【R18版】豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜

自来也

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第44話 人生ゲーム エアホッケー

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ローストビーフをたらふく食べた僕達は今ボードゲームカフェにいる。
トコヨが弱い念力しか使えないのでボーリングなどができない、せっかくだからみんなで遊ぼうとボードゲームをする事になり、

「人生ゲーム?なんじゃこれは」
この一言から人生ゲーム(異世界版)が始まった。

「なるほどのう…人の短い一生を体験するのか、面白そうじゃ」

「別の人生っすね!面白そうなゲームっす!」

「わっちも人間として出来るというわけでありんすね!」

「私も違う人生…どんな人生になるんでしょう」
まあそうなのだがなんかこのゲームのマス…僕の知ってるのと少し違うような。

ルールは簡単なのでみんなすぐに覚えてゲーム開始!
幼少期からだ。

「妾からじゃな、数字は…5じゃ!5つ進めて…なになに?魔獣に襲われ怪我をした。治療費金貨1枚!?ぼったくりじゃろこんなもん!唾付けとけば治るじゃろ!」

「あら大変っすね、人間は弱いっすからね。私は7っす!えーっと、落とし穴を作ったら獲物をゲット、金貨2枚もらう!やったっす!」

「わっちは3でありんす!えーっと、キノコを拾って食べてお腹を壊す、一回休み…わっち不死身でありんす…お腹も壊さないのに…」

「私の番ですね、10です。助けた犬がお金を届けて恩返し、金貨10枚頂きました。出来た犬ですね。」

「次は僕だな、4か、えー、偽物のツボを買わされる、金貨3枚払う。おい嘘だろ?まだ子供だぞ?」

こんな感じで世知辛い、異世界は過酷だ。

「なんじゃと!妾の夫が戦死?弱すぎじゃろ魔王軍如きに!」

「やったっす!賞金首を捕まえて金貨100枚っす!」

「わっちの子供達優秀でありんす、どんどん稼いでくれるでありんす!」

「正義の味方を倒してコイン100枚奪う?私こんな事しませんよ!」

「おいなんだこれ!もう結婚3回目だぞ?生活費で毎回いくら飛んでくんだよ!」

そんな調子でとりあえず終了。

一位は悪の幹部になったレイさん。
「正義の味方だと思ったら悪の組織だったなんて…沢山の罪を犯しました…。」
最後は詐欺とかしてたよね。勇者にも偽物の剣売りつけてたし。

二位は冒険者になったノアちゃん。
「ギルド受付辞めて冒険者も良いっすね」
今から?絶対怪我するよ?

三位は金物屋を開業したトコヨ
「わっちの子供15人もいるでありんす、幸せでありんす」
出産祝いで根こそぎ奪われたんだけど、僕のお金。

四位は僕、武器屋で働く社畜、三人の妻に生活費として給料全額持っていかれる。

そして五位は…
「なぜじゃぁあああ!勇者になったのにぃい」
勇者になったのは良いが不幸が続き結局借金まみれになった可哀想な人、ルナ。

全員新しい人生を謳歌したようだ。

「次は身体を動かしたいのじゃ、何かないかの」
トコヨもせっかくだし一緒に遊びたいよな…

アレあるかな、あったらビリヤードの隣にでも…

あった。エアホッケー。これならトコヨも遊べるんじゃない?
とりあえず二台交換しよう。10ポイントなんて安いもんだ。

「BARに新しい遊び出したからそっち行こうか、きっと楽しいよ。」
全員でゾロゾロと移動、微笑ましいったらありゃしない。

「エアホッケーって言うんだけどこの白いのを手に持ってディスクを打ち合って相手のゴールに入れたら1ポイントっていう単純なゲームだよ。」

「楽しそうっす!トコヨちゃんとやるっす!」
「やるでありんす!」

「これは面白そうじゃのう…レイとならいい勝負ができそうじゃ。」
「そうですね、負けられません」

僕はちょっと観戦するか、余っちゃったし。

ノアちゃんとトコヨは…なんかデパートのゲームコーナーのような微笑ましい光景だな。
「トコヨちゃん嫌な場所打つっすね!私も!おりゃ!」

「甘いでありんす!次はこっちでありんす!」
白熱してるなぁ、実力は同じくらいみたい、トコヨは見えてはいるけど念力の調節が難しいのかな?
それもあって互角っていうのはある。

そして後ろからすごい速さでカンカン聞こえるんだけ、振り返ったらディスク飛んできて僕死んだりしない?

後ろを振り返るととんでもない速さでディスクを打ち合っている、もう僕には見えないよ。

「おお、やるもんじゃの、レイは見込みがあるぞ」

「今勝ってるのは私ですよ?油断してると私の勝ちになりますが宜しいので?」

一瞬の油断が勝負を分ける、一瞬で勝負がつく事もあれば10分以上打ち合ってる事もある。
こんなんもうオリンピックじゃん。

5ポイント先取なのに1時間近くやってレイさんが勝利した。

「ぐぬ、悔しいが妾の負けじゃ…この飛び出さないようにする力加減が難しいのう」

「いい勝負でした、確かに本気で打つと飛んでいってしまいますからね、力の調整の訓練にもなりました。」
そんな特殊訓練するゲームじゃないんだけどなぁ…

試しにレイさんとやってみたが勝負にならない、早すぎる、きっとディスクが飛び出さない限界のスピードだろう。
レイさんってなんでも出来すぎでは?

動いてお腹が空いたとみんなが言い出したので晩御飯にする事にした。
夜は鉄板焼きだ。レイさんが調理ならお任せをと言うので僕はカウンター席、お客様気分だね。
そして焼く側は焼いたそばからルナが食べてしまうから大忙し。

「ちょっとルナさんそれ私の肉っす!返すっす!」
「わっちのイカ焼きも取られたでありんす!」
「早い物勝ちじゃ!どんどん食べるぞ!」

「まあどんどん焼きますのでケンカしないで下さい」
カクテルを大ジョッキで豪快に飲みながら肉を焼くメイド…新ジャンルだ…。

それにしてもカメとドラゴンと人間が楽しそうに食事してるのか。
僕の地下室でこうやって家族みたいに騒いでくれると嬉しくなるな。

これからも色んな縁を大事にしよう。
そしてそれは僕の肉だ、返せ。

今日は全員泊まりか、騒がしくなりそうだ…
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