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序章と果てしない回想
ろくでもない初陣(二)
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開戦を待つ。遠方に敵軍が見える。敵の配置におかしな点はない。そう、敵の配置には。
味方の陣形は方陣に近い。前衛が中央部隊、右翼部隊、左翼部隊の三つに分かれている。その後ろに本体。さらにその後方に後衛。俺たちのいる親衛隊は前衛の右翼部隊に組み入れられ、その中でも一番中央部隊寄りに位置している。真っ先に矢が飛んでくる、あからさまに殿下を危険に晒す位置だ。どう考えても王族を配置する場所ではない。出征したことで箔を付けさせるつもりなら、最高指揮官の隣か後ろあたりの守りやすい場所に配置するのが普通だろう。あからさますぎて笑えてくるんだが、笑っている場合じゃない。
配置の変更を申し入れたところ、「戦略上その場所に必要な戦力だ」としか返ってこなかった。戦略ではなく政略の間違いだろう。あるいは謀略か計略か。どちらにしても戦いは始まっている感じだ。右手で握手をしながら左手にナイフを隠し持つやり方ではなく、堂々とナイフをちらつかせながら握手を求めてくるわけだが。
そんな緊張が漂う中、二人の部下が不安そうな顔で近寄ってきた。一人は百騎長の中で一番若いロルフ・パウマン。ペングン男爵の次男で、年は俺よりも三つほど上だそうだが、童顔なので俺よりも若く見える。それを気にしているのか、髭を生やして年齢相応に見えるように頑張っているようだ。成功しているとは思えないのが残念だが。
もう一人はメロン男爵の三男ハインツ・ディーボルト。年は三〇前後のようだが、髪をきれいに剃っていて、見た目は厳つい。口数は少ないが信用できる人物で、殿下に対する礼儀は完璧だ。ここまでの行軍の中で、他人と話をしているのをほとんど見たことがなく、常に周辺を警戒している。このハインツは俺を相手にしても返事しか口にしないので、必然的にロルフとばかり話すことになる。
「エルマー殿、我々は本当にこの場所でいいのでしょうか?」
「俺も配置の変更を申し出たんだが、最高指揮官が絶対にここだと仰せでな。一隊長としてはそれ以上は何も言えないわけだ。ヴァーデンを出てからこれまで起きたことを考えれば、なぜ我々がこの位置にいるのか、貴殿らにももう理由は分かるだろう」
「「はい」」
二人の声が揃う。
「我々は命をかけてレオナルト殿下をお守りする。この出征の趨勢など正直なところどうでもいい。だから最も信用できる貴殿らの部隊を一番近くに配置することになった。戦闘が始まったら最高指揮官が何を言おうが無視しろ。もし何か言われたら、俺の指示に従っただけだと言ってはぐらかせ。責任は全て俺が取る。殿下に無事に王都にお戻りいただくことだけを考えて部下に指示を出してくれ」
「承知しました」
「承知」
進軍ラッパが鳴り響くと前衛が前進する。部下たちが俺の命令を素直に聞いてくれるかどうか怪しいが、自分たちがこの位置にいることに、親衛隊の誰もが違和感を感じているだろう。そして俺の指示に従わなければ巻き添えを食らうことも分かっているはずだ。
このまま接近すれば、まずは弓兵による矢の応酬から始まり、そこからさらに近づけば剣と槍で切り込むことになる。まだ敵の左翼部隊までは矢が届かない距離——
「うわっ!」
「押すな!」
いきなり後方から悲鳴が上がった。
「何が起きた?」
「後ろが押してきます」
「後ろから?」
後ろにいた本体が一気にこの戦場になだれ込んできた。それに押されてうちの部隊は前に進まざるをえない。歩兵には矢戦に備えて盾を並べさせ、その合間から矢を射かける準備をしていた。この騒ぎで陣形が乱れたところに敵の矢が集中し、対応しきれないまま乱戦に突入してしまった。
「盾を下げるな! 射貫かれるぞ!」
「弓を捨てろ! 隊列を組み直せ!」
それぞれの指揮官から指示が飛ぶが、そう簡単に立ち直れるものではない。危うく殿下と離れてしまいそうになったが、すぐに見つけ出すことができた。
そのとき、後ろから殿下を狙って矢が飛んできたから剣で叩き落とす。
「殿下、ご無事ですか?」
「すまない、助かった……」
後方に下がろうとしたが、今でも後ろから押されているなら無理だ。それに後ろにいるのは味方だけじゃない。やはり外側へ離脱するしかないか。そちらにも何かあるかもしれないが。
「あそこで押されるとは思わなかった」
「申し訳ありません。私も油断しておりました」
乱戦になってから襲ってくる可能性を考えていたが、自らその形を作るとは。そんな目立つことをするとは……いや、部隊の配置がおかしい時点で考えておくべきだった。
「いや、気にするな。助けられたのはこちらだ。それにしても、前も敵、後ろも敵か。そもそも、敵の矢が最初から全てこちらを向いていた気がしたが、お前はどう見た?」
