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双子の寵愛

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「ドラゴンは口は悪いけど、約束はちゃんと守ってくれる。――君の父親とは違ってね」
「……私の父は、何か約束をしたのですか……?」
「驚いた。そんなことも聞いていなかったのかい? これなら成長を待っていないで、さっさと娶れば良かったね。君の父親は、願いの代償として、僕たちの妻として差し出したんだよ」

人妖樹の双子は「ここは人間である君のために用意したんだ」と言って、蔦で覆われた小さな家に案内した。家の中は思ったよりも広かったが、ベットや机、それに椅子など、生活する上で必要なものは一通り揃っているように見えた。
椅子の上に座っていた妖精が、私を見てニコリと笑った。

「か、可愛い……」
「あの妖精は、この家に棲む。何か欲しいものや困ったことがあれば、妖精たちに聞くといい」

双子は私を抱き上げると、大きなベットの上に私を運んだ。

「さぁ、リリー。私たちと交わろう。人妖樹は、結婚式など、まどろっこしいことはしない。何しろ私たちは、君が子を宿せるほど成熟する、この時を何年も待っていたんだからね」

純白の婚礼衣装は「邪魔だね」と言われて、ビリビリに破かれてしまい、身を隠すものは無くなった。

「――あ、ぁ……!!」

双子の体から伸ばされた、柔らかな細い白い木の根のようなものが、しゅるしゅると体を這い回った。私の首に絡みつき、口の中に滑り込んだかと思うと、何か粘り気のある液体が、じわりと口内に溢れた。

そして根が、私の舌の上で硬く膨らむと、生暖かく苦いものが、喉の奥に注ぎ込まれた。

「一滴残さず飲み干してね。……そう、上手だね」

双子の顔は半分は人間、半分は木のお化けだった。まだ私は死にたくなかった。木の化身たる彼らに恐怖し、言われた通りに、その液体を飲みほした。
するとすぐに、私は強い快感に襲われ、身悶えすることになった。

「リリーが痛くないように、特別な樹液を出したよ」
「いやッ……! そこは……!」

別の根が胸の突起を遊ぶように抓った。その間にも、樹液で濡れた秘所に太い根が入ってくる。体の穴という穴に、木の根が入り込み、暴れ回った。

「痛あ……ぁッ……! 痛くないって……! 言ったのに」
「これからですよ、良くなるのは」

双子は私の体を蹂躙し尽くし、3日3晩、繁殖行為は続いた。

双子の欲望を受け続け、私の体は淫蕩に変化した。

「ヒイガ、そこぉ……!」
「ふふ、わかっていますよ、リリー」

双子の1人、ヒイガが私の良いところを抉るように強く腰を打ち付ける。

「あッ、あッ、あぁん! ヒイガぁ……!」
「兄さま、ずるい。僕だってリリーを悦ばせることぐらい出来るんだからね」
「いやッ、ゼノス……! そこ、触らないで……!」
「リリー、愛してるよ。ここにキスしてくれる?」
「んん……んぅ……ッ」

体中が性感帯になったみたいで、求められるまま、腕を背に回し、私はヒイガと濃密なキスをした。ゼノスはぎゅうっと私を抱きしめ、背後から交わった。
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