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第182話 レイエンド
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「それじゃあ…行ってくるね!お父さん!お母さん!」
「何かあったらすぐ連絡するんだよ、悪い人には付いていっちゃダメだからね、お金大丈夫?あと着替えは持った?食料は大丈夫?」
「気を付けて行くんですよ。たまには帰ってきなさいね、エムもキリノを宜しくお願いしますね」
「任せるかも!拙狐はもうAランクかも!超強いかも!」
「心配しないでよ!私は伝説の冒険者の娘なんだから!」
十八歳になったキリノは冒険者として独り立ちすると家を出る事になった。
寂しい…。子供はあっという間に大きくなるな。
最近ゼルとホノカの息子と仲が良いみたいだけど…。
お父さん心配!
「じゃあね!帰ったら今度は私が冒険の話いっぱい聞かせてあげるね!」
そう言ってキリノはレイさんのバイクに乗って旅に出る。僕達はキリノが見えなくなるまで手を振っていた。
「あーあ、行っちゃったね」
「そうですね…。やはり寂しいものです」
「とりあえず家に戻ろうか、それとも地下室行く?」
「そうですね、地下室でお酒でも飲みましょうか」
僕達は地下室のバーに向かい、二人で並んでお酒を飲む。なんかこんなのゆっくり飲むの久しぶりだ。
「ふぅ、何か達成感のようなものがありますね」
毎度お馴染みのジョッキカクテルを飲みながらレイさんは少し満足気に口を開いた。
「うん、寂しいは寂しいけど…。子供一人育てた達成感みたいなものはあるよね」
「あんなに小さかったのに…もう冒険者ですか。流石私達の子供ですね」
「レイさんに似て美人だからちょっと心配なんだよね。最近ゼルの息子と仲良いらしいし」
「ショウ様、恋も冒険ですよ。冒険者は恋もするんです、私達みたいに」
「それはそうなんだけど…父親としてはやっぱり心配だよね」
「相変わらずの親バカですね…。しかし今日は私を可愛がってくれても良いんですよ?」
レイさんは僕の手を取り真っ直ぐ僕を見る。
僕の妻は歳は取ったけど魅力は増す一方だからなぁ。
もう魔性だよ正に。
僕はレイさんと唇を重ねてそのまま…。
「いや、そういえばこの前久しぶりにステータス開いてたら良い場所を見つけたんだよね」
「良い場所ですか?もう大体の場所ではしたと思いますけど…」
そうだね、色々な格好でもしたね。
しかし僕は見つけてしまったんだ。休憩ルーム(大人用)とやらを。
「もうそれをする為だけの部屋を見つけたんだよね。ちょっと行ってみよう」
「想像出来ないですが…なんでしょうか…このドキドキは…」
そしてもう正直使いきれないポイントでアップデートまでした休憩ルームの扉を開けると…
「これは!なんというか…もう雰囲気がアレですね!ショウ様!今日からここに寝ましょう!」
分かりやすくテンション上がってる!
しかし毎度のパネルで色々切り替え可能なのか…。
「すごいですね…。お風呂がガラス張りで…なるほど、相手がお風呂に入っているのを外から見られる訳ですか」
一緒に入る事はあるけど確かに外から見るっていうのも中々…。
他にも色々あるがガラス張りが気に入ったようなのでとりあえずこのままで良いか。
「ショウ様!これは何でしょう?お金で買えるみたいですけど…」
わぁ!あのアレか!大人の自動販売機だ!すごく気になります!
「それはその…おもちゃですね。形見たら大体分かると思いますよ」
「なるほど…。全部買いましょう!宝を放っておく冒険者はいませんからね!」
レイさん今までこんなに地下室でテンション上がった事あった?目がキラキラしてるよ?
「これはなんとも…。わっ!動きました!こっちは…おぉ!震えますね!」
「色んな部屋も見てみましょう!きっと他にも色々とそれ用のアレがあるはずです!」
「そうですね!これは胸が踊ります!」
僕はモニターをポチポチと操作。本当に色々あるな…ピンからキリまでってこの事か?
