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第111話 公園
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「ショウ!もっと押されたし!強く押されたし!」
僕は公園をアクティベート、今はブランコで遊ぶエリザを力一杯押す係だ。
「これは新感覚、ミミとクゥも嬉々としている!」
不安定じゃないか?ぬいぐるみ二つ抱えてのブランコって。
それ!っという掛け声と共にブランコからジャンプし、スタっと着地するエリザ。
「次の遊びに我を案内されたし!」
意外に楽しんでるな、最近近未来の遊びばっかりだったけど公園で遊ぶのも悪くない、というか懐かしい。
ポイントで砂場セットを交換して砂場へ、バケツとか動物の型、子供が持ってると何か微笑ましいよね。
「砂で遊ぶの?何か愉快になる要素あるの?」
急に冷めるじゃないか、いや正直愉快になるかは分かりませんが…
「とりあえず水とかで固めながら山作ってみ?それで楽しく無いなら才能ないよ」
「我才能あるし!ち、血の記憶がそう言っておる!」
ぶっちゃけ山作るだけだしな…あとはトンネル作るくらいしか…
30分後、そこには笑顔で砂だらけになる男と少女の姿が…
「もう少しでトンネルできるな!」
「うん!でも手が届かない!」
「じゃあはこっちから手を入れるからエリザはそっちから宜しく!」
「分かった!よぉーし!!」
何これ超楽しい、砂場遊びって大人になっても楽しいんだな。
「ショウの手!繋がった!」
中で繋がる小さい手、なんだろう…ガーターベルトがどうのこうの言ってた自分が恥ずかしくなってきたよ…
「おぉー!トンネルだ!すごい!ねぇ、ミミ!クゥ!我すごい!」
砂だらけのエリザはキラキラした目でトンネルを覗いている、僕も覗き込むとニコニコした女の子と目が合った。
「砂遊び楽しいな!次は何しようか」
「あの板何?あれで遊んでみたいかも!」
シーソーか、あれこそ本当に何が楽しいのか分からないんだよな…
数分後、そこには笑顔でシーソーを遊ぶ男と少女の姿が…
「いくぞ!おりゃ!」
「おお!我少し飛んだ!我も行くぞぉ!」
「おお!案外飛ぶじゃないか」
ただひたすらにギッコンバッタン、何が楽しいのかは分からないがきっと二人でやるから楽しいんだろう。
「ショウと遊ぶとなんでも楽しい!次はもっと飛ばす!」
そう言うとエリザは成長して僕を惑わすあの姿に変身し…
「いっくよー!」
次の瞬間僕は空高く舞上げられた…
絶対物理法則とか無視した飛ばされ方してるな、だってシーソーだぜ?なんでエリザがあんなに小さく見えるんだろう…
僕はそのままシーソーに落下し今度はエリザが空高く舞い上がって行った。
「おぉー!すごい高い!魔法使えないから飛べない!」
え?それはマズいのでは?怪我はしないにしても少し痛いんじゃないの?その高さから落ちたら。
僕は落下地点を見極めエリザを受け止める準備をした。
「おーい、受け止めるからここに落ちてこいよー」
「しっかり受け止めておくれやすー!」
しかしアニメや漫画のようにスマートに受け止める事なんて出来ないんだ、だってどこ触っていいか分からないじゃないか…
結局僕は上手くキャッチできずに下敷きになりなんとか受け止めた、いや、受け止めた感じになった。
「ショウ…大丈夫?」
まあ丈夫な体だから平気なんだけど…美少女に乗られてる状況が大丈夫じゃない。
「まあ大丈夫だよ、とりあえずどいてくれるとありがたいかな…」
くっそ!足に目が行く!さっきまで砂遊びしてた少女だぞ!ぐぬぬ…
「そんなに見られると我も流石に恥ずかしい…」
いやだって見えるんだもん!童貞の観察眼を舐めないで頂きたいね!
