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僕のすべて初恋の君に
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新店舗での婚約パーティーには、一条 貴臣の両親も駆け付けた。
両親を見た沙羅は「えー!」と今までで一番驚いた顔をしている。
「ねー貴司さん・・娘よ可愛い~もう貴臣なんてどうでもいいわ。」
キャアキャアと喜ぶ一条の母は、自分よりかなり身長が低い沙羅を抱きしめて娘が出来た事を喜ぶ。
「そうだね~ミライ。」
父もまた年齢不詳の不思議な人だ。
「あの・・ミライさんってあのミライさん?」
「もういや~ん。ママって呼んでよ。ママよ。」
「母さん・・落ち着こうか。」
この両親のハシャグ様子をやっぱりこうなるよな~と言う顔で貴臣はみていた。
今回会わせると決めてから予想していた事だから驚かないが・・。
貴臣の母は、スーパーモデル並みのスタイルに白い肌と黒髪で子育て終わったからと海外に移住した両親は元有名女優だった。
父親は、マネージャー兼社長だった事もあり彼女の引退と同時に会社を後輩に譲り自分もミライと一緒に海外移住した。
「息子は、人を愛せないのかしらと思って心配していたけどこんな可愛い子を捕まえるなんてよくやったと言いたいわ。」
「そうだね~ママ。」
落ち着かない両親に貴臣は「沙羅が驚いてるだろう?」と言うが興奮が止まらない母は結婚式も楽しみだと言い出し事前に相談していた事を・・
「沙羅ちゃんの実家の件は、貴臣から聞いているわ。私の両親も兄妹も似ているからわかるのよ。人間は、一人では生きていけないけど私達もいるし貴臣もいる。だから一人じゃないし、私達は家族なんだから。ねっ。」
とウインクして実家の件は、気にするなと言ってくれたうえに自分も女優なんて仕事をしていたから色々あったと話す。
その横で夫まで「そうだね~色々あったね。」
と思い出したのか難しい顔をしていたそのくらい酷かったようだ。
今日の沙羅の衣装は、貴臣が用意した振袖で真っ赤な生地に小さい花が染め抜かれている振袖は体の小さな沙羅には良く似合っていた。
いつもより少し華やかなスーツを着た彼が手を差し出し会場にエスコートしてくれる。
その後ろを一条夫妻が歩いて付いていてくれた。
貴臣の会社の主要な役員や仲間を紹介されたり相沢も恋人を連れて駆け付けてくれていた。
お祝いムードの中で沙羅の両親はやはり来る事はなかった。
しかし一番来てほしくない人がその場に現れた。
「姉さん・・。」
姉を見つけて緊張した声でつぶやく沙羅を貴臣は自分に引き寄せた。
「なに・・傷ものの妹が自分だけ幸せになろうって?許せるわけないでしょ!私より幸せになるなんて生意気なのよ。」
そう言って小さな瓶を持つた手を振り上げ沙羅に投げつけようとしたとき沙羅の視界は真っ黒になった。
貴臣が彼女を庇うように覆いかぶさりすっぽりと抱きこむ。
「何よ!離してよ!」
「社長大丈夫ですか?」
服部が、その行動にいち早く反応して振り上げた手を掴み小瓶を取り上げた時に床に落ちたのか異様な臭いがした。
「塩酸か。」
服部は、沙羅の姉を拘束して警備員が駆け付けて姉を連行して行った。
今回の沙羅の姉の行動は、さすがの母親も知らなかったのか驚き狼狽する。
「沙織がああなのは、私達があの子の悪知恵を諭せなかったからだ。」
そう父親が言うと、
「沙織が悪いの?貴方がお義母さんに沙羅を預けたから・・私が育てていれば沙織と同じように優秀な子になったはずなのに・・。」
沙羅の母親の学歴至上主義は、母親が大学に行けなかった学歴コンプレックスから子供達の教育に熱心すぎた事で姑は、沙織の性格を見抜き沙羅の安全の為に引き取ったという経緯があったようだ。
沙羅の姉は、精神治療が必要と言う事で病院へ入院させる事を条件に被害届を出さない方向で話がきまった。
