死体標本

お粥定食

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4·探索

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あれ以来青年は激しい快楽の波に自身の身体を苛まれていたが、貞操帯を身に着けさせられていたので自慰をする事も出来ずに一人苦しんで朝を迎えた。
青年「ハア、ハア。」
青年はまだ自身の身体で疼いている熱に身を震わせている。
その時、青年のいる部屋に女主人が入って来た。
ガチャッ。
ギイイイ。
女主人「おはようございます。どうですか?ご気分はその様子だと何処か具合でも悪いのですか?」
女主人は口元に笑みを浮かべながら、棺の蓋の鍵を開け、青年の貞操帯の鍵を開け外してみた。
既に青年の秘処は蜜液で溢れシーツの上を濡らしている。
青年「ハア、ハアオネガイ、ヒトリニシテ。」
青年は涙ながらに女主人に懇願をするが女主人は青年の後孔に自身の指を挿入し、ぐりぐりと青年の孔の中を愛液と共に掻き回す。
青年「アッアンヤメテッ!」
青年は喘ぎ声を上げながら、女主人に懇願したが、青年の静止など気にも止めずに更に指の速度を速めた。
グチュヌチュックチュッニュチュッピュチュッ。
淫らな水音が部屋の中に響き渡り、青年の真珠のように滑らかできめ細やかな肌に浮かぶ静脈は青々と青年が呼吸をするたびに強調せんばかりに色づいている。
女主人「男なのに女のように身体を弄ばれて感じているなんて男として恥知らずではないのですか?」
女主人は青年の前立腺を更に指で一点に攻め抜き、青年を絶頂に導く。
青年「アッアアッ!」
ドピュッ!
青年の鈴口から濃い白濁液が噴出した。
女主人「ほら、見て下さい。これが貴方様が排出した精液ですよ。
こんなふしだらな事で貴方様はイッタのですよ。」
女主人は青年の精液をすくい取り、それを青年の口の中にねじ込んだ。
青年「ヴッッ!」
青年は途端にまるでヨーグルトが腐ったような甘酸っぱく生臭い香りと味が広がり、青年は嗚咽を漏らした。
青年「オッオエッ!」
涙目で口の中の悪臭を放つ液体を吐き出そうとする中で女主人は青年の口を塞ぎ込み、青年に対してこんな事を言い放った。
女主人「残さずそのまま飲み込んで下さいね。」
青年は目を見開き、女主人の顔を驚愕の眼差しで見つめた。
この自身の身体から出てきた刺激臭を放つ物をこの女主人は飲み込めと言っているのだ。
青年は首を横に触ろうとしたが、女主人は有無を言わさぬように青年の頭を上に上げた。
その途端に青年の口の中の精液が、一気に青年の喉の奥を流れていった。
青年「オッオッウッグウッ!」
青年は吐こうとするが、何故か女主人の手を振りほどけなかった。
女主人「飲み込んでください。これが貴方への私からの罰ですよ。」
青年は全ての精液を飲み込んだ。