「敵の右翼以外は最初からこちらを向いていたように思えます」
「……やはりな。内通者がいるどころの話ではなく、明らかに叔父は敵と繋がっている。それなら生きて帰ってやり返さないと、さすがに気が済まないな」
殿下を庇いながらなんとか戦場の外へ向かおうとする。そのときロルフの部隊がこちらに駆けつけてくれた。
「エルマー殿、殿下は?」
「殿下はご無事だ。後ろはどうなった?」
「ハインツ殿とヴァルター殿の部隊が押さえています。今のうちに離脱を」
「殿下、包囲を突破します。私の後ろへ。ロルフは殿下の後ろを頼む」
「はっ」
「二人とも、頼む」
それ以降も明らかにおかしな方向から矢が飛んできたり、所属不明の兵から斬りかかられたり、大公は控えめに言っても殿下を殺しにきていた。それでもどうにかロルフとハインツ、そして百人隊長のヴァルターの部隊を中心にして殿下を守りながら親衛隊を集め直した。それから戦場がどうなったかを気にすることもなく戦場を離れ、殿下をなんとか怪我なく王都までお連れすることに成功した。誰がどう見ても敵前逃亡になるが、そんなことはこの場にいる誰も気にしていなかった。
殿下と共に王都に戻った指揮官は、百騎長が四人と百人隊長が三人。それに騎兵と歩兵が合計で一〇〇〇弱。残り全員が戦死したとは思いたくない。できれば一人でも多く生き残ってほしいと思っている。
部下たちにはあらかじめ「もし異常事態が起きた場合には戦場から離脱して自分の身を守るように」と伝えてある。もちろんそれを口にしたのは俺だから、彼らが戦場から逃げたとされれば、それはすべては俺の責任だ。俺だけが責任を取ればいい。もっとも、この無駄な戦争の結果に関してまで俺の責任を問おうとするようなやつがいるなら、そいつを徹底的に叩きのめすつもりだ。
俺は戦闘狂と呼ばれるほど戦うのが好きなわけではないが、黙って殴られて笑っていられるほどの無抵抗主義者でもない。こちらから喧嘩を売りつけるような真似はしないが、売られた喧嘩は一〇〇倍にして返す。そうすれば二度と喧嘩は売ってこなくなるからだ。中途半端にやり返すと根に持たれるが、徹底的にやれば二度と近寄ってこない。軍学校時代に絡んできた馬鹿貴族の息子たちはそうやって追い払っていた。
そうは言っても大怪我をさせたことは一度もなかった。そんなことをすれば教師たちの心労と雇用が大変なことになりかねない。むしろ馬鹿息子たちの無駄に高いプライドをへし折る方が得意だった。
自分のせいでできた敵も多いとは思うが、勝手に絡んでくる相手に好かれる努力をするよりは、いっそ嫌われた方がやりやすいというのが正直な感想だ。
味方の陣形は方陣に近い。前衛が中央部隊、右翼部隊、左翼部隊の三つに分かれている。その後ろに本体。さらにその後方に後衛。俺たちのいる親衛隊は前衛の右翼部隊に組み入れられ、その中でも一番中央部隊寄りに位置している。真っ先に矢が飛んでくる、あからさまに殿下を危険に晒す位置だ。どう考えても王族を配置する場所ではない。出征したことで箔を付けさせるつもりなら、最高指揮官の隣か後ろあたりの守りやすい場所に配置するのが普通だろう。あからさますぎて笑えてくるんだが、笑っている場合じゃない。
配置の変更を申し入れたところ、「戦略上その場所に必要な戦力だ」としか返ってこなかった。戦略ではなく政略の間違いだろう。あるいは謀略か計略か。どちらにしても戦いは始まっている感じだ。右手で握手をしながら左手にナイフを隠し持つやり方ではなく、堂々とナイフをちらつかせながら握手を求めてくるわけだが。
そんな緊張が漂う中、二人の部下が不安そうな顔で近寄ってきた。一人は百騎長の中で一番若いロルフ・パウマン。ペングン男爵の次男で、年は俺よりも三つほど上だそうだが、童顔なので俺よりも若く見える。それを気にしているのか、髭を生やして年齢相応に見えるように頑張っているようだ。成功しているとは思えないのが残念だが。
もう一人はメロン男爵の三男ハインツ・ディーボルト。年は三〇前後のようだが、髪をきれいに剃っていて、見た目は厳つい。口数は少ないが信用できる人物で、殿下に対する礼儀は完璧だ。ここまでの行軍の中で、他人と話をしているのをほとんど見たことがなく、常に周辺を警戒している。このハインツは俺を相手にしても返事しか口にしないので、必然的にロルフとばかり話すことになる。
「エルマー殿、我々は本当にこの場所でいいのでしょうか?」
「俺も配置の変更を申し出たんだが、最高指揮官が絶対にここだと仰せでな。一隊長としてはそれ以上は何も言えないわけだ。ヴァーデンを出てからこれまで起きたことを考えれば、なぜ我々がこの位置にいるのか、貴殿らにももう理由は分かるだろう」
「「はい」」
二人の声が揃う。