少し顔を赤くして僕の上からどいたエリザ、一応聞いておくか…年齢。
「別に何がどうって話でも無いんだけどエリザって何年生きてるの?大体で良いんだけど」
「我は大体25年くらい?多分そのくらい」
はいセーフ、もう勝ちみたいなもんよ。
「なんか子供っぽいからもっと若いのかと思ってたよ」
「我は良くそう言われる…だから難しい言葉使って大人っぽくしてた…この服も大人っぽいからとサキュバスから貰った」
サキュバスかぁ…良い趣味してんなぁ…
「でも似合ってるけどね、可愛いと思うよ」
「ほ、ほう!我の魅力すごい?眷属になる!?」
「いや眷属にはならないよ…友達だし…」
「我とショウ友達!?ふ、ふーん、じゃあ眷属じゃなくても良いかな…」
「とりあえず汚れちゃったから風呂行こうか、もう服が埃っぽくてかなわん」
「お風呂?行く!案内されたし!」
そうして風呂に向かう僕たち、エリザは子供の姿に戻ったが流石に一緒には入れないというとゴネだしたので水着を着て入る事になった。
「なぁ、エリザってなんで魔王城帰らないの?」
目の前で泳ぐエリザに僕は気になっていた事を聞いてみた。
「我散歩が趣味だから」
四天王暇人多いなぁ…ゼルが全部仕事やってんじゃないの?
「日光に当たるとヤバいんでしょ?夜に散歩すんの?」
「そうなる、別に歩けない事も無いけど日光で肌が痛いかな…」
なるほどなぁ…あとで日焼け止めと日傘でもプレゼントするか。
しかし公園楽しかったけど人数が居た方がいいよなぁ…確かゼフの村って子供いたよな。
「なぁエリザ、ちょっと子供達がいる村知ってるんだけど行ってみない?」
「こ、子供…怖がられないかな…我吸血鬼だし…」
多分大丈夫だろ、ちょっと遊びに行ってみようか。
僕は公園をアクティベート、今はブランコで遊ぶエリザを力一杯押す係だ。
「これは新感覚、ミミとクゥも嬉々としている!」
不安定じゃないか?ぬいぐるみ二つ抱えてのブランコって。
それ!っという掛け声と共にブランコからジャンプし、スタっと着地するエリザ。
「次の遊びに我を案内されたし!」
意外に楽しんでるな、最近近未来の遊びばっかりだったけど公園で遊ぶのも悪くない、というか懐かしい。
ポイントで砂場セットを交換して砂場へ、バケツとか動物の型、子供が持ってると何か微笑ましいよね。
「砂で遊ぶの?何か愉快になる要素あるの?」
急に冷めるじゃないか、いや正直愉快になるかは分かりませんが…
「とりあえず水とかで固めながら山作ってみ?それで楽しく無いなら才能ないよ」
「我才能あるし!ち、血の記憶がそう言っておる!」
ぶっちゃけ山作るだけだしな…あとはトンネル作るくらいしか…
30分後、そこには笑顔で砂だらけになる男と少女の姿が…
「もう少しでトンネルできるな!」
「うん!でも手が届かない!」
「じゃあはこっちから手を入れるからエリザはそっちから宜しく!」
「分かった!よぉーし!!」
何これ超楽しい、砂場遊びって大人になっても楽しいんだな。
「ショウの手!繋がった!」
中で繋がる小さい手、なんだろう…ガーターベルトがどうのこうの言ってた自分が恥ずかしくなってきたよ…
「おぉー!トンネルだ!すごい!ねぇ、ミミ!クゥ!我すごい!」
砂だらけのエリザはキラキラした目でトンネルを覗いている、僕も覗き込むとニコニコした女の子と目が合った。
「砂遊び楽しいな!次は何しようか」
「あの板何?あれで遊んでみたいかも!」
シーソーか、あれこそ本当に何が楽しいのか分からないんだよな…
