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第41話 月花竜 ウォータースライダー
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ぶっちゃけて言えばドラゴンの巣までは簡単に行けるんだよね。
僕は地面透視を使って地上を眺めつつ進んでいる。
確かに大蛇だのでっかいクマだの危険な魔獣が多い、普通なら巣に行くまでも命懸けじゃないか。
あの後出しエルフまさかわざとか?
報酬ケチったんじゃないだろうな…
まあ結果地下室チートの僕が来たから良かったけど…
文句を言いつつ山頂を目指す。子供のドラゴンは牛肉を美味しそうに食べていた。結構良い肉だからね、好きなだけ食べなよ。
数十分で巣に到着、案外楽勝だな。
親は…あれか…すごく大きい、前にレイさんが討伐したドラゴンの五倍はある。
体中にキズがあり、なんとも言えない風格があるな。
僕は子供ドラゴンを抱いて表に出た。子供ドラゴンは嬉しそうに母親の元へ飛んでいく、はい依頼完了。
帰ろうかな。
「少し待つのじゃ人間、お前がこの子を連れてきてくれたんだろう?」
あぁ、喋るタイプのドラゴンでしたか…
「そうです、決して誘拐したワケではないので怒らないで下さいね。」
「知っているさ、この子はもうすぐ独り立ちの時期じゃからな、その練習で色々な場所に行っているんじゃよ。」
そういう事?ややこしくなるから目離さないで貰える?
子供ドラゴンはピィピィと母親に何か伝えているみたいだ。
ドラゴンはほぅ…となにか考えている。
「この子から聞いたのだがお前の家には美味い肉が大量にあるそうじゃな、妾にも少し食べさせてはくれないだろうか。対価も払おう。」
ドラゴンの対価か、少し興味あるな。
「でもその大きさで僕の地下室には入れないですよ?」
なんじゃ、そんな事かとドラゴンはどんどん小さくなり、人間の女の子に姿を変えた。
あ、裸じゃないんだ…
ドラゴンは人間で言うところの15歳ほどの大きさで赤いドレスを身に纏っていた。
「なんじゃ?驚かないのか?人間の姿になったのじゃぞ?」
「まあそんな気がしてたというか…気にしないで下さい」
転生前の世界の小説なんかではお決まりのパターンだよ、なんて言っても説明が面倒になるだけだ。
「まあどうぞ、僕の地下室へ」
「なんとも肝の座った男じゃのう…妾は月花竜ルナティアじゃ、ルナでよいぞ。」
「あの、子供は?どっかいっちゃいましたけど?」
子供ドラゴンはまたフラフラと飛び去ってしまった。
「堅苦しい言葉遣いは不要じゃ、子供は旅をするもんじゃ、またどこかへ遊びにいくんじゃろ」
それ迷惑だからやめさせた方がいいよ?
「まあいいか…じゃあルナ、僕の地下室を案内するよ。」
そして二人で地下室に降りると…
「うおお!なんじゃこりゃ!妾の知らない物がこんなに!?」
面白いくらい驚くじゃないか。ちょっと嬉しい。
「これは酒か?なんとも美味じゃのう!これはなんじゃ!アイスクリーム?なんとも甘くて美味いのう!」
ルナはドリンクバーコーナーではしゃぎまくっている。
いやいやまだまだこんなもんじゃ無いんだよ。
そして一通りの設備を案内し終わった後、ルナの瞳はキラキラと輝いていた。
「すごいのう!すごいのう!長年生きているがこんなに驚いたのは初めてじゃ!まずあの風呂じゃ!風呂に入らせてくれ!」
ご自由にどうぞと言うと一目散に風呂に向かって走っていく、これも持ってくと良いと日本酒も渡しておいた。
さて食事の準備をするか、僕も少しお腹すいたな…
絶対肉が好きだし、ステーキにするか?
でも正直普通すぎる、これだけ驚いてくれたんだ。もう少し捻った料理…
ローストビーフなんてどうだろう、時間が無いから出来合いの物になるが…きっと切り分けるだけで時間かかるだろう。
僕はルナが出てくるまでの間、延々とローストビーフを切り続けた。
ガーリックソースも付ければもうご馳走だ!少し食べたがさっぱりして美味しい!
