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第121話 タピオカ ワカサギ釣り
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「ショウよ、何やらすごい見た目の物が沈んでおるがこれは本当に美味いのか?」
「知らないけど?僕だって初めて飲むし、でもすごく人気だったって話だよ?」
「人気だったと言う事は今はさほどでも無いと言う事じゃな」
「さぁ?元々さほどでも無かったんじゃない?」
僕達は釣り堀の端に出来た砂浜にビーチベッドを置き、優雅にタピオカミルクティーを飲むところだった。
「風と太陽は気持ち良いのじゃが何かこう…違う感じがするのじゃ…感覚的なものなのじゃが…」
砂浜でタピオカ飲む事のどこがおかしいのさ、ハンバーグをフランスパンに乗せて食べるくらいの違和感しかないよ。
「まあせっかくショウが頭を捻って考えたプランじゃ、頂くとするかの」
「じゃあ僕も飲んでみよ、ワクワクするなぁ。」
…………。
そうして初めてのタピオカミルクティーを飲んでみたのだが…
「うーん…不味い訳じゃないけど決して美味しいものではないね。異物感があるよこれ」
「容赦ないのうお主…確かに紅茶の部分に助けられてギリギリ生存できる感じじゃな…。まあ不味くはない、美味い部類じゃろう」
すごく微妙な感じになった。流行りのものは流行ってる間に楽しまないとダメだな。
「ほれ、飲み終わったのじゃ。次はどこへ行くのじゃ?」
盛り上がんねぇなタピオカ…。
「次は釣りだね。付いてきな!」
「若干鬱陶しいがなんかクセになるのう…そのテンション」
普通の釣りでも良かったのだが僕はワカサギ釣りっていうものを一度やってみたかった。
良い機会なのでもはや意味が無くなりつつあるスキルポイントを使ってアクティベートしたんだよね。
「なんじゃここ!寒いのじゃ!氷の上ではないか!」
「あそこに小屋があるでしょ?あの中で釣りするみたいよ、中はそこそこ暖かいみたい」
「小屋と言うほど大きくないと思うのじゃが…」
小屋は大人が四人入れば手狭になるような大きさだ。まあ二人しかいないし丁度良いよきっと。
小屋に入ると糸を垂らす穴が四個ほど空いており、小さな椅子と釣りセット、そして僕の憧れた小さな天ぷらセットが置いてあった。
「これこれ!釣った魚をそのまま天ぷらにして食べるんだよ!お酒飲みながらやるの夢だったんだよなぁ!!」
「急に声がでかいのじゃ…しかしまあこれは…なんと言うか…デートっぽいのう」
よし!タピオカの件はもう忘れよう!アイツはもう消えたんだ!
エサは疑似餌でいいか。針小さくて毎回エサつけるの大変そうだし。
「自動で糸が巻かれるのじゃ、これは楽でいいのう」
「でも合わせは一応やった方が良いみたいよ、魚が食いついたら少しクイっと竿をあげるの」
「まあ妾にかかれば余裕じゃな!」
そして粘る事数十分。
「よっしゃ!釣れた!これ結構技術が必要みたい!」
初めて釣れたワカサギ、おお…きっと美味しいんだろうな。
僕は天ぷらの衣にワカサギを投入、そして油で揚げて…
これがワカサギの天ぷらか!美味しそう!
「おいお主、美味そうじゃのう。妾も食べてみたいのじゃ」
「そうだよね。釣れば?」
「お主…もう少し妾に優しくしたらどうじゃ…」
確かになぁ、なんかルナって話しやすいというか、なんか遠慮せず喋れちゃうんだけど今日はデートだしな!
「はいルナ、口開けて」
僕は塩を少し振ったワカサギの天ぷらをルナの口元へ持っていく。
「な、なんじゃ!別に一人で食べられるのじゃ!」
「まあデートっぽいじゃん、嫌なら僕食べちゃうけど?」
「た…食べるのじゃ!」
そう言ってパクッと天ぷらを食べたルナ、熱くないんだろうか…まあ竜だしそんな事ないか。
「おお…これは美味い!なんとも言えない香りがするのう!酒じゃ!日本酒が良いのう!」
そんなに美味しいの!?次こそは僕が食べるからね!はい!!酒をどうぞ!
「もっと釣るのじゃ!!美味いが小さすぎるのう…」
なんかすごい簡単に釣れると思ってたんだけど…なんかコツでもあるのかな?
