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第一章:領主一年目
狩りと事情説明
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昨日はカレンと一緒に狩りの下見を行った。今日から数日は若手を中心に集まって魔獣を狩りに行く。場所は昨日の下見と同じく南の山の裾野だ。俺が初めてやって来たときにはそれほど見かけなかったが、いることはいるようだ。魔獣はいるが、魔物はいないようだな。
魔獣と魔物の境界がどのあたりにあるのかはっきりとは分からないが、野獣が魔物化したものが魔獣だと考えられている。要するに獣が魔獣、それ以外が魔物と一般的には呼ばれるようだ。魔物は人型のものが多く、ゴブリンやオークなどが比較的よく見かけるものだろう。
魔獣は心臓の近くに魔石があることが多く、それも売れば金になる。魔物にも魔石があるが小さいことが多く、それに魔物の肉は不味いから普通は食べない。皮などは素材として重宝されるものもあるらしいが、手足の付いた人型の魔物を解体するのは、正直なところあまり気分が良くない。軍学校時代に授業の一環でやったことはあるが、ほとんどのやつらが吐いていた。女性学生の多くは吐いて漏らして気を失ったくらいだ。そう考えれば魔獣の方がどれだけ扱いやすいか。
このあたりで見かける魔獣だが、熊と猪が多く、たまに狼や鹿が出る。熊はそこまで動きが速くない。猪は突進は危険だが、正面に立たなければいい。狼は毛皮と魔石くらいしか使い道がないな。鹿は大きな枝角を振り回して攻撃してくるが、枝角が重すぎて体勢を崩しやすいので、ボーラという投げ道具で足を狙う。三つに分かれた紐の先に重りが付いたもので、これを振り回して投げ、足に絡ませるものだ。絡むだけではなく、重りがあるので当たり方によっては骨が折れる。対人戦でも効果的だ。
マーロー男爵領との間に通すトンネルの出入り口はこのあたりになる。それならこのあたりに魔獣が多くいるのはあまり好ましくない。昨日はカレンと一緒にここから西のあたりで狩りをしたので、今日は東の方だ。狩り尽くしていなくなればそれはそれで困るんだが、それなりにいるようだ。
「追い込め!」
「そっちに行った」
「よし、来た!」
「はい、お待ち」
魔獣はエクディン準男爵領にいた者ならある程度は慣れている。あのあたりにも熊や猪はいたからだ。だがここのように多くはなく、週に数頭いるかどうかだったので、毎日肉が食べられるわけではなかった。領民たちが食べる物に困らないようにするというのが父と俺の考えだった。それは今も変わらない。
「そっちに行きました」
「よし!」
バキッ!
避けつつ足を狙う。猪は足を折って転がっていく。そうしたらトドメを刺すだけだ。
「さすがエルマー様ですね。一撃で猪の足を叩き折るとは」
「ん? 剣を叩きつければいけるだろう」
「いや、それは見た目は剣ですが……厚さがおかしくないですかい?」
「どれだけ振り回しても折れないようにと注文したが、ただそれだけだぞ」
これは軍学校時代に鍛冶師に特別に作ってもらったものだ。俺が全力で何かを切ろうとすると、剣が折れてしまった。そうならないように常に気をつけていたが折れるときは折れる。だから教師に相談して鍛冶師を紹介してもらった。俺としては剣は折れなければいい。ただただ頑丈な剣を作ってほしい。そう言って作ってもらったのがこの剣だ。
「エルマー様、厚さが幅の半分以上あるものを剣とは呼ばないのでは? 杭ですよ、それは」
「そうですよ。角材に近いじゃないすか」
俺が魔獣を切っていたのは剣ではなく杭だったらしい。
「だが一応刃も付いているし切れるぞ」
「エルマー様くらい腕力があれば、棒で叩いても切れるんじゃないですかい?」
「もう棍棒でいいじゃないですか」
ひどい言われようだが、たしかに殴りつけるのにもよく使ったからな。軍学校ではある教師から「エルマー君の体格なら、剣よりも棍棒の方が向いていると思いますね」と言われたことがある。それならどうして鈍器を使わなかったかというと、前に立ったやつが怖がったからだ。
軍学校では集団対集団の実戦訓練だけではなく、一対一で剣や槍の腕前を披露するが、剣を持ったときはともかく、棍棒を持つと対戦相手が逃げた。一番逃げないのが剣だった。
さすがに自分以外はみんな敵だと開き直っていたわけでもなく、話しかけられれば相手をするようにしていた。だがさすがに授業で俺の顔を見た瞬間に「殺さないでくれ」と言われればあまり気分が良くない。そういうわけで鈍器は封印した。
「折れたら次は棍棒でいいか」
「それ、折れるんですか?」
「カレンなら折れるんじゃないか?」
「なら誰も無理じゃないすか」
