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第5話 迫り来る恐怖-4
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3 決戦の始まり
「早く、皆、逃げろ!」背広姿の男が必死で叫んでいる。
次に、ビルの中から大勢の男女が血相を変えて走り出てきた。彼らはそのまま道路に沿って一目散に駆けだす。さらに目の前の道でも、数珠なりの車列がどこまでも続き、騒音と混乱で収拾がつかない状況に陥っていた。人々が車でも逃げようとしたせいで渋滞を招いたのだ。中には諦めて車を乗り捨てる人もいた。
ここは市の中心街。どうやら多くの市民が慌てふためき逃げ惑っている様子。……たが、それも当然のこと。何故なら、ビル上のオーロラビジョンや街角のテレビ、携帯など諸々の画面に、あの仮面の顔が映しだされ、来るべき大惨事に向けて避難警告を発していたからだ。
「みなさーん、早く逃げてくださいね。後52分で商業施設スカイタワーに高性能爆薬を仕込んだミサイルを撃ち込みますよ。そうね、スカイタワーから直径1000メートルは離れないと、でも2000メートルの方がいいわね」
とうとう、破壊と壊滅をもたらす魔王の始動……
弾頭ミサイルの攻撃が開始されようとしていた!
ちょうどその頃、警察庁内部の特別室では、多くの幹部が集まり対策を練っていた。
「どうなっている、ミサイル攻撃とはとんでもない」と長官が怒鳴った。
「残り50分しか猶予がありません。警官総出で、市民を早急に非難させている状況です」そこに局長の声が飛ぶ。
「今放送している被疑者の警告は、どこが流している?」続いて次長も訊いた。
「それは、各メディアが自主的にやっている模様です」
「しかし、何故もっと早く気づかなかったんだ」
「あまりにも突然だったんです。精鋭チームを派遣させ連絡を待っていた訳ですが、彼らの報告を受けた後、即座に発射予告を仕掛かけられました」とそんな押し問答が聞こえてきた。
そうする中、長官が事の次第を一から整理させるために一声を上げた。
「その厳鬼とかいう族は何を企んで、ミサイルを発射させようとしている? しかも、本当に通常弾なのだろうな」と。
対して局長が答える。
「それが、よく分からないのです……ただ、金銭の要求や声明もないことから考えて、やはり爆薬で商業地を破壊する目的かと思われます」
「商業地を破壊する?」それを聞いては、長官も不審そうに聞き返した。
するとここで局長は、「この件につきましては、署長からご説明させていただきます」とすぐに身を引き、署長へと繋いだ。「では署長、お願いします」
それを受けて署長の方が話し出す。
「ええ、問題の厳鬼ですが、以前逮捕した鬼頭厳造の甥と言っていました。ところが、こちらの調べではどうも違うみたいでして、全てある男の関与があったのではないかと疑われます。ええ、その男というのは金光権郎、58歳、頃田牟市民です。つまり結論から申し上げれば、金光の指示で厳鬼が動いているのではないかということです」
「金光? 何者だ?」
「ええ、表向きは実業家。ですが自警団と称する者たちの隠蔽で正体を見破るのに時間がかかりまして、漸く裏では闇賭博、ヤクの売買等に手を染めている容疑者と判明しました。それと、警察の手が回らないように画策もしていまして、内の署の井上と田中から警察内部の情報を得ていました。馬鹿な2人は小銭欲しさに情報を洩らしていたんです! 差し当たって2人は停職処分にしておきました」
「うーん、それは問題だな。早速、内々に引き締めてかからんといかんな……。だがその男、金光は死んだのではなかったのか? それに厳鬼と金光が繋がっているという話も、少しおかしくないか。私が聞いたところによれば、厳鬼は最初から金光をトラックごと爆破するつもりだったとのこと?」と次長も声を上げる。
「いえ、死体も上がっていませんから、たぶんまだ生きていると思われます。トラックの爆破の時、厳鬼と金光が、我々を欺くために何かトリックを仕組んだに違いありません。その証拠に海から回収した車体を調べましたら、運転席から荷台への通路らしい穴も見つかりました。それなら、どうして大掛かりな偽装をしたのかですが、金光は最近トラブルがありまして、自分の存在を消したかったのではないか、そう思える節も見受けられまして、そのせいではないかと……。ただ、はっきりと断定はできません。他に理由があるのかもしれませんが、とりあえず今も調査を続行中です」
「まあいい。で、厳鬼と金光が繋がっているという根拠は?」ここで長官が、話を元に戻した。
