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さすがにバレてる
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午前中のうちにはあらかたの家事は終わっていた。簡単な昼食を終えると雲の切れ間から光が差し込んできた。これ幸いと洗濯物をほしにいく。ベランダに洗濯物を並べてリビングに戻ると彼女がコーヒー豆を挽いていた。ケトルの中の水がお湯になるのにもうしばらくかかりそうということは今しがた始めたのだろう。
冷蔵庫にある作り置きのお茶をグラスに注ぎ口に含む。グラスをテーブルに置いて彼女の隣へいくとドリッパーに挽いたばかりのコーヒーをセットしているところだった。ここからは集中タイム、入れ終わるまで話しかけてはいけない。いや別に駄目だと言われた訳ではないのだが集中している人間に話しかけるのは気がひける。
彼女の真剣な表情をぼんやりと見つめる。久しぶりのゆったりとした休日、今晩は二人でご飯でも食べに行きたいな。今月は本当に忙しかった。繁忙期だということはわかっていたが早朝出社にほぼ毎日終電帰宅。男性社員の中には泊まり込んだ人もいたそうだ。最後の納品を終えた我々は居酒屋で簡単な打ち上げを行なった。打ち上げの最中から無性に彼女の顔が見たくなり、二次会には参加せず早々に帰宅するとちょうどお風呂上がりの彼女がいたので私も簡単にシャワーを浴びると彼女を襲った。
で、次の日土曜日の昼下がり。よほどうまく淹れることができたのか先ほどからコーヒーがなみなみと入ったマグカップを抱えてにこにことしている。彼女のスマートフォンからは軽快な音楽が流れている。彼女曰く最近流行りのCMソングらしい。ひと段落ついた仕事や穏やかな陽気、笑顔の彼女、多分これら全てが私の気を緩めてしまったらしい。
「性欲強い方なの?」
目の前の彼女の顔が笑顔のまま固まった。
「な、なんで?」
私の突然の問いに戸惑いながら言葉を発する。
「いや、たまに私が寝てる横で一人でしてるから」
彼女の顔がみるみると赤くなる。
「え、うわああああああああ」
彼女は奇声を発しながら立ち上がりリビングから出て行ってしまった。
やっぱり隠していたのか。そんな気はしていたがそれは土台無理な気がする。ベッドが違うならいざ知らず同じベッドで隣り合って寝ていれば気づきもする。なんというチャレンジスピリッツだろうか。
彼女は寝室のベッドの上で布団に包まっていた。なんだか犯行現場に戻る犯人みたいだと思いながらベッドに腰掛け布団の上から彼女を撫でる。どちらが頭かわからないので確実に存在するであろう真ん中あたりを撫でているとまるで布団が喋るかのごとく呻き声のようなものが聞こえてきた。
「……せて」
なんと言ったのかわからずに聞き返す。突如布団がめくれて飛び出してきた彼女に両腕を捕まれベッドに押し倒されてしまう。
「一人でしてるとこ見せて!!だってずるいじゃない。自分だけ私の見たのに私は見てない」
涙目でぷるぷると震えながら主張する彼女に気圧されたのか、少々考える。主張としては間違ってないのかもしれない。確かに世間ではそういうプレイもあるであろう。やはり愛し合っているものどおしどちらも平等にことをなすのが良いのではないか。私は意を決して彼女に伝えた。
「え、いやだ」
「見せて見せて見せて見せて見せて見せて見せてえええええ」
え、ちょっと泣いてない?私の上で発狂する彼女に申し訳ない気持ちになりつつ彼女の唇を私の唇で塞ぐ。舌と舌が絡み合う。私が飲めない、コーヒーの味がする。お腹痛くなるから……
彼女が私の上できゅっと小さくなる。唇を話すと彼女の目はとろんとなっていた。が、その瞬間。
「キスしたら良いと思ってるでしょ」
先ほどまでとは違い、かっと見開かれた目、まるで噛み付かんばかりだ。そして正直そう思っている。困った、どうしたものだろうか。
とりあえず考えながら彼女を抱き寄せ服の上から彼女の腰をさすっていると彼女もまんざらではなさそうではあるが先ほどから小さな頭突きをいくつも喰らっている。地味に、痛い。
「わかった。今日は私が先に上する」
天啓でも得れたかの如く満面の笑みでそう言った彼女の言葉にとても驚いてしまった。なんか、それは、違う気がする。
彼女は両手で私の顔を掴んでキスをした。
私も負けじと服の中へと手を侵入させ腰をさする。
彼女の唇が顎を通り私の首筋に来たあたりで彼女は私の服をまくり胸を揉みはじめた。
私は腰をさすっていた手をお腹の方へ移動させパンツの中へ手を侵入させる。
彼女はそんな私の手を掴みパンツから引き抜こうとした。
一進一退の攻防、しかし彼女は気がついていなかった。私の手が片方自由なことに。
私は首筋を舐めている彼女の顔を自由な方の手で固定すると腹筋の力を使い上半身を少しだけ浮かせた。一気に顔を近づける。そして彼女の耳に舌を這わせた。突然の刺激に力が抜ける彼女。畳み掛けるように彼女の耳をじゅるじゅるちゅるちゅると音を出すように舐め回した。
私の上で彼女が甘い吐息を漏らす。もらった、そう思い再びパンツへと手を侵入させる。しっとりと湿っているのがわかる。目指すべき穴へと指を進めるがそれは阻止された。