弟は、海外留学をしていて日本には当分帰国しないという事だった。
姉は、沙羅の傷をなんとも思わない貴臣にあてつけるように沙羅の顔を焼こうとしたのだ、その狂気な行動は精神障害でもあった。
結婚式は、それなりに行い神式で着物という選択をしたのは貴臣だった。
「あの子も考えたわね・・沙羅ちゃんが着物だと肩を出さずに済むしね。」
「そうだね・・よほど大事なんだろうね。」
「そうでないと結婚なんてしないわよあの子。」
式も披露宴も沙羅と貴臣は、和装を選択したのは沙羅を悪く言われるのが我慢がならないのと他人に彼女の白い肌を見せたくない独占欲からだった。
新郎!新婦に一言お願いしますという言葉に会場が固唾を飲む・・女を愛せない一条が何を言うのか注目された。
「俺の唯一で初恋の君に僕のすべてをかけて守り愛していきますだから側にいて下さい。」
「はい。」
涙声で返事しかできない新婦沙羅に「可愛い~」という声があがる。
二人は、式を終えてすぐに役所に届けを出した。
新婚旅行は、仕事が落ち着いてから貴臣の両親が暮らす国に行く事に。
「沙羅・・幸せになるんだぞ。」
「春樹さん・・有難う。」
妹を送り出す気分の相沢は、男泣きしているし貴臣の両親もまた可愛い娘が出来たと泣くしで大騒ぎの結婚式だった。
沙羅は、貴臣のすすめで大学ではなく専門学校に通う事になり本格的に設計を勉強する事になって相沢の会社は辞職した。
「沙羅~今日は、中華でいいか?」
「うん。」
沙羅の学校が終わる時間には、かならず夫が連絡をくれる。
夫は、沙羅のクラスメートを自分のレストランに招待する事もあってその時のSNS動画が宣伝になるといういい夫作戦一石二鳥だと服部は感心する。
服部は、家族同然でたまに朝食を一緒に食べたり服部の婚活に沙羅が意見を言ったりと仲もいい。
一条沙羅となって沙羅は初めて愛を感じて自由を感じている。
「沙羅。行こうか。」
今日も一緒に視察にいく二人の後姿は幸せの象徴だと服部は思いずっと二人を見守りたいと思う服部だった。
両親を見た沙羅は「えー!」と今までで一番驚いた顔をしている。
「ねー貴司さん・・娘よ可愛い~もう貴臣なんてどうでもいいわ。」
キャアキャアと喜ぶ一条の母は、自分よりかなり身長が低い沙羅を抱きしめて娘が出来た事を喜ぶ。
「そうだね~ミライ。」
父もまた年齢不詳の不思議な人だ。
「あの・・ミライさんってあのミライさん?」
「もういや~ん。ママって呼んでよ。ママよ。」
「母さん・・落ち着こうか。」
この両親のハシャグ様子をやっぱりこうなるよな~と言う顔で貴臣はみていた。
今回会わせると決めてから予想していた事だから驚かないが・・。
貴臣の母は、スーパーモデル並みのスタイルに白い肌と黒髪で子育て終わったからと海外に移住した両親は元有名女優だった。
父親は、マネージャー兼社長だった事もあり彼女の引退と同時に会社を後輩に譲り自分もミライと一緒に海外移住した。
「息子は、人を愛せないのかしらと思って心配していたけどこんな可愛い子を捕まえるなんてよくやったと言いたいわ。」
「そうだね~ママ。」
落ち着かない両親に貴臣は「沙羅が驚いてるだろう?」と言うが興奮が止まらない母は結婚式も楽しみだと言い出し事前に相談していた事を・・
「沙羅ちゃんの実家の件は、貴臣から聞いているわ。私の両親も兄妹も似ているからわかるのよ。人間は、一人では生きていけないけど私達もいるし貴臣もいる。だから一人じゃないし、私達は家族なんだから。ねっ。」
とウインクして実家の件は、気にするなと言ってくれたうえに自分も女優なんて仕事をしていたから色々あったと話す。
その横で夫まで「そうだね~色々あったね。」
と思い出したのか難しい顔をしていたそのくらい酷かったようだ。
今日の沙羅の衣装は、貴臣が用意した振袖で真っ赤な生地に小さい花が染め抜かれている振袖は体の小さな沙羅には良く似合っていた。
