3 / 22
2話
1
しおりを挟む
朝7時、その男は突然やってきた。
まだ朝だというのに外がざわざわと騒がしい。なにかあったのかと、蒼太はベランダから下を見下ろす。廃墟に近いオンボロアパートの前に停まっているのはホワイトカラーのロールスロイス。推定価格おそよ6,000万円以上の高級車。なかなかお目にかかれない高級車を目の前に、アパートの住民やその周辺の住民は野次馬のように車に群がっていた。洗濯物を干すために、たまたまベランダに出ていた蒼太も珍しい高級車に興味を持った。初めてお目にかかる左ハンドルの高級車に目線を向ける。
左の運転席から出てきたのは、シワひとつない高級そうなスーツを着こなし、髪を七三分けにセットにした清潔感の漂う20代後半くらいの男だった。眉間に皺を寄せた強面で黒縁メガネをかけた男がきょろきょろと向日葵壮を見渡していた。すると、上を向いた七三分けの男と2階のベランダから見下ろしていた蒼太の目が合った。
「そこの少年」
「俺?」
「ここに無駄に顔がよくて背の高い男は来ていませんか?」
それって、碧人のことなんじゃ…。そう考えていたとき、のしっと背中に重圧を感じた。碧人は蒼太の背に寄りかかり、蒼太の頭から自分の顔を覗かせ、外にいる男を見るなり小声で「うげぇ」といい、顔を引きつらせ苦笑いをした。
「……そこにいましたか」
男は眼鏡のブリッジに中指を当て、眼鏡を上げた。男は碧人を見るなり怒りオーラをだし、碧人は男を見るなり気まずそうにしている。どうやら2人は知り合いらしい。
「……そこの少年」
突然男が蒼太に話しかけた。
「はい」
「その男が逃げないように、しっかり捕まえてて下さい」
男は怒りのオーラをだしながら、蒼太の部屋に向かい歩き出した。なにがどうなっているのかわからない。ただわかるのは碧人が今まさにベランダに足をかけ2階から飛び降りようとしていることだけ。碧人はあの男から逃げようとしている。蒼太は男に言われた通り碧人が逃げないように碧人の腕にしがみついた。
「離して‼︎ 奴がくる‼︎」
「なんで逃げるんだよ‼︎」
「あの男は僕に悪さをしようとする悪い奴なんだ…」
「昨日の男と同じ?」
「そうだよ」
なにを考えたのか碧人は蒼太の腰を抱き寄せた。
「蒼太も一緒に逃げよう」
「は?」
「ここから2人で飛び降りよう」
碧人の提案にぞっとした。
「……ここ2階なんですけど」
その時、玄関の扉が開く音がした。徐々に足音が近づいてきて、襖が勢いよく開く。
「………やっと見つけましたよ」
外にいたときはわからなかったが、男は碧人くらい身長が高い。碧人を見るなり、目線で人を殺せるほど目つきを鋭くさせた。
「久しぶりだね。サカキン。今日も髪型と眼鏡がステキだよ」
男からブチっという大きな音が聞こえた。碧人のふざけた態度に男の堪忍袋の尾が切れたらしい。
「ほんとーにあなたって人は、どうしようもありませんね‼︎」
「ひぃぃぃいい‼︎」
怖いよ、蒼太。と言いながら碧人は大きな体を丸めて蒼太の背中に隠れた。
榊は今までの鬱憤を晴らす様に碧人に長々と説教をする。碧人は更に体を丸め小さくなった。蒼太は榊と碧人の間に挟まれ、説教を聞かされている。その場から離れようとするが、碧人が蒼太の服を掴んでいて動くことができない。動くと更に強く服を掴まれ、蒼太は気まずさとこの場から逃げたい気持ちでいっぱいだった。
「お恥ずかしいところをお見せしてしまい申し訳ありません。私、そこに隠れている男の秘書をしております。榊と申します」
榊は丁寧に名刺を蒼太に差し出した。
彼の名前は 榊咲真。碧人の会社の社員で、碧人の秘書らしい。今まで消息が途絶えた碧人を探していたらしい。碧人は悪い人だと言ったが、悪い人ではなく、寧ろ碧人のほうが悪いことしてるんじゃないかと思った。
「……ところで君は見るからに未成年に見えますが…」
「17歳です」
年齢を言うと榊は頭を抱え、ため息をついた。
「……ついに未成年にまで手を出してしまいましたか」
「蒼太はそんなんじゃないよ」
「少し黙っていただけますか。あなたの言葉は嘘だらけで信憑性に欠けます」
秘書から信用していないとハッキリと言われ、碧人は落ち込んだように態とらしく泣き真似をする。榊は碧人の泣き真似を無視し、目線すら向けない。
