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第21話 お洋服 カメラ 思い出
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まだまだ夜は長い。
結局ユキさんが酔っ払ってしまい、もう一本だけお姉さんになったので一度ヒール風呂でリセットしてきた。
「そういえばこの地下室ってどういう仕組みなんですの?このお酒とか服とか。」
マロンさんが急にそんな話を振ってきた。
「僕も仕組みとか言われると不明なんですけど、スキルポイントを使って家具とか設備増やすんですよ。そしてここに来た人が幸せになるとボーナスのスキルポイントが貰えるんです。」
マロンさんは少し考えた後、
「じゃあ私達が今楽しんでるのもスキルポイントになるかも知れないって事かしら?」
「それならめっちゃ楽しむっす!なんなら毎日来てもいいっすね!」
いやそれだと慣れちゃうからポイント入らないのよ。
「多分ポイントになりますよ。感謝感謝です。」
「ショウさん?もしかしてこのパジャマの他にもお洋服出せたりするんですか?」
ユキさんは完全に復活しまたワインを飲んでいた。
「まあ出せますね。あまり細かく見てないですけど、ポイントも安いし。」
僕のその言葉に三人の目の色が変わった。
「ちょっとだけ出してみてくれないかしら!気になるわ!このパジャマもすごいもの!」
「服なんて同じようなのしか売ってないから新しいの着たいっす!」
「ショウさんはどんなお洋服が好みなんですか?ちょっと着てみたいです…」
おぉ…女の子はオシャレが好きだけどここまでか、じゃあちょっと探してみよう。
ステータス画面を開き女性服を探す。なんでこんな物まであるんだろうか。アマゾンを流れてる川のサイトを思い出すな。
ドレス、制服、ワンピース。ボーイッシュなアレとかナースもあんの?チャイナ服も?コスプレ感が出てしまう物はちょっとやめよう。
なんか背徳感で潰れてしまいそう。
サイズ…分からないなぁ、とりあえずドレスとワンピースを適当に選ぶ、着られないなら返却もできるし。
ポイント半分持ってかれるけど…
すると目の前にドサっと大量の服が現れた。
「まじっすか…本当になんでもありっすね…」
ノアちゃん、僕もそう思うよ。
「じゃあ僕は隣の部屋にいるから着替え終わったら呼んでね。」
「別にここにいても構いませんのよ?」
マロンさん、からかわないで下さい…
隣の部屋で待機していると楽しそうな声が聞こえてくる。
「これすごいっす!刺繍が細かくて王女様でも持ってないっすよ!」
そういや王族って見た事ないな…
「これはちょっとスカートが短いわね、でも男性はこういうのが好きなのかしら」
多分みんな好きですよ。どうぞそれに決めて下さい。
「この白い服可愛いですね。シンプルですけど生地がしっかりしていてとても着心地がいいです。」
ワンピースかな?きっと似合うだろうなぁ。
もう入ってきていいっすよーと声が聞こえたので中に入る。おっと…これは…
ノアちゃんは青いミニドレスを着ている。
どこかのお姫様みたいだ…。っすよ!とか言わなければ…
どうっすか!と言いながらクルクル回っているがヒラヒラするスカートにしか目がいかないんだが…
「ショウさんも男の子っすねぇ」
とからかわれた。ぐぬぬ。
マロンさんは薄紫のロングドレス。
こんなにドレスが似合う人いるの?