「我々は命をかけてレオナルト殿下をお守りする。この出征の趨勢など正直なところどうでもいい。だから最も信用できる貴殿らの部隊を一番近くに配置することになった。戦闘が始まったら最高指揮官が何を言おうが無視しろ。もし何か言われたら、俺の指示に従っただけだと言ってはぐらかせ。責任は全て俺が取る。殿下に無事に王都にお戻りいただくことだけを考えて部下に指示を出してくれ」
「承知しました」
「承知」
進軍ラッパが鳴り響くと前衛が前進する。部下たちが俺の命令を素直に聞いてくれるかどうか怪しいが、自分たちがこの位置にいることに、親衛隊の誰もが違和感を感じているだろう。そして俺の指示に従わなければ巻き添えを食らうことも分かっているはずだ。
このまま接近すれば、まずは弓兵による矢の応酬から始まり、そこからさらに近づけば剣と槍で切り込むことになる。まだ敵の左翼部隊までは矢が届かない距離——
「うわっ!」
「押すな!」
いきなり後方から悲鳴が上がった。
「何が起きた?」
「後ろが押してきます」
「後ろから?」
後ろにいた本体が一気にこの戦場になだれ込んできた。それに押されてうちの部隊は前に進まざるをえない。歩兵には矢戦に備えて盾を並べさせ、その合間から矢を射かける準備をしていた。この騒ぎで陣形が乱れたところに敵の矢が集中し、対応しきれないまま乱戦に突入してしまった。
「盾を下げるな! 射貫かれるぞ!」
「弓を捨てろ! 隊列を組み直せ!」
それぞれの指揮官から指示が飛ぶが、そう簡単に立ち直れるものではない。危うく殿下と離れてしまいそうになったが、すぐに見つけ出すことができた。
そのとき、後ろから殿下を狙って矢が飛んできたから剣で叩き落とす。
「殿下、ご無事ですか?」
「すまない、助かった……」
後方に下がろうとしたが、今でも後ろから押されているなら無理だ。それに後ろにいるのは味方だけじゃない。やはり外側へ離脱するしかないか。そちらにも何かあるかもしれないが。
「あそこで押されるとは思わなかった」
「申し訳ありません。私も油断しておりました」
乱戦になってから襲ってくる可能性を考えていたが、自らその形を作るとは。そんな目立つことをするとは……いや、部隊の配置がおかしい時点で考えておくべきだった。
「いや、気にするな。助けられたのはこちらだ。それにしても、前も敵、後ろも敵か。そもそも、敵の矢が最初から全てこちらを向いていた気がしたが、お前はどう見た?」
「敵の右翼以外は最初からこちらを向いていたように思えます」
「……やはりな。内通者がいるどころの話ではなく、明らかに叔父は敵と繋がっている。それなら生きて帰ってやり返さないと、さすがに気が済まないな」
殿下を庇いながらなんとか戦場の外へ向かおうとする。そのときロルフの部隊がこちらに駆けつけてくれた。
「エルマー殿、殿下は?」
「殿下はご無事だ。後ろはどうなった?」
「ハインツ殿とヴァルター殿の部隊が押さえています。今のうちに離脱を」
「殿下、包囲を突破します。私の後ろへ。ロルフは殿下の後ろを頼む」
「はっ」
「二人とも、頼む」
それ以降も明らかにおかしな方向から矢が飛んできたり、所属不明の兵から斬りかかられたり、大公は控えめに言っても殿下を殺しにきていた。それでもどうにかロルフとハインツ、そして百人隊長のヴァルターの部隊を中心にして殿下を守りながら親衛隊を集め直した。それから戦場がどうなったかを気にすることもなく戦場を離れ、殿下をなんとか怪我なく王都までお連れすることに成功した。誰がどう見ても敵前逃亡になるが、そんなことはこの場にいる誰も気にしていなかった。
殿下と共に王都に戻った指揮官は、百騎長が四人と百人隊長が三人。それに騎兵と歩兵が合計で一〇〇〇弱。残り全員が戦死したとは思いたくない。できれば一人でも多く生き残ってほしいと思っている。
部下たちにはあらかじめ「もし異常事態が起きた場合には戦場から離脱して自分の身を守るように」と伝えてある。もちろんそれを口にしたのは俺だから、彼らが戦場から逃げたとされれば、それはすべては俺の責任だ。俺だけが責任を取ればいい。もっとも、この無駄な戦争の結果に関してまで俺の責任を問おうとするようなやつがいるなら、そいつを徹底的に叩きのめすつもりだ。
俺は戦闘狂と呼ばれるほど戦うのが好きなわけではないが、黙って殴られて笑っていられるほどの無抵抗主義者でもない。こちらから喧嘩を売りつけるような真似はしないが、売られた喧嘩は一〇〇倍にして返す。そうすれば二度と喧嘩は売ってこなくなるからだ。中途半端にやり返すと根に持たれるが、徹底的にやれば二度と近寄ってこない。軍学校時代に絡んできた馬鹿貴族の息子たちはそうやって追い払っていた。
そうは言っても大怪我をさせたことは一度もなかった。そんなことをすれば教師たちの心労と雇用が大変なことになりかねない。むしろ馬鹿息子たちの無駄に高いプライドをへし折る方が得意だった。
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