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本編(不定期更新中)
38. お身体、洗いまーす… ♪
しおりを挟むぴちゃん…と水滴がはねた。
あったたかい湯気が視界をくもらせる。
少年は薄く開けた目にシャンプーが染みてすぐに目を閉じる。
風呂椅子に腰掛けた少年の背後で跪いた男がわしゃわしゃと少年の髪を長い指でかき混ぜた。
心地良い力加減で頭皮をマッサージされて恐怖心や緊張がゆるゆる溶けていく。
グイグイと耳の裏まで洗われて気持ち良さに少年はウットリとした。
「かゆいところはございませんか~…?ふふ…」
「ご、ございません…」
楽しそうに美容師ゴッコをする男はグイっと少年の顔を仰向けるとシャワーで白い泡をすすいでゆく。その際顔にかからないようにオデコを小指の腹でおさえていた。
熱いくらいの水流に柔らかい泡が流れていく。
完全に髪をすすぎ終えるとその大きな手は顔を包んで、お湯で熱くなった手で少年の顔をぬぐった。
シャンプーで染みた目も男の親指が目頭から目尻に沿って撫でた。
「…っぷあ……」
綺麗に洗われて少年は目を開いた。顔は仰向けられたままなので覗き込んでいた男と目が合う。
慈愛に満ちた優しい眼差しに見下ろされて、お湯の温かさにとろりと溶けた心が脈打つ。
心なしかいつもより血色の良い男の唇から目が離せなくなった。
ポトリ…と男から水滴が落ちてきて、少年の唇ではねた。
(うっ…ち、ちゅー…したい…)
このまま両手で顔を固定されなす術もなくあの厚みのある舌で口の中をめちゃくちゃにかき混ぜられて、たっぷりと唾液を注がれたかった。
教えられたばかりの、それが、したい。
しかし少年のその小さな欲望は叶えられる事なく、男の手は離れていった。
次に男が手にしたのはボディソープだった。
直接手に出すと少年に見せつけるように両手でその白い粘液をこねた。ネタネタと男の掌に広がって少し泡だった。
「身体も綺麗にしよーね」
「…!?…っ…ふ…」
充分に手に広げられひちゃりと少年の肌に張り付いた。少し冷たいそれを男の手がゆったりと塗り広げていく。
ヌルヌルと摩擦を無くしたソープが肌の上を滑り、2人の体温を吸って熱くなっていく。
大きな手がいつも以上の密着度を持って少年の赤く染まった全身を撫で回す。
ー…ヌルヌル、ねちゃ…クチュクチュ…
少年は大きな口の中で舐られている感覚になった。
「んっ…んっ…」
足の先から首までくまなくぬるる…と動く。
全身を愛撫するが立ち上がった突起には男は触らない。
小さくプチッと尖ったピンクの乳首も、健気に震える少年の陰茎も男のヌルついた手に潰されるのを今か今かと待っている。
でもするりと避けていく。
男の指が焦らすように乳輪の周りをくるくる撫でた。
「はぁっ…」
「んふ」
上向く少年の性器にはイタズラするように泡をチョンと乗せられた。
それだけの微かな刺激で少年は身体をビクンッと揺れてしまった。
「んっ…!あっ…!!」
「ふふ…きれい、きれい…」
男の手は片方は全身をあやしながら、もう片方は少年の勃起した欲望を根本から指先で撫で上げる。指と性器の間に泡を挟むような微かな触りかたは更なる欲求を高鳴らせるだけだった。
もどかしい刺激で少年は身を捩る。
腰が男の手をねだって前後に動いた。
(も、もっと…激しく、さわられたいッ…!)
「はぁはぁ…」
「どうしたの?宇多君。今きれいきれいにしてるんだよ?」
「…ッ…あ…さ、さわって…」
「ふふ~ん?…全身触ってるけど?」
「うっ……む、胸と…し、下…」
「胸は今洗ってるよぉ。…ああ!膝裏はまだだったねー…」
するんと男の手が少年の股間を離れて膝裏をくすぐる。
少年はそれにさえビクビクと身体を揺らしたが、そうでは無かった。
「ち、ちが…くてっ!…ち、ちくび…」
「乳首と?」
「………ち、チンコ!!…さわって…」
恥ずかしさに頭をくらくらさせながらも欲望に染まった頭は少年の口から欲求を吐き出させた。
真っ赤に染まった顔で男を伺うようにチラリと見上げる。
男の顔は楽しそうに嗤って目を歪ませていた。
その視線を受けて少年はドキドキと胸が鼓動し勃ち上がった性器が更にくんっと硬くなってそり返った。
(あっ…あっ…あっ…)
「そうだね。大事な所もちゃーんと綺麗にしなくっちゃねー」
「ふっ…んっ…」
「おちんちん、きれいきれいしようか…」
「あっ!?」
男の緩く握られた拳の輪っかに、少年の性器の先端がひちゃりと当てられた。
それがゆっくりと下に降りていく。
ぬくんっと手の輪に性器が挿入される。
「ひぁっ!」
握られた指の凹凸に擦り付けるように手が下ろされる。
男のつくった穴に完全に少年の性器が沈むと揉むように優しく指が動く。ボディソープの滑りも合間った挿入感と快感で少年はすぐにでも射精しそうだった。
胸の突起を焦らしていた指もキュウッ…くりくり…と潰したりこねたり摘んだり…口から喘ぎ声が止まらなくなった。
「ひっ!はっ!んっ!…っ…あ、あっ!」
「きれーい、きれーい」
(き、気持ちいい…っ!)
「宇多君。僕の手は2本しかないから…もう片方の乳首は自分で洗ってね」
「…!?」
(じ、しぶんで…)
男に促されて我慢できず少年は自身で乳首に触れた。
「ふふ…」
「ふぁ…気持ちいいっ…!あっ…で、出ちゃうっ…」
洗うと言う名目で男の手は容赦なく動き、ボディソープを泡立たせる。その可愛らしい幹だけではなく、陰嚢も足の間もヌルヌルと擦った。
「…ああ、大丈夫な所洗い忘れてた」
「ふっ…うっ…あっ…ぁ…?」
乳首を洗っていた男の指が離れ、少年の尻奥に滑り込んだ。ヌルル…とした指が硬く締まった穴に触れる。
「!?」
敏感な粘膜を探られて少年は身体を揺らす。ヌルヌル滑る指はキュッと締まったそこにほんの少しだけ埋まった。
それが面白かったのか男の指がつぽつぽとその動きを繰り返す。
「あ…!?…あぁっ!?…んぁっ!?」
「ちょっと中まできれいにしよーね」
「だ、ダメっ…!?…き、汚い…!!からっ…」
「ん~?だからきれいにするんだよ?」
「ダメッ!だ、だめぇっ…あっ!?」
未知の感覚に目を白黒させていた少年だったが、塗り込まれたヌルヌルで男の指が少し緩んだ肛門の輪っかの中にヌルんと沈んだ。瞬間。
少年の性器から勢いよく白い粘液が射精された。
「あ"っ!?あっ!あッ~……ッ…!!!」
「はい、きれいになりましたー」
射精の快感に身を揺らす少年から男は未練なくパッと両手を離し、シャワーをかける。
イっている最中にその刺激は強く感じ、更にビクビクと身体が痙攣した。
(ひっ…ひん…)
痙攣が落ち着き、今度は脱力感からグッタリと男に寄りかかった。力が入らない。くんにゃり背後に懐いてしまう。
そうしてふとその背中に熱く硬いモノが当たる事に少年は気がついた。
(…っ!?!?こ、これは)
「ごめんね。今日はそういうつもりは無かったけど宇多君が可愛くて……僕も勃っちゃった」
「……」
その言葉に脳が痺れて、少年は生唾を飲み込んだ。
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