「……社長をこんなところに匿ってなにが目的ですか?」
「なにって別になにもないけど」
「そんなわけないでしょ。一応、この方は何万人の人生を背負っている社長なんですよ。未成年に手を出したとメディアに報じられれば会社のイメージはガタ落ち。多くの社員が路頭に迷ってしまいます」
「だからさっきからなに言ってるかわからないんだって!」
「失礼ですが見るからにお金に困っているように思えます。さぞかし生活が苦しいでしょうね」
榊は小切手を鞄から取り出しペンで何かを書き込む。書き込んだ小切手を蒼太の前に差し出した。そこに書いてある小切手の額を見て蒼太は目を丸くさせた。見たことのないほどの0の数。一生遊んで暮らしても使い切れないほどの額に驚く。
「今回の粗相はなかったことにしていただけませんか?」
「…………」
「足りませんか? もう一つ0を足しても構いませんが」
「………バカにするな」
蒼太はムッとした表情で小切手を掴むと、榊の目の前で小切手をビリビリに破いた。蒼太のその行動に榊は驚いたように目を見開いた。
「……金でなんでも解決しようとしやがって。ムカつく。金持ちがそんなに偉いのかよ…」
蒼太の一連の行動を見ていた碧人は大きな声を出して笑った。
「蒼太はほんと男前で惚れ惚れするね」
今度は榊に視線を向け睨みつける。
「僕の恩人に失礼なことをするな。いくらお前でもただじゃおかないよ」
ピリッとした殺気だった空気。榊はその空気を察し黙った。
蒼太は昨夜の出来事を榊に話した。蒼太がバイト先に向かっている途中で碧人が男に襲われているところに出くわし助けたこと。気を失ってしまった碧人を放っておけず家に連れ帰り看病していたこと。家が貧乏で両親は他界。育ててくれている祖父は入院中のため現在バイトを掛け持ちしながら一人暮らしをしていることも話した。
蒼太の話を聞き、榊は畳に額がつきそうなほど頭を下げて謝る。
「ほんとーに申し訳ありません‼︎ 社長の恩人だと知らず…。無礼の数々お許し下さい‼︎」
「あの、ほんと怒ってないんで。頭を上げて下さい」
榊は蒼太に言われた通り頭を上げた。
「ついに社長が未成年に手を出してしまったのかと思いヒヤヒヤしました…」
「だから言ったじゃない。蒼太は違うって」
「それもこれもあなたの日頃の行いが悪いせいです」
「それ以上蒼太の前で言ったら怒るよ」
碧人はこれ以上余計なことを言うなと目で榊に訴えかける。榊はその目線に気づき話の内容を変えた。
「それにしてもお爺様の為にバイトを掛け持ちしているなんて、今時珍しいくらいの家族思いですね」
「榊、蒼太をバイトとして雇いたいんだけどいいよね」
「それは構いません」
ですが…と話を続ける。
「一緒に住むというのは了承できませんね」
「なんで?」
「あなたのような人が佐々木くんの近くにいると悪影響を及ぼすからです」
榊はまるで汚物を見るような目で碧人を見た。
「あなたのことは経営者として尊敬していますが、人間としてはクズだと思ってます」
「わぁー…言うねぇ…」
碧人は苦笑いをした。
「俺、大丈夫っすよ」
「いけません。あなたになにかあったら、亡くなったご両親や入院しているお爺さまに申し訳が立ちません」
「俺、碧人のこと悪い人って思ってないんで」
蒼太はにしし、と歯を出して笑う。
「それに、爺ちゃんが入院してから俺一人だったから話し相手ほしかったんすね」
「……蒼太」
碧人は感動したように目を輝かせ、蒼太に抱きついた。
碧人は蒼太に見えないように榊に向かいべぇと舌を出した。ぐぬぬぅ…と悔しそうな表情をしていた榊であったが、蒼太の願いでもあり、それ以上拒否することも出来なかったのだろう。最終的に了承してくれた。
「もしこのクズ…ごほん、失礼。社長になにかされたときは、すぐに私に連絡して下さい」
榊は蒼太に電話番号を書いた紙を手渡した。
「ほら、行きますよ」
「えー! まだ朝ご飯食べてない!」
「ご飯を食べる時間が欲しかったら、ちゃんと働いて下さい」
碧人は楽しみにしていた朝食を食べる間もなく榊に首根っこを掴まれ、拉致られるように向日葵壮の下に停車しているロールスロイスに強引に乗せられて会社へ連れて行かれた。なんでも溜まりに溜まった仕事が山積みらしい。
秘書も大変だな…。蒼太は榊に同情した。