いつもより少し華やかなスーツを着た彼が手を差し出し会場にエスコートしてくれる。
その後ろを一条夫妻が歩いて付いていてくれた。
貴臣の会社の主要な役員や仲間を紹介されたり相沢も恋人を連れて駆け付けてくれていた。
お祝いムードの中で沙羅の両親はやはり来る事はなかった。
しかし一番来てほしくない人がその場に現れた。
「姉さん・・。」
姉を見つけて緊張した声でつぶやく沙羅を貴臣は自分に引き寄せた。
「なに・・傷ものの妹が自分だけ幸せになろうって?許せるわけないでしょ!私より幸せになるなんて生意気なのよ。」
そう言って小さな瓶を持つた手を振り上げ沙羅に投げつけようとしたとき沙羅の視界は真っ黒になった。
貴臣が彼女を庇うように覆いかぶさりすっぽりと抱きこむ。
「何よ!離してよ!」
「社長大丈夫ですか?」
服部が、その行動にいち早く反応して振り上げた手を掴み小瓶を取り上げた時に床に落ちたのか異様な臭いがした。
「塩酸か。」
服部は、沙羅の姉を拘束して警備員が駆け付けて姉を連行して行った。
今回の沙羅の姉の行動は、さすがの母親も知らなかったのか驚き狼狽する。
「沙織がああなのは、私達があの子の悪知恵を諭せなかったからだ。」
そう父親が言うと、
「沙織が悪いの?貴方がお義母さんに沙羅を預けたから・・私が育てていれば沙織と同じように優秀な子になったはずなのに・・。」
沙羅の母親の学歴至上主義は、母親が大学に行けなかった学歴コンプレックスから子供達の教育に熱心すぎた事で姑は、沙織の性格を見抜き沙羅の安全の為に引き取ったという経緯があったようだ。
沙羅の姉は、精神治療が必要と言う事で病院へ入院させる事を条件に被害届を出さない方向で話がきまった。
弟は、海外留学をしていて日本には当分帰国しないという事だった。
姉は、沙羅の傷をなんとも思わない貴臣にあてつけるように沙羅の顔を焼こうとしたのだ、その狂気な行動は精神障害でもあった。
結婚式は、それなりに行い神式で着物という選択をしたのは貴臣だった。
「あの子も考えたわね・・沙羅ちゃんが着物だと肩を出さずに済むしね。」
「そうだね・・よほど大事なんだろうね。」
「そうでないと結婚なんてしないわよあの子。」
式も披露宴も沙羅と貴臣は、和装を選択したのは沙羅を悪く言われるのが我慢がならないのと他人に彼女の白い肌を見せたくない独占欲からだった。
新郎!新婦に一言お願いしますという言葉に会場が固唾を飲む・・女を愛せない一条が何を言うのか注目された。
「俺の唯一で初恋の君に僕のすべてをかけて守り愛していきますだから側にいて下さい。」
「はい。」
涙声で返事しかできない新婦沙羅に「可愛い~」という声があがる。
二人は、式を終えてすぐに役所に届けを出した。
新婚旅行は、仕事が落ち着いてから貴臣の両親が暮らす国に行く事に。
「沙羅・・幸せになるんだぞ。」
「春樹さん・・有難う。」
妹を送り出す気分の相沢は、男泣きしているし貴臣の両親もまた可愛い娘が出来たと泣くしで大騒ぎの結婚式だった。
沙羅は、貴臣のすすめで大学ではなく専門学校に通う事になり本格的に設計を勉強する事になって相沢の会社は辞職した。
「沙羅~今日は、中華でいいか?」
「うん。」
沙羅の学校が終わる時間には、かならず夫が連絡をくれる。
夫は、沙羅のクラスメートを自分のレストランに招待する事もあってその時のSNS動画が宣伝になるといういい夫作戦一石二鳥だと服部は感心する。
服部は、家族同然でたまに朝食を一緒に食べたり服部の婚活に沙羅が意見を言ったりと仲もいい。
一条沙羅となって沙羅は初めて愛を感じて自由を感じている。
「沙羅。行こうか。」
今日も一緒に視察にいく二人の後姿は幸せの象徴だと服部は思いずっと二人を見守りたいと思う服部だった。
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