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俺は離さない離したくない
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状況の説明を終えて相沢は、沙羅に俺の側にいるように念を押すように言ってから帰って行った。
「沙羅。何を悩んでいるんだ?」
相沢の話を聞いてから沙羅は、何かを思い悩んでいる様子だったのに俺は気がついていた。
「拓海は、彼女が犯人だと知っていたかもしれないという話が気にかかるのか?」
俺は彼女の座っている横に座り彼女の顔を覗き込んで聞いたら彼女は静かに頷いたがそれもそうだろう。彼氏が自分も知っている子と付き合っていた事も聞いていなかったのだから、しかもその女が自分を殺そうとまでしたなんてショックなのは当然だ。
「拓海と彼女が付き合っていた事は知らなかったし、拓海は、確かに女の子からの人気が高かったの。付き合って欲しいと言われた時は何故私なのか解らなくて何回かお断りしたんだけど、毎日迎えにきたり昼休みも一緒だったり図書室までついてきて一緒に勉強するようになったの。」
図書室で勉強している時によく飯島もいたらしく三人で勉強する事もあったが、今思えば拓海は複雑な顔をしていたかも知れないと沙羅は思い出していた。
「拓海は、一つ上なんだけど同じ学年のクラスになった時は女の子達が騒いでたし、飯島さんは優等生でたしか年上の彼氏がいるとかって聞いてはいたけど、それが拓海だとは知らなかった。拓海は、色んな女の子といたからまさか飯島さんと付き合っていたとは思わなかった。浮気はしないし、大学も行くから付き合って欲しいって何度も言うから付き合う事にしたんだけど・・まさかあんな事に。」
「沙羅、俺が言うのもなんだけどな。拓海は、確かに沙羅の事が好きだったんだと思うぞ。モテて女が寄ってきて自分に好きな女がいなければ男なんて愛が無くても性欲だけはあるんだよ。高校生なんてそのピークじゃないかな。
男は、自分が愛した女が出来た時に初めて他の女がどうでもよくなるんだ、それまでは言い寄ってくる女は同じなんだ。」
俺が、そう言うと目を見開いて驚いた顔をしていた。
「でも、拓海は何もしてこなかったよ。ハグしたり頬にキスしたりくらいで。」
真っ赤な顔しながら沙羅がそう言うから俺は、拓海の気持ちを代弁する事にした、それは今の俺も同じだから。
「そうだな・・遊びなら別に女を抱くのに躊躇はないんだよ。でもな本気で愛した女だったら大事にしたくて簡単には手は出せなくなるもんだ。沙羅が本当に自分を愛してくれるまで拓海は待っていたんだと思うぞ。」
俺だってそうだ。
横にいる沙羅を抱きたくないわけじゃない。
でも沙羅に気持ちがないのに手を出せない・・俺だって話しながら自分の事を改めて考えてみる。
「そんなもんなの?貴臣さんも?」
「ああ。同じだよ・・俺は、女を愛した事がなかったからな。今俺は、唯一の女を見つけたから他の女に余所見もできないし、彼女以外を抱きたいとも思わない。」
偽りのない俺の本音だ!そう思いながら彼女を見つめて言うと彼女は目をそらしてしまった。
「貴臣さんならどんな女性も振り向くでしょう?なのに何故いまだにお付き合いしていないの?」
少し躊躇いがちにそう聞くから、クスっと笑いながら俺は彼女に言った。
「俺が愛した女は・・今落ち込んでいてな。今は見守るしかないんだが、俺は彼女の手を離すつもりもないし、諦める事もない。そう沙羅・・君だ俺が愛した女は君だ沙羅。」
俺が彼女の目をみて真剣にそう言うと彼女は、驚いた顔をしているがここで自分の気持ちを伝えないと伝えられないかも知れないと思った
から俺は必死だった。
「でも・・私は。」