「おいショウ!身体の傷が綺麗さっぱり消えたぞ!すごい風呂じゃな!地下なのに空もあったぞ!」
ルナは湯気を身体から出して風呂から上がってきた。
「ヒール風呂入った?あれ傷とか治るんだよね、あとあの空は偽物だよ」
「素晴らしい風呂じゃった…そしてそこにある肉は…」
「ご飯だよ、お腹空いたでしょ、風呂上がりだからサッパリめの肉にしたよ。」
お腹ぺこぺこじゃ!と席に着くルナ、大ジョッキにビールをついで、いざローストビーフだ。
「美味いのう!これは…生肉ではないが…なんとも不思議な焼き方じゃ…」
確か周りを焼いた余熱で火を入れるんだっけ?出来合いだから詳しく無いけど。
「そしてこのビール!幸せじゃ…数千年生きてきてこれほど満たされた気分になった事はないぞ!」
やっぱり数千年とか生きてるのか、想像も付かないな。
「なぁ、ルナってすごい強いドラゴンなの?」
少し興味が沸いたので聞いてみた。
「そうじゃのう…妾は七聖竜の一人じゃから、まあ強いのう。」
「七聖竜?なにそのかっこいいの」
「お主知らんのか…世ずれしとるのう…七聖竜は別名プライマル・セブンとも呼ばれる原初の竜じゃよ。
まあ妾達から始まったんじゃ、ドラゴンというものは」
なにそれすごい、ルナはローストビーフをモグモグ食べながら教えてくれた。
「ちなみになんだけどさ、ドラゴン討伐についてはどうなの?たまに悪さしたドラゴンが冒険者に殺される事あるよね?」
もし怒るようならレイさんとかに近づけないようにしないといけない。あの人ドラゴンスレイヤーだし。
「別に?って感じじゃな、弱かった。それだけじゃ。お主だってドラゴンスレイヤーではないか。」
そういえば僕も前にドラゴン倒したっけ、というかなんで分かるの?
「妾にはお見通しじゃ、スキルくらい本気出せば見れるのじゃ。」
流石プ、プラなんとかセブン!
「しかし美味いのう…前菜はこのくらいにしてメインをお願いしても良いか?」
え?もう50キロ食べたの?僕が頑張って切ったのをこの数分で?
「分かったよ、存分に食える量を出してあげるよ。」
「楽しみじゃ!」
それからテーブルを鉄板に切り替え、牛を輪切りにしたんじゃないかってくらいのステーキをどんどん焼いていく。
最後はもう好みで焼いてくれと肉を積み上げ、僕はビールを飲みながら見守っていた。
何キロ食べた?いや、何トン食べた?
「満腹じゃ、どれ、アイスクリームを頂こうかの」
牛絶滅するよ?まあ無限だからいいけど。
ふと気になる、ルナはパンチングマシーンでどのくらい数値が出るんだ?
「なぁルナ、向こうに攻撃力測る機械があるんだけどちょっとやってみない?」
「ほう、面白そうじゃの、本気なんてここ数百年出した事ないからのぅ、測れると言うのなら本気でいくぞ。」
そしてパンチングマシーンの前へ移動、まあ余裕だろうから超地獄級でいこう。
「なるほど、この架空の敵を倒すのか、まあ最初は軽く」
ドンッという音と共に敵は…吹っ飛ばないっすね。
「力を抜きすぎたかのう…どれ」
次はズドンという音と共に敵が吹っ飛んでいった。
「おお、爽快じゃの!これでも壊れないなら本気でも大丈夫そうじゃの!!」
そう言って次から爆発音をさせながらクリアしていく。しかし…
「なんじゃこのバカでかいスライムは!!全く歯が立たん!クリアさせる気ないじゃろこれ!」
何回やってもボスが倒せないルナ、50000kgか、十分強い。でもね、いやそれが倒せるんすよ。
「いや倒せるよ?この前オーガのお父さんがぶっ飛ばしてたもん。」
「はぁ?オーガじゃと?それは無理無理カタツムリじゃな、あやつらに単純な力で敵うわけなかろう」
まじで?オーガってそんな強いの?