まだ朝だというのに外がざわざわと騒がしい。なにかあったのかと、蒼太はベランダから下を見下ろす。廃墟に近いオンボロアパートの前に停まっているのはホワイトカラーのロールスロイス。推定価格おそよ6,000万円以上の高級車。なかなかお目にかかれない高級車を目の前に、アパートの住民やその周辺の住民は野次馬のように車に群がっていた。洗濯物を干すために、たまたまベランダに出ていた蒼太も珍しい高級車に興味を持った。初めてお目にかかる左ハンドルの高級車に目線を向ける。
左の運転席から出てきたのは、シワひとつない高級そうなスーツを着こなし、髪を七三分けにセットにした清潔感の漂う20代後半くらいの男だった。眉間に皺を寄せた強面で黒縁メガネをかけた男がきょろきょろと向日葵壮を見渡していた。すると、上を向いた七三分けの男と2階のベランダから見下ろしていた蒼太の目が合った。
「そこの少年」
「俺?」
「ここに無駄に顔がよくて背の高い男は来ていませんか?」
それって、碧人のことなんじゃ…。そう考えていたとき、のしっと背中に重圧を感じた。碧人は蒼太の背に寄りかかり、蒼太の頭から自分の顔を覗かせ、外にいる男を見るなり小声で「うげぇ」といい、顔を引きつらせ苦笑いをした。
「……そこにいましたか」
男は眼鏡のブリッジに中指を当て、眼鏡を上げた。男は碧人を見るなり怒りオーラをだし、碧人は男を見るなり気まずそうにしている。どうやら2人は知り合いらしい。
「……そこの少年」
突然男が蒼太に話しかけた。
「はい」
「その男が逃げないように、しっかり捕まえてて下さい」
男は怒りのオーラをだしながら、蒼太の部屋に向かい歩き出した。なにがどうなっているのかわからない。ただわかるのは碧人が今まさにベランダに足をかけ2階から飛び降りようとしていることだけ。碧人はあの男から逃げようとしている。蒼太は男に言われた通り碧人が逃げないように碧人の腕にしがみついた。
「離して‼︎ 奴がくる‼︎」
「なんで逃げるんだよ‼︎」
「あの男は僕に悪さをしようとする悪い奴なんだ…」
「昨日の男と同じ?」
「そうだよ」
なにを考えたのか碧人は蒼太の腰を抱き寄せた。
「蒼太も一緒に逃げよう」
「は?」
「ここから2人で飛び降りよう」
碧人の提案にぞっとした。
「……ここ2階なんですけど」
その時、玄関の扉が開く音がした。徐々に足音が近づいてきて、襖が勢いよく開く。
「………やっと見つけましたよ」
外にいたときはわからなかったが、男は碧人くらい身長が高い。碧人を見るなり、目線で人を殺せるほど目つきを鋭くさせた。
「久しぶりだね。サカキン。今日も髪型と眼鏡がステキだよ」
男からブチっという大きな音が聞こえた。碧人のふざけた態度に男の堪忍袋の尾が切れたらしい。
「ほんとーにあなたって人は、どうしようもありませんね‼︎」
「ひぃぃぃいい‼︎」
怖いよ、蒼太。と言いながら碧人は大きな体を丸めて蒼太の背中に隠れた。
榊は今までの鬱憤を晴らす様に碧人に長々と説教をする。碧人は更に体を丸め小さくなった。蒼太は榊と碧人の間に挟まれ、説教を聞かされている。その場から離れようとするが、碧人が蒼太の服を掴んでいて動くことができない。動くと更に強く服を掴まれ、蒼太は気まずさとこの場から逃げたい気持ちでいっぱいだった。
「お恥ずかしいところをお見せしてしまい申し訳ありません。私、そこに隠れている男の秘書をしております。榊と申します」
榊は丁寧に名刺を蒼太に差し出した。
彼の名前は 榊咲真。碧人の会社の社員で、碧人の秘書らしい。今まで消息が途絶えた碧人を探していたらしい。碧人は悪い人だと言ったが、悪い人ではなく、寧ろ碧人のほうが悪いことしてるんじゃないかと思った。
「……ところで君は見るからに未成年に見えますが…」
「17歳です」
年齢を言うと榊は頭を抱え、ため息をついた。
「……ついに未成年にまで手を出してしまいましたか」
「蒼太はそんなんじゃないよ」
「少し黙っていただけますか。あなたの言葉は嘘だらけで信憑性に欠けます」
秘書から信用していないとハッキリと言われ、碧人は落ち込んだように態とらしく泣き真似をする。榊は碧人の泣き真似を無視し、目線すら向けない。
「……社長をこんなところに匿ってなにが目的ですか?」
「なにって別になにもないけど」
