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第三章:領主二年目第二部
サン=エステルにて(七):晩餐会
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「大使殿、うちの娘は今宵の夜空に浮かぶ佳月のごとく淑やかでしてな。その美しさは近隣の貴族からも求められるほどです。偉丈夫な大使殿と並べば、誰もが羨むほど収まりがいいこと疑いありませんな」
「娘はちょうどこの時期の紅鏡のように明るい性格でして、男爵殿の周りを明るく照らすことは間違いありませんぞ」
「いやいや、男爵殿。うちの娘は妻に似て、生まれた時から雪消のような儚さを持っていましてね。相手には男爵殿のような逞しい男性をと考えていたところです。この巡り合わせはまさに天恵」
…………
正直なところ辟易している。よく動く口を殴りつけてやりたい気分だった。もちろん両国の今後の関係を考えればそんなことができないことくらいは分かっているが、それはそれだ。
今は晩餐会が終わり、場所を変えて男だけで軽く酒を飲みつつ談笑の時間となっているが、貴族たちからの娘の押し付けが激しい。せめてリシャール王子がいれば何人かは押し付けられたと思うが、ここにはいない。さすがにこの圧力は今まで経験したことがなかった。
◆ ◆ ◆
三日前の謁見の後、俺はあれからヴァジ男爵邸に戻った。エルザは親子水入らずの時間を欲しいという陛下たちの希望によって王城に泊まることになった。それから三日経ち、王城で晩餐会が行われることになったが、この三日の間にエルザが俺のことを色々と話したようだ。
国の一番北にどの貴族領よりも広い大領地を持っている。そこで暮らす竜たちと仲良くし、竜の娘を妻にしている。そこにいる竜の一人が今回同行している。国王陛下と王太子殿下の覚えがいい。爵位は男爵だが、政務官の一人であり、王太子殿下からいずれは宰相になってほしいと頼まれている。などなど。
今回の戦争ではクラースに助力を頼んだので、アルマン王国に竜がいる話はいずれはゴール王国中に広まるだろう。それなら最初から俺と結びつけておき、俺の発言力を高めればいいのではないかとエルザたちは考えていたようだ。エルザたちとはエルザ以外にカレン、アルマ、ナターリエ、クラース、パウラ、ローサたちだ。
強すぎる力は恐れられ、迫害や討伐の対象となる可能性もある。だから俺はできる限り穏便に済ませたいと思っていたが、クラースの次の一言でエルザたちは思い直すことにしたようだ。
「怖がりたければ勝手に怖がればいい。その前にこちらがしっかりと対策をしておけばいい」
その言葉だけ聞くと、攻め入られる前にしっかりと軍備を整えておくという意味にも取れる。だがクラースが言いたかったのは、ノルト男爵領の特産品を使って仲間を増やしておけばいいというものだった。たまにクラースは言葉が不足する。
うちの特産品とは竜の鱗や爪、牙。他には魔獣の毛皮や骨、魔石などの素材。これらが王都で手に入るようになったのも、うちの商会が販売しているからだ。
俺以外の誰かがノルト男爵領を手に入れたとしても、竜をどうにかすることはできない。もし俺を殺せば、おそらくカレンは王都を焼き払うだろう。だから俺には手を出さないのが正しいということになる。俺と仲良くしておけば、もちろん金は必要だが、金を払えば手に入るようになる。今までは探しても手に入らなかったものが。
仮にゴール王国が「敵はノルト男爵ただ一人。この剣はアルマン王国に向けているのではない」と言って俺の孤立を図ったとしても、俺に何かあれば損をすると思っているアルマン王国は俺を守ってくれるだろう。
そのような話があり、エルザはディオン陛下たちに俺とドラゴネットの特殊事情を話したそうだ。そんな話は広がるに決まっている。打算と打算が絡み合って、ゴール王国の貴族たちが娘を俺の妻に押し込もうとしている。まさに今がその状態だ。
これで俺が「美姫を用意すれば考えておこう」などと言えるような性格ならこの状況を喜べただろうが、残念ながら俺はそこまで節操がないわけじゃない。
世界にはとんでもない性豪の王がいて、常に後宮に一〇〇〇人もの美姫がいたという話もある。毎日三人を相手にしても丸一年かかるし、常に追加されれば終わりがないだろう。実際には手を出されない女性もいたと思うが、もし本当にそれだけに人数を抱けば、さすがに死ぬんじゃないかと思う。どう考えても体が持ちそうにない。
手を出されなかった女性がいたとしても、おそらく後宮の外へは出られないはずだ。そんな虚しい人生を送りたいとは思わないだろう。俺が親なら金を積まれてもそんなところに娘を入れたいとは思わないが、権力には逆らえないのだろうな。
