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5部 10歳後半
5.5 3度目の解呪
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2時間ほど飛ぶと目的地に到着。
ラスク王国の隣のマルリア公国は小さな国だ。
もともと、ラスク王国の一部から独立した国。
そして思っていたよりも直線距離は近かった。
残念ながら目的地の侯爵家の場所が解らないので、まずはマルリア公国の王城へ行くことにする。
前回同様、ガルダから降りて王城へ向かう。
今回の門番は、あっさりと偉い人を呼びに行ってくれた。
兵隊長が走って来て、書状を確認しそのまま王城へ案内してくれた。
公王様が、侯爵家に行く馬車を手配してくれ先使いの早馬を出してくれた。
準備が出来るまで暫く王城で休憩。
公王様のところにも、侯爵家の妻の体調が悪いことは知っていたようです。
侯爵家では、ラスク王国の3妃様から解呪が成功した、方法を手紙で連絡する事になっていたが、何時までたっても連絡が無くそのまま年明けとなり、大変不安に思っていたところだったらしい。
今日は、侯爵夫人の解呪をするだけの魔力が足りないので症状の確認と原因となっている鏡台を確認します。
今日は、この国に宿泊すると伝えると、ぜひ王城に泊まってほしいと言われました。
なので、昨日同様、宿泊は王妃の護衛を連れて来れなかったから同じ部屋にして欲しいとお願いする。
公王様は「ははは、小さな護衛さん、頑張ってね」といかにも子供として扱う。
まあ、目的を達すればどうでも良いかと思った。
が、なぜか私を馬鹿にされたのが悔しいのか、王妃様が
「小さな護衛ですが、この国の誰よりも強いのですよ。おほほほほ」と言うものだから、
「ほう、それは聞き捨てならんな、ラルクバッハの王妃ともあろう人が、わが国の戦士が子供よりも弱いといわれるか」とすごんできた。
「まあ、そんな、馬鹿にするだなんて。私の娘の婚約者のジルベールは、ラルクバッハの中でも一番強いのよ」
「ほう、それほどに強いというか。ならば軽くあいつと戦って見せてくれ」と
我々の後ろに立っていた、2mを越す巨体の戦士が引っ張り出された。
私が「良いですけど、殺しても問題ないのですか?」と言うと
「やれるのなら、腕の一本ぐらいなら飛ばしてもかまわんよ」と言うので
有無を言わさず時間魔法を発動させ瞬歩で移動。
あっさり一瞬で左腕を切り飛ばして時間魔法を解除。
全員があっけに取られる。
その中で、私は、淡々と落ちた腕を拾い、切れた部分にあてがい回復魔法で元に戻す。
戦士は、苦痛でゆがんでいた顔も戻り、不思議な感じで左手を開いたり閉じたりする。
そして「まいりました」と頭を下げた。
戦うことすらできず、終わりました。
公王様も「いやたまげた。強いなジルベールと言ったか、強さに偽りは無かったな。
すばらしい。いや疑って悪かった。今宵は最上のもてなしをするので許してくれまいか?」
「はい、公王様。では夜を楽しみにしております。我々急いでおりますので、そろそろ行かせて貰います」
公王様が用意してくれた馬車で侯爵家に移動します。
「王妃様。王妃様から面倒ごとを起こしてはダメじゃないですか。適当に流せば良かっただけなのに」
「だってジルベールが馬鹿にされたのよ。悔しいじゃない。
それに結局、大丈夫だったでしょ。だいたいあの公王はケチで有名なのよ。
きっとそのままなら今日の夕飯はしょぼかったはずよ。
これで、恐らくちゃんとした夕飯になるはずだから良かったでしょ。作戦勝ちよ」
とウインクされた。
何とも言えないお茶目な感じが、次の言葉を吞み込ませる。
そして侯爵家に到着。
とりあえず、侯爵夫人の部屋に行き、婦人に会う。
侯爵様も、侯爵夫人も私が解呪をする事に驚いていました。
鑑定を行うとやはり想定どおり呪われていた。