「そんなわけないでしょ。一応、この方は何万人の人生を背負っている社長なんですよ。未成年に手を出したとメディアに報じられれば会社のイメージはガタ落ち。多くの社員が路頭に迷ってしまいます」
「だからさっきからなに言ってるかわからないんだって!」
「失礼ですが見るからにお金に困っているように思えます。さぞかし生活が苦しいでしょうね」
榊は小切手を鞄から取り出しペンで何かを書き込む。書き込んだ小切手を蒼太の前に差し出した。そこに書いてある小切手の額を見て蒼太は目を丸くさせた。見たことのないほどの0の数。一生遊んで暮らしても使い切れないほどの額に驚く。
「今回の粗相はなかったことにしていただけませんか?」
「…………」
「足りませんか? もう一つ0を足しても構いませんが」
「………バカにするな」
蒼太はムッとした表情で小切手を掴むと、榊の目の前で小切手をビリビリに破いた。蒼太のその行動に榊は驚いたように目を見開いた。
「……金でなんでも解決しようとしやがって。ムカつく。金持ちがそんなに偉いのかよ…」
蒼太の一連の行動を見ていた碧人は大きな声を出して笑った。
「蒼太はほんと男前で惚れ惚れするね」
今度は榊に視線を向け睨みつける。
「僕の恩人に失礼なことをするな。いくらお前でもただじゃおかないよ」
ピリッとした殺気だった空気。榊はその空気を察し黙った。
蒼太は昨夜の出来事を榊に話した。蒼太がバイト先に向かっている途中で碧人が男に襲われているところに出くわし助けたこと。気を失ってしまった碧人を放っておけず家に連れ帰り看病していたこと。家が貧乏で両親は他界。育ててくれている祖父は入院中のため現在バイトを掛け持ちしながら一人暮らしをしていることも話した。
蒼太の話を聞き、榊は畳に額がつきそうなほど頭を下げて謝る。
「ほんとーに申し訳ありません‼︎ 社長の恩人だと知らず…。無礼の数々お許し下さい‼︎」
「あの、ほんと怒ってないんで。頭を上げて下さい」
榊は蒼太に言われた通り頭を上げた。
「ついに社長が未成年に手を出してしまったのかと思いヒヤヒヤしました…」
「だから言ったじゃない。蒼太は違うって」
「それもこれもあなたの日頃の行いが悪いせいです」
「それ以上蒼太の前で言ったら怒るよ」
碧人はこれ以上余計なことを言うなと目で榊に訴えかける。榊はその目線に気づき話の内容を変えた。
「それにしてもお爺様の為にバイトを掛け持ちしているなんて、今時珍しいくらいの家族思いですね」
「榊、蒼太をバイトとして雇いたいんだけどいいよね」
「それは構いません」
ですが…と話を続ける。
「一緒に住むというのは了承できませんね」
「なんで?」
「あなたのような人が佐々木くんの近くにいると悪影響を及ぼすからです」
榊はまるで汚物を見るような目で碧人を見た。
「あなたのことは経営者として尊敬していますが、人間としてはクズだと思ってます」
「わぁー…言うねぇ…」
碧人は苦笑いをした。
「俺、大丈夫っすよ」
「いけません。あなたになにかあったら、亡くなったご両親や入院しているお爺さまに申し訳が立ちません」
「俺、碧人のこと悪い人って思ってないんで」
蒼太はにしし、と歯を出して笑う。
「それに、爺ちゃんが入院してから俺一人だったから話し相手ほしかったんすね」
「……蒼太」
碧人は感動したように目を輝かせ、蒼太に抱きついた。
碧人は蒼太に見えないように榊に向かいべぇと舌を出した。ぐぬぬぅ…と悔しそうな表情をしていた榊であったが、蒼太の願いでもあり、それ以上拒否することも出来なかったのだろう。最終的に了承してくれた。
「もしこのクズ…ごほん、失礼。社長になにかされたときは、すぐに私に連絡して下さい」
榊は蒼太に電話番号を書いた紙を手渡した。
「ほら、行きますよ」
「えー! まだ朝ご飯食べてない!」
「ご飯を食べる時間が欲しかったら、ちゃんと働いて下さい」
碧人は楽しみにしていた朝食を食べる間もなく榊に首根っこを掴まれ、拉致られるように向日葵壮の下に停車しているロールスロイスに強引に乗せられて会社へ連れて行かれた。なんでも溜まりに溜まった仕事が山積みらしい。
秘書も大変だな…。蒼太は榊に同情した。
47
あなたにおすすめの小説
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
