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「王よ、もうこの国は終わりじゃ。……見るが良い。そなたの女が、わしに犯されるさまを」

老魔法使いは、国王と王妃アリシアを捕らえ、国王が見る中で王妃を凌辱し、恨みを晴らした。

「さすがアリシア王妃のまんこじゃ。名器じゃのう……!」
「あぁっ……! アリシア……!」
「陛下……! 申し訳ありません……!」

国王は狂ったように泣き叫び、王妃アリシアは夫を想いながら老魔物使いに犯され、魔物使いは満足した。

復讐は終わり、予定通り国王は処刑し、王妃は魔物の苗床にするつもりだったが、老魔法使いにとって想定外のことが起きた。

王妃アリシアの痴態に心を奪われたのだ。

(苗床にするには、いささか惜しいのぉ……)


アリシアは美しい女だった。その顔を見るだけで、老魔法使いのペニスは硬く勃ち上がった。老魔法使いは、まだ足腰が丈夫で、性欲も人並みにあった。ただ、今までは女よりも知識欲が強かったため、あまり興味がなかっただけだった。

(……飽きれば苗床にすれば良いか)

老魔法使いは齢90にして王妃アリシアを孕ませた。

腹の突き出たアリシアの中にズブズブと昂りを沈めこみながら、老魔法使いは言った。

「人間とは欲深いものだの。この年齢にして欲しいものが増えてきたわ」

老魔法使いは、アリシアが隣国から嫁いで来た時から、美しい女だと思っていた。それが恋愛感情であったということに、老魔法使いは孕ませてからようやく気が付いた。

「復讐さえ遂げられれば、老い先短いわしの命など、どうでも良いと思っていたが……」

老魔法使いは熟慮の末、ある決断をした。

「……まずは、この命を長らえることじゃの。せめてこの腹の子が成人するまで、あと20年は健康であらねばならぬ」

老魔法使いは、人間の魂を多数生贄にして、不老長寿となった。

「さて次は何をしようかの。やりたいことがいっぱいあるから悩むのう。わしがあと10人ぐらい居れば良いのだが」

生来、老魔法使いは好奇心旺盛で、その好奇心は尽きることがなかった。

この頃になると、老魔法使いが使役する魔物もレベルが高くなり、中には人の言葉を理解する魔物も現れ始めていた。

「賢い者は嫌いではないぞ」

老魔法使いは、人の言葉を理解する魔物を重宝し、手足として活用を始めた。

「なるほど。それは良い考え方だ」

老魔法使いは知識欲が貪欲であるがゆえに、普通の人間より遥かに物の考え方が柔軟だった。魔物しか知らない情報を得ることに喜びを見出し、共に議論することで、生きる意欲が刺激された。


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