「ショウ様!この椅子すごいですよ!ほら!拘束出来る上にここを回すと脚が開くようです!」
レイさんは両手に大人のオモチャを持ちながらキャッキャとはしゃいでいる。なんか新しい我流の技とか出そうなんだけど…。
「ショウ様この部屋は鏡で囲まれていて色々な角度から見えますね!これはちょっと恥ずかしい気もしますが…いえ、それもまた…」
すごい楽しそう、大人の遊園地だねここ。
まさか最初に立てた遊園地を作るっていう目標がこんなかたちで叶うとは思わなかったよ。
「ショウ様!どこから行きますか!?」
地下室に人が来る時はどうにか隠さないとな…。
……………。
「ショウ様、今日はキリノが旅に出て、お酒を飲んで…こんなに夢中で愛し合って…良い日でしたね」
数回の攻防の後、レイさんはしみじみとそんな事を口にした。
「そうですね、とても良い日でした。レイさんも満足できたみたいですし」
「幸せです。明日も明後日もきっと幸せです。しかし何と言うかその…落ち着きましたね」
「そうですね、なんか一つの冒険が終わったような…そんな感覚」
なんというか達成感?安堵?そんな感じだよね。
「何日かゆっくりしたら何処かへ出かけましょう。未開のダンジョンを探しても良いですし、知らない場所へも行ってみたいです」
「良いですね!人生は長いんだし色々行きましょう」
「ショウ様、楽しみですね!!」
……………………。
「ショウ様!新しいダンジョンが発見されたみたいですよ!」
「ショウ様!氷で出来た大地があるそうです!」
「ショウ様!古代の遺跡が発見されました!」
「ショウ様!サキュバスが新技術ですごいものを作ったそうですよ!」
レイさんとの冒険は楽しい、毎回新しい発見があるしなによりもワクワクする。
僕達は沢山の冒険をし、知らない場所、知らない魔獣を多数発見。
いつの間にか初のS級冒険者にされていた。
別に依頼で動いていた訳じゃないんだけど…旅行感覚で冒険してたらS級になってしまったんだが?
「名誉な事ですね。メイドがいつの間にか冒険者の頂点ですか。そのうち絵本になったりして」
レイさんは冗談混じりで言っていたが途中寄った街でまさにその絵本が売られておりレイさんは複雑な表情をしながら買っていた。
「私ってこんなに余裕ありましたっけ?」
絵本の中には討伐したドラゴンの背中でお茶を楽しむメイド…。いや、実際は服はボロボロですごいはしゃいでましたね。
「でももしかしたらこの絵本を見て…私のように冒険者に憧れる子供がいるのかもと思うと少しだけ嬉しいですね」
そう言いながらレイさんは笑顔でページを捲っていた。
…………………。
「ショウ様、申し訳ございません。朝食の準備も出来ずに…」
「良いんですよ、僕だってやれば出来るんだから」
「お掃除もまだです…」
「僕がやっておいたよ、レイさんほど綺麗にはできないけどさ」
数十年も経つと流石のレイさんも素敵なお婆ちゃんだ。たまにこうやって僕より遅く起きる事があるんだよね。
前までが早すぎたんだよ。夜明けと同時くらいに起きてたでしょ?
「ショウ様、私は冒険者を引退しようと思います」
身体を起こしたレイさんは決心したかのように口を開いた。
ずっと考えてはいたのだろう。
「お疲れ様でした。楽しかったですか?」
「驚かないんですね。少しくらい驚くものかと…」
「何年一緒にいると思ってるんですか。最近悩んでたのだって知ってますよ」
「そうですよね…。本当に楽しい冒険者生活でした。ショウ様のおかげですね」
「僕も楽しかったですよ。これからどうしますか?」
「そうですね…ショウ様、少し隣に座って貰ってもよろしいですか?」
「うん。もちろん良いよ」
僕はレイさんの横に座り手を握る。
「少しだけ…ほんの少しだけ怖いですね」
「うん、僕も同じだよ」
「しかし後悔はありません。ショウ様と結婚して幸せでした。沢山冒険して幸せでした。キリノが産まれて幸せでした。そして…」
「ただいまー!!ちょっと早いけど帰ったよー!」
玄関の扉が開きキリノが帰ってきた。最近ちょくちょく帰ってきてくれるんだよね。
そしてその足元には…。
「ばぁばー!来たよー!」
今年で三歳になる僕達のアイドル、孫のサクラだ。
今日は旦那は仕事中か、久しぶりに飲もうと思ったが仕方ない。
「ばぁばーだっこしてー」
「良いですよ、大きくなりましたね」
幸せそうに孫を抱くレイさん。
ねぇ僕は?じぃじもいるんだけど?