マロンさんの妖艶な雰囲気もあって貴婦人のようだ。
あと胸が半分出ている。なんで僕はそこから目が離せないんだ!悔しいけど目がそこを見てしまうんだ。
「あら?ここが気になるのかしら?ちょっと触ってもいいのよ?」
え、いいの?じゃあちょっとだけ…
ユキさんの視線を感じて僕は我に帰る。
ユキさんは…綺麗だ…
白のワンピース、イメージ通りというかこれが最適解。
素朴でいて可憐、しばらく見惚れてしまって
「綺麗だ…」
と思った事がそのまま口に出てしまった。
ハッと我に帰るとユキさんは顔を真っ赤にして下を向いている。
二人はニヤニヤしながら僕達を見ていた。
「あの、みんな綺麗ですよ!その、写真撮りましょうか!」
「写真?なんすかそれ?」
「何を取るのかしら?」
「しゃ、しゃしん!とりましょう!いいですねそれ!」
ユキさんテンパってますね。写真って何か言ってみていいよ。面白そうだから。
デジカメを5ポイントで交換し、写真のなんたるかを説明する。
「絵がすぐに書けるって事ですか?」
まあそうだね、やってみれば分かるよ。
試しにユキさんを撮ってみる。不意打ちだったがどうだろう。
写真を確認するといつもの可愛いユキさんが映っていた。
「おおーすごいっす!こんな鮮明に!」
みんなそれぞれ写真を撮りあって結構な枚数になった。
プリンターも交換して写真を出せるようにしようと思い立ち5ポイントで交換。
みんなお気に入りの写真をプリントし、楽しそうに眺めている。
ユキさんは自分の写真が少し恥ずかしいらしく、少し照れくさそうに眺めていた。
「よく撮れてますね、こうやって思い出を絵にする機械なんですよ。」
「すごいですよコレ、モンスターとか撮ったら図鑑がとても分かりやすくなります。」
そんなたわいもない話をしていると急にマロンさんに声をかけられた。
「ユキー、ショウさーん、ちょっとこっち見てくださる?」
二人で同時に声のする方を向くとパシャっという音が聞こえた。
「あら、これは良い写真だわぁ…ユキ、感謝しなさいよ」
二人の顔は近く、ふとした自然なショット、日常を切り取ったような写真。
「こ、これは持って帰ろうと思います!記念ですよね!今日の!」
すごい速さでプリントをしてバッグにしまった。
僕もあとでプリントしようかな…。
その後もデジカメはみんなの遊び道具となりお酒を飲んでいるところもビリヤードをしているところもパシャパシャと撮っている。
気がつけばもう12時か…流石に眠くなってきた。
今日はどうしますかと聞くと全員泊まるらしい、女性用の部屋にベッドを一つ追加し、限界だった僕はベッドに沈んだ。
別れ際にマロンさんからみんなには内緒よとデジカメを渡された。
眠気の中デジカメの写真を確認するとみんなの楽しそうな写真がいっぱいだ。今度からデジカメで思い出を残すか…
しかし良い写真ばかりだ。
楽しそうに飲むみんな。
ビリヤードをする真剣なノアちゃん。
ドレスを着てポーズを決めるマロンさん。
白ワインのボトルを持ってはしゃぐユキさん…
ん?
なんかスカートがめくれて中身が…
ビリヤードをしているユキさんを撮った写真は胸が…
ノアちゃんのビリヤードをしている後ろ姿はミニドレスだからもう見えてるし…
マロンさん…何してるんですか…
ありがとうございます…
結局ユキさんが酔っ払ってしまい、もう一本だけお姉さんになったので一度ヒール風呂でリセットしてきた。
「そういえばこの地下室ってどういう仕組みなんですの?このお酒とか服とか。」
マロンさんが急にそんな話を振ってきた。
「僕も仕組みとか言われると不明なんですけど、スキルポイントを使って家具とか設備増やすんですよ。そしてここに来た人が幸せになるとボーナスのスキルポイントが貰えるんです。」
マロンさんは少し考えた後、
「じゃあ私達が今楽しんでるのもスキルポイントになるかも知れないって事かしら?」
「それならめっちゃ楽しむっす!なんなら毎日来てもいいっすね!」
いやそれだと慣れちゃうからポイント入らないのよ。
「多分ポイントになりますよ。感謝感謝です。」
「ショウさん?もしかしてこのパジャマの他にもお洋服出せたりするんですか?」
ユキさんは完全に復活しまたワインを飲んでいた。
「まあ出せますね。あまり細かく見てないですけど、ポイントも安いし。」
僕のその言葉に三人の目の色が変わった。
「ちょっとだけ出してみてくれないかしら!気になるわ!このパジャマもすごいもの!」
「服なんて同じようなのしか売ってないから新しいの着たいっす!」
「ショウさんはどんなお洋服が好みなんですか?ちょっと着てみたいです…」
おぉ…女の子はオシャレが好きだけどここまでか、じゃあちょっと探してみよう。
ステータス画面を開き女性服を探す。なんでこんな物まであるんだろうか。アマゾンを流れてる川のサイトを思い出すな。
ドレス、制服、ワンピース。ボーイッシュなアレとかナースもあんの?チャイナ服も?コスプレ感が出てしまう物はちょっとやめよう。
なんか背徳感で潰れてしまいそう。
サイズ…分からないなぁ、とりあえずドレスとワンピースを適当に選ぶ、着られないなら返却もできるし。
ポイント半分持ってかれるけど…
すると目の前にドサっと大量の服が現れた。
「まじっすか…本当になんでもありっすね…」
ノアちゃん、僕もそう思うよ。
「じゃあ僕は隣の部屋にいるから着替え終わったら呼んでね。」
「別にここにいても構いませんのよ?」
マロンさん、からかわないで下さい…
隣の部屋で待機していると楽しそうな声が聞こえてくる。
「これすごいっす!刺繍が細かくて王女様でも持ってないっすよ!」
そういや王族って見た事ないな…
「これはちょっとスカートが短いわね、でも男性はこういうのが好きなのかしら」
多分みんな好きですよ。どうぞそれに決めて下さい。
「この白い服可愛いですね。シンプルですけど生地がしっかりしていてとても着心地がいいです。」
ワンピースかな?きっと似合うだろうなぁ。
もう入ってきていいっすよーと声が聞こえたので中に入る。おっと…これは…
ノアちゃんは青いミニドレスを着ている。
どこかのお姫様みたいだ…。っすよ!とか言わなければ…
どうっすか!と言いながらクルクル回っているがヒラヒラするスカートにしか目がいかないんだが…
「ショウさんも男の子っすねぇ」
とからかわれた。ぐぬぬ。
マロンさんは薄紫のロングドレス。
こんなにドレスが似合う人いるの?