話がずれたか。とりあえずどうしたらいいのか分からずに困っているのが現状だ。娘を褒めればすぐに押し付けられるだろう。俺は口は上手ではない。褒める時は褒め、貶す時は貶す。だが世辞は苦手だ。これなら戦場にいる方がよっぽど気楽だな……。
◆ ◆ ◆
「あー、疲れた」
「旦那様、おつとめご苦労様です」
「本気で疲れた」
今はヴァジ男爵邸に用意された部屋に戻ってヘルガと話をしている。晩餐会よりもその後の談笑の時間が一〇〇〇倍は疲れた。
「そちらは問題なかったか?」
「はい。ローサ様が口から火を吐いてからはみなさん大人しくなって」
「そんなことをしたのか?」
ヘルガに聞くと、ローサたちは晩餐会の後に女性だけのお茶会のようなものに参加したそうだ。ちなみにヘルガはジョゼフィーヌが型紙を用意したあのドレスを着て、非常に目立っていたそうだ。
アルマン王国のドレスは重厚、ゴール王国のものは華美。だがジョゼフィーヌが教えたドレスはさらに一回り瀟洒と呼ぶべきか妖艶と呼ぶべきか。下手をすると下品に見えかねないが、背が高めのヘルガが着ていると様になっていた。
ローサは俺の義理の姉、ヘルガは秘書兼愛人の随員だと最初から伝わっているので、ヘルガを見下し、ローサに頼んで娘を押し込もうとしてくる貴婦人が多かったらしいが、ローサが口から火を吐いて壁を焼いたら黙ったそうだ。
「ヘルガはエルマーに大切にされてるのよ。だからヘルガを困らせるようなことはしない方がいいわね。彼だけじゃなくて正妻も怒るからね。怒らせたら私よりも怖いわよ。領地と屋敷は無事かしら?」
そう言って目を細めた瞬間、外は星空なのにその部屋では激しい雨音が聞こえ、そこでお茶会は終わりになったそうだ。
ローサとしても怖がらせて終わりでは問題があるので、俺のことを礼節を持って接すればきちんと対応する立派な領主だと言ったらしい。そりゃそうだろう。そのままでは俺が魔王、カレンが魔王の妻になってしまう。だがいくらカレンでもいきなり焼き払うことはないぞ。一応俺に聞くはずだ。
「ローサ様には迷惑をかけてしまいました」
「迷惑とは思っていないだろう。明日にでも俺から礼を言っておく。何にせよこれで仕事は終わったな。ようやくゆっくりできるか」
「それはそうと、旦那様。あたしのこのドレスはいかがですか?」
「よく似合っているな。ヘルガの美しさがよく引き立つ」
今ヘルガが着ているのは夜用のドレスというやつだ。お誘いか。
「ありがとうございます。言葉ではなく行動で示していただけると嬉しいんですが」
「貴族とのやり取りで少し精神的に疲れたからな。精一杯癒やしてもらおうか」
「はい。ではこちらへどうぞ」
「娘はちょうどこの時期の紅鏡のように明るい性格でして、男爵殿の周りを明るく照らすことは間違いありませんぞ」
「いやいや、男爵殿。うちの娘は妻に似て、生まれた時から雪消のような儚さを持っていましてね。相手には男爵殿のような逞しい男性をと考えていたところです。この巡り合わせはまさに天恵」
…………
正直なところ辟易している。よく動く口を殴りつけてやりたい気分だった。もちろん両国の今後の関係を考えればそんなことができないことくらいは分かっているが、それはそれだ。
今は晩餐会が終わり、場所を変えて男だけで軽く酒を飲みつつ談笑の時間となっているが、貴族たちからの娘の押し付けが激しい。せめてリシャール王子がいれば何人かは押し付けられたと思うが、ここにはいない。さすがにこの圧力は今まで経験したことがなかった。
◆ ◆ ◆
三日前の謁見の後、俺はあれからヴァジ男爵邸に戻った。エルザは親子水入らずの時間を欲しいという陛下たちの希望によって王城に泊まることになった。それから三日経ち、王城で晩餐会が行われることになったが、この三日の間にエルザが俺のことを色々と話したようだ。
国の一番北にどの貴族領よりも広い大領地を持っている。そこで暮らす竜たちと仲良くし、竜の娘を妻にしている。そこにいる竜の一人が今回同行している。国王陛下と王太子殿下の覚えがいい。爵位は男爵だが、政務官の一人であり、王太子殿下からいずれは宰相になってほしいと頼まれている。などなど。
今回の戦争ではクラースに助力を頼んだので、アルマン王国に竜がいる話はいずれはゴール王国中に広まるだろう。それなら最初から俺と結びつけておき、俺の発言力を高めればいいのではないかとエルザたちは考えていたようだ。エルザたちとはエルザ以外にカレン、アルマ、ナターリエ、クラース、パウラ、ローサたちだ。
強すぎる力は恐れられ、迫害や討伐の対象となる可能性もある。だから俺はできる限り穏便に済ませたいと思っていたが、クラースの次の一言でエルザたちは思い直すことにしたようだ。