「ショウ様、公園に行きましょう!サクラは砂遊びが上手なんですよ!」
え?そうなの?行くよ!僕も砂遊び上手なんだよ!
「サクラ、おばあちゃんにいっぱい遊んで貰いなさいね」
「うん!いっぱいあそぶ!」
それから僕とレイさんとサクラは泥だらけになりながら夕方まで遊んだ。
永遠に遊べるな…。なんという幸せ空間。
それから全員で夕飯を食べて家族の時間を過ごす、僕はこの時間が大好きだよ。
キリノも酒が飲めるようになったし、サクラはレイさんの膝の上で美味しそうにご飯を食べている。
こんな時間が永遠に続けばいいのにな…。
無理だと分かってはいるけど…。考えるくらい良いだろ?
………………。
そして無情にも時は流れるんだよね。
「レイさん、ご飯できたよ」
「すみません…お手数おかけして…」
「良いんだよ、散々僕の世話してもらったんだからさ」
最近レイさんはずっとベッドの上だ。もう大往生と言われる歳…。でもいつまでも綺麗な僕の妻。
おばあちゃんになっても、歩けなくなっても、顔にシワが増えても何も変わってない。ずっとずっと僕の愛した最高の…妻だ。
「もうそろそろ私の冒険は終わりそうですね。楽しかったです。心の底から…」
「今日はキリノとサクラも遊びに来るってさ、旦那さんも一緒にね、ユメも連れてくるって、あとエムエムも」
「そうですか…ユメちゃん…サクラも子供を産める歳になったんですものね、それは楽しみです…」
レイさんはもう長くない、僕はその受け入れ難い現実をキリノに伝えておいた。最後はみんなで…。
「おばあちゃん!遊びにきたよ!!ほら!ユメもおばあちゃんと砂遊び…するって…」
「お母さん!今度また一緒にダンジョン行こうよ!私結構さ…有名に…」
「レイー!元気になるかもぉおお!」
おいおい泣くなよ、僕だって我慢してんだぞ…。
「そうですね…元気になったら…また遊びましょうね」
レイさん…僕は…覚悟はしていたけど受け入れる事は出来ないかも知れないよ…。
「ショウ様、最後にワガママを聞いて頂けますか?」
「最後じゃないけど何でも聞きますよ、どんな事でも聞きます…」
「あの…最初に行ったダンジョンに連れて行って頂けますか?お願いします…」
「良いですよ…すぐに行きましょう!」
正直何がしたいかなんて分からない。
でも僕はレイさんの頼みならなんでも叶える。それはいつまでも変わらない。
僕達は地下室で移動、ダンジョン最新部、あの初めて竜を討伐した場所に到着した。
僕はレイさんをおんぶして外に出る。
随分軽くなりましたね…。レイさん…。
「懐かしいですね。ここから私の冒険者としての物語が始まったのです。ショウ様と色々工夫を重ねて攻略しましたね」
「うん、正直レイさんこの頃から強かったけどね」
「そうでもありません、必死でしたよ。最後の竜なんかいつやられてもおかしくありませんでした」
「僕からしたら余裕そうに見えたんだけどね」
「いえ、ショウ様が一緒にいたから私は…」
そこまで言うとレイさんは少し喋るのをやめた。
そしてダンジョンを見渡し…
「幸せだった…ずっとずっと…今もですよ?家族と一緒に一番の思い出の場所にいるのです。私は…この冒険で、ずっと憧れていた冒険で、あなた達に出会えて…幸せです」
「まだ続くよ…どこにでも連れて行くし、どんな願いも僕が叶えてあげるから…」
「キリノ、サクラ、エム、旦那様方、そしてユメ…。私のワガママに付き合ってくれてありがとう」
「お母さん!どこにでも着いて行くよ!だってもう私は一流の…」
「おばあちゃん!今度ね!ユメがおばあちゃんの冒険の話聞きたいって!」
「レイ!ダメかも!元気になるかも!」
「ごめんなさいね、冒険には終わりがあるんです。最後は素晴らしい多幸感と達成感があるのが冒険なんですよ」
「レイさんは今それを感じてる?」
「当たり前じゃないですか。こんな達成感と幸せを感じる事なんて他には…」
何も無いわけない、僕達がレイさんを思う分、レイさんだって…。
「ウソはいけませんね…心残りはあります。しかし…それも私の宝物です。ショウ様、愛しています。これからもずっと、明日の朝ごはんは作れそうにありませんけど…」
「僕が作るよ、レイさんの好きな物ばっかり選んでさ」
「それは楽しみですね。少しだけ疲れたので休みます。今日も楽しかった…。おやすみなさい…みんな、そして最愛のショウ様」