数分後、そこには笑顔でシーソーを遊ぶ男と少女の姿が…
「いくぞ!おりゃ!」
「おお!我少し飛んだ!我も行くぞぉ!」
「おお!案外飛ぶじゃないか」
ただひたすらにギッコンバッタン、何が楽しいのかは分からないがきっと二人でやるから楽しいんだろう。
「ショウと遊ぶとなんでも楽しい!次はもっと飛ばす!」
そう言うとエリザは成長して僕を惑わすあの姿に変身し…
「いっくよー!」
次の瞬間僕は空高く舞上げられた…
絶対物理法則とか無視した飛ばされ方してるな、だってシーソーだぜ?なんでエリザがあんなに小さく見えるんだろう…
僕はそのままシーソーに落下し今度はエリザが空高く舞い上がって行った。
「おぉー!すごい高い!魔法使えないから飛べない!」
え?それはマズいのでは?怪我はしないにしても少し痛いんじゃないの?その高さから落ちたら。
僕は落下地点を見極めエリザを受け止める準備をした。
「おーい、受け止めるからここに落ちてこいよー」
「しっかり受け止めておくれやすー!」
しかしアニメや漫画のようにスマートに受け止める事なんて出来ないんだ、だってどこ触っていいか分からないじゃないか…
結局僕は上手くキャッチできずに下敷きになりなんとか受け止めた、いや、受け止めた感じになった。
「ショウ…大丈夫?」
まあ丈夫な体だから平気なんだけど…美少女に乗られてる状況が大丈夫じゃない。
「まあ大丈夫だよ、とりあえずどいてくれるとありがたいかな…」
くっそ!足に目が行く!さっきまで砂遊びしてた少女だぞ!ぐぬぬ…
「そんなに見られると我も流石に恥ずかしい…」
いやだって見えるんだもん!童貞の観察眼を舐めないで頂きたいね!
少し顔を赤くして僕の上からどいたエリザ、一応聞いておくか…年齢。
「別に何がどうって話でも無いんだけどエリザって何年生きてるの?大体で良いんだけど」
「我は大体25年くらい?多分そのくらい」
はいセーフ、もう勝ちみたいなもんよ。
「なんか子供っぽいからもっと若いのかと思ってたよ」
「我は良くそう言われる…だから難しい言葉使って大人っぽくしてた…この服も大人っぽいからとサキュバスから貰った」
サキュバスかぁ…良い趣味してんなぁ…
「でも似合ってるけどね、可愛いと思うよ」
「ほ、ほう!我の魅力すごい?眷属になる!?」
「いや眷属にはならないよ…友達だし…」
「我とショウ友達!?ふ、ふーん、じゃあ眷属じゃなくても良いかな…」
「とりあえず汚れちゃったから風呂行こうか、もう服が埃っぽくてかなわん」
「お風呂?行く!案内されたし!」
そうして風呂に向かう僕たち、エリザは子供の姿に戻ったが流石に一緒には入れないというとゴネだしたので水着を着て入る事になった。
「なぁ、エリザってなんで魔王城帰らないの?」
目の前で泳ぐエリザに僕は気になっていた事を聞いてみた。
「我散歩が趣味だから」
四天王暇人多いなぁ…ゼルが全部仕事やってんじゃないの?
「日光に当たるとヤバいんでしょ?夜に散歩すんの?」
「そうなる、別に歩けない事も無いけど日光で肌が痛いかな…」
なるほどなぁ…あとで日焼け止めと日傘でもプレゼントするか。
しかし公園楽しかったけど人数が居た方がいいよなぁ…確かゼフの村って子供いたよな。
「なぁエリザ、ちょっと子供達がいる村知ってるんだけど行ってみない?」
「こ、子供…怖がられないかな…我吸血鬼だし…」
多分大丈夫だろ、ちょっと遊びに行ってみようか。
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