旧転生者はめぐりあう

佐藤醤油

文字の大きさ
19 / 182
2部幼少期1

そんなこんなで5歳です

しおりを挟む
 さていよいよ5歳になる。

 メルミーナ様から新しい先生を紹介して貰った。これから魔法の先生となるクインという緑髪黒眼の30歳ぐらいの中年女性。学者だという青髪赤眼のヘイゼルという中年男性。2人は夫婦だそうです。
明日からこの2人に勉強と魔法を教わることになるそうです。

 2人の子供エレノア、ニーナも含めて客人扱いで同じ領主館で暮らします。エレノアは一つ下、ニーナは3つ下です。クインさんが担当する魔法の教育については、ニーナはまだよちよちの小さな子なので子育ても大変です。当面は魔法の基礎を少し教えてくれるぐらいです。

 ヘイゼルさん、元は大学に所属していた植物学者でした。新種の植物の発見をしたので教授に相当する役職となり、子爵を貰ってます。ヘイゼルさんは現場主義の人です。普通はやらない農民への直接指導などまじめな働きはあったそうですが、その分その後の新しい発見や功績が少なく大学としての成績はイマイチで給料も安くなっていったそうです。
 仲間内からはクインのひもと呼ばれていたようで。クインさんは、宮廷魔導士を目指していただけど魔力が足りず落ちたそうです。ですが、その後メルミーナ家の護衛魔道士として採用されずっと家の守りを担当してそうです。ヘイゼルさんが、そろそろ稼がないと駄目だと一念発起したときに、メルミーナ様がジルベールの家庭教師を紹介してくれたそうです。

「ヘイゼル・サイレーン子爵です。植物学者で若き時の偶然の功績で爵位を頂きました。このたびは私どもを家庭教師として雇っていただく事、感謝しております。今後もよろしくお願いします。」
「クインです。ヘイゼルの妻です。魔法を得意として、メルミーナ様の護衛魔道士を勤めていました。
見て解る通り、エレノア、ニーナも小さく、教えるよりも育児の方に時間を取られると状態ですが、メルミーナ様からそれで良いから、早めに魔法を教えろと伺っております。ですが、ジルベール様はまだ5歳だとか。一般的には魔法は7歳以降にならなければ教えない方が良いと言われておりますが、魔法学の基礎なら教えてもかまわないと思いますので、そちらを指導させて頂きたいと思います。夫婦ともどもよろしくお願いします。」

リリアナかあさまからは、受け入れのお話があり。私にも挨拶をしろと言われました。
そして、帽子を外しなさいと。
つまり、眼を見せても良いと言うこと。

「解りました。」と答えて帽子を外す。
「ジルベール・クロスロードです。見ての通り両金眼です。皆様とは一緒に住むと言う子とですので、この眼の事は秘密にしてください。ヘイゼル様、この領地にも珍しい植物がありますから、私の教育だけでなく空いた時間はぜひ植物の研究を行ってください。そしてクイン様、私は少しですが既に水と土の魔法が使えます。ですが、魔法の使い方は良く解らず自己流で適当に使っているので、ぜひ基礎学を教えてください。よろしくお願いします。」
と丁寧にお辞儀をしました。

 2人があっけに取られ、口が半開きのままぼーとしていたので、私はエレノアと赤ちゃんカゴに入ったニーナのところへ。エレノアに、「エレノアちゃんだよね。私はジルベールです。これからよろしくね。一緒に暮らすから、お兄ちゃんと思ってくれて良いからね。」と言うと、4歳のエレノアは、「ヘイゼル・サイレーン子爵の子、エレノアです。この子はニーナと言います。ジルベール様。これからよろしくお願いします。」と丁寧に挨拶をされた。
 4歳って、しっかりしてるんだな。
「よろしくね。僕の事はジルって呼んで良いよ。君の事はエレって呼んでも良いかな。」
「はい。私はエレで良いです。えっとジルさま。」
「ジルさまはやだな。なんかえらそうで。」
「じるにいさま」
「うーん、エレがかわいいから良いか。」
と頭をなでなで。
 1歳違いですが、私の方が少し大きい。そして、そのまま午前中は、エレとお絵かきをして遊んでいた。
 さて、そろそろ3歳に引き続き5歳の誕生日になったので教会へのお祈りに行きましょう。
私達は家族で教会へ移動する。お祈りを始めると、メリーナ様がご登場。
「あなた、何をすればそんなに魔力値が増えるの?」
 久しぶりのメリーナ様からの第一声が驚きの声でした。
「魔力値が8000もある。あげた魔力は3500だったはずだけど。体も全身に魔力がめぐってるしほんとに5歳? 少し自重しないと、悪目立しますよ」