うん、お疲れ様でした。ゆっくり休んで…起きたらまた…どこへでも…。
………………。
「お母さん最後まで笑顔だったね」
レイさんが亡くなって一週間が過ぎ、僕達は若干の落ち着きを取り戻した。
「そうだね。レイさんはいつも幸せそうだったよね」
「お父さんはこれからどうするの?」
「うーん…どうしようかなぁ」
「私と冒険に行こうか?それともサクラと行く?」
「それも良いけど…遠慮しておくよ。僕のパーティーはレイさんだけだからさ」
「そっか…。じゃあ私行くね!まだまだ依頼がいっぱいあるの!」
「うん、気をつけて行ってきなよ」
キリノを見送った後、僕はレイさんのお墓の前で一人座る。どうしようかなぁこれから。
「ねぇサキエル、この世界で死んだ人ってどこいくの?」
「え?そんな事も知らないんですか?」
なんなの君、なんか普通にぶっ飛ばしたいよ。空気読んでくれる?
「今天界の方で転生の準備中ですよ?生前悪い事とかしたら最悪消滅もありますけど…」
「ん?もう一回生まれ変わるって事?」
「記憶は無くしちゃいますけどね。でもショウ様が来るまでは転生しません!って言ってて…なんか天界を冒険して待ってますとか言うしちょっと困ってますよ」
「は?それでどうなるの?」
「パパはショウ君の関係者ならまぁ…って感じです」
「ちょっと待って、じゃあ天界に行けば会えるの?」
「普通はダメですけど…と言うか天界に気軽に来る人って普通いないですし…パパが許可すれば大丈夫なんじゃないですか?」
「なんでそれ今まで黙ってたの?」
「だって…それは神々しか…あっ…」
「ちょっとゼウスのところ連れて行ってよ、他の人にバラされたくなかったら」
「はい…」
良かったこの人ポンコツで、正直ルール違反は承知だけど…ゼウスに話聞くくらいは良いだろ?だめ?
「あら、サキエルちゃんから聞いちゃったのか…。一応極秘ではあるんだけど…。転生があるって知っちゃうと一生懸命生きない人間とか出そうだからさ」
「それで…レイさんには会えるの?」
「うーん…そうだねぇ…。まあたまになら良いよ?ショウ君なら大丈夫そうだし。でもたまにだからね、一週間に一回とかだけね」
そんなに良いんだ…良かった!いい子にしてて!
そしてサキエルに案内されて向かった先、天界の奥の奥の扉を開けると…。
「え?ショウ様!?来るのが早すぎます!今なら間に合うかも!!」
レイさんは僕と出会った時の若い姿のまま、僕が後を追って死んだと勘違いして慌てている…僕の愛した彼女だ。
「違うんだよ、一週間に一回なら会いにきて良いんだってさ。なんか久しぶりだね」
「え?あぁ、そう言う事ですか…。はい、何か少し照れくさいですけど…。私はここでずっとお待ちしております」
「うん…。あのさ…」
「はい、分かっていますよ」
レイさんは僕に飛びつき、僕達は唇を重ねる。
「大好きです!また会えるなんて!ずっとお待ちしています!ずっと!」
「うん!一週間に一回絶対来るからね!僕も冒険の終わりまで頑張るよ!レイさんみたいに!」
「ちょっと待って下さい!!何しようとしてるんですか!!ダメですよ!こんな場所でその…交尾はいけません!!」
え?できるの?そういえば触れるし…いけるならここいらで一発…
「ダメです!やるならちゃんと家とかでして下さい!」
「家?家あんの?」
「はい、一応小さいですが用意されています」
なんとご都合主義なんだ…まるで僕の人生みたいだな…。
「ショウ様、これからも宜しくお願いしますね!」
冒険に終わりは付きものか…。
だけどこれはしばらくは終わらない、僕と彼女の大冒険の話だ。
「ショウ様!それでは家で続きを!」
レイルート Fin
「何かあったらすぐ連絡するんだよ、悪い人には付いていっちゃダメだからね、お金大丈夫?あと着替えは持った?食料は大丈夫?」
「気を付けて行くんですよ。たまには帰ってきなさいね、エムもキリノを宜しくお願いしますね」
「任せるかも!拙狐はもうAランクかも!超強いかも!」
「心配しないでよ!私は伝説の冒険者の娘なんだから!」
十八歳になったキリノは冒険者として独り立ちすると家を出る事になった。
寂しい…。子供はあっという間に大きくなるな。
最近ゼルとホノカの息子と仲が良いみたいだけど…。
お父さん心配!