彼女は自分の腕を押さえて躊躇うような仕草をした・・腕の傷を気にしているのだろう。
「傷の事は知ってるよ。でもそれが何だと言うんだ、俺は君が好きだよ俺は、かなり悪い遊び方をしていたから、君を傷つける事があるかも
しれないが、でも俺は君しか愛した事もないし自分の名前も呼ばせた事もない。」
俺は、彼女を抱きしめて懇願するように言った。
「でも背中にも・・まだ貴臣さんを愛してるとは言えないかもしれない今辛いから頼りたいだけかもしれない。それでもいいの?」
見上げる彼女の問いかけに俺は「いいよ。俺が君を離さないだけだ。」そう言って、彼女の唇に初めて自分の唇を重ねてみるが抵抗は無かったから彼女の唇の間から舌を差し入れて驚いた顔をする彼女の頭を手で支えながらキスを深めていく。
「んっ・・。」
苦しそうにする彼女が、キスも初めてだったと気が付いたから唇を離すと息苦しかったみたいだ。
「沙羅・・キスの時は鼻で息をするんだよ。もう一度試す?」
沙羅の返事を聞くつもりは無かったから彼女の唇を奪うように重ねて戸惑う彼女にキスの仕方を教えていく。
「んっ・・あっ。」
このまま抱いてしまいたいがそれは急すぎるだろう。
「今日から沙羅は俺の恋人だよ・・いい?」
そう聞くと彼女はコクっと頷いた。
「事件が解決したら沙羅のすべてが欲しい。それまでは我慢するよ。」
もう一度彼女を抱きしめ彼女の細い体と温かさを感じていた。
この日から俺は、何処へ行くのも仕事以外は彼女の手を離さず視察へ出向いた店では、すでに服部が連絡をしていたのだろう特に問題もなく過ごしていた。
会社へ行く時は、沙羅は自宅で図面を見たり図面からイメージ図を起こして実際にその店に行き自分のイメージと現物の違いを確認したりしていた。
この頃から俺は、密かに彼女との結婚も考えるようになっていた自分でも驚くほど彼女が大事でつないだ手を離したくはない。
だから、彼女と一緒にこれからの人生を送りたくて事件の解決を本気で考えるようになっていた。
「沙羅。何を悩んでいるんだ?」
相沢の話を聞いてから沙羅は、何かを思い悩んでいる様子だったのに俺は気がついていた。
「拓海は、彼女が犯人だと知っていたかもしれないという話が気にかかるのか?」
俺は彼女の座っている横に座り彼女の顔を覗き込んで聞いたら彼女は静かに頷いたがそれもそうだろう。彼氏が自分も知っている子と付き合っていた事も聞いていなかったのだから、しかもその女が自分を殺そうとまでしたなんてショックなのは当然だ。
「拓海と彼女が付き合っていた事は知らなかったし、拓海は、確かに女の子からの人気が高かったの。付き合って欲しいと言われた時は何故私なのか解らなくて何回かお断りしたんだけど、毎日迎えにきたり昼休みも一緒だったり図書室までついてきて一緒に勉強するようになったの。」
図書室で勉強している時によく飯島もいたらしく三人で勉強する事もあったが、今思えば拓海は複雑な顔をしていたかも知れないと沙羅は思い出していた。
「拓海は、一つ上なんだけど同じ学年のクラスになった時は女の子達が騒いでたし、飯島さんは優等生でたしか年上の彼氏がいるとかって聞いてはいたけど、それが拓海だとは知らなかった。拓海は、色んな女の子といたからまさか飯島さんと付き合っていたとは思わなかった。浮気はしないし、大学も行くから付き合って欲しいって何度も言うから付き合う事にしたんだけど・・まさかあんな事に。」
「沙羅、俺が言うのもなんだけどな。拓海は、確かに沙羅の事が好きだったんだと思うぞ。モテて女が寄ってきて自分に好きな女がいなければ男なんて愛が無くても性欲だけはあるんだよ。高校生なんてそのピークじゃないかな。
男は、自分が愛した女が出来た時に初めて他の女がどうでもよくなるんだ、それまでは言い寄ってくる女は同じなんだ。」
