【R18版】豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜

自来也

文字の大きさ
66 / 228

第66話 魔王と勇者の因縁? 

しおりを挟む
ガル爺、なんて文才だ…。
挿絵が入っているのもあるが情景描写が凄まじい。
まるで目の前で本当に勇者が冒険しているような錯覚に陥る。

「しかし勇者もヘタレでありんすなぁ」
「結局誰ともくっつかないで魔王に負けちゃったもんなぁ」

目を覚ましたガル爺に担当編集の如く早く書いて!と二人で詰め寄り、結局勇者が魔王に負ける所まで書いてもらった。

「お主ら…ワシにじゃってタイミングというものがあるんじゃぞ…?」
目を覚ましたと言うよりは叩き起こされたガル爺は少し疲れていた。とりあえずヒール風呂でも入ったら?

「読者の気持ちが第一でありんす!甘ったれんなでありんす!」
容赦ねぇなぁ…流石に僕もそこまでは言えないよ。

「しかし負けた勇者ってどうなったの?ちなみに」

「負けたら勇者スキルを失うぞい。あとは地元に帰るか魔王領で暮らすかじゃの」
ん?殺されたりしないの?良いの?そんなので。

「スキルを失っただけで十分じゃろ?それに旅の途中に倒した魔族もケンカ売ったのは魔族の方じゃ。勇者が一方的に虐殺などしないじゃろ」

なんかいまいちピンとこないな…

「例えばでありんす、冒険者パーティーがイキって魔王領に攻め込んだとして、冒険者パーティーが殺されたとしても戦争にはならないでありんす」
ならないか?僕はブレイズのみんなが殺されたら魔王に大砲ぶっ放しに行くけど?

「普通の冒険者パーティーは攻め込んだりしないでありんす。悪いヤツらが略奪目的とかで攻め込んだりしたら殺されても自業自得でありんす。」

どちらも防衛しかしてないって事?つまり攻め込んできたバビロンやデミはその悪い奴らだったって事か。

「じゃあさ、もしも僕が魔王領に行ったとして、どんな感じになるの?歓迎はされないと思うけど」

「そうでもないぞ?ショウは何かズレておるのう…なんかこう…なんと言うか…」
いや僕もモヤモヤしてる。なんだこの感じ。

「魔王の国と人間の国があるってだけでありんす。単純な話でありんす。」
そういう事?なんか因縁があって戦争中とかじゃなくて、ただ勇者と魔王は戦うって決まっているだけの世界?

「ちなみに魔王は無敗じゃ、強いぞ、魔王は」
無敗?それなのに人間の国がまだある事を考えると本当に侵略されないのか。

「もしかして魔王って初代から変わってないの?」
無敗ならあり得る。なんならどんどん力を付けて最強になってる可能性だって…

「一応変わっておるぞ、魔王も長生きではあるが200年くらいで死ぬからのう」
死ぬのか、でもそれでも無敗なんだよな…

そう言えばシロは僕がオセロかなんかで勝負すりゃ良いじゃんと言った時そんな考えがあったと喜んでいたが…なんか形式上戦うみたいな感じじゃない?
そんな生死をかけた感じには思えないんだけど。

ガル爺曰く、なんでこんなシステムなのか分からないらしい。ただ勇者と魔王は戦う。それだけは避けられないという事だ。

魔王は元々強く、勇者側は修行を積まないと手も足も出ないんだそう。そして負けたら勇者の力を失い、また勇者スキルを持った人間が産まれてくる。

なんか釈然としないんだけど…
でも一応理由みたいなものがあるのだろう。
なんか気になるよね。

「気になるなら会いに行けばよかろう、ワシが案内してやっても良いぞ?」
良いの?僕が引き金になって全面戦争とか嫌だよ?

「わっちはあそこ嫌いでありんす。クソ飼い主の思い出が詰まった場所でありんす」
そういやトコヨってバビロンのペットだったな。すっかり忘れてたけど。

うーん…魔王領…というか直通で魔王に会いに行くの?興味本位で行って良いものかな?

上手く行けば平和的解決もできるかも知れないけど、それをするのは僕じゃないんじゃない?部外者みたいなもんだし。

「まあ気にはなるけどさ、僕が首を突っ込んでいい話でも無さそうだし今回は遠慮しておくよ。」

「まあそれもありじゃな、いつでも同行するぞ、その時は呼ぶと良い。」

いつか行く時が来るのかな…
「話が終わったならガル爺は次の話書くでありんす!今度はどんな話でありんす?」

「将棋もしたいんじゃが…まあ良かろう。次はワシが恋した人魚の話を書くか」
爺さんの恋愛!?うーん…多分面白い!

そうしてガル爺の書き上げる小説を心待ちにし、トコヨと談笑しながら一日が終わる。
こういう一日もありだな。

そういえば最近ユキさんと遊んでないな…ちょっと誘ってみるか。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

転生?したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

処理中です...