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3部ジルベール幼少期2
3.7 竜が出た。
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レイさん達が来てから、半年ほどたった。
今は冬。
冬と言ってもこの領地では雪は降りません。
日本の南側に近い気候なので、冬でもそれほど寒くはありません。
その日、レイさん、エイミーさんは自警団と共に山が騒がしいと。
どうやら大型の狼型の魔物が出たとの事で、全員で討伐に行きました。
それから少ししてから、山の方に、急に大きな魔力を感じます。
とても不穏な気配。
私の索敵スキルが警告を出します。
いやな予感がした。
私は覚えたばかりの転移術で、エイミー達の元に向かいます。
現状の転移術は、見えているところへの移動しかできません。
見える範囲の移動は、瞬転と呼んでいます。
この瞬転を使って、可能な限り遠くの空中に転移し、浮遊術で着地。
その後は小距離の瞬転を数回繰り返すと、
そこにいたのは、1体のとても美しい8m級の小型のホワイトドラゴン。
私が到着した時に、エイミーに向けてホワイトドラゴンが火のブレスを撃ち込むところでした。
危機一髪、結界魔法を前面に出し、エイミーを守る事ができました。
レイさん、エイミーを含め、自警団のみんなは誰一人死んではいませんでしたが、重症者が数名います。
周りを見渡すと、大きな黒狼が1体横たわり、その横に小さな黒狼の赤ちゃんが傷つき倒れていました。
片膝をツキ、満身創痍のレイさんに
「レイさん、逃げれますか?」と訊ねると、首を横に振って、残った魔力で光の盾を作り出すが、剣は光を纏えていない。
その状態でよろよろと立ち上がります。
「なんで、竜なんかと戦ってるんですか、すぐに逃げるべきでしょう」と言うと、
レイさんが「すまん、前回よりもかなり小型だったし、エイミーも私もあの時よりも強い。
良い武器もあり、メンバーも強い。
このクラスならば経験上30名で討伐できた経験があった。
ここで逃げれば領地も危険だし、いけると判断して立ち向かってしまった。
しかし予想とは全く違う。小型ではありえん強さだ。
すまんが、エイミーを連れて逃げてくれ、なんとか時間を稼ぐ」
と言っても、よろよろな状態で、とても時間など稼げるとも思えない。
覚悟を決めるしかなさそうだ。
倒さねば。
私は意を決し、マイボックスから神石をつけた杖を出した。
そして迷うことなく、水の最大魔法を撃ち込む。
私の最大魔法、<水龍>を撃ちはなつと、ホワイトドラゴンに直接当たるも魔法障壁に阻まれたのか効果が薄い。
ホワイトドラゴンは、攻撃など効くものかと言った表情で、いかにも馬鹿にした様子。
しかし、全く効かない訳では無い。
数発、ほぼ同時に放つと、すこし効いているようだ。
魔法の効果が薄いなら撃ち続けるのみ。
キラキラモードを使えば、威力は更に増す。
一発が10倍ちかい威力になるはずだ。
意を決して、キラキラモードを発動。
現在総魔力量9万あるので、15分ぐらいが勝負。
私はキラキラモード発動と共に、次々に水龍魔法を撃ち続けた。
およそ、100発以上を撃ち込む。
攻撃を止めて、相手を見る。
周りは原型を留めないほどめちゃくちゃになっているが、ホワイトドラゴンも当然、結構ぼろぼろになってはいる。
良し、あと1撃、大きいのを撃てば勝てそうな感触。
私は、大きな魔法を使うために少し攻撃の手を緩めて魔法に集中した。
が、
竜は、怪訝な表情でこちらを見、そして意を決したのか、大きく息を吸い込んだ。
しまったブレスが来る。
攻撃の魔法はまだ間に合わない。
私は全力で結界魔法を前面に作り出す。
そして最大ブレスの攻撃が。