彼女の手に再び力が入るのがわかった。
彼女と私の視線が交わる。どうやらこの勝負、まだまだ終わらないらしい。
そうして日が暮れるまで続いた私と彼女の攻防戦の結果、今晩のご飯は宅配を取ることにした。
冷蔵庫にある作り置きのお茶をグラスに注ぎ口に含む。グラスをテーブルに置いて彼女の隣へいくとドリッパーに挽いたばかりのコーヒーをセットしているところだった。ここからは集中タイム、入れ終わるまで話しかけてはいけない。いや別に駄目だと言われた訳ではないのだが集中している人間に話しかけるのは気がひける。
彼女の真剣な表情をぼんやりと見つめる。久しぶりのゆったりとした休日、今晩は二人でご飯でも食べに行きたいな。今月は本当に忙しかった。繁忙期だということはわかっていたが早朝出社にほぼ毎日終電帰宅。男性社員の中には泊まり込んだ人もいたそうだ。最後の納品を終えた我々は居酒屋で簡単な打ち上げを行なった。打ち上げの最中から無性に彼女の顔が見たくなり、二次会には参加せず早々に帰宅するとちょうどお風呂上がりの彼女がいたので私も簡単にシャワーを浴びると彼女を襲った。
で、次の日土曜日の昼下がり。よほどうまく淹れることができたのか先ほどからコーヒーがなみなみと入ったマグカップを抱えてにこにことしている。彼女のスマートフォンからは軽快な音楽が流れている。彼女曰く最近流行りのCMソングらしい。ひと段落ついた仕事や穏やかな陽気、笑顔の彼女、多分これら全てが私の気を緩めてしまったらしい。
「性欲強い方なの?」
目の前の彼女の顔が笑顔のまま固まった。
「な、なんで?」
私の突然の問いに戸惑いながら言葉を発する。
「いや、たまに私が寝てる横で一人でしてるから」
彼女の顔がみるみると赤くなる。
「え、うわああああああああ」
彼女は奇声を発しながら立ち上がりリビングから出て行ってしまった。
やっぱり隠していたのか。そんな気はしていたがそれは土台無理な気がする。ベッドが違うならいざ知らず同じベッドで隣り合って寝ていれば気づきもする。なんというチャレンジスピリッツだろうか。
彼女は寝室のベッドの上で布団に包まっていた。なんだか犯行現場に戻る犯人みたいだと思いながらベッドに腰掛け布団の上から彼女を撫でる。どちらが頭かわからないので確実に存在するであろう真ん中あたりを撫でているとまるで布団が喋るかのごとく呻き声のようなものが聞こえてきた。
「……せて」
なんと言ったのかわからずに聞き返す。突如布団がめくれて飛び出してきた彼女に両腕を捕まれベッドに押し倒されてしまう。
「一人でしてるとこ見せて!!だってずるいじゃない。自分だけ私の見たのに私は見てない」
涙目でぷるぷると震えながら主張する彼女に気圧されたのか、少々考える。主張としては間違ってないのかもしれない。確かに世間ではそういうプレイもあるであろう。やはり愛し合っているものどおしどちらも平等にことをなすのが良いのではないか。私は意を決して彼女に伝えた。
「え、いやだ」
「見せて見せて見せて見せて見せて見せて見せてえええええ」
え、ちょっと泣いてない?私の上で発狂する彼女に申し訳ない気持ちになりつつ彼女の唇を私の唇で塞ぐ。舌と舌が絡み合う。私が飲めない、コーヒーの味がする。お腹痛くなるから……
彼女が私の上できゅっと小さくなる。唇を話すと彼女の目はとろんとなっていた。が、その瞬間。
「キスしたら良いと思ってるでしょ」
先ほどまでとは違い、かっと見開かれた目、まるで噛み付かんばかりだ。そして正直そう思っている。困った、どうしたものだろうか。
とりあえず考えながら彼女を抱き寄せ服の上から彼女の腰をさすっていると彼女もまんざらではなさそうではあるが先ほどから小さな頭突きをいくつも喰らっている。地味に、痛い。
「わかった。今日は私が先に上する」
天啓でも得れたかの如く満面の笑みでそう言った彼女の言葉にとても驚いてしまった。なんか、それは、違う気がする。
彼女は両手で私の顔を掴んでキスをした。
私も負けじと服の中へと手を侵入させ腰をさする。
彼女の唇が顎を通り私の首筋に来たあたりで彼女は私の服をまくり胸を揉みはじめた。
私は腰をさすっていた手をお腹の方へ移動させパンツの中へ手を侵入させる。
彼女はそんな私の手を掴みパンツから引き抜こうとした。
一進一退の攻防、しかし彼女は気がついていなかった。私の手が片方自由なことに。
私は首筋を舐めている彼女の顔を自由な方の手で固定すると腹筋の力を使い上半身を少しだけ浮かせた。一気に顔を近づける。そして彼女の耳に舌を這わせた。突然の刺激に力が抜ける彼女。畳み掛けるように彼女の耳をじゅるじゅるちゅるちゅると音を出すように舐め回した。
私の上で彼女が甘い吐息を漏らす。もらった、そう思い再びパンツへと手を侵入させる。しっとりと湿っているのがわかる。目指すべき穴へと指を進めるがそれは阻止された。
彼女の手に再び力が入るのがわかった。
彼女と私の視線が交わる。どうやらこの勝負、まだまだ終わらないらしい。
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