「あやつらは青天井で力が上がるからの、総合的に見れば妾の方が強いが力勝負では勝てるわけないじゃろ」
そうなんだ、すごい友達持ったな僕。
少し暑くなったので水浴びしたいと言い出し、ルナと共にナイトプールへ向かった。
「しかし何でもあるのう…湖まで、しかも美しい」
ルナはドレスのままじゃ泳げんと水着スタイルになった。なんでも鱗を服に変えているだけなので全裸みたいなものなんだそうだ。
「あの筒はなんじゃ?」
ウォータースライダーか、そういや僕もやってなかったな。
「上から滑り降りる遊びだよ、やってみれば?」
気になるのう!と上に飛んでいき、スポっと筒に吸い込まれていった。
たまに見える隙間から笑顔のルナが見える。
ザパーンと着水し、水中から笑顔のルナが顔を出した。
「これ超面白いのう!三種類あるのか!?残りも行ってくる!!」
なんか急に超とか言い出したけど、気に入ったみたいだ。
散々ウォータースライダーを遊んだ結果一番早いのは頭から突っ込むポーズだと報告された。
わー、勉強になるー。
そして今僕達は貝殻の浮き輪の上でのんびり酒を飲んでいる。
「いやー楽しかったのじゃ!まだまだ色々あるんじゃろ?」
「まあそうだなぁ、頭を使う遊びも多いし、ボールを使う遊びもあるな。」
「ショウのユニークスキルはすごいのう、流石転生者じゃの。」
ん?転生者って気がついてたの?
「よく分かったね、転生者って」
「妾にはなんでもお見通しじゃ、それでこの世界で何をするんじゃ?魔王討伐か?」
「いや、僕はこの地下室をもっと良い物にしたいんだよ、最終目標は遊園地っていう施設を作りたいんだ。」
「それはいい事じゃ、魔王軍も悪いヤツばかりでは無いからのう。是非その遊園地とやらができたらもっと大きなウォータースライダーを付けてくれ」
「ちょっと待ってくれ、魔王軍は悪いヤツばかりではないってどういう事?」
「言葉のままじゃ、人間にだって悪いヤツはいるじゃろ?同じ事じゃ。機会があれば魔王領に行ってみると良い、きっと良き出会いがあるはずじゃ。」
いや言われてみれば確かに…サキュバスだって半分魔族みたいなものだが友好的じゃないか。
機会があれば確かめに行こう、その時はルナを誘っていけば間違いないな。
「妾はもう一滑りしてくるのじゃ!頭から入った後の姿勢も研究するぞ!」
楽しそうだな…
「僕もやろうかな!競争しようぜ!」
「お?やるか?望むところじゃ!!」
月華竜との楽しい夜は過ぎていく。
しかし魔王軍か、ちょっと気になるな…
僕は地面透視を使って地上を眺めつつ進んでいる。
確かに大蛇だのでっかいクマだの危険な魔獣が多い、普通なら巣に行くまでも命懸けじゃないか。
あの後出しエルフまさかわざとか?
報酬ケチったんじゃないだろうな…
まあ結果地下室チートの僕が来たから良かったけど…
文句を言いつつ山頂を目指す。子供のドラゴンは牛肉を美味しそうに食べていた。結構良い肉だからね、好きなだけ食べなよ。
数十分で巣に到着、案外楽勝だな。
親は…あれか…すごく大きい、前にレイさんが討伐したドラゴンの五倍はある。
体中にキズがあり、なんとも言えない風格があるな。
僕は子供ドラゴンを抱いて表に出た。子供ドラゴンは嬉しそうに母親の元へ飛んでいく、はい依頼完了。
帰ろうかな。
「少し待つのじゃ人間、お前がこの子を連れてきてくれたんだろう?」
あぁ、喋るタイプのドラゴンでしたか…
「そうです、決して誘拐したワケではないので怒らないで下さいね。」
「知っているさ、この子はもうすぐ独り立ちの時期じゃからな、その練習で色々な場所に行っているんじゃよ。」
そういう事?ややこしくなるから目離さないで貰える?
子供ドラゴンはピィピィと母親に何か伝えているみたいだ。
ドラゴンはほぅ…となにか考えている。
「この子から聞いたのだがお前の家には美味い肉が大量にあるそうじゃな、妾にも少し食べさせてはくれないだろうか。対価も払おう。」
ドラゴンの対価か、少し興味あるな。
「でもその大きさで僕の地下室には入れないですよ?」
なんじゃ、そんな事かとドラゴンはどんどん小さくなり、人間の女の子に姿を変えた。
あ、裸じゃないんだ…
ドラゴンは人間で言うところの15歳ほどの大きさで赤いドレスを身に纏っていた。
「なんじゃ?驚かないのか?人間の姿になったのじゃぞ?」
「まあそんな気がしてたというか…気にしないで下さい」
転生前の世界の小説なんかではお決まりのパターンだよ、なんて言っても説明が面倒になるだけだ。
「まあどうぞ、僕の地下室へ」
「なんとも肝の座った男じゃのう…妾は月花竜ルナティアじゃ、ルナでよいぞ。」
「あの、子供は?どっかいっちゃいましたけど?」
子供ドラゴンはまたフラフラと飛び去ってしまった。
「堅苦しい言葉遣いは不要じゃ、子供は旅をするもんじゃ、またどこかへ遊びにいくんじゃろ」
それ迷惑だからやめさせた方がいいよ?