私は耐えた。
耐え切った。
が、私はこの攻撃で切れた。
大きな声で「危ないだろ馬鹿」と、叫びと同時に瞬転で移動。
ホワイトドラゴンの目の前に移動。
そして「死ぬかと思っただろが!」と叫びながら、ブレスを吐ききったまま口を開けっぱなしにしていたホワイトドラゴンの頭を杖で思いっきり殴った。
そのまま地に伏すホワイトドラゴン。
つづいて、最大力で雷の魔法を叩き込むと、やはり、予想通りホワイトドラゴンは撃沈。
同時にキラキラモード終了。
ふー、ぎりぎりだった。
倒れたホワイトドラゴンは、明るい光を放ち、人間に変わった。
それも女性に。
あれ?どうして?。
様子を見ていたエイミーが、女性に近づき触って見ると、普通に気絶しているようだと。
回復魔法を使おうにも、魔法力は使いきっていたので、私は何もできない。
自警団の動けるメンバー数人とレイさん、エイミーで倒れた女性と、怪我をした自警団メンバーを連れて帰ることに。
私は、先ほど怪我をして倒れていた黒狼を助けたいとレイさんに頼むと、
「黒狼は魔物ですよ。
けして人に懐くことはない」と説明されましたが
「怪我が治れば森に戻せばよいから」と、つれて帰ってもらいました。
帰りに、エイミーさんから、お話が。
「2つ言いたい事があるんだよね」といつもの気楽な調子で話し始めた。
私は、無言のまま、エイミーさんの顔を見つめます。
「まず1つ目。ジルちゃんは、大切な領主じゃん。
皆が守るべき立場の人だよね。
私もジルちゃんを守るって誓ったんだよね。その守る対象が、わざわざ危険に飛び込み、部下のために命を投げ出すようなことをするって、領主のやることじゃないから。
自重してね。良いね」
「はい」私は素直に返事をする。
「そして2つ目。助けに来てくれてありがと」と言って、ほっぺにチュウをされた。
私はちょっと照れた。
そして、みんなが助かって良かったと心から喜んだ。
私は、家につくと、おかあさまからの文句を聞くよりも先に、倒れるように眠ってしまいました。
今は冬。
冬と言ってもこの領地では雪は降りません。
日本の南側に近い気候なので、冬でもそれほど寒くはありません。
その日、レイさん、エイミーさんは自警団と共に山が騒がしいと。
どうやら大型の狼型の魔物が出たとの事で、全員で討伐に行きました。
それから少ししてから、山の方に、急に大きな魔力を感じます。
とても不穏な気配。
私の索敵スキルが警告を出します。
いやな予感がした。
私は覚えたばかりの転移術で、エイミー達の元に向かいます。
現状の転移術は、見えているところへの移動しかできません。
見える範囲の移動は、瞬転と呼んでいます。
この瞬転を使って、可能な限り遠くの空中に転移し、浮遊術で着地。
その後は小距離の瞬転を数回繰り返すと、
そこにいたのは、1体のとても美しい8m級の小型のホワイトドラゴン。
私が到着した時に、エイミーに向けてホワイトドラゴンが火のブレスを撃ち込むところでした。
危機一髪、結界魔法を前面に出し、エイミーを守る事ができました。
レイさん、エイミーを含め、自警団のみんなは誰一人死んではいませんでしたが、重症者が数名います。
周りを見渡すと、大きな黒狼が1体横たわり、その横に小さな黒狼の赤ちゃんが傷つき倒れていました。
片膝をツキ、満身創痍のレイさんに
「レイさん、逃げれますか?」と訊ねると、首を横に振って、残った魔力で光の盾を作り出すが、剣は光を纏えていない。
その状態でよろよろと立ち上がります。
「なんで、竜なんかと戦ってるんですか、すぐに逃げるべきでしょう」と言うと、
レイさんが「すまん、前回よりもかなり小型だったし、エイミーも私もあの時よりも強い。
良い武器もあり、メンバーも強い。
このクラスならば経験上30名で討伐できた経験があった。