マロンさんの妖艶な雰囲気もあって貴婦人のようだ。
あと胸が半分出ている。なんで僕はそこから目が離せないんだ!悔しいけど目がそこを見てしまうんだ。
「あら?ここが気になるのかしら?ちょっと触ってもいいのよ?」
え、いいの?じゃあちょっとだけ…
ユキさんの視線を感じて僕は我に帰る。
ユキさんは…綺麗だ…
白のワンピース、イメージ通りというかこれが最適解。
素朴でいて可憐、しばらく見惚れてしまって
「綺麗だ…」
と思った事がそのまま口に出てしまった。
ハッと我に帰るとユキさんは顔を真っ赤にして下を向いている。
二人はニヤニヤしながら僕達を見ていた。
「あの、みんな綺麗ですよ!その、写真撮りましょうか!」
「写真?なんすかそれ?」
「何を取るのかしら?」
「しゃ、しゃしん!とりましょう!いいですねそれ!」
ユキさんテンパってますね。写真って何か言ってみていいよ。面白そうだから。
デジカメを5ポイントで交換し、写真のなんたるかを説明する。
「絵がすぐに書けるって事ですか?」
まあそうだね、やってみれば分かるよ。
試しにユキさんを撮ってみる。不意打ちだったがどうだろう。
写真を確認するといつもの可愛いユキさんが映っていた。
「おおーすごいっす!こんな鮮明に!」
みんなそれぞれ写真を撮りあって結構な枚数になった。
プリンターも交換して写真を出せるようにしようと思い立ち5ポイントで交換。
みんなお気に入りの写真をプリントし、楽しそうに眺めている。
ユキさんは自分の写真が少し恥ずかしいらしく、少し照れくさそうに眺めていた。
「よく撮れてますね、こうやって思い出を絵にする機械なんですよ。」
「すごいですよコレ、モンスターとか撮ったら図鑑がとても分かりやすくなります。」
そんなたわいもない話をしていると急にマロンさんに声をかけられた。
「ユキー、ショウさーん、ちょっとこっち見てくださる?」
二人で同時に声のする方を向くとパシャっという音が聞こえた。
「あら、これは良い写真だわぁ…ユキ、感謝しなさいよ」
二人の顔は近く、ふとした自然なショット、日常を切り取ったような写真。
「こ、これは持って帰ろうと思います!記念ですよね!今日の!」
すごい速さでプリントをしてバッグにしまった。
僕もあとでプリントしようかな…。
その後もデジカメはみんなの遊び道具となりお酒を飲んでいるところもビリヤードをしているところもパシャパシャと撮っている。
気がつけばもう12時か…流石に眠くなってきた。
今日はどうしますかと聞くと全員泊まるらしい、女性用の部屋にベッドを一つ追加し、限界だった僕はベッドに沈んだ。
別れ際にマロンさんからみんなには内緒よとデジカメを渡された。
眠気の中デジカメの写真を確認するとみんなの楽しそうな写真がいっぱいだ。今度からデジカメで思い出を残すか…
しかし良い写真ばかりだ。
楽しそうに飲むみんな。
ビリヤードをする真剣なノアちゃん。
ドレスを着てポーズを決めるマロンさん。
白ワインのボトルを持ってはしゃぐユキさん…
ん?
なんかスカートがめくれて中身が…
ビリヤードをしているユキさんを撮った写真は胸が…
ノアちゃんのビリヤードをしている後ろ姿はミニドレスだからもう見えてるし…
マロンさん…何してるんですか…
ありがとうございます…
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