「まあいいか…じゃあルナ、僕の地下室を案内するよ。」
そして二人で地下室に降りると…
「うおお!なんじゃこりゃ!妾の知らない物がこんなに!?」
面白いくらい驚くじゃないか。ちょっと嬉しい。
「これは酒か?なんとも美味じゃのう!これはなんじゃ!アイスクリーム?なんとも甘くて美味いのう!」
ルナはドリンクバーコーナーではしゃぎまくっている。
いやいやまだまだこんなもんじゃ無いんだよ。
そして一通りの設備を案内し終わった後、ルナの瞳はキラキラと輝いていた。
「すごいのう!すごいのう!長年生きているがこんなに驚いたのは初めてじゃ!まずあの風呂じゃ!風呂に入らせてくれ!」
ご自由にどうぞと言うと一目散に風呂に向かって走っていく、これも持ってくと良いと日本酒も渡しておいた。
さて食事の準備をするか、僕も少しお腹すいたな…
絶対肉が好きだし、ステーキにするか?
でも正直普通すぎる、これだけ驚いてくれたんだ。もう少し捻った料理…
ローストビーフなんてどうだろう、時間が無いから出来合いの物になるが…きっと切り分けるだけで時間かかるだろう。
僕はルナが出てくるまでの間、延々とローストビーフを切り続けた。
ガーリックソースも付ければもうご馳走だ!少し食べたがさっぱりして美味しい!
「おいショウ!身体の傷が綺麗さっぱり消えたぞ!すごい風呂じゃな!地下なのに空もあったぞ!」
ルナは湯気を身体から出して風呂から上がってきた。
「ヒール風呂入った?あれ傷とか治るんだよね、あとあの空は偽物だよ」
「素晴らしい風呂じゃった…そしてそこにある肉は…」
「ご飯だよ、お腹空いたでしょ、風呂上がりだからサッパリめの肉にしたよ。」
お腹ぺこぺこじゃ!と席に着くルナ、大ジョッキにビールをついで、いざローストビーフだ。
「美味いのう!これは…生肉ではないが…なんとも不思議な焼き方じゃ…」
確か周りを焼いた余熱で火を入れるんだっけ?出来合いだから詳しく無いけど。
「そしてこのビール!幸せじゃ…数千年生きてきてこれほど満たされた気分になった事はないぞ!」
やっぱり数千年とか生きてるのか、想像も付かないな。
「なぁ、ルナってすごい強いドラゴンなの?」
少し興味が沸いたので聞いてみた。
「そうじゃのう…妾は七聖竜の一人じゃから、まあ強いのう。」
「七聖竜?なにそのかっこいいの」
「お主知らんのか…世ずれしとるのう…七聖竜は別名プライマル・セブンとも呼ばれる原初の竜じゃよ。
まあ妾達から始まったんじゃ、ドラゴンというものは」
なにそれすごい、ルナはローストビーフをモグモグ食べながら教えてくれた。
「ちなみになんだけどさ、ドラゴン討伐についてはどうなの?たまに悪さしたドラゴンが冒険者に殺される事あるよね?」
もし怒るようならレイさんとかに近づけないようにしないといけない。あの人ドラゴンスレイヤーだし。
「別に?って感じじゃな、弱かった。それだけじゃ。お主だってドラゴンスレイヤーではないか。」
そういえば僕も前にドラゴン倒したっけ、というかなんで分かるの?
「妾にはお見通しじゃ、スキルくらい本気出せば見れるのじゃ。」
流石プ、プラなんとかセブン!
「しかし美味いのう…前菜はこのくらいにしてメインをお願いしても良いか?」
え?もう50キロ食べたの?僕が頑張って切ったのをこの数分で?