「はい、金光は22年前、1人息子を事故で亡くしています。その後、すぐに離婚し、何故か養子をもらっています。その養子というのが金光冬雄、現在の年齢は27歳です。ところが、今は所在が分かりません。近所の訊き込みでは10年以上前に欧州に留学したという話です。つまり我々の結論としましては、その冬雄こそが厳鬼ではないかと睨んでいるのです」
「うむ、それで金光の息子が何故商業地を噴き飛ばす?」
「ええ、そこがまた不可解なところでして。まあ1つの仮定を考えるなら、市の中心地を更地にして、金光が何か施設、例えばカジノ? などを建設するつもりでいたのかもしれません」
「何だと、たかが遊技施設を造るためにミサイルを使って市民の命を危険にさらし資産をも消滅させるというのか? 普通の神経では考えられん。何というイカれた男なんだ」と次長が怒りを顕にする。
「そう、そこが私も一番腑に落ちないところなんです。いくら己の欲とはいえ、一般の市民レベルが弾道ミサイルを手に入れて町を破壊しようとすること自体、納得がいきません。奴が単独で計画したとは到底考え辛い。こんなことができるのは、大規模な組織か、あるいは国家が絡んでいるとしか思えない。たぶん金光の背後に得体の知れない者がいるのではないかと考えている訳です」と署長が答えた。
そこに、不意の緊急電話の知らせが入った。すぐさま最高責任者である長官が席を外し対応に向かう。その間に次長が会議の指揮を執った。
「しかしこの金光が、今回と違って姿を消すことなく、もし本当に商業地を破壊できたとしてだ、その後の身の振り方をどうするつもりだったのだろうな。事件の容疑者になった時点で、のん気にしていられるとでも思っていたのかね?」
「それも……この件を証明できるのは、金光と厳鬼しかいません。もし厳鬼が消えれば、後は全て厳鬼の所業と金光は主張したはずです。起訴に持ち込めるか難しい話ですし、それどころか市の復興に協力する名目でカジノを建設すれば、金光は市の英雄です。もう誰も責めることはできなくなる」
「なるほど、完璧に計算尽くなのだな。……それで、これからどう対策を講じるつもりだね」
「はい、先発のチームの連絡から細事まで把握できました。より一層の精鋭チームを向かわせていますので、必ずや発射を阻止すると思われます」と言って、署長が地図を広げ、「ええ、衛星写真からミサイルは中島のほぼ中央の廃屋に据えつけられ、ここから発射されるでしょう」と説明しだした。
「ミサイルの種類は何ですか?」興味深そうに局長も訊いた。
「スカッド弾道ミサイルです。推定命中精度50メートル、射程は500キロメートル、着弾まで約7分」と署長が言った時、戻ってくる長官の姿があった。ただ、その顔には浮かない表情が見えていた。そしてその予想に違わず、彼らにとって苦渋の選択と思えることを彼は伝えた。
「今、総理から電話があった。自衛隊の迎撃ミサイルを積んだイージス艦やPAC3が間に合わないそうだ。その代わりとして、戦闘機なら使えるらしい。発射前を狙えば、何とか弾道ミサイルを爆破できそうだ……」
だが、署長はその声を聞くなり血相を変えて、
「待ってください! もし戦闘機で爆破したら弾道弾が破裂しますよ。被害は甚大で島にいる人間は全員死にます! 私の部下たちも今、潜入しているのですから」到底承服できないと返答したのだ。
すると、長官は苦々しい顔で続けた。
「それは理解している……が、最終的には使うしかないだろう。その時は覚悟を決めてくれ!」
その言葉には荘厳さが感じられた。としても、明らかに疑問の余地もあった。警官たちの命がかかっているのだから……
それでも署長としては決定を下さなければならなかった。そのため、長官の顔を直視した後、
「はい、分かり、ました!?……」と目を伏せがちに答えたのであった。
「早く、皆、逃げろ!」背広姿の男が必死で叫んでいる。
次に、ビルの中から大勢の男女が血相を変えて走り出てきた。彼らはそのまま道路に沿って一目散に駆けだす。さらに目の前の道でも、数珠なりの車列がどこまでも続き、騒音と混乱で収拾がつかない状況に陥っていた。人々が車でも逃げようとしたせいで渋滞を招いたのだ。中には諦めて車を乗り捨てる人もいた。
ここは市の中心街。どうやら多くの市民が慌てふためき逃げ惑っている様子。……たが、それも当然のこと。何故なら、ビル上のオーロラビジョンや街角のテレビ、携帯など諸々の画面に、あの仮面の顔が映しだされ、来るべき大惨事に向けて避難警告を発していたからだ。
「みなさーん、早く逃げてくださいね。後52分で商業施設スカイタワーに高性能爆薬を仕込んだミサイルを撃ち込みますよ。そうね、スカイタワーから直径1000メートルは離れないと、でも2000メートルの方がいいわね」
とうとう、破壊と壊滅をもたらす魔王の始動……
弾頭ミサイルの攻撃が開始されようとしていた!
