海洞窟

お粥定食

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8.対面

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夜も更け女性は自身の部屋で考え事をしながら、書類整理を行っていた。
女性(早く片付けて、眠りにつきたいわ。)
その時、部屋の中の電話が鳴り響いた。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリッ!
女性(誰かしら?こんな夜更けに?)
女性「はい、渚と申します。えっ叔母さん!久しぶりっどうしたの?こんな夜更けに?」
帆奈「渚ごめんねこんな時間に電話を掛けてあんたと話がしたい人がいるんだ。代わっていいかい?」
渚「別にいいけど。」
帆奈「じゃあ、代わるよ。」
海羅「もしもし、君が渚ていう姪っ子さんですか?」
渚「ええそうですけど。えっその声は海羅!?」
渚は素っ頓狂な声を上げた。

渚は清良の王宮で召使いをしていて、よく海羅の食事を用意していて海羅の身体から精液を流し落とす作業をしながら海羅の話し相手になり海羅に恋心を抱くようになっていった。
渚「…よくご無事で。」
渚はしどろもどろで海羅に安否を尋ねる。
海羅「その海玉の事だけどその話は本当かい?」
渚「私は断片的にしか聞いた事がないけど清良様の大臣達が話しているのを偶然聞いただけで詳しい事は分からないの。ごめんなさい力になれなくて。」
渚は申し訳なさそうに海羅に謝罪の言葉を述べた。
海羅「いや、君が謝る必要はないよ。ただちょっと君に協力してほしいことがあるんだ。」
渚「協力してほしい事?」
海羅は渚に自身の計画を打ち明けた。

計画決行日
海羅は渚に自身の魂にしまってある海玉を取り出してみせた。
渚「一体どうなっているの!?」
海羅「私の先祖が昔から持っている海玉の守り方だよ。」
渚「この海玉をどう使うんですの?」
海羅は一呼吸置いてこう言った。
海羅「それは私の命と引き換えにこの海の全ての汚れを浄化するんだ。」
渚は言葉を失った。
渚「嫌、そんな貴方がいなくなったら私はどうすればいいの?」
渚は泣きじゃくりながら海羅に訴える。
渚「私を迎えに行くんじゃなかったの?あれは嘘だったの?」
海羅「嘘じゃない。ただ状況が変わったんだ。私の一族である海洋族が命の危機にさらされているんだ。民を守るのは長である私の役目であり先祖代々から続く掟なんだ。」
渚「それしか方法はないの?」
海羅は迷ったように目を泳がせ渚にこう言った。
海羅「渚、大丈夫だ。上手く行けば私は何とか生きて帰る必ず君の下に戻ってくるから。」
渚「約束よ。必ず私の下に戻ってきて。」
海羅は渚に約束をして、海の中に海玉を持ったまま、深い海の底に潜っていった。

数カ月後地球の海の浄化は成功し、地球は再び海の幸を食す事が出来るようになったが、一人だけ渚は浜辺にぽつんと座って一人涙を流していた。
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