「じゃあね!帰ったら今度は私が冒険の話いっぱい聞かせてあげるね!」
そう言ってキリノはレイさんのバイクに乗って旅に出る。僕達はキリノが見えなくなるまで手を振っていた。
「あーあ、行っちゃったね」
「そうですね…。やはり寂しいものです」
「とりあえず家に戻ろうか、それとも地下室行く?」
「そうですね、地下室でお酒でも飲みましょうか」
僕達は地下室のバーに向かい、二人で並んでお酒を飲む。なんかこんなのゆっくり飲むの久しぶりだ。
「ふぅ、何か達成感のようなものがありますね」
毎度お馴染みのジョッキカクテルを飲みながらレイさんは少し満足気に口を開いた。
「うん、寂しいは寂しいけど…。子供一人育てた達成感みたいなものはあるよね」
「あんなに小さかったのに…もう冒険者ですか。流石私達の子供ですね」
「レイさんに似て美人だからちょっと心配なんだよね。最近ゼルの息子と仲良いらしいし」
「ショウ様、恋も冒険ですよ。冒険者は恋もするんです、私達みたいに」
「それはそうなんだけど…父親としてはやっぱり心配だよね」
「相変わらずの親バカですね…。しかし今日は私を可愛がってくれても良いんですよ?」
レイさんは僕の手を取り真っ直ぐ僕を見る。
僕の妻は歳は取ったけど魅力は増す一方だからなぁ。
もう魔性だよ正に。
僕はレイさんと唇を重ねてそのまま…。
「いや、そういえばこの前久しぶりにステータス開いてたら良い場所を見つけたんだよね」
「良い場所ですか?もう大体の場所ではしたと思いますけど…」
そうだね、色々な格好でもしたね。
しかし僕は見つけてしまったんだ。休憩ルーム(大人用)とやらを。
「もうそれをする為だけの部屋を見つけたんだよね。ちょっと行ってみよう」
「想像出来ないですが…なんでしょうか…このドキドキは…」
そしてもう正直使いきれないポイントでアップデートまでした休憩ルームの扉を開けると…
「これは!なんというか…もう雰囲気がアレですね!ショウ様!今日からここに寝ましょう!」
分かりやすくテンション上がってる!
しかし毎度のパネルで色々切り替え可能なのか…。
「すごいですね…。お風呂がガラス張りで…なるほど、相手がお風呂に入っているのを外から見られる訳ですか」
一緒に入る事はあるけど確かに外から見るっていうのも中々…。
他にも色々あるがガラス張りが気に入ったようなのでとりあえずこのままで良いか。
「ショウ様!これは何でしょう?お金で買えるみたいですけど…」
わぁ!あのアレか!大人の自動販売機だ!すごく気になります!
「それはその…おもちゃですね。形見たら大体分かると思いますよ」
「なるほど…。全部買いましょう!宝を放っておく冒険者はいませんからね!」
レイさん今までこんなに地下室でテンション上がった事あった?目がキラキラしてるよ?
「これはなんとも…。わっ!動きました!こっちは…おぉ!震えますね!」
「色んな部屋も見てみましょう!きっと他にも色々とそれ用のアレがあるはずです!」
「そうですね!これは胸が踊ります!」
僕はモニターをポチポチと操作。本当に色々あるな…ピンからキリまでってこの事か?