そのようなどうでもいい話を交えつつ、三日ほど続けて狩りを行った。一部は燻製にし、一部は塩漬けに、一部は生のまま保存した。冬場は生肉を雪に埋めておけば傷みにくいが、うっかりするとカチコチに凍って調理が大変になる。生肉は[収納]に入れておいて、必要に応じて出すことにしよう。
◆ ◆ ◆
「エルマー殿、もう戻っているとは思いませんでしたよ」
「できる限り早い方がいいと思いましてね。とりあえず生活できる環境だけは整えました」
先日の夜に空が赤かった件の説明と移住が概ね完了した報告をするためにエクセンにあるデニス殿の屋敷にやって来た。
「なるほど、お父上がね……」
「かなり酔ったみたいで、空を飛んで火を吐いたのがこちらから見えたみたいね」
カレンの言葉を聞くと、デニス殿はこめかみに指を当てて「ふむ」と呟いた。
「おそらく大丈夫だろうと思いましたので、こちらに影響はないとみんなには伝えてあります。特にあれから騒ぎにはなっていませんので、まあ大丈夫でしょう」
「最初は抑えられたんですが、さすがに空を飛ばれると……」
「今後はないということなら大丈夫でしょう。あったとしても、事情が分かっていれば説明できますから」
酒場を出て帰ろうとした酔客たちが、山の向こうが赤くなっているのに気付いた。また酒場に戻って山の様子がおかしいと言うと、みんなが外へ出て、そのまま赤く見える空を見ていたそうだ。そうするうちに山の上から火柱が方々に伸びて火球が飛ぶのが見え、慌ててデニス殿のところに報告に来たと。
デニス殿はみんなの話を聞き、俺のところで何かが起きたと思ったらしいが、こちら側は大丈夫だと保証すると言ったらしい。これは信用されているのか諦められているのか微妙なところだな。
「迷惑をかけた分は後日何らかの形で返します。今日伺ったのは火柱の件と、もう一つトンネルの件です」
「そうでした、場所と時期は決めていませんでしたね」
「そのことですが、上から見たところ、この町の中央通りの途中から東に分かれて山に向かう道がありました。あの先が問題ないなら使わせてもらいたいのですが」
「東……ああ、あちらですか。あのあたりは……私が幼い頃は小さな村があったはずですが、父の代のうちにこちらに引っ越して、今は特に何かに使われているわけではありません。どうぞ使ってください」
「ありがとうございます。ではその先をドラゴネットの入り口に繋げます」
「ドラゴネットですか。なるほど」
デニス殿はカレンを見て納得したようだ。
「作業はどちらから進めますか?」
「来月末になったらこちら側から始めさせてもらいます。向こうから始めたとして、方向がずれておかしなところにトンネルが繋がると迷惑でしょう。向こうはまだ町しかありませんので融通が利きます」
「分かりました。では来月末にあの道の先からと伝えておきましょう」
魔獣と魔物の境界がどのあたりにあるのかはっきりとは分からないが、野獣が魔物化したものが魔獣だと考えられている。要するに獣が魔獣、それ以外が魔物と一般的には呼ばれるようだ。魔物は人型のものが多く、ゴブリンやオークなどが比較的よく見かけるものだろう。
魔獣は心臓の近くに魔石があることが多く、それも売れば金になる。魔物にも魔石があるが小さいことが多く、それに魔物の肉は不味いから普通は食べない。皮などは素材として重宝されるものもあるらしいが、手足の付いた人型の魔物を解体するのは、正直なところあまり気分が良くない。軍学校時代に授業の一環でやったことはあるが、ほとんどのやつらが吐いていた。女性学生の多くは吐いて漏らして気を失ったくらいだ。そう考えれば魔獣の方がどれだけ扱いやすいか。
このあたりで見かける魔獣だが、熊と猪が多く、たまに狼や鹿が出る。熊はそこまで動きが速くない。猪は突進は危険だが、正面に立たなければいい。狼は毛皮と魔石くらいしか使い道がないな。鹿は大きな枝角を振り回して攻撃してくるが、枝角が重すぎて体勢を崩しやすいので、ボーラという投げ道具で足を狙う。三つに分かれた紐の先に重りが付いたもので、これを振り回して投げ、足に絡ませるものだ。絡むだけではなく、重りがあるので当たり方によっては骨が折れる。対人戦でも効果的だ。
マーロー男爵領との間に通すトンネルの出入り口はこのあたりになる。それならこのあたりに魔獣が多くいるのはあまり好ましくない。昨日はカレンと一緒にここから西のあたりで狩りをしたので、今日は東の方だ。狩り尽くしていなくなればそれはそれで困るんだが、それなりにいるようだ。
「追い込め!」
「そっちに行った」
「よし、来た!」
「はい、お待ち」
魔獣はエクディン準男爵領にいた者ならある程度は慣れている。あのあたりにも熊や猪はいたからだ。だがここのように多くはなく、週に数頭いるかどうかだったので、毎日肉が食べられるわけではなかった。領民たちが食べる物に困らないようにするというのが父と俺の考えだった。それは今も変わらない。
「そっちに行きました」
「よし!」
バキッ!