【完結】巷で噂の国宝級イケメンの辺境伯は冷徹なので、まっっったくモテませんが、この度婚約者ができました。
明太子
BL
オーディスは国宝級イケメンであるにも関わらず、冷徹な性格のせいで婚約破棄されてばかり。
新たな婚約者を探していたところ、パーティーで給仕をしていた貧乏貴族の次男セシルと出会い、一目惚れしてしまう。
しかし、恋愛偏差値がほぼ0のオーディスのアプローチは空回りするわ、前婚約者のフランチェスカの邪魔が入るわとセシルとの距離は縮まったり遠ざかったり…?
冷徹だったはずなのに溺愛まっしぐらのオーディスと元気だけどおっちょこちょいなセシルのドタバタラブコメです。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
アケミツヨウの幸福な生涯【本編完結】
リラックス@ピロー
BL
ごく普通の会社員として日々を過ごしていた主人公、ヨウはその日も普通に残業で会社に残っていた。
ーーーそれが運命の分かれ道になるとも知らずに。
仕事を終え帰り際トイレに寄ると、唐突に便器から水が溢れ出した。勢い良く迫り来る水に飲み込まれた先で目を覚ますと、黒いローブの怪しげな集団に囲まれていた。 彼らは自分を"神子"だと言い、神の奇跡を起こす為とある儀式を行うようにと言ってきた。
神子を守護する神殿騎士×異世界から召喚された神子
【8話完結】恋愛を諦めたおじさんは、異世界で運命と出会う。
キノア9g
BL
恋愛を諦め、ただ淡々と日々を過ごしていた笠原透(32)。
しかし、ある日突然異世界へ召喚され、「王の番」だと告げられる。
迎えたのは、美しく気高い王・エルヴェル。
手厚いもてなしと優しさに戸惑いながらも、次第に心を揺さぶられていく透。
これは、愛を遠ざけてきた男が、本当のぬくもりに触れる物語。
──運命なんて、信じていなかった。
けれど、彼の言葉が、ぬくもりが、俺の世界を変えていく。
全8話。
【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】
ゆらり
BL
帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。
着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。
凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。
撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。
帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。
独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。
甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。
※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。
★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!
【16+4話完結】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜
キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」
平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。
そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。
彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。
「お前だけが、俺の世界に色をくれた」
蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。
甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる