上位種アルファと高値のオメガ

riiko

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本編

9、まだ出会いから二日目なのに ※


 部屋に入り見回すと、大きな部屋にはテーブルとソファとテレビ。そしてもう一つある部屋は寝室で大きなベッドが一つ。オシャレだけどモデルルームのような閑散とした感じ。最低限の家具と大きな植物があるだけ。

「ここで生活しているの?」
「してないよ、もともと所有マンションの一つで、ここは由香里と過ごすための仮の場所にしようかと思って急遽業者に頼んで最低限の家具だけ今朝入れた。結婚するにあたって一軒家でも建てようかと思うけれど、由香里に意見も聞かなくちゃいけないし、まずはこのマンションで愛をはぐくもうかと」
「えっ……」

 なんかすごくリアルに何かが急激に進んでいない? 僕たちって昨日、出会ったばかりだよね。

「こんな強引な男は嫌?」

 さきほどの甘い顔がいきなり真顔になる。ちょっとその顔は怖かったけれど、でも不安にさせたのは僕だしすぐに訂正した。

「えっ、違う、驚いただけ。嬉しいしかないよ?」

 本当ならこんな横暴な展開は怖いのかもしれないけれど、楓が僕にいかに本気なのか分かって僕は嬉しかった。楓はその言葉を聞きまた笑顔になった、楓が僕にキスをする、そのキスにうっとりするも、違う!! また早急に始める前に話をしなくちゃ。

「待って、楓!! 僕二人のこともっと話したい」
「だめ、昨夜から今朝までの離れた時間でもう俺は限界。由香里を補充させて」

 ええ!? ほんとにほんの数時間じゃない!? 昨夜は日付が変わる少し前に別れて、今まだ午前中。

「あっ、だめ。まだ昨日シタばかりで、まだ体が辛い」
「じゃあ、キスだけでいいから、由香里の体全てにキスさせて……」
「そ、それだけなら」
「由香里!!」
「あん」

 真新しいベッドに運ばれて、すぐに服は全てはぎ取られ体の隅々まで舐めまわされた。まだ不慣れな僕の体からは蜜がたくさん出てきて、どうしたってすぐに反応してしまう。楓のアソコは今日もビンビンだよ。でもやっぱりダメ、昨日が初めてなのに楓は何回したと思っているの!? 実はちょっとヒリヒリして痛いんだよね。

「ああ!?」
「由香里、ここ蜜凄いよ、欲しいんじゃない?」
「そんなところに舌いれないでよ、ほんとにジンジンしているんだからぁ」
「ジ、ジンジンって、ど、ど、どんな感じ? やばい、ムラムラしてきた!! なにその可愛い表現、由香里は昨日から俺をどうしたいの!! ここで寸止めとかマジで勘弁してくれ」

 なに、その変態発言。この人ほんとにセフレ多きあっさりアルファ様なの!? 噂と違わない?

「ああんっ、だめ、だめ、れたら怒るからっ!!」
「くそっ、俺は由香里に弱いから、由香里には逆らえない」

 僕をうつ伏せにして、足を閉じさせてそこに楓の大きなモノを出し入れした。確かに後孔には挿入してないけれど、これはこれでめちゃくちゃいやらしい。もうなんなの、なんなのこれ。感じちゃって僕のモノからも楓もモノからも同時に白濁が出て二人で達した。

「はあっ、はっ、楓っ、キス」
「ん、由香里、愛している」
「んん、僕も、ん」

 うつ伏せの状態から顔を楓に振り返ってキスを強請ねだると、濃厚なそれが始まる。二人のフェロモンが凄く強く香っているこの部屋は、まるで僕たちの香りを閉じ込める箱庭のようだった。

「いい香り、楓のフェロモン凄く好き。白檀びゃくだん?」
「良く知っているね、由香里は薔薇ローズだね」
「うん、でも楓はさすがだね、興奮した僕のフェロモン耐えられた人に初めて会った。上位種だからかな?」
「どういうことだ……確かに由香里のフェロモンは普通の人より強いけど、その話し方はまるで、他のアルファにも興奮状態の由香里のフェロモンを嗅がせた言い方だ」
「えっ」

 後ろから抱きしめていた楓が、僕を起こした。裸でお互いの精液もべちゃっとついている状態で二人座りあっている。先ほどまでの甘い余韻がすでに無い、怒っている?

「あ、あの」
「言って。由香里は昨日俺が初めてだって言った。じゃあ、由香里のフェロモンはいったいどこの誰に?」
「えっと処女を捨てようと思って、何回かアルファとホテル行ったんだけど……」
「何回か!?」

 楓が話の最中に遮り、大きな反応をした。あっ、これって僕が淫乱って言っているようなもの?

「ごめんなさいっ、早く経験してみたくて。でも僕のフェロモンを嗅いだアルファたちは使い物にならなくなっちゃって、それで未経験だったの。こんなオメガ嫌だよね」
「嫌じゃない、嫌じゃないけど、二度としないで。俺と出会う前なら仕方ない。こんな美しい由香里が処女だっただけでも奇跡だし、俺としては喜ぶべきところだろうけど、他の男が由香里を興奮させたって思うと腹がたつ」
「こ、こんなに興奮したの、楓が初めてだよ?」

 僕は楓にキスをした。

「やっぱり、続きしよう。楓、抱いて」
「いいの?」
「うん、優しくれてね」

 楓の雰囲気が柔らかくなってと思ったら、またフェロモンが強くなった。なんとなくだけどまだ一日も経っていないけれど、楓がどういう人が分かってきた。むしろ分かりやすいほど単純だった。怒ったり喜んだり、とにかく僕の行動一つひとつにきちんと反応してくれて、ドキッとする事の方が多いけれど、でも可愛い。僕のアルファ!


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