避けつつ足を狙う。猪は足を折って転がっていく。そうしたらトドメを刺すだけだ。
「さすがエルマー様ですね。一撃で猪の足を叩き折るとは」
「ん? 剣を叩きつければいけるだろう」
「いや、それは見た目は剣ですが……厚さがおかしくないですかい?」
「どれだけ振り回しても折れないようにと注文したが、ただそれだけだぞ」
これは軍学校時代に鍛冶師に特別に作ってもらったものだ。俺が全力で何かを切ろうとすると、剣が折れてしまった。そうならないように常に気をつけていたが折れるときは折れる。だから教師に相談して鍛冶師を紹介してもらった。俺としては剣は折れなければいい。ただただ頑丈な剣を作ってほしい。そう言って作ってもらったのがこの剣だ。
「エルマー様、厚さが幅の半分以上あるものを剣とは呼ばないのでは? 杭ですよ、それは」
「そうですよ。角材に近いじゃないすか」
俺が魔獣を切っていたのは剣ではなく杭だったらしい。
「だが一応刃も付いているし切れるぞ」
「エルマー様くらい腕力があれば、棒で叩いても切れるんじゃないですかい?」
「もう棍棒でいいじゃないですか」
ひどい言われようだが、たしかに殴りつけるのにもよく使ったからな。軍学校ではある教師から「エルマー君の体格なら、剣よりも棍棒の方が向いていると思いますね」と言われたことがある。それならどうして鈍器を使わなかったかというと、前に立ったやつが怖がったからだ。
軍学校では集団対集団の実戦訓練だけではなく、一対一で剣や槍の腕前を披露するが、剣を持ったときはともかく、棍棒を持つと対戦相手が逃げた。一番逃げないのが剣だった。
さすがに自分以外はみんな敵だと開き直っていたわけでもなく、話しかけられれば相手をするようにしていた。だがさすがに授業で俺の顔を見た瞬間に「殺さないでくれ」と言われればあまり気分が良くない。そういうわけで鈍器は封印した。
「折れたら次は棍棒でいいか」
「それ、折れるんですか?」
「カレンなら折れるんじゃないか?」
「なら誰も無理じゃないすか」
そのようなどうでもいい話を交えつつ、三日ほど続けて狩りを行った。一部は燻製にし、一部は塩漬けに、一部は生のまま保存した。冬場は生肉を雪に埋めておけば傷みにくいが、うっかりするとカチコチに凍って調理が大変になる。生肉は[収納]に入れておいて、必要に応じて出すことにしよう。
◆ ◆ ◆
「エルマー殿、もう戻っているとは思いませんでしたよ」
「できる限り早い方がいいと思いましてね。とりあえず生活できる環境だけは整えました」
先日の夜に空が赤かった件の説明と移住が概ね完了した報告をするためにエクセンにあるデニス殿の屋敷にやって来た。
「なるほど、お父上がね……」
「かなり酔ったみたいで、空を飛んで火を吐いたのがこちらから見えたみたいね」
カレンの言葉を聞くと、デニス殿はこめかみに指を当てて「ふむ」と呟いた。
「おそらく大丈夫だろうと思いましたので、こちらに影響はないとみんなには伝えてあります。特にあれから騒ぎにはなっていませんので、まあ大丈夫でしょう」
「最初は抑えられたんですが、さすがに空を飛ばれると……」
「今後はないということなら大丈夫でしょう。あったとしても、事情が分かっていれば説明できますから」
酒場を出て帰ろうとした酔客たちが、山の向こうが赤くなっているのに気付いた。また酒場に戻って山の様子がおかしいと言うと、みんなが外へ出て、そのまま赤く見える空を見ていたそうだ。そうするうちに山の上から火柱が方々に伸びて火球が飛ぶのが見え、慌ててデニス殿のところに報告に来たと。
デニス殿はみんなの話を聞き、俺のところで何かが起きたと思ったらしいが、こちら側は大丈夫だと保証すると言ったらしい。これは信用されているのか諦められているのか微妙なところだな。
「迷惑をかけた分は後日何らかの形で返します。今日伺ったのは火柱の件と、もう一つトンネルの件です」
「そうでした、場所と時期は決めていませんでしたね」
「そのことですが、上から見たところ、この町の中央通りの途中から東に分かれて山に向かう道がありました。あの先が問題ないなら使わせてもらいたいのですが」
「東……ああ、あちらですか。あのあたりは……私が幼い頃は小さな村があったはずですが、父の代のうちにこちらに引っ越して、今は特に何かに使われているわけではありません。どうぞ使ってください」
「ありがとうございます。ではその先をドラゴネットの入り口に繋げます」
「ドラゴネットですか。なるほど」
デニス殿はカレンを見て納得したようだ。
「作業はどちらから進めますか?」
「来月末になったらこちら側から始めさせてもらいます。向こうから始めたとして、方向がずれておかしなところにトンネルが繋がると迷惑でしょう。向こうはまだ町しかありませんので融通が利きます」
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