「ショウ様!この椅子すごいですよ!ほら!拘束出来る上にここを回すと脚が開くようです!」
レイさんは両手に大人のオモチャを持ちながらキャッキャとはしゃいでいる。なんか新しい我流の技とか出そうなんだけど…。
「ショウ様この部屋は鏡で囲まれていて色々な角度から見えますね!これはちょっと恥ずかしい気もしますが…いえ、それもまた…」
すごい楽しそう、大人の遊園地だねここ。
まさか最初に立てた遊園地を作るっていう目標がこんなかたちで叶うとは思わなかったよ。
「ショウ様!どこから行きますか!?」
地下室に人が来る時はどうにか隠さないとな…。
……………。
「ショウ様、今日はキリノが旅に出て、お酒を飲んで…こんなに夢中で愛し合って…良い日でしたね」
数回の攻防の後、レイさんはしみじみとそんな事を口にした。
「そうですね、とても良い日でした。レイさんも満足できたみたいですし」
「幸せです。明日も明後日もきっと幸せです。しかし何と言うかその…落ち着きましたね」
「そうですね、なんか一つの冒険が終わったような…そんな感覚」
なんというか達成感?安堵?そんな感じだよね。
「何日かゆっくりしたら何処かへ出かけましょう。未開のダンジョンを探しても良いですし、知らない場所へも行ってみたいです」
「良いですね!人生は長いんだし色々行きましょう」
「ショウ様、楽しみですね!!」
……………………。
「ショウ様!新しいダンジョンが発見されたみたいですよ!」
「ショウ様!氷で出来た大地があるそうです!」
「ショウ様!古代の遺跡が発見されました!」
「ショウ様!サキュバスが新技術ですごいものを作ったそうですよ!」
レイさんとの冒険は楽しい、毎回新しい発見があるしなによりもワクワクする。
僕達は沢山の冒険をし、知らない場所、知らない魔獣を多数発見。
いつの間にか初のS級冒険者にされていた。
別に依頼で動いていた訳じゃないんだけど…旅行感覚で冒険してたらS級になってしまったんだが?
「名誉な事ですね。メイドがいつの間にか冒険者の頂点ですか。そのうち絵本になったりして」
レイさんは冗談混じりで言っていたが途中寄った街でまさにその絵本が売られておりレイさんは複雑な表情をしながら買っていた。
「私ってこんなに余裕ありましたっけ?」
絵本の中には討伐したドラゴンの背中でお茶を楽しむメイド…。いや、実際は服はボロボロですごいはしゃいでましたね。
「でももしかしたらこの絵本を見て…私のように冒険者に憧れる子供がいるのかもと思うと少しだけ嬉しいですね」
そう言いながらレイさんは笑顔でページを捲っていた。
…………………。
「ショウ様、申し訳ございません。朝食の準備も出来ずに…」
「良いんですよ、僕だってやれば出来るんだから」
「お掃除もまだです…」
「僕がやっておいたよ、レイさんほど綺麗にはできないけどさ」
数十年も経つと流石のレイさんも素敵なお婆ちゃんだ。たまにこうやって僕より遅く起きる事があるんだよね。
前までが早すぎたんだよ。夜明けと同時くらいに起きてたでしょ?
「ショウ様、私は冒険者を引退しようと思います」
身体を起こしたレイさんは決心したかのように口を開いた。
ずっと考えてはいたのだろう。
「お疲れ様でした。楽しかったですか?」
「驚かないんですね。少しくらい驚くものかと…」
「何年一緒にいると思ってるんですか。最近悩んでたのだって知ってますよ」
「そうですよね…。本当に楽しい冒険者生活でした。ショウ様のおかげですね」
「僕も楽しかったですよ。これからどうしますか?」
「そうですね…ショウ様、少し隣に座って貰ってもよろしいですか?」
「うん。もちろん良いよ」
僕はレイさんの横に座り手を握る。
「少しだけ…ほんの少しだけ怖いですね」
「うん、僕も同じだよ」
「しかし後悔はありません。ショウ様と結婚して幸せでした。沢山冒険して幸せでした。キリノが産まれて幸せでした。そして…」
「ただいまー!!ちょっと早いけど帰ったよー!」
玄関の扉が開きキリノが帰ってきた。最近ちょくちょく帰ってきてくれるんだよね。
そしてその足元には…。
「ばぁばー!来たよー!」
今年で三歳になる僕達のアイドル、孫のサクラだ。
今日は旦那は仕事中か、久しぶりに飲もうと思ったが仕方ない。
「ばぁばーだっこしてー」
「良いですよ、大きくなりましたね」
幸せそうに孫を抱くレイさん。
ねぇ僕は?じぃじもいるんだけど?