ちょうどその頃、警察庁内部の特別室では、多くの幹部が集まり対策を練っていた。
「どうなっている、ミサイル攻撃とはとんでもない」と長官が怒鳴った。
「残り50分しか猶予がありません。警官総出で、市民を早急に非難させている状況です」そこに局長の声が飛ぶ。
「今放送している被疑者の警告は、どこが流している?」続いて次長も訊いた。
「それは、各メディアが自主的にやっている模様です」
「しかし、何故もっと早く気づかなかったんだ」
「あまりにも突然だったんです。精鋭チームを派遣させ連絡を待っていた訳ですが、彼らの報告を受けた後、即座に発射予告を仕掛かけられました」とそんな押し問答が聞こえてきた。
そうする中、長官が事の次第を一から整理させるために一声を上げた。
「その厳鬼とかいう族は何を企んで、ミサイルを発射させようとしている? しかも、本当に通常弾なのだろうな」と。
対して局長が答える。
「それが、よく分からないのです……ただ、金銭の要求や声明もないことから考えて、やはり爆薬で商業地を破壊する目的かと思われます」
「商業地を破壊する?」それを聞いては、長官も不審そうに聞き返した。
するとここで局長は、「この件につきましては、署長からご説明させていただきます」とすぐに身を引き、署長へと繋いだ。「では署長、お願いします」
それを受けて署長の方が話し出す。
「ええ、問題の厳鬼ですが、以前逮捕した鬼頭厳造の甥と言っていました。ところが、こちらの調べではどうも違うみたいでして、全てある男の関与があったのではないかと疑われます。ええ、その男というのは金光権郎、58歳、頃田牟市民です。つまり結論から申し上げれば、金光の指示で厳鬼が動いているのではないかということです」
「金光? 何者だ?」
「ええ、表向きは実業家。ですが自警団と称する者たちの隠蔽で正体を見破るのに時間がかかりまして、漸く裏では闇賭博、ヤクの売買等に手を染めている容疑者と判明しました。それと、警察の手が回らないように画策もしていまして、内の署の井上と田中から警察内部の情報を得ていました。馬鹿な2人は小銭欲しさに情報を洩らしていたんです! 差し当たって2人は停職処分にしておきました」
「うーん、それは問題だな。早速、内々に引き締めてかからんといかんな……。だがその男、金光は死んだのではなかったのか? それに厳鬼と金光が繋がっているという話も、少しおかしくないか。私が聞いたところによれば、厳鬼は最初から金光をトラックごと爆破するつもりだったとのこと?」と次長も声を上げる。
「いえ、死体も上がっていませんから、たぶんまだ生きていると思われます。トラックの爆破の時、厳鬼と金光が、我々を欺くために何かトリックを仕組んだに違いありません。その証拠に海から回収した車体を調べましたら、運転席から荷台への通路らしい穴も見つかりました。それなら、どうして大掛かりな偽装をしたのかですが、金光は最近トラブルがありまして、自分の存在を消したかったのではないか、そう思える節も見受けられまして、そのせいではないかと……。ただ、はっきりと断定はできません。他に理由があるのかもしれませんが、とりあえず今も調査を続行中です」
「まあいい。で、厳鬼と金光が繋がっているという根拠は?」ここで長官が、話を元に戻した。
「はい、金光は22年前、1人息子を事故で亡くしています。その後、すぐに離婚し、何故か養子をもらっています。その養子というのが金光冬雄、現在の年齢は27歳です。ところが、今は所在が分かりません。近所の訊き込みでは10年以上前に欧州に留学したという話です。つまり我々の結論としましては、その冬雄こそが厳鬼ではないかと睨んでいるのです」
