死体標本

お粥定食

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2.装飾

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女主人は青年の整った口に紅を差し終え、青年を姿見の前まで腕を引いて案内する。
女主人「さあ、これが今の貴方の姿よ。」
まるでお人形のようにフリルの付いた丈の長いドレスを着せられ、白皙のような白い肌に頬紅が塗られ、唇はまるで柘榴のように真っ赤に熟れた紅が差されていた。
青年は自身のその姿を直視して、顔を歪ませるのを女主人は見逃さなかった。
青年(この人は一体誰だ?)
青年が疑問に思ったのもつかの間、女主人は青年の耳元で囁いた。
女主人「これも貴方様が私の寵愛を受け入れなかった罰ですよ。」
青年の頭はすっかりほとんどの記憶が抜け落ちて、眼の前の女性が何者なのか分からなかった。

池のほとりで、女主人は女装させた青年の死体を服越しで弄んでいる。
女主人「どうですか?自身の身体を弄ばれる感覚は?何も出来ないのがもどかしいでしょう?」
青年は眼の前の女性に止めるよう、口を開こうとしたが口は動かなかった。
それを見た女主人は青年の顎を捉え、青年の口を奪い自身の舌を青年の舌に絡ませた。
チュップックチュッムチュッ、ニュチュピチュッ。
青年はむせそうになり、女主人から口を離そうと身体を後ろに動かそうとしたが、ビクともせず女主人にされるがままになっている。
やがて、女主人は青年から口を解放した。
女主人「では、早速たっぷりと愛してあげます。」
女主人は青年を押し倒し、青年のショーツをずらし自身のペニスバンドを突き立てる。
青年(ひっぐっううっ!)
メリメリと後孔に無理矢理ペニスバンドをねじ込まれ、青年は眼の前が真っ白になり目をパチパチと瞬いた。
女主人「どうです?痛いでしょう?これは私を裏切った罰です。」
ギシギシと激しく女主人は青年の腰を掴みながら、出し挿れを繰り返す。
対して青年は痛みに身悶えながら、目から大粒の涙を流す。
女主人「貞操を奪われるのはおつらいでしょう?何せ死ぬ前はリアン様と愛し合っていたのですから。」
青年はリアンという名前を聞いて、女主人に質問をした。
青年「リアンサン、ハドウナッタ?」
女主人「どうなったのでしょうね?それよりも今の私からの愛の営みに集中してください。」
女主人は更に腰を青年に打ち付ける。

ガシャガシャと鎖が擦れる音が真夜中の中庭に響き渡り、青年は四つん這いで女主人の後についていく。
女主人「夜の散歩は気持ち良いですね。」
女主人の問に青年は何も答えられなかった。
女主人「すねているのですか?無理矢理貞操を奪われて、でも貴方が私に初めてをくれなかったのが悪いのですよ。」
青年は女主人にこんな質問をした。
青年「ハジメテ?」
女主人「貴方の下のお口の事よ。」
女主人はバイブのスイッチを強に上げながら、青年に言い放った。
青年「アッフッウッウウ!」
青年はその場で喘ぎ声を出しながら、悶えた。
女主人「苦しんで下さい、これも私を裏切った罰ですよ。」
女主人は歪んだ笑みを青年に向けながら告げた。
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