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口喧嘩
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「うわぁ~。可愛い蝶人間だねぇ」
ルークスは、1週間前に羽化したばかりの蝶人間を抱き上げた。レイと命名された、その蝶人間は雄だが、目も大きく、まるで女の子のような外見をしていた。
「その服、セリーヌが作ったんですよ、似合うでしょう?」
「へぇ。良くできてるねぇ。どうりで見たことのないデザインだと思った。私、この子が欲しいな」
「あ、その子はだめです。ニーナの子なので……」
ルークスの言葉に、マリオンは慌てて、レイをルークスから奪い返した。
「ええ~? もしかしてマリオンの子供かい……?」
「……よく分かりましたね」
「だって、マリオンの面影があるだろう? だからこそ欲しいんだ。奴隷商に売る金額の倍払うから、私に頂戴?」
「確かに雄の蝶人間が羽化したら渡すと約束しましたが、いくら兄様でもだめです……! ニーナが15個産んで、やっと羽化したんですよ!? この子は僕が育てます。だから次の子にしてください」
「それって、かなり待たないとだめだろう? 蝶人間って、1度に3個しか卵産まないんだよね? もうかなり待ったんだよ? 温室も大分前に出来たのに、肝心の蝶人間が居なきゃ意味ないじゃないか。あれから何度も奴隷商に通ったけど、何時まで経っても品薄で入手困難なんだ。……それに、私はこの子がいいんだよ。一目惚れしたんだ」
マリオンは兄と言い合いの喧嘩を始めたが、結局マリオンが折れ、泣く泣くその子は兄のところへ嫁いでいくことになった。
「貴方が、お義兄様に口喧嘩で勝てるわけがないじゃない」
「……僕も、そう思う」
マリオンは「次に羽化する子は、僕が育てるんだ!」と意気込んだ。
そして次に羽化した子も雄だった。
「やっぱり蝶人間同士の卵のほうが羽化しやすいのかなあ……」
15個中1個羽化出来たのも運が良かったほうだったのかもしれない。レイ以降の卵は羽化せず全滅した。レイの次に羽化させた雄は、意気消沈したマリオンが奴隷商から買い求めた卵から孵した蝶人間だった。
「やった! 今度の子は銀髪かぁ!」久しぶりに羽化に成功して、マリオンは喜色満面の笑みを浮かべた。
同じく、羽化に失敗続きのセリーヌが「私も育ててみたいわ」と言ったので一緒に育てることになった。
その子はメラと名付けられ、期待通り、すくすく成長した。
――そう、マリオンのニーナを寝取るほどに。
「セリーヌ。僕……ショック過ぎてご飯も喉を通らないんだけど……。まだ子供だと思っていたのに、僕のニーナに手を出すなんて……。……つくづく引き離す時期を見誤ったのが悔やむよ……」
メラとの交尾を目撃してから、慌てて引き離そうとしたが相思相愛なのか、ニーナの食事量が減り、とても悲しそうな顔をするから、やむを得ず、メラをニーナの番として認めるしかなかった
「ご飯も喉を通らないのに、私を抱くのね?」
「それとこれは別だよ」
マリオンは不満そうな顔をしながらも、そっとセリーヌを抱き寄せて、頬に軽く口付けた。
ルークスは、1週間前に羽化したばかりの蝶人間を抱き上げた。レイと命名された、その蝶人間は雄だが、目も大きく、まるで女の子のような外見をしていた。
「その服、セリーヌが作ったんですよ、似合うでしょう?」
「へぇ。良くできてるねぇ。どうりで見たことのないデザインだと思った。私、この子が欲しいな」
「あ、その子はだめです。ニーナの子なので……」
ルークスの言葉に、マリオンは慌てて、レイをルークスから奪い返した。
「ええ~? もしかしてマリオンの子供かい……?」
「……よく分かりましたね」
「だって、マリオンの面影があるだろう? だからこそ欲しいんだ。奴隷商に売る金額の倍払うから、私に頂戴?」
「確かに雄の蝶人間が羽化したら渡すと約束しましたが、いくら兄様でもだめです……! ニーナが15個産んで、やっと羽化したんですよ!? この子は僕が育てます。だから次の子にしてください」
「それって、かなり待たないとだめだろう? 蝶人間って、1度に3個しか卵産まないんだよね? もうかなり待ったんだよ? 温室も大分前に出来たのに、肝心の蝶人間が居なきゃ意味ないじゃないか。あれから何度も奴隷商に通ったけど、何時まで経っても品薄で入手困難なんだ。……それに、私はこの子がいいんだよ。一目惚れしたんだ」
マリオンは兄と言い合いの喧嘩を始めたが、結局マリオンが折れ、泣く泣くその子は兄のところへ嫁いでいくことになった。
「貴方が、お義兄様に口喧嘩で勝てるわけがないじゃない」
「……僕も、そう思う」
マリオンは「次に羽化する子は、僕が育てるんだ!」と意気込んだ。
そして次に羽化した子も雄だった。
「やっぱり蝶人間同士の卵のほうが羽化しやすいのかなあ……」
15個中1個羽化出来たのも運が良かったほうだったのかもしれない。レイ以降の卵は羽化せず全滅した。レイの次に羽化させた雄は、意気消沈したマリオンが奴隷商から買い求めた卵から孵した蝶人間だった。
「やった! 今度の子は銀髪かぁ!」久しぶりに羽化に成功して、マリオンは喜色満面の笑みを浮かべた。
同じく、羽化に失敗続きのセリーヌが「私も育ててみたいわ」と言ったので一緒に育てることになった。
その子はメラと名付けられ、期待通り、すくすく成長した。
――そう、マリオンのニーナを寝取るほどに。
「セリーヌ。僕……ショック過ぎてご飯も喉を通らないんだけど……。まだ子供だと思っていたのに、僕のニーナに手を出すなんて……。……つくづく引き離す時期を見誤ったのが悔やむよ……」
メラとの交尾を目撃してから、慌てて引き離そうとしたが相思相愛なのか、ニーナの食事量が減り、とても悲しそうな顔をするから、やむを得ず、メラをニーナの番として認めるしかなかった
「ご飯も喉を通らないのに、私を抱くのね?」
「それとこれは別だよ」
マリオンは不満そうな顔をしながらも、そっとセリーヌを抱き寄せて、頬に軽く口付けた。
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