「分かったよ、存分に食える量を出してあげるよ。」
「楽しみじゃ!」
それからテーブルを鉄板に切り替え、牛を輪切りにしたんじゃないかってくらいのステーキをどんどん焼いていく。
最後はもう好みで焼いてくれと肉を積み上げ、僕はビールを飲みながら見守っていた。
何キロ食べた?いや、何トン食べた?
「満腹じゃ、どれ、アイスクリームを頂こうかの」
牛絶滅するよ?まあ無限だからいいけど。
ふと気になる、ルナはパンチングマシーンでどのくらい数値が出るんだ?
「なぁルナ、向こうに攻撃力測る機械があるんだけどちょっとやってみない?」
「ほう、面白そうじゃの、本気なんてここ数百年出した事ないからのぅ、測れると言うのなら本気でいくぞ。」
そしてパンチングマシーンの前へ移動、まあ余裕だろうから超地獄級でいこう。
「なるほど、この架空の敵を倒すのか、まあ最初は軽く」
ドンッという音と共に敵は…吹っ飛ばないっすね。
「力を抜きすぎたかのう…どれ」
次はズドンという音と共に敵が吹っ飛んでいった。
「おお、爽快じゃの!これでも壊れないなら本気でも大丈夫そうじゃの!!」
そう言って次から爆発音をさせながらクリアしていく。しかし…
「なんじゃこのバカでかいスライムは!!全く歯が立たん!クリアさせる気ないじゃろこれ!」
何回やってもボスが倒せないルナ、50000kgか、十分強い。でもね、いやそれが倒せるんすよ。
「いや倒せるよ?この前オーガのお父さんがぶっ飛ばしてたもん。」
「はぁ?オーガじゃと?それは無理無理カタツムリじゃな、あやつらに単純な力で敵うわけなかろう」
まじで?オーガってそんな強いの?
「あやつらは青天井で力が上がるからの、総合的に見れば妾の方が強いが力勝負では勝てるわけないじゃろ」
そうなんだ、すごい友達持ったな僕。
少し暑くなったので水浴びしたいと言い出し、ルナと共にナイトプールへ向かった。
「しかし何でもあるのう…湖まで、しかも美しい」
ルナはドレスのままじゃ泳げんと水着スタイルになった。なんでも鱗を服に変えているだけなので全裸みたいなものなんだそうだ。
「あの筒はなんじゃ?」
ウォータースライダーか、そういや僕もやってなかったな。
「上から滑り降りる遊びだよ、やってみれば?」
気になるのう!と上に飛んでいき、スポっと筒に吸い込まれていった。
たまに見える隙間から笑顔のルナが見える。
ザパーンと着水し、水中から笑顔のルナが顔を出した。
「これ超面白いのう!三種類あるのか!?残りも行ってくる!!」
なんか急に超とか言い出したけど、気に入ったみたいだ。
散々ウォータースライダーを遊んだ結果一番早いのは頭から突っ込むポーズだと報告された。
わー、勉強になるー。
そして今僕達は貝殻の浮き輪の上でのんびり酒を飲んでいる。
「いやー楽しかったのじゃ!まだまだ色々あるんじゃろ?」
「まあそうだなぁ、頭を使う遊びも多いし、ボールを使う遊びもあるな。」
「ショウのユニークスキルはすごいのう、流石転生者じゃの。」
ん?転生者って気がついてたの?
「よく分かったね、転生者って」
「妾にはなんでもお見通しじゃ、それでこの世界で何をするんじゃ?魔王討伐か?」
「いや、僕はこの地下室をもっと良い物にしたいんだよ、最終目標は遊園地っていう施設を作りたいんだ。」
「それはいい事じゃ、魔王軍も悪いヤツばかりでは無いからのう。是非その遊園地とやらができたらもっと大きなウォータースライダーを付けてくれ」
「ちょっと待ってくれ、魔王軍は悪いヤツばかりではないってどういう事?」
「言葉のままじゃ、人間にだって悪いヤツはいるじゃろ?同じ事じゃ。機会があれば魔王領に行ってみると良い、きっと良き出会いがあるはずじゃ。」
いや言われてみれば確かに…サキュバスだって半分魔族みたいなものだが友好的じゃないか。
機会があれば確かめに行こう、その時はルナを誘っていけば間違いないな。
「妾はもう一滑りしてくるのじゃ!頭から入った後の姿勢も研究するぞ!」
楽しそうだな…
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