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「……成程。シオンが兄上の知っているその人物であるならば、そんな恐ろしい事をやりかねないと──。」
「指輪の反応もイマイチだから、そうだとは言い切れないけど……でもそれは、あの体が光魔法の使い手だからだと思う。俺が転生者であったように、シオンも転生者である可能性が──。その事に早く気付いてれば、ジュリアスが生徒会執行部の一員になる前に引き留められたのに。不甲斐ないお兄ちゃでごめん‥…!」
「いえ。このゲームの世界を良く知る者であるなら、どんな手を使っても俺を生徒会に入れていたはず……。こうなった以上は、今の立場をとことん利用してやります。兄上……俺が寮に入るのは、シオンの悪事の証拠を掴む為です。」
「証拠……?」
「学園内は教師の目がありますからね……彼もそう迂闊なことは出来ませんが、寮となれば……うっかりとボロを出すかもしれません。」
「ジュリアス……俺、ジュリアスが強い事はよく知ってる。でも、ジュリアスには魔力がないから……魔力を使いシオンに何かされたら、太刀打ちできないんじゃ……。いくらその胸に聖剣を宿してるって言っても、俺は心配で──」
「ならば兄上……俺に、あなたの魔力を分けて下さい。」
「分けるって……まさか……?」
「魔力を持たぬ者が、魔力を得るには……魔力を持つ者と交わるのが一番です。でも俺は……魔力が目的で、あなたのその身体を抱きたくはありません。ですがその身を貫かずとも、魔力を貰う事はできるでしょう?」
た、確かにそれは、授業で習ったけど……。
涙とか、血とか……それから──。
ジュリアスは、真っ赤な顔をした俺に深く口づけた。
「んンッ……ンァ……ハッ……!」
ジュリアの舌が、俺の舌に絡んで……!
こんな深いキス、初めてだ……。
あ……ダメ、そんな所まで、舐めないで……。
上あごを舐められれば、そのあまりの気持ち良さに、俺の背中はゾクリと震え、頭に痺れが走った。
「ッ……んんッ……!も、くるし……ジュリア、ス……!」
「ハアッ……あに、うえ……。すみません……余りの気持ち良さに。夢中になってしまって。」
ジュリアスが俺から身を放し……俺と彼を結んでいた唾液が、プツリと切れた──。
「ン……へい、き……。」
すると俺の口の端から、飲みきれなかった唾液が垂れ……それを見たジュリアスは、ペロリとそれを舐め取った。
「ンッ……!」
「あなたの魔力は、一滴たりとも無駄にはしません。兄上……今日はご無理を言って、申し訳ありませんでした。」
頭を下げ離れて行くジュリアスに、俺は何だか寂しさを覚え……思わずその腕を掴むと、彼をじっと見た。
「無理じゃない。ね、ジュリアス。俺……まだあげられるよ?まだ……出せる。」
「あ、兄上……でも、それは。」
「だって、暫くジュリアスは居なくなっちゃうから……!その前に……俺、もう少しだけジュリアスに触れたい……ううん、触れて欲しいんだ!」
「あなたという人は……本当に──!」
※※※
「あッ──!?」
ジュリアスは俺をベッドに押し倒すと……俺に一つキスを落とした、
そして、その唇はやがて首筋へ……更に胸の飾りへと移って行く。
「あッ…ジュ、ジュリアス……ンァッ……!」
「兄上は、ここも感じるのですね……何て可愛らしい。」
ジュリアスは、優しく舐めていた俺の乳首を、カリッと甘噛みした。
「やぁッ──!」
そして片方の手で乳首を弄ると、もう片方の手は俺の緩く勃ち上がったソレにそっと触れた。
「あぁッ……!」
ジュリアスは、クチュクチュと優しくソレに刺激を与える。
そしてその動きは次第に激しく、そして強い刺激へと変わって行った。
「あ、あぁッ……ダメだ……もう、イッちゃう……!」
「兄上……出すのなら、どうぞこちらへ。」
そう言ってジュリアスは、俺のソレをパクリと口に含んだ。
「あ……そんなッ、すわな、で……あ、ああぁッ──!」
余りの気持ち良さに、俺はビクリと体を震わせ熱い熱を放つと……俺の放ったソレを、ジュリアスは瑞々しい果汁を味わうかの様にコク、コクと飲みこんだ。
「あ……俺、ジュリアスに……魔力、一杯あげられた?」
「えぇ……あなたの魔力が、俺の中を満たしている。あなたは心だけでなく、その魔力まで温かいんですね。」
「ん……でも、俺の魔力は、闇の……。」
「そうですが……私にはそう感じるのです。そしてその魔力が……俺の中にある聖剣の力と、混じり合って行くのを感じます。もしかしたらあなたには……闇の魔力だけでなく、本来は在るはずのない聖なる力も備わっているのかもしれませんね。」
「お、れに、そんな力が……?」
もしそうなら、俺はどうしてそんな力を手にしたのかな……?
