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相思相愛(勇者視点)
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「まて! ケンタウロス……! 中には……! 中には出すな……! はぁっ、あっ」
怪しい、と思って泳がせたら案の定だった。
ケンタウロスと魔王アマリリスは勇者の目を盗みながら、秘かに愛を育んでいたようだった。アマリリスは嫌がってはいるが、自ら腰を擦り付け、ケンタウロスのものを受け入れている。
体は正直だ。
愛液はとめどなく溢れ、ケンタウルスの愛を受け止めていた。
「アマリリス様……! 愛しています……!」
「ケンタウロス……! わ、私は……」
相思相愛であることは、傍目から見ても一目瞭然だった。
(おかしいなぁ……)
何時もは、アマリリスが他の男に抱かれても、快楽が襲うだけだったのに、それよりも苛立ちのほうが強かった。
(アマリリスが僕との約束を破ったから……? いや、違う気がするな……)
勇者は、ケンタウロスと魔王アマリリスの逢引きを見ながら考えた。
(……そうか。僕は、ケンタウロスに嫉妬しているのか)
寝取られてゾクゾクするのは、アマリリスの気持ちが相手に向いていない場合だけなのだということに、勇者トオルは気が付いた。
(殺したくなっちゃいそうだから、ケンタウロスは投獄して、アマリリスと逢引き出来ないようにしてやろ……)
勇者トオルは、心に芽生えた苛立ちをむしりとるように、次々に対策を考えた。
(そろそろ僕もアマリリスと子作りをしようかな。子はかすがいって言うもんね。ケンタウロスは子供が二頭いるから、三人ぐらい産んでもらおう)
アマリリスが知ったら絶望しそうなことを勇者は考え、実行に移すのだった。
怪しい、と思って泳がせたら案の定だった。
ケンタウロスと魔王アマリリスは勇者の目を盗みながら、秘かに愛を育んでいたようだった。アマリリスは嫌がってはいるが、自ら腰を擦り付け、ケンタウロスのものを受け入れている。
体は正直だ。
愛液はとめどなく溢れ、ケンタウルスの愛を受け止めていた。
「アマリリス様……! 愛しています……!」
「ケンタウロス……! わ、私は……」
相思相愛であることは、傍目から見ても一目瞭然だった。
(おかしいなぁ……)
何時もは、アマリリスが他の男に抱かれても、快楽が襲うだけだったのに、それよりも苛立ちのほうが強かった。
(アマリリスが僕との約束を破ったから……? いや、違う気がするな……)
勇者は、ケンタウロスと魔王アマリリスの逢引きを見ながら考えた。
(……そうか。僕は、ケンタウロスに嫉妬しているのか)
寝取られてゾクゾクするのは、アマリリスの気持ちが相手に向いていない場合だけなのだということに、勇者トオルは気が付いた。
(殺したくなっちゃいそうだから、ケンタウロスは投獄して、アマリリスと逢引き出来ないようにしてやろ……)
勇者トオルは、心に芽生えた苛立ちをむしりとるように、次々に対策を考えた。
(そろそろ僕もアマリリスと子作りをしようかな。子はかすがいって言うもんね。ケンタウロスは子供が二頭いるから、三人ぐらい産んでもらおう)
アマリリスが知ったら絶望しそうなことを勇者は考え、実行に移すのだった。
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