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しおりを挟む最近では近隣の村や町から定期的に女が貢がれるようになり、宴が開かれるようになった。
ゴブリンたちは怯える花嫁衣裳の女たちに群がると、激しく陵辱した。
女たちの無垢な体が暴かれ、処女が無様に散る様を眺めながら、ソフィーはゴブリンのボスに抱かれ、歓喜の声を上げた。
「あ、あ……! 奥に当たって、気持ちいい……!」
ゴブリンのボスはソフィーを孕ませる度に進化し、天災級のキングゴブリンに成長を遂げていた。
そのことにソフィーは疑問が湧くこともあった。
(……おかしくない? 私を抱くだけで、なんでこんなに進化してるの?)
ボスのゴブリンは部下のゴブリンに指示を出すだけで、ほとんど洞窟の外に行かない。
時間の大半をソフィーを抱く時間に費やしている。
そのため、経験値を得ていないはずなのに、どのゴブリンよりも進化し、屈強な肉体と異常な強さを手に入れていた。
「あーっ…!!」
ソフィーは激しく攻められ、白目を剥いた。
キングゴブリンは射精後も確実にソフィーを妊娠させるために、抜かずに腰を動かし、何度もソフィーに種付けをした。
獣のように交尾を続けていると、キングゴブリンの精子がソフィーの卵子に授精したことを知らせるアナウンスが頭の中に響いた。
(わたし……また妊娠した。これで何回目だろう。このお腹の中に、またゴブリンの赤ちゃんが……)
キングゴブリンの赤子は、通常よりも大きく、その腹部は、他の女に比べても大きく膨らんだ。
そしてまた新たな命が産声を上げた。ゴブリンの赤子は、肥大化したソフィーの乳首に吸い付き、母乳を飲みながら、カクカクと腰を動かし、先走りの汁をソフィーの柔らかい体に擦り付けた。
放心状態のソフィーの頭の中に、キングゴブリンの経験値がカンストとしました、というアナウンスが流れたが、ソフィーはそれどころではなかった。
(何も考えたくない……! 今はただ、あのキングゴブリンとセックスして、種付けされたい……!)
ソフィーにとって、異形のゴブリンの子を腹に宿すという行為は、最も強い快楽を得られる瞬間だった。
ソフィーは授乳が終わると、キングゴブリンと濃厚なキスを交わし、繁殖行為に没頭した。
(アイシテイル……! オレのご主人サマ……!)
キングゴブリンはソフィーの心を手に入れるために、頻繁にプレゼントをした。
大粒の宝石、金貨が詰まった宝箱、高級なドレス。
冒険者として働いても一生手に入らないであろう金品の山を、ソフィーはキングゴブリンに贈られ、手に入れた。
(ゴブリンにとって、私はただの人間の雌なはずなのに……もしかして、このキングゴブリンって、私のこと……?)
山のような贈り物に、当初は目的を訝しんだソフィーだったが、どんどん増えていく贈り物とキングゴブリンの態度に、ようやくキングゴブリンの真意を理解し、頬を赤らめた。
キングゴブリンとソフィーが相思相愛となったその夜、祝福するかのように、アナウンスが鳴り響き続けた。
ーースキル真実の愛が発生しました。キングゴブリンの間に唯一無比の特別な縁が生じました。スキル効果により、キングゴブリンの経験値の上限値が大幅に拡張されました。経験値が上限に達した場合、神に至ります。
ソフィーはキングゴブリンとの間に無数のゴブリンを産み、近隣の国々に甚大な被害を与え、ゴブリンの生母という悪名を馳せた。
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