「お?また釣れたぞ!しかも二匹じゃ!」
「僕もだ!これは行ける流れじゃないか!」
試行錯誤をした結果、常に竿を上げ下げし、誘いをするとよく釣れるようだ。
後は小さい当たりを見逃さない観察力だね。
「たくさん釣れたのう!そろそろ天ぷらを作るのじゃ!」
「熱燗で日本酒飲もうぜ!贅沢な感じがするよきっと!」
ワカサギの天ぷらは異常に美味い、こんなにも香る魚なのか…日本酒と合いすぎる。
「美味いのう!しかも自分で釣ったというのも良い!最高じゃの!」
ルナにも大好評だ、ワカサギデート、アリじゃないかこれ。
群れが去ると急に当たりが減るので休憩、群れが来たら一気に釣る。そんな事を繰り返し、結構な量のワカサギを食べた僕達。
「飽きたよね、流石に一品はきつい」
「そうかの?妾はまだまだいけるぞ」
天ぷらというのもあるがこれだけ同じ物を食べていると飽きる。お腹もいっぱいだ。
「ほれ、まだあるぞ。口を開けるのじゃ」
「いや食べるにしても自分で食べられるし…」
「良いから開けるのじゃ!さっきのおかえしじゃ!!」
これ自分がやられると結構恥ずかしいな…しかしなんか悪くないと思います!
僕はルナから天ぷらを食べさせられ、なんとも言えない気恥ずかしさを感じた。
「美味いじゃろう?妾に食べさせてもらう天ぷらは」
「美味しいね、なんか本当の恋人みたい」
「な、なんじゃ急に!気恥ずかしい事を言うで無い!照れるではないか!」
「じゃあ今度は僕の番ね、はいルナちゃん口開けてー」
「自分で食うのじゃ!!調子にのりおって!」
楽しそうに怒るじゃないか。
ワカサギ釣りは大成功だったな。
ワカサギ釣りがひと段落する頃には夕方になっていた。
「ルナ、メインイベントを用意したんだ。付いてきな!」
「メインイベント?まあ最後まで楽しませて貰うとするのじゃ!」
なんでもありの地下室はなんでも出来ちゃうんだぜ。
さて、リンゴ飴食いに行くか!
「知らないけど?僕だって初めて飲むし、でもすごく人気だったって話だよ?」
「人気だったと言う事は今はさほどでも無いと言う事じゃな」
「さぁ?元々さほどでも無かったんじゃない?」
僕達は釣り堀の端に出来た砂浜にビーチベッドを置き、優雅にタピオカミルクティーを飲むところだった。
「風と太陽は気持ち良いのじゃが何かこう…違う感じがするのじゃ…感覚的なものなのじゃが…」
砂浜でタピオカ飲む事のどこがおかしいのさ、ハンバーグをフランスパンに乗せて食べるくらいの違和感しかないよ。
「まあせっかくショウが頭を捻って考えたプランじゃ、頂くとするかの」
「じゃあ僕も飲んでみよ、ワクワクするなぁ。」
…………。
そうして初めてのタピオカミルクティーを飲んでみたのだが…
「うーん…不味い訳じゃないけど決して美味しいものではないね。異物感があるよこれ」
「容赦ないのうお主…確かに紅茶の部分に助けられてギリギリ生存できる感じじゃな…。まあ不味くはない、美味い部類じゃろう」
すごく微妙な感じになった。流行りのものは流行ってる間に楽しまないとダメだな。
「ほれ、飲み終わったのじゃ。次はどこへ行くのじゃ?」
盛り上がんねぇなタピオカ…。
「次は釣りだね。付いてきな!」
「若干鬱陶しいがなんかクセになるのう…そのテンション」
普通の釣りでも良かったのだが僕はワカサギ釣りっていうものを一度やってみたかった。
良い機会なのでもはや意味が無くなりつつあるスキルポイントを使ってアクティベートしたんだよね。
「なんじゃここ!寒いのじゃ!氷の上ではないか!」
「あそこに小屋があるでしょ?あの中で釣りするみたいよ、中はそこそこ暖かいみたい」
「小屋と言うほど大きくないと思うのじゃが…」
小屋は大人が四人入れば手狭になるような大きさだ。まあ二人しかいないし丁度良いよきっと。
小屋に入ると糸を垂らす穴が四個ほど空いており、小さな椅子と釣りセット、そして僕の憧れた小さな天ぷらセットが置いてあった。
「これこれ!釣った魚をそのまま天ぷらにして食べるんだよ!お酒飲みながらやるの夢だったんだよなぁ!!」
「急に声がでかいのじゃ…しかしまあこれは…なんと言うか…デートっぽいのう」
よし!タピオカの件はもう忘れよう!アイツはもう消えたんだ!