「ショウ様、公園に行きましょう!サクラは砂遊びが上手なんですよ!」
え?そうなの?行くよ!僕も砂遊び上手なんだよ!
「サクラ、おばあちゃんにいっぱい遊んで貰いなさいね」
「うん!いっぱいあそぶ!」
それから僕とレイさんとサクラは泥だらけになりながら夕方まで遊んだ。
永遠に遊べるな…。なんという幸せ空間。
それから全員で夕飯を食べて家族の時間を過ごす、僕はこの時間が大好きだよ。
キリノも酒が飲めるようになったし、サクラはレイさんの膝の上で美味しそうにご飯を食べている。
こんな時間が永遠に続けばいいのにな…。
無理だと分かってはいるけど…。考えるくらい良いだろ?
………………。
そして無情にも時は流れるんだよね。
「レイさん、ご飯できたよ」
「すみません…お手数おかけして…」
「良いんだよ、散々僕の世話してもらったんだからさ」
最近レイさんはずっとベッドの上だ。もう大往生と言われる歳…。でもいつまでも綺麗な僕の妻。
おばあちゃんになっても、歩けなくなっても、顔にシワが増えても何も変わってない。ずっとずっと僕の愛した最高の…妻だ。
「もうそろそろ私の冒険は終わりそうですね。楽しかったです。心の底から…」
「今日はキリノとサクラも遊びに来るってさ、旦那さんも一緒にね、ユメも連れてくるって、あとエムエムも」
「そうですか…ユメちゃん…サクラも子供を産める歳になったんですものね、それは楽しみです…」
レイさんはもう長くない、僕はその受け入れ難い現実をキリノに伝えておいた。最後はみんなで…。
「おばあちゃん!遊びにきたよ!!ほら!ユメもおばあちゃんと砂遊び…するって…」
「お母さん!今度また一緒にダンジョン行こうよ!私結構さ…有名に…」
「レイー!元気になるかもぉおお!」
おいおい泣くなよ、僕だって我慢してんだぞ…。
「そうですね…元気になったら…また遊びましょうね」
レイさん…僕は…覚悟はしていたけど受け入れる事は出来ないかも知れないよ…。
「ショウ様、最後にワガママを聞いて頂けますか?」
「最後じゃないけど何でも聞きますよ、どんな事でも聞きます…」
「あの…最初に行ったダンジョンに連れて行って頂けますか?お願いします…」
「良いですよ…すぐに行きましょう!」
正直何がしたいかなんて分からない。
でも僕はレイさんの頼みならなんでも叶える。それはいつまでも変わらない。
僕達は地下室で移動、ダンジョン最新部、あの初めて竜を討伐した場所に到着した。
僕はレイさんをおんぶして外に出る。
随分軽くなりましたね…。レイさん…。
「懐かしいですね。ここから私の冒険者としての物語が始まったのです。ショウ様と色々工夫を重ねて攻略しましたね」
「うん、正直レイさんこの頃から強かったけどね」
「そうでもありません、必死でしたよ。最後の竜なんかいつやられてもおかしくありませんでした」
「僕からしたら余裕そうに見えたんだけどね」
「いえ、ショウ様が一緒にいたから私は…」
そこまで言うとレイさんは少し喋るのをやめた。
そしてダンジョンを見渡し…
「幸せだった…ずっとずっと…今もですよ?家族と一緒に一番の思い出の場所にいるのです。私は…この冒険で、ずっと憧れていた冒険で、あなた達に出会えて…幸せです」
「まだ続くよ…どこにでも連れて行くし、どんな願いも僕が叶えてあげるから…」
「キリノ、サクラ、エム、旦那様方、そしてユメ…。私のワガママに付き合ってくれてありがとう」
「お母さん!どこにでも着いて行くよ!だってもう私は一流の…」
「おばあちゃん!今度ね!ユメがおばあちゃんの冒険の話聞きたいって!」
「レイ!ダメかも!元気になるかも!」
「ごめんなさいね、冒険には終わりがあるんです。最後は素晴らしい多幸感と達成感があるのが冒険なんですよ」
「レイさんは今それを感じてる?」
「当たり前じゃないですか。こんな達成感と幸せを感じる事なんて他には…」
何も無いわけない、僕達がレイさんを思う分、レイさんだって…。
「ウソはいけませんね…心残りはあります。しかし…それも私の宝物です。ショウ様、愛しています。これからもずっと、明日の朝ごはんは作れそうにありませんけど…」