何か、きっかけが……あぁ、駄目だ……分からない。
もう頭がボーっとして……あんまり考えられないよ──。
「今日は沢山魔力を貰ってしまいましたから、お疲れでしょう?どうぞ、もうお休みに。」
「う……ん。ジュリアス……お願い。どうかシオンに……あの子に、惑わされないで──。」
「えぇ。きっと大丈夫……あなたの魔力が、愛が、俺を守ってくれます。」
ジュリアスに優しく頭を撫でられ、俺は眠りの世界に旅立った──。
「指輪の反応もイマイチだから、そうだとは言い切れないけど……でもそれは、あの体が光魔法の使い手だからだと思う。俺が転生者であったように、シオンも転生者である可能性が──。その事に早く気付いてれば、ジュリアスが生徒会執行部の一員になる前に引き留められたのに。不甲斐ないお兄ちゃでごめん‥…!」
「いえ。このゲームの世界を良く知る者であるなら、どんな手を使っても俺を生徒会に入れていたはず……。こうなった以上は、今の立場をとことん利用してやります。兄上……俺が寮に入るのは、シオンの悪事の証拠を掴む為です。」
「証拠……?」
「学園内は教師の目がありますからね……彼もそう迂闊なことは出来ませんが、寮となれば……うっかりとボロを出すかもしれません。」
「ジュリアス……俺、ジュリアスが強い事はよく知ってる。でも、ジュリアスには魔力がないから……魔力を使いシオンに何かされたら、太刀打ちできないんじゃ……。いくらその胸に聖剣を宿してるって言っても、俺は心配で──」
「ならば兄上……俺に、あなたの魔力を分けて下さい。」
「分けるって……まさか……?」
「魔力を持たぬ者が、魔力を得るには……魔力を持つ者と交わるのが一番です。でも俺は……魔力が目的で、あなたのその身体を抱きたくはありません。ですがその身を貫かずとも、魔力を貰う事はできるでしょう?」
た、確かにそれは、授業で習ったけど……。
涙とか、血とか……それから──。
ジュリアスは、真っ赤な顔をした俺に深く口づけた。
「んンッ……ンァ……ハッ……!」
ジュリアの舌が、俺の舌に絡んで……!
こんな深いキス、初めてだ……。
あ……ダメ、そんな所まで、舐めないで……。
上あごを舐められれば、そのあまりの気持ち良さに、俺の背中はゾクリと震え、頭に痺れが走った。
「ッ……んんッ……!も、くるし……ジュリア、ス……!」
「ハアッ……あに、うえ……。すみません……余りの気持ち良さに。夢中になってしまって。」
ジュリアスが俺から身を放し……俺と彼を結んでいた唾液が、プツリと切れた──。
「ン……へい、き……。」
すると俺の口の端から、飲みきれなかった唾液が垂れ……それを見たジュリアスは、ペロリとそれを舐め取った。
「ンッ……!」
「あなたの魔力は、一滴たりとも無駄にはしません。兄上……今日はご無理を言って、申し訳ありませんでした。」
頭を下げ離れて行くジュリアスに、俺は何だか寂しさを覚え……思わずその腕を掴むと、彼をじっと見た。
「無理じゃない。ね、ジュリアス。俺……まだあげられるよ?まだ……出せる。」
「あ、兄上……でも、それは。」
「だって、暫くジュリアスは居なくなっちゃうから……!その前に……俺、もう少しだけジュリアスに触れたい……ううん、触れて欲しいんだ!」
「あなたという人は……本当に──!」
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「あッ──!?」
ジュリアスは俺をベッドに押し倒すと……俺に一つキスを落とした、
そして、その唇はやがて首筋へ……更に胸の飾りへと移って行く。
「あッ…ジュ、ジュリアス……ンァッ……!」
「兄上は、ここも感じるのですね……何て可愛らしい。」
ジュリアスは、優しく舐めていた俺の乳首を、カリッと甘噛みした。
「やぁッ──!」
そして片方の手で乳首を弄ると、もう片方の手は俺の緩く勃ち上がったソレにそっと触れた。
「あぁッ……!」
ジュリアスは、クチュクチュと優しくソレに刺激を与える。
そしてその動きは次第に激しく、そして強い刺激へと変わって行った。
「あ、あぁッ……ダメだ……もう、イッちゃう……!」
「兄上……出すのなら、どうぞこちらへ。」
そう言ってジュリアスは、俺のソレをパクリと口に含んだ。
「あ……そんなッ、すわな、で……あ、ああぁッ──!」
余りの気持ち良さに、俺はビクリと体を震わせ熱い熱を放つと……俺の放ったソレを、ジュリアスは瑞々しい果汁を味わうかの様にコク、コクと飲みこんだ。
「あ……俺、ジュリアスに……魔力、一杯あげられた?」
「えぇ……あなたの魔力が、俺の中を満たしている。あなたは心だけでなく、その魔力まで温かいんですね。」
「ん……でも、俺の魔力は、闇の……。」
「そうですが……私にはそう感じるのです。そしてその魔力が……俺の中にある聖剣の力と、混じり合って行くのを感じます。もしかしたらあなたには……闇の魔力だけでなく、本来は在るはずのない聖なる力も備わっているのかもしれませんね。」
「お、れに、そんな力が……?」
もしそうなら、俺はどうしてそんな力を手にしたのかな……?
何か、きっかけが……あぁ、駄目だ……分からない。
もう頭がボーっとして……あんまり考えられないよ──。
「今日は沢山魔力を貰ってしまいましたから、お疲れでしょう?どうぞ、もうお休みに。」
「う……ん。ジュリアス……お願い。どうかシオンに……あの子に、惑わされないで──。」
「えぇ。きっと大丈夫……あなたの魔力が、愛が、俺を守ってくれます。」
ジュリアスに優しく頭を撫でられ、俺は眠りの世界に旅立った──。
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