『これでも、特殊召還を使うとすぐに魔法力が無くなんるんですよ』と答えると
「特殊召還って何の事?」
 しばし見つめて、
「なんで私と同じスキルがあるの? しかもなにこれ異世界から物を取り寄せるって。
私のスキルから派生したのかしら、効果が少し違うものになってる。前に神の眼のスキルと上げた時にはこんなことは無かったのに。どうしてかしら。」
『へー、メリーナ様のスキルですか。
 今は種とか取り寄せてますが魔力消費が激しくて、高価な物や重い物は取り寄せできないですよ』
「そうねレベルが最大になっても、転移者を呼び出したりはできないようね。それは安心したけど。まあ、気をつけて使ってね」

『はい。 あー、ところで私の家に執事が来たのですが、そのトシアキって転移者ですか?』
「え、あー後ろに立ってる彼ね。彼は関係ないわ。彼の母親が転生者よ。
もう亡くなっているわ。子供を生んで亡くなっているから、長生きした方よ」
『そうですか。良かった、変な話しなくて』

「そうね。前世の話とか、しないほうが良いわ。それと、今からまた魔法を幾つか開放するわ。
 その中の鑑定のスキルを使えば、転生者は私が加護中以上を与えているからそれを見れば解りますよ。
 じゃあ、そろそろいきますね」
と言って消えた。

 光魔法と上位鑑定魔法が解放されたようだ。光魔法ってなんだろう。クインさんに聞いてみよう。

総魔力量   8000
魔法 神の術補正により威力2倍
火魔法 レベル1 封印
水魔法 レベル2
土魔法 レベル3
風魔法 レベル1 封印
光魔法 レベル1 
雷魔法 レベル1 封印
回復魔法レベル1 封印
結界魔法レベル2 
空間魔法レベル3
浮遊魔法レベル1 封印


特殊
特殊召還魔法レベル2
上位鑑定魔法レベル1 
魔力の可視化レベル3
索敵    レベル1
祈祷    レベル1 封印

加護
メリーナの加護 大  

固有スキル 半封印
神の目  無詠唱での魔法発動
神の術  神属性を含む全属性魔法使用可能。 魔法効果2倍
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

お妃さま誕生物語

すみれ
ファンタジー
シーリアは公爵令嬢で王太子の婚約者だったが、婚約破棄をされる。それは、シーリアを見染めた商人リヒトール・マクレンジーが裏で糸をひくものだった。リヒトールはシーリアを手に入れるために貴族を没落させ、爵位を得るだけでなく、国さえも手に入れようとする。そしてシーリアもお妃教育で、世界はきれいごとだけではないと知っていた。 小説家になろうサイトで連載していたものを漢字等微修正して公開しております。

~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます

無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

『召喚ニートの異世界草原記』

KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。  ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。  剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。  ――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。  面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。  そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。  「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。  昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。  ……だから、今度は俺が――。  現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。  少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。  引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。 ※こんな物も召喚して欲しいなって 言うのがあればリクエストして下さい。 出せるか分かりませんがやってみます。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

魔法のせいだから許して?

ましろ
恋愛
リーゼロッテの婚約者であるジークハルト王子の突然の心変わり。嫌悪を顕にした眼差し、口を開けば暴言、身に覚えの無い出来事までリーゼのせいにされる。リーゼは学園で孤立し、ジークハルトは美しい女性の手を取り愛おしそうに見つめながら愛を囁く。 どうしてこんなことに?それでもきっと今だけ……そう、自分に言い聞かせて耐えた。でも、そろそろ一年。もう終わらせたい、そう思っていたある日、リーゼは殿下に罵倒され頬を張られ怪我をした。 ──もう無理。王妃様に頼み、なんとか婚約解消することができた。 しかしその後、彼の心変わりは魅了魔法のせいだと分かり…… 魔法のせいなら許せる? 基本ご都合主義。ゆるゆる設定です。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

処理中です...