エサは疑似餌でいいか。針小さくて毎回エサつけるの大変そうだし。
「自動で糸が巻かれるのじゃ、これは楽でいいのう」
「でも合わせは一応やった方が良いみたいよ、魚が食いついたら少しクイっと竿をあげるの」
「まあ妾にかかれば余裕じゃな!」
そして粘る事数十分。
「よっしゃ!釣れた!これ結構技術が必要みたい!」
初めて釣れたワカサギ、おお…きっと美味しいんだろうな。
僕は天ぷらの衣にワカサギを投入、そして油で揚げて…
これがワカサギの天ぷらか!美味しそう!
「おいお主、美味そうじゃのう。妾も食べてみたいのじゃ」
「そうだよね。釣れば?」
「お主…もう少し妾に優しくしたらどうじゃ…」
確かになぁ、なんかルナって話しやすいというか、なんか遠慮せず喋れちゃうんだけど今日はデートだしな!
「はいルナ、口開けて」
僕は塩を少し振ったワカサギの天ぷらをルナの口元へ持っていく。
「な、なんじゃ!別に一人で食べられるのじゃ!」
「まあデートっぽいじゃん、嫌なら僕食べちゃうけど?」
「た…食べるのじゃ!」
そう言ってパクッと天ぷらを食べたルナ、熱くないんだろうか…まあ竜だしそんな事ないか。
「おお…これは美味い!なんとも言えない香りがするのう!酒じゃ!日本酒が良いのう!」
そんなに美味しいの!?次こそは僕が食べるからね!はい!!酒をどうぞ!
「もっと釣るのじゃ!!美味いが小さすぎるのう…」
なんかすごい簡単に釣れると思ってたんだけど…なんかコツでもあるのかな?
「お?また釣れたぞ!しかも二匹じゃ!」
「僕もだ!これは行ける流れじゃないか!」
試行錯誤をした結果、常に竿を上げ下げし、誘いをするとよく釣れるようだ。
後は小さい当たりを見逃さない観察力だね。
「たくさん釣れたのう!そろそろ天ぷらを作るのじゃ!」
「熱燗で日本酒飲もうぜ!贅沢な感じがするよきっと!」
ワカサギの天ぷらは異常に美味い、こんなにも香る魚なのか…日本酒と合いすぎる。
「美味いのう!しかも自分で釣ったというのも良い!最高じゃの!」
ルナにも大好評だ、ワカサギデート、アリじゃないかこれ。
群れが去ると急に当たりが減るので休憩、群れが来たら一気に釣る。そんな事を繰り返し、結構な量のワカサギを食べた僕達。
「飽きたよね、流石に一品はきつい」
「そうかの?妾はまだまだいけるぞ」
天ぷらというのもあるがこれだけ同じ物を食べていると飽きる。お腹もいっぱいだ。
「ほれ、まだあるぞ。口を開けるのじゃ」
「いや食べるにしても自分で食べられるし…」
「良いから開けるのじゃ!さっきのおかえしじゃ!!」
これ自分がやられると結構恥ずかしいな…しかしなんか悪くないと思います!
僕はルナから天ぷらを食べさせられ、なんとも言えない気恥ずかしさを感じた。
「美味いじゃろう?妾に食べさせてもらう天ぷらは」
「美味しいね、なんか本当の恋人みたい」
「な、なんじゃ急に!気恥ずかしい事を言うで無い!照れるではないか!」
「じゃあ今度は僕の番ね、はいルナちゃん口開けてー」
「自分で食うのじゃ!!調子にのりおって!」
楽しそうに怒るじゃないか。
ワカサギ釣りは大成功だったな。
ワカサギ釣りがひと段落する頃には夕方になっていた。
「ルナ、メインイベントを用意したんだ。付いてきな!」
「メインイベント?まあ最後まで楽しませて貰うとするのじゃ!」
なんでもありの地下室はなんでも出来ちゃうんだぜ。
さて、リンゴ飴食いに行くか!
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