patchyX-パッチークロス-

鈴木流(すずき ながれ)

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【第1世・そうだ、神様になろう】

対となるもの

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 世の中は対となるものばかりで構築されているのを知っているだろうか。

 右があれば左もあり、上もあれば下もある。北と南、光と闇、天と地、山と海、白と黒、好きと嫌い、悪いと善い、走ると歩く、高いと低い、創ると壊す、登ると降りる…エトセトラ。
 例を上げていくとキリがないほど、この世界は対となるもので溢れている。

 ではつまり、表もあれば裏もあるということ。

 だから聞きたい。この世界が、この次元が『表』とするならば、『裏』の世界は存在するのだろうか?
 それが本当に存在したとして、それを誰が何でどう証明できるというのだろうか。天才が数式や科学で仮説は立てることができても、「目に見えるものがすべて」のこの現代で、裏の世界を証明できるものは現時点では存在しない。

 では、証明できなければ「本当に裏の世界がある」のかも怪しいものになってくる。裏の世界なんてそんなものは漫画やゲームの中だけの幻想話かもしれない。本当は実在しないのかもしれない。

 だからさ、ボクは創ることにしたんだ。裏の世界とやらを。

 ボクは神様でも何でもないけれど、他の人より少しだけ頭がいいから、その頭脳を活かしてもうひとつの世界を創ろうと思う。
 それが魔法を幻想的ファンタジーにしてしまい、この世に科学という現実的リアリティーしか残さなかった現代に残された唯一無二の力…、それは『機械』。

 表には裏を。現実世界には仮想世界を。

 平行世界パラレルワールドを…。




 第2世【自殺者の使い方】へ続く
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