「怖がりたければ勝手に怖がればいい。その前にこちらがしっかりと対策をしておけばいい」
その言葉だけ聞くと、攻め入られる前にしっかりと軍備を整えておくという意味にも取れる。だがクラースが言いたかったのは、ノルト男爵領の特産品を使って仲間を増やしておけばいいというものだった。たまにクラースは言葉が不足する。
うちの特産品とは竜の鱗や爪、牙。他には魔獣の毛皮や骨、魔石などの素材。これらが王都で手に入るようになったのも、うちの商会が販売しているからだ。
俺以外の誰かがノルト男爵領を手に入れたとしても、竜をどうにかすることはできない。もし俺を殺せば、おそらくカレンは王都を焼き払うだろう。だから俺には手を出さないのが正しいということになる。俺と仲良くしておけば、もちろん金は必要だが、金を払えば手に入るようになる。今までは探しても手に入らなかったものが。
仮にゴール王国が「敵はノルト男爵ただ一人。この剣はアルマン王国に向けているのではない」と言って俺の孤立を図ったとしても、俺に何かあれば損をすると思っているアルマン王国は俺を守ってくれるだろう。
そのような話があり、エルザはディオン陛下たちに俺とドラゴネットの特殊事情を話したそうだ。そんな話は広がるに決まっている。打算と打算が絡み合って、ゴール王国の貴族たちが娘を俺の妻に押し込もうとしている。まさに今がその状態だ。
これで俺が「美姫を用意すれば考えておこう」などと言えるような性格ならこの状況を喜べただろうが、残念ながら俺はそこまで節操がないわけじゃない。
世界にはとんでもない性豪の王がいて、常に後宮に一〇〇〇人もの美姫がいたという話もある。毎日三人を相手にしても丸一年かかるし、常に追加されれば終わりがないだろう。実際には手を出されない女性もいたと思うが、もし本当にそれだけに人数を抱けば、さすがに死ぬんじゃないかと思う。どう考えても体が持ちそうにない。
手を出されなかった女性がいたとしても、おそらく後宮の外へは出られないはずだ。そんな虚しい人生を送りたいとは思わないだろう。俺が親なら金を積まれてもそんなところに娘を入れたいとは思わないが、権力には逆らえないのだろうな。
話がずれたか。とりあえずどうしたらいいのか分からずに困っているのが現状だ。娘を褒めればすぐに押し付けられるだろう。俺は口は上手ではない。褒める時は褒め、貶す時は貶す。だが世辞は苦手だ。これなら戦場にいる方がよっぽど気楽だな……。
◆ ◆ ◆
「あー、疲れた」
「旦那様、おつとめご苦労様です」
「本気で疲れた」
今はヴァジ男爵邸に用意された部屋に戻ってヘルガと話をしている。晩餐会よりもその後の談笑の時間が一〇〇〇倍は疲れた。
「そちらは問題なかったか?」
「はい。ローサ様が口から火を吐いてからはみなさん大人しくなって」
「そんなことをしたのか?」
ヘルガに聞くと、ローサたちは晩餐会の後に女性だけのお茶会のようなものに参加したそうだ。ちなみにヘルガはジョゼフィーヌが型紙を用意したあのドレスを着て、非常に目立っていたそうだ。
アルマン王国のドレスは重厚、ゴール王国のものは華美。だがジョゼフィーヌが教えたドレスはさらに一回り瀟洒と呼ぶべきか妖艶と呼ぶべきか。下手をすると下品に見えかねないが、背が高めのヘルガが着ていると様になっていた。
ローサは俺の義理の姉、ヘルガは秘書兼愛人の随員だと最初から伝わっているので、ヘルガを見下し、ローサに頼んで娘を押し込もうとしてくる貴婦人が多かったらしいが、ローサが口から火を吐いて壁を焼いたら黙ったそうだ。
「ヘルガはエルマーに大切にされてるのよ。だからヘルガを困らせるようなことはしない方がいいわね。彼だけじゃなくて正妻も怒るからね。怒らせたら私よりも怖いわよ。領地と屋敷は無事かしら?」
そう言って目を細めた瞬間、外は星空なのにその部屋では激しい雨音が聞こえ、そこでお茶会は終わりになったそうだ。
ローサとしても怖がらせて終わりでは問題があるので、俺のことを礼節を持って接すればきちんと対応する立派な領主だと言ったらしい。そりゃそうだろう。そのままでは俺が魔王、カレンが魔王の妻になってしまう。だがいくらカレンでもいきなり焼き払うことはないぞ。一応俺に聞くはずだ。
「ローサ様には迷惑をかけてしまいました」
「迷惑とは思っていないだろう。明日にでも俺から礼を言っておく。何にせよこれで仕事は終わったな。ようやくゆっくりできるか」
「それはそうと、旦那様。あたしのこのドレスはいかがですか?」
「よく似合っているな。ヘルガの美しさがよく引き立つ」
今ヘルガが着ているのは夜用のドレスというやつだ。お誘いか。
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