「うむ、それで金光の息子が何故商業地を噴き飛ばす?」
「ええ、そこがまた不可解なところでして。まあ1つの仮定を考えるなら、市の中心地を更地にして、金光が何か施設、例えばカジノ? などを建設するつもりでいたのかもしれません」
「何だと、たかが遊技施設を造るためにミサイルを使って市民の命を危険にさらし資産をも消滅させるというのか? 普通の神経では考えられん。何というイカれた男なんだ」と次長が怒りを顕にする。
「そう、そこが私も一番腑に落ちないところなんです。いくら己の欲とはいえ、一般の市民レベルが弾道ミサイルを手に入れて町を破壊しようとすること自体、納得がいきません。奴が単独で計画したとは到底考え辛い。こんなことができるのは、大規模な組織か、あるいは国家が絡んでいるとしか思えない。たぶん金光の背後に得体の知れない者がいるのではないかと考えている訳です」と署長が答えた。
そこに、不意の緊急電話の知らせが入った。すぐさま最高責任者である長官が席を外し対応に向かう。その間に次長が会議の指揮を執った。
「しかしこの金光が、今回と違って姿を消すことなく、もし本当に商業地を破壊できたとしてだ、その後の身の振り方をどうするつもりだったのだろうな。事件の容疑者になった時点で、のん気にしていられるとでも思っていたのかね?」
「それも……この件を証明できるのは、金光と厳鬼しかいません。もし厳鬼が消えれば、後は全て厳鬼の所業と金光は主張したはずです。起訴に持ち込めるか難しい話ですし、それどころか市の復興に協力する名目でカジノを建設すれば、金光は市の英雄です。もう誰も責めることはできなくなる」
「なるほど、完璧に計算尽くなのだな。……それで、これからどう対策を講じるつもりだね」
「はい、先発のチームの連絡から細事まで把握できました。より一層の精鋭チームを向かわせていますので、必ずや発射を阻止すると思われます」と言って、署長が地図を広げ、「ええ、衛星写真からミサイルは中島のほぼ中央の廃屋に据えつけられ、ここから発射されるでしょう」と説明しだした。
「ミサイルの種類は何ですか?」興味深そうに局長も訊いた。
「スカッド弾道ミサイルです。推定命中精度50メートル、射程は500キロメートル、着弾まで約7分」と署長が言った時、戻ってくる長官の姿があった。ただ、その顔には浮かない表情が見えていた。そしてその予想に違わず、彼らにとって苦渋の選択と思えることを彼は伝えた。
「今、総理から電話があった。自衛隊の迎撃ミサイルを積んだイージス艦やPAC3が間に合わないそうだ。その代わりとして、戦闘機なら使えるらしい。発射前を狙えば、何とか弾道ミサイルを爆破できそうだ……」
だが、署長はその声を聞くなり血相を変えて、
「待ってください! もし戦闘機で爆破したら弾道弾が破裂しますよ。被害は甚大で島にいる人間は全員死にます! 私の部下たちも今、潜入しているのですから」到底承服できないと返答したのだ。
すると、長官は苦々しい顔で続けた。
「それは理解している……が、最終的には使うしかないだろう。その時は覚悟を決めてくれ!」
その言葉には荘厳さが感じられた。としても、明らかに疑問の余地もあった。警官たちの命がかかっているのだから……
それでも署長としては決定を下さなければならなかった。そのため、長官の顔を直視した後、
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