「僕が作るよ、レイさんの好きな物ばっかり選んでさ」
「それは楽しみですね。少しだけ疲れたので休みます。今日も楽しかった…。おやすみなさい…みんな、そして最愛のショウ様」
うん、お疲れ様でした。ゆっくり休んで…起きたらまた…どこへでも…。
………………。
「お母さん最後まで笑顔だったね」
レイさんが亡くなって一週間が過ぎ、僕達は若干の落ち着きを取り戻した。
「そうだね。レイさんはいつも幸せそうだったよね」
「お父さんはこれからどうするの?」
「うーん…どうしようかなぁ」
「私と冒険に行こうか?それともサクラと行く?」
「それも良いけど…遠慮しておくよ。僕のパーティーはレイさんだけだからさ」
「そっか…。じゃあ私行くね!まだまだ依頼がいっぱいあるの!」
「うん、気をつけて行ってきなよ」
キリノを見送った後、僕はレイさんのお墓の前で一人座る。どうしようかなぁこれから。
「ねぇサキエル、この世界で死んだ人ってどこいくの?」
「え?そんな事も知らないんですか?」
なんなの君、なんか普通にぶっ飛ばしたいよ。空気読んでくれる?
「今天界の方で転生の準備中ですよ?生前悪い事とかしたら最悪消滅もありますけど…」
「ん?もう一回生まれ変わるって事?」
「記憶は無くしちゃいますけどね。でもショウ様が来るまでは転生しません!って言ってて…なんか天界を冒険して待ってますとか言うしちょっと困ってますよ」
「は?それでどうなるの?」
「パパはショウ君の関係者ならまぁ…って感じです」
「ちょっと待って、じゃあ天界に行けば会えるの?」
「普通はダメですけど…と言うか天界に気軽に来る人って普通いないですし…パパが許可すれば大丈夫なんじゃないですか?」
「なんでそれ今まで黙ってたの?」
「だって…それは神々しか…あっ…」
「ちょっとゼウスのところ連れて行ってよ、他の人にバラされたくなかったら」
「はい…」
良かったこの人ポンコツで、正直ルール違反は承知だけど…ゼウスに話聞くくらいは良いだろ?だめ?
「あら、サキエルちゃんから聞いちゃったのか…。一応極秘ではあるんだけど…。転生があるって知っちゃうと一生懸命生きない人間とか出そうだからさ」
「それで…レイさんには会えるの?」
「うーん…そうだねぇ…。まあたまになら良いよ?ショウ君なら大丈夫そうだし。でもたまにだからね、一週間に一回とかだけね」
そんなに良いんだ…良かった!いい子にしてて!
そしてサキエルに案内されて向かった先、天界の奥の奥の扉を開けると…。
「え?ショウ様!?来るのが早すぎます!今なら間に合うかも!!」
レイさんは僕と出会った時の若い姿のまま、僕が後を追って死んだと勘違いして慌てている…僕の愛した彼女だ。
「違うんだよ、一週間に一回なら会いにきて良いんだってさ。なんか久しぶりだね」
「え?あぁ、そう言う事ですか…。はい、何か少し照れくさいですけど…。私はここでずっとお待ちしております」
「うん…。あのさ…」
「はい、分かっていますよ」
レイさんは僕に飛びつき、僕達は唇を重ねる。
「大好きです!また会えるなんて!ずっとお待ちしています!ずっと!」
「うん!一週間に一回絶対来るからね!僕も冒険の終わりまで頑張るよ!レイさんみたいに!」
「ちょっと待って下さい!!何しようとしてるんですか!!ダメですよ!こんな場所でその…交尾はいけません!!」
え?できるの?そういえば触れるし…いけるならここいらで一発…
「ダメです!やるならちゃんと家とかでして下さい!」
「家?家あんの?」
「はい、一応小さいですが用意されています」
なんとご都合主義なんだ…まるで僕の人生みたいだな…。
「ショウ様、これからも宜しくお願いしますね!」
冒険に終わりは付きものか…。
だけどこれはしばらくは終わらない、僕と彼女の大冒険の話だ。
「ショウ様!それでは家で続きを!」
レイルート Fin
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