俺が、そう言うと目を見開いて驚いた顔をしていた。
「でも、拓海は何もしてこなかったよ。ハグしたり頬にキスしたりくらいで。」
真っ赤な顔しながら沙羅がそう言うから俺は、拓海の気持ちを代弁する事にした、それは今の俺も同じだから。
「そうだな・・遊びなら別に女を抱くのに躊躇はないんだよ。でもな本気で愛した女だったら大事にしたくて簡単には手は出せなくなるもんだ。沙羅が本当に自分を愛してくれるまで拓海は待っていたんだと思うぞ。」
俺だってそうだ。
横にいる沙羅を抱きたくないわけじゃない。
でも沙羅に気持ちがないのに手を出せない・・俺だって話しながら自分の事を改めて考えてみる。
「そんなもんなの?貴臣さんも?」
「ああ。同じだよ・・俺は、女を愛した事がなかったからな。今俺は、唯一の女を見つけたから他の女に余所見もできないし、彼女以外を抱きたいとも思わない。」
偽りのない俺の本音だ!そう思いながら彼女を見つめて言うと彼女は目をそらしてしまった。
「貴臣さんならどんな女性も振り向くでしょう?なのに何故いまだにお付き合いしていないの?」
少し躊躇いがちにそう聞くから、クスっと笑いながら俺は彼女に言った。
「俺が愛した女は・・今落ち込んでいてな。今は見守るしかないんだが、俺は彼女の手を離すつもりもないし、諦める事もない。そう沙羅・・君だ俺が愛した女は君だ沙羅。」
俺が彼女の目をみて真剣にそう言うと彼女は、驚いた顔をしているがここで自分の気持ちを伝えないと伝えられないかも知れないと思った
から俺は必死だった。
「でも・・私は。」
彼女は自分の腕を押さえて躊躇うような仕草をした・・腕の傷を気にしているのだろう。
「傷の事は知ってるよ。でもそれが何だと言うんだ、俺は君が好きだよ俺は、かなり悪い遊び方をしていたから、君を傷つける事があるかも
しれないが、でも俺は君しか愛した事もないし自分の名前も呼ばせた事もない。」
俺は、彼女を抱きしめて懇願するように言った。
「でも背中にも・・まだ貴臣さんを愛してるとは言えないかもしれない今辛いから頼りたいだけかもしれない。それでもいいの?」
見上げる彼女の問いかけに俺は「いいよ。俺が君を離さないだけだ。」そう言って、彼女の唇に初めて自分の唇を重ねてみるが抵抗は無かったから彼女の唇の間から舌を差し入れて驚いた顔をする彼女の頭を手で支えながらキスを深めていく。
「んっ・・。」
苦しそうにする彼女が、キスも初めてだったと気が付いたから唇を離すと息苦しかったみたいだ。
「沙羅・・キスの時は鼻で息をするんだよ。もう一度試す?」
沙羅の返事を聞くつもりは無かったから彼女の唇を奪うように重ねて戸惑う彼女にキスの仕方を教えていく。
「んっ・・あっ。」
このまま抱いてしまいたいがそれは急すぎるだろう。
「今日から沙羅は俺の恋人だよ・・いい?」
そう聞くと彼女はコクっと頷いた。
「事件が解決したら沙羅のすべてが欲しい。それまでは我慢するよ。」
もう一度彼女を抱きしめ彼女の細い体と温かさを感じていた。
この日から俺は、何処へ行くのも仕事以外は彼女の手を離さず視察へ出向いた店では、すでに服部が連絡をしていたのだろう特に問題もなく過ごしていた。
会社へ行く時は、沙羅は自宅で図面を見たり図面からイメージ図を起こして実際にその店に行き自分のイメージと現物の違いを確認したりしていた。
この頃から俺は、密かに彼女との結婚も考えるようになっていた自分でも驚くほど彼女が大事でつないだ手を離したくはない。
だから、彼女と一緒にこれからの人生を送りたくて事件の解決を本気で考えるようになっていた。
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