ここで逃げれば領地も危険だし、いけると判断して立ち向かってしまった。
しかし予想とは全く違う。小型ではありえん強さだ。
すまんが、エイミーを連れて逃げてくれ、なんとか時間を稼ぐ」
と言っても、よろよろな状態で、とても時間など稼げるとも思えない。
覚悟を決めるしかなさそうだ。
倒さねば。
私は意を決し、マイボックスから神石をつけた杖を出した。
そして迷うことなく、水の最大魔法を撃ち込む。
私の最大魔法、<水龍>を撃ちはなつと、ホワイトドラゴンに直接当たるも魔法障壁に阻まれたのか効果が薄い。
ホワイトドラゴンは、攻撃など効くものかと言った表情で、いかにも馬鹿にした様子。
しかし、全く効かない訳では無い。
数発、ほぼ同時に放つと、すこし効いているようだ。
魔法の効果が薄いなら撃ち続けるのみ。
キラキラモードを使えば、威力は更に増す。
一発が10倍ちかい威力になるはずだ。
意を決して、キラキラモードを発動。
現在総魔力量9万あるので、15分ぐらいが勝負。
私はキラキラモード発動と共に、次々に水龍魔法を撃ち続けた。
およそ、100発以上を撃ち込む。
攻撃を止めて、相手を見る。
周りは原型を留めないほどめちゃくちゃになっているが、ホワイトドラゴンも当然、結構ぼろぼろになってはいる。
良し、あと1撃、大きいのを撃てば勝てそうな感触。
私は、大きな魔法を使うために少し攻撃の手を緩めて魔法に集中した。
が、
竜は、怪訝な表情でこちらを見、そして意を決したのか、大きく息を吸い込んだ。
しまったブレスが来る。
攻撃の魔法はまだ間に合わない。
私は全力で結界魔法を前面に作り出す。
そして最大ブレスの攻撃が。
私は耐えた。
耐え切った。
が、私はこの攻撃で切れた。
大きな声で「危ないだろ馬鹿」と、叫びと同時に瞬転で移動。
ホワイトドラゴンの目の前に移動。
そして「死ぬかと思っただろが!」と叫びながら、ブレスを吐ききったまま口を開けっぱなしにしていたホワイトドラゴンの頭を杖で思いっきり殴った。
そのまま地に伏すホワイトドラゴン。
つづいて、最大力で雷の魔法を叩き込むと、やはり、予想通りホワイトドラゴンは撃沈。
同時にキラキラモード終了。
ふー、ぎりぎりだった。
倒れたホワイトドラゴンは、明るい光を放ち、人間に変わった。
それも女性に。
あれ?どうして?。
様子を見ていたエイミーが、女性に近づき触って見ると、普通に気絶しているようだと。
回復魔法を使おうにも、魔法力は使いきっていたので、私は何もできない。
自警団の動けるメンバー数人とレイさん、エイミーで倒れた女性と、怪我をした自警団メンバーを連れて帰ることに。
私は、先ほど怪我をして倒れていた黒狼を助けたいとレイさんに頼むと、
「黒狼は魔物ですよ。
けして人に懐くことはない」と説明されましたが
「怪我が治れば森に戻せばよいから」と、つれて帰ってもらいました。
帰りに、エイミーさんから、お話が。
「2つ言いたい事があるんだよね」といつもの気楽な調子で話し始めた。
私は、無言のまま、エイミーさんの顔を見つめます。
「まず1つ目。ジルちゃんは、大切な領主じゃん。
皆が守るべき立場の人だよね。
私もジルちゃんを守るって誓ったんだよね。その守る対象が、わざわざ危険に飛び込み、部下のために命を投げ出すようなことをするって、領主のやることじゃないから。
自重してね。良いね」
「はい」私は素直に返事をする。
「そして2つ目。助けに来てくれてありがと」と言って、ほっぺにチュウをされた。
私はちょっと照れた。
そして、みんなが助かって良かったと心から喜んだ。
私は、家につくと、おかあさまからの文句を聞くよりも先に、倒れるように眠ってしまいました。
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