青年「ゼエ、ゼエ。」
青年はまた女主人に貞操帯を着けさせられて、バイブの振動に身を焦がしていた。
青年「ナントカシテココヲダッシュツシナイト。」
青年は棺の中から辺りをキョロキョロと見回してみた。
その時、青年の視界にあるものが見えた。
青年「ロックピックダッ!」
何と青年の目にはロックピック一式が戸棚の上に置いてある。
しかし、ロックピックはかなりの距離に置いてあり、どうやっても青年の手には届かなかった。
青年(イッタイドウスレバイインダロウ?)
青年が悩んでいると、不意にロックピックが動いた気がした。
青年「ン?」
青年はそのロックピックに意識を集中させた。
その途端ロックピックが宙に浮かんだ。
青年「イッタイコノチカラハ!?」
しかし、不意に意識が途切れてしまうとロックピックは下に落ちてしまい、青年はロックピックに意識を集中させ、自身の元に持ってくるようにした。
カチリッ
青年は何とかロックピックを力を使って自身の棺の鍵穴を開けて、棺の外に出る事に成功した。
青年(ハヤクココカラデヨウ。)
青年は棺から出ると、直ちに部屋の扉の所まで来て、内側から鍵を開けた。
それからの行動は屋敷の中を手探りで探索した。幸いその日は屋敷のメイド達は少なくて、何とか青年は屋敷の出入り口の扉の前まで来た。
青年(ヤットココカラデラレル。)
しかし扉の鍵は二重構造になっていて、用意には開かなかった。
青年「カギガヒツヨウ?」
青年は2つの鍵を手に入れるべく、女主人の部屋に向かう。
青年は女主人の部屋で鍵を手に入れるべく、女主人の部屋の前まで来ていた。
青年「コレハ?」
女主人の部屋の扉には何やら4つの絵が描かれていて、その錠前には番号が入力できるようになっていた。
青年「タカ、ツキ、タイヨウ、フルート。」
青年は忘れないように頭の中で繰り返し4つのプレートを反芻している。
メイド「誰かいるの?」
メイドの声がして、直ちに青年は物陰に隠れる。
青年は頭の中で考えを巡らせながら、息を殺してメイドが立ち去るのを待つ。
メイド「気のせいかしら?」
メイドは疑問に思いながら、スタスタとその場を去っていった。
青年は素早く、屋敷の壁に設置されている案内図を見て、今の自分の現在地を確認する。
青年「ココカラマッスグイッタサキニエノマガアル。」
絵の間に青年の求めている錠前の暗証番号がある気がして、直ぐ様物音を立てずに足早に絵の間に青年は向かった。

絵の間にて
その部屋には沢山の絵画が所狭しと並んで飾ってある部屋であの鷹と月とフルートの絵画もあった。
青年「エットドコニスウジガアルンダロウ?」
青年は鷹の絵の額縁の裏をひっくり返すと裏には1と書かれている。
青年「アッタ!」
続けて青年は1と5の数字を見つけたが、太陽の数字だけは見つからなかった。
青年「ドコダロウタイヨウノエハ?」
その時、青年は天井から差し込む窓の日に照らされた床を見つけた。
青年は思い切って日に照らされた床の板を剥がしてみると、
青年「ンッ?」
何と剥がした床板の裏には2と書かれた数字が発見された。

そのパスワードで青年は女主人の部屋に入り込んだ。
女主人の部屋は小綺麗に整頓されていて、何処か花のような芳香が漂っている。
青年「クビワノカギハナイカナ?」
青年が部屋の中を物色していると、花壇の下に置いてある鍵を見つけた。
青年「コレカナ?」
しかし、鍵穴は首輪に全くはまらず、何処の鍵かと青年は部屋の中を探っている時。
青年「!」
部屋の隅に蝶番の着いた本棚を発見した青年は本棚を動かし、そこの扉の鍵穴にさっきの鍵を差して回した。
ガチャッ。
何と目線の先には地下に続く、階段がある。



コツ、コツ、コツ、コツ、コツ。
明かりのない地下通路を青年は降りていく。
青年「コノサキニハナニガアルンダロウ?」
やがて、扉の前に青年は辿り着いた。
小さな鍵を鍵穴にはめ、青年は扉を開ける。
ガチャッ
ギイイイイイイイッ。
女主人の地下室には所狭しと青年の写真と地図がびっしりと貼られていた。
青年「ナッ!?ナニコレハ!?」
その異様な光景に青年は愕然としたが、眼の前にキラリと
光る物を見つけた。
青年「カギダ!」
青年は棚の上に置いてあった3つの鍵を手に取り、首輪の鍵穴にはめてみたら。
ガチャリッ!
首輪が音を立てて外れた。 
青年は首輪が外れた束の間、直ぐに屋敷を出る為地下室を出た。
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