに押しつぶされる未来より、
今、燃えるような抗議を!
生徒諸君――
立ち上がれ!!」
彼の演説は、多くの学生や教師の心を打ち、王都における“学生による抗議運動”の火蓋が切って落とされた。
甲板には、セリナとラブリーがいた。三日の旅とはいえ娯楽は少なく、時間がゆっくり流れる。ときおり、二人はこうして世間話をする。
「いいのかい? あんたもあの男が好きだろ? 二人きりにさせて、今頃盛り上がっているかもよ?」
「マオウさんは、そんなことをしません。今、レン君は一番つらい時です。誰かがそばにいなければ壊れてしまうほど、危ういんです。セリナは、わがままを言うべきではありません」
「大人ね、セリナちゃん。気に入った。あんな男を捨てて、いっそあたいの弟にしない? あいつ、こう見えて今は海賊王よ? 将来性ありあり」
「気持ちだけ、受け取っておきます。セリナは、あの日から――マオウさんを手放さないと誓いましたから」
「健気ねぇ」
その時、ナマズが慌てて駆け込んできた。
「ねえちゃん! 前に、人が崖から海に飛び込んでいる!」
「夏の水遊びじゃなさそうね……ったく、任せときな! 海の女帝の華麗な泳ぎ、ご覧あれ!」
ラブリーは即座に海へ飛び込んだ。半分人魚の血を引く彼女に、水中はまったくの無風だ。……メイクは溶けるけど。
「おっと、いい男発見……顔は好みだけど、もう少し幼い方がよかったな」
ラブリーは危機一髪のところで青年を救い出し、船へ引き上げた。セリナがその顔を見て、驚いた声をあげる。
「……シエノ様!」
その青年はクセリオス・ヴェスカリア公爵の息子、シエノ・ヴェスカリアである。
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シエノは海水を飲んでいたらしく、ラブリーが簡単な蘇生措置を施した。
「若い男って、いいわね……」
「ねえちゃん、息を吹き込むのは“吸う”じゃなくて“吐く”だよ」
蘇生措置だから……セーフです、マリさんも理解してくれるはずだ、とセリナは思った。
やがて、シエノは水を吐き、ゆっくりと意識を取り戻した。
「……僕は死んだのでしょうか……なぜか目の前に、悪魔のような顔の女性が……」
「それは、メイクが崩れたねえちゃんだよ」
体力を取り戻したシエノは、自身が海へ身を投げた理由を語った。
「僕は罪人です。父は反乱を起こし、国を盗んだ大罪を犯しました。そして王にさえ、その手をかけようとしている。僕には父を止める力はない。だから、死で償うしかありません」
シエノはクセリオスの息子でありながら、彼が持っている権力はかなり限られている。今もセルペンティナへ追放されたのも同然だ。彼は父と違って優しい心を持っているが、同じく無力でもある。愛した女すら守れないほどに。
「マリさんは、どうなりますか?」
セリナは珍しく厳しい声で問いかけた。
「僕は彼女を幸せにすることができません。僕と一緒にいると、彼女は不幸になるだけです」
「そんな勝手なこと、言わないでください!」
鋭い音が響く。シエノは熱くなった頬を手で触れ、自分が引っぱたかれたことに気づいた。それも、あのセリナに。
「マリさんは、あの屋敷でいっぱい酷いことを経験しました。でも、あなたと一緒に居たいから、ずっと我慢してきたんです。今も、シエノ様と一緒になれるために商会を建て、知らない帝国まで行って、二人の未来のために頑張っているんです。そんなマリさんを置いて一人で楽になるなんて、セリナは許しません!」
「マリが、そこまで……彼女らしいですね。僕にとって彼女は太陽のような人でした。僕がすることを理解してくれて、僕と共に前へ進もうとしてくれる。僕には勿体ないほどの人です。……まだ、会いたいですね。彼女と」
「……きっと、会えますよ……」
そう言うセリナの体が震え、涙がこぼれ落ちた。
それは自分の感情か、マリのためか、それすら分からなくなるほど、胸が苦しかった。
「はは、僕がビンタされたのに、あなたが泣いてどうするんですか。セリナさん。あなたと知り合えてよかったです。僕も王都へ向かいます。……たとえ剣が振るえなくても、僕の言葉と立場で、何かを変えるかもしれない。僕も、マリさんみたいに、もう一度頑張りたい」
こうして、王都へ向かう船員がもう一人、増えた。
*
一方、少し前の王都では――
学校の廃校に反対する生徒も、もちろんいた。
その代表が、近年グラナールから入学したダス。
彼は一つの木箱をかつての学園正門の前に置き、そこに立って演説を始めた。
「カズキ王のおかげで、我々、底辺にいるはずの者たちにも未来がありました。
しかし、逆賊クセリオス・ヴェスカリア公爵がそれを我が手から奪い取った。
――今日、皆さんに伝えなければならないのは、一つの“事実”です。
昨日まで、私たちの学び舎だったこの学校が――貴族の“別荘”に変わろうとしている。
王都の子どもたちの未来を育んできた場所が、権力者の“飾り”に変わる。
この愚行を、どうか皆さん、黙って見過ごさないでください。
俺たちは、王国王立学園の生徒である前に、この国の“未来”そのもの。
私たちが知るべきは、剣の扱いだけではない。魔法だけでもない。
学問です。歴史です。真実を見抜く目を、そして間違いを正す勇気を。
それを教えてくれたのは――カズキ王陛下だった。
異世界から来たというだけで、彼の歩みを軽んじることはできない。
彼はこの国を、力ある者だけのものではなく、すべての人の国にしようとした。
貴族に生まれなければ夢も語れない。
学費を払えなければ教室にも入れない。
そんな時代を、彼は変えようとしたんだ。
俺たちがここに集えたのは――カズキ王のおかげなんだ!
そして今、クセリオス公爵がなにをしているか。
王と妃を投獄し、王子と姫を罪人として指名手配し、
さらにはこの学校すら奪い取り、民を“愚民”と呼び捨てて笑っている!
――それで、いいんですか?
今、声を上げなければ。
今、立ち上がらなければ。
俺たちは、黙って“この国の未来”を差し出すことになる。
俺たちは、学ぶ権利を失い、
夢を見ることを禁じられ、
自由に問うことさえできなくなる。
それは、もう“人間”として生きているとは言わない。
剣を取れとは言わない。
だが、声を上げよう。
一緒に立ち上がろう。
教室を守るために。
この国を、私たちの手で守るために!
王の改革を、“希望”だと信じたなら――
今こそ、それを“行動”で証明しよう!
静かに押しつぶされる未来より、
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