残念ながら、移動等で総魔法量の残りが無いので、
明日の朝解呪させて欲しくつらいだろうがもう一日頑張ってもらうように伝える。
先に、問題の鏡台を調査させてもらう。
今度はマイボックスから地図を取りだし地図を見ながら繋がりを確認。
おおよその場所を特定できたところで鏡が割れた。
解ったと言っても、半径100kmほどの誤差があり細かいところは解らなかった。
ラルクバッハ国に戻ってからその地にある教会らしきものを確認する為の部隊を派遣してもらおう。
そして我々の宿泊すべく王城へ戻る。
昨夜同様、2妃様は強制的に夜会へ行くことになった。
そして高位の方々へ挨拶をする。
公務、ご苦労様です。
私はこの国の伝統的な料理が振舞われ王様の同年代の子供達と一緒に食事をしました。
ちゃんと、王子・王女と同じ料理でしたよ。
本日は、第2王子と、王女方とおしゃべりをしました。
その中で、12歳のジュリアナ第3王女は私に積極的に近づいてきた。
12歳にしては大きい胸を押し付けて話をしてくる。
申し訳ないのですが普通に見ればジュリアナ姫は確かに美少女です。
残念ながらおこちゃまの私の体は全く反応しないしドキドキはしません。
スーやマリアと比べると美少女レベルも違いました。
そんな事を正面から言えるはずも無くなんとか受け流しました。
王子、王女曰く、普段お客様が来てもこんなに豪華な料理は奮われないらしい。
今日は、特別だといわれて嬉しかったらしい。
これで豪華だったのか。でもデザートが無かった。
なので、私のマイボックスからアイスクリームを出して皆に振舞ったら泣いて喜ばれた。
え、そこまで!
王子王女なのに普段のご飯が気になった。
ちなみにこの公国は貧乏ではない。
もともと優良な金山を持っているから独立国としてやっていける。
本来は大金持ちだ。
質素堅実なのだろうか、ちょっとケチりすぎな気がしたが、自分が贅沢をしすぎているのだろうか?
感覚が麻痺しているのかも知れない。
そうして、夜が更けると部屋に戻らせてもらいました。
部屋は2妃様と同じ。
他国で眠ている間に2妃様を守る為の同じ部屋。
ベッドが大きいから特に気にする必要もないだろう。
本当は2妃様を待ったほうが良いのかも知れませんが、
私はおこちゃまなので遅くなると眠くなり残念ながら先に寝てしまいました。
次の日の朝、目が覚めるとまた2妃様の抱き枕になってました。
ここに来て思うのですが、私は寝てるときに殺意など悪意が無ければ、
かなり無防備かも知れないと言う事実が解ってきた。
3歳から1人で寝ていたので実に全く気がついていませんでした。
そして、2妃様曰く、
「なんとなくジルベールと寝るとよく眠れるわ。
すごく静かで落ち着くのよね。これから毎日一緒に寝て欲しいわ」
とご冗談を。
ははは。
うーん、静かなのは寝てるときも防音魔法を展開してるせいかな。
起きたら、侍女がやって来て昨日と一緒で二人してお風呂に入れられました。
私は、完全に子供扱いです。
まあ、本当におこちゃまだしもう2回目だから気にしません。
体が何かに反応する事も無く無事2度目のお風呂を済ませました。
そして、朝食を取った後で、再び侯爵家へ。
さっそく、解呪しましたがさっき起きたばかりなのに、やっぱり眠くなる。
そのままばたんと寝てしまいました。
ですが、さすがに寝続ける事はなく昼には、目が覚めました。
しかし、またまた魔法が封印されていました。
ただ、近くて待機していたガルダとは念話で会話ができたので呼ぶと迎えに来てくれました。
とりあえず、乗って帰る分には魔法が必要無いのでそのまま国内に向けて出発する事にしました。
侯爵家の方々にお別れを言い、ガルダに乗って帰国。
休憩を2回ほど挟みラルクバッハ国内に到着。
転移装置を使って王都へ移動。
転移装置は、教会にあるのでついでにメリーナ様の新年のお祈り。
するとメリーナ様が現れた。
「ジルベール、あなた、なにやってる?
