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覚醒
しおりを挟む西暦500年 悪魔軍が人間界に進行を開始
502年 人類は悪魔軍に対して次々と降伏
505年 人類が反撃にでる
勇者を筆頭に悪魔軍に進撃
506年 勇者が魔王を封印したが、直後に
他の悪魔に殺される
しかし魔王というリーダーがなくな
った悪魔達は魔界に身を潜め人類の
勝利
教師A ここテストに出るぞ!
よーし、時間もちょうどいいくらいだな
今日はこれで授業終わり!
みんな帰りの支度をしろー!
クラス ガヤガヤ
生徒A 先生さよならー
教師A おう じゃなー
主人公 よし そろそろ帰るかな
はぁ なんて退屈な毎日だ
本当にあったかもわかんない歴史の授業
なんてやる価値あんの?
てか先生達も信じてないでしょ
主人公 なんて言えるわけないよなー
幼馴染 何ぶつぶつ言ってんのー?
主人公 あ?幼馴染かー なに?
幼馴染 うわー 何面倒くさそーにしてんのよー
主人公 それだよ それ その言い方だ
幼馴染 そんなことばっか言ってると今日の夕食
作ってあげないよ!
主人公 あー 悪かった 悪かった
幼馴染 ふーん それでよーし
幼馴染の両親は幼馴染が小さい頃に山に行ったきり帰ってこない
だから俺のとこにいわば 居候みたいな形で住んでる
まあ俺の家っていっても俺の親もいないんだけどな
俺の親も山に行ったきり戻ってこない
村のやつらは山には悪魔が住んでおるとか言ってるけど悪魔とか信じてるやつは気が知れん
だがそのおかげで俺は大体のことは1人でできるようになった
まぁ料理は昔から出来なかったが…
何故か分からないが生まれた時から運動神経だけは良かった
そのおかげで村で体をつかうバイトとかでも稼げたりする
主人公 そろそろ帰ろうぜ
幼馴染 うん!
- 家
幼馴染 カレー作りたいのにジャガイモが足りな
い!
主人公 いらねーよ ジャガイモとか熱くて食え
んわ
幼馴染 いいの! カレーにはジャガイモがない
とダメなの!
主人公 へいへい
んでどーすんの?
山まで取りに行くにしろもう夜だぞ?
俺たちの家は山のふもとにある
しかも、俺たちの村はなぜか作物が全くと言っていいほど育たない
そして、あのいわくつきの山にしか、作物は育たない
だから、俺たちの村は昼に限り、山に5人体制で作物を育て、そして収穫しに行くのだ
幼馴染 んー でももう夜だよ?
夜に行って村の人にみつかるのもヤバイ
しー
主人公 じゃー ジャガイモなくてもいいだろー
幼馴染 それはいやなのー!
本当は駄目だけど…
一緒に行かない…?
主人公 うっ…!
俺は昔から幼馴染の上目遣いにはイチコロなのだ
主人公 はぁー 見つかってもしらねーぞ
最悪の事態はお前を置いてでも逃げる
幼馴染 そんなこと言ってー
いっつも助けてくれるくせにー
主人公 は、早く行くぞ!
幼馴染 はーい
こうして俺たちは夜の山へ出かけた
幼馴染 やっぱり夜の山は寒いねー
主人公 そだな
さっさとジャガイモとって帰ろうぜー
幼馴染 よーし着い…た…?
そこには体調2メートルいやもっとあるだろうか
まさしく [ 悪魔 ] と呼んでもいい化物が畑の野菜
を食い散らかしていた
主人公 な…なんだ
あいつ…!?
幼馴染 ……
幼馴染は固まっている
このままではまずい
気付かれる前に逃げなければ!
主人公 幼馴染!逃げるぞ!
幼馴染 う…うん!
幼馴染 ギシッ!
幼馴染が木を踏んでしまった
主人公 やばい…!
化物 ヴォォォォォオ!!!!
その化物は、叫び声をあげ、こちらに襲いかかってきた
主人公 逃げるぞ!!!
幼馴染 うん!
だが、化物は走る俺たちに向けて大岩を、投げつけてきた
人間2人などたやすく潰してしまえるサイズのやつをだ
主人公 [ まずい… このままだと2人とも死ぬ…
幼馴染だけでも!]
主人公 幼馴染 … じゃあな…
俺は恐怖で固まっている幼馴染を思いっきり大岩の当たる圏外まで投げた
ドゴーン!!!!
幼馴染 主人公!!!!
化物 ヴォォォォォオ!!!!!
そして化物は残った幼馴染のもとへ走っていく
幼馴染 助けて!!
その瞬間、ついさっき化物が投げた大岩の中から
ドス黒いオーラのようなものが、滲み出てきた
そしてそのオーラは化物を、攻撃した
主人公 ここは…どこだ?
俺は大岩が投げられた瞬間どこか懐かしいような
だけど何も分からないそんな場所にいた
謎の声 怖がる必要はありません
主人公 誰だ!?
謎の声 わたしは---です
俺にはそのとき聞き取れなかった
謎の声 あぁそうですか まだ、あなたには少し
早かったようですね
謎の声 ですが貴方にはいま試練が迫っていま
す
主人公 試練?
試練ってなんだよ!
てかここどこだよ!?
というか俺は何を…
あっ!?
あの化物!!?
どうなったんだ!あの化物は!?
謎の声 そんなに一気に質問されても困ります
謎の声 まず一つだけ…貴方には試練を乗り越
える力があります
謎の声 今はその力を使うときです
そう 代々貴方の家系に流れてきた
その尊き力を…
主人公 はぁ?尊き力?
意味わかんねーよ!
はやく幼馴染を助けに行かないと!
謎の声 大丈夫です
貴方に眠る力を少しだけ解放しまし
た…
さあ、お行きなさい…
そして急に視界が明るくなった
主人公 うっ…
戻れたのか…?
幼馴染 主人公!!
主人公 幼馴染!無事だったか!
幼馴染 主人公! 後ろに化物が!!
主人公 なにっ!?
化物 ヴォォォォォオ!!!!
化物は俺の腹を思いっきり蹴り上げた
主人公 ぐはあっ!?
そして化物は幼馴染の方へ向かっていった
幼馴染 主人公!!!
主人公 やめろぉぉぉお!!!!!
その瞬間俺の右腕は黒く光沢のある人間の腕とは思えないものに変貌した
主人公 うぉぉぉぉお!!!
そして俺は思いっきり化物の腹にパンチをいれた
パンチを入れた瞬間、ついワンパァァァァァアンチ!!!と叫びたくなったのは秘密である
だがワンパンチと言っても過言ではない威力のパンチであった
化物 ヴォォォォォォォォォォ…
化物は先程までの耳が壊れそうになる程の叫び声ではなく静かに消えていった
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