そんなに次から次に危ない魔法を使ってはダメよ」とお怒り。
『やっぱり、危険なんですか』
「魔法が封印されるのだから、危ないに決まってるでしょ。
何度も警告してるのに、何で使うのですか」
『だって』
「だってじゃありません。自重しなさい」
『はい』
「それと、この件は失われし神が関わっているみたいだから、あなたが直接手を出してはいけませんよ。
それは、ラキシスお姉さまが対処する話....う、..あれ..」
『邪神像が見えたことの件ですね。 あれ、メリーナ様どうされたのですか』
「もしかして、ラキシス姉さま、アークロン関係でジルベールを使うつもり。
んん。
まさか私に内緒でいろいろやってるのは...う」
なにか、独り言がぶつぶつと聞こえてきます。
『メリーナ様、どうされたのですか』
「いえ、何でも無いわ。とにかく、邪神アークロン関係に手を出してはダメよ。
ジルベールが強い力を持っていて神格化ができても、相手は神よ。
人は、神には勝てないのよ。
神を倒せるのは神だけ。
次になにかあったら、ラキシス姉さまを呼ぶのよ」
『メリーナ様は?』
「私は、異界人に力を与えることと、神具を作れる代わりに、
自分自身の戦う力は無いのよ。
アノロニア姉さまが最強。
その次がラキシス姉さまよ。
ラキシス姉さまは、アノロニア姉さまとアークロンを会わせたくないみたいなのよね。
だからラキシス姉さまに連絡するのよ。解りましたね」
『はい。でも教会でもないところで、呼び出して声が聞こえるのですか?』
「そうね、ジルベールと私は繋がりが強いから聞こえるけど、解ったわ。
これをもっていなさい」と言って、私の手の上に腕輪が現れた。
『これは?』
「お姉さま方を含め、精霊や神と話ができる腕輪よ。
普段はしまっておきなさい。
不用意に話しかけて、不興を買うと、危ないから気をつけて。
私なら、ジルベールならいつでも大歓迎だけど。
お姉さまたちは、怖いのよ。
ほんと。気をつけてね。
あと、私がこう言ったって事は内緒よ」と言って腕輪をくれた。
(ジルベールは、精霊の部分を聞き逃してます。そもそも自分は聖獣を通して精霊と話ができます。)
王妃様が
「あなたと教会に行くと、メリーナ様が出るのね。
特に違和感もなくお話されているように思えたけど」
「あ、うんそうですね。メリーナ様とは良く話をしていると思います」
「そう、やはりあなたは普通ではないのね。なにかもらったようですけど」
「ああ、神様と話ができる腕輪です。緊急時につかえと」
「神様と話。ああ、そういえば常識で考えてはいけないのでした。
まあ良いわ。いまのは内緒にしたほうが良いのよね」
「そうですね。そのほうが助かります」
「そう、じゃあ帰りましょう」
暗くなった頃にようやく王城に到着。
王様含め、皆が心配していましたが、2つの解呪が成功したことを伝え成功を喜んでいました。
そして、王様へ呪いに関する調査部隊を編成について依頼し調査団の場所を説明した。
シュミット様は、あまり事情が解ってはおらず年初に沢山私と遊べると聞いていたのがいなかったとしょげてました。
しかし、王様から、ご褒美にスーとマリアを連れて2泊3日で領地に帰っても良いと提案がありました。
3妃様と第3王女、第4王女も一緒です。
シミュット様が期待に満ちた目で見るので了承すると、シミュット様は大喜び。
マリアよりも喜んでいるのを見て、王様がまた「ジルベールに3人も嫁には出さんぞ」
と、またまた警告してきた。
私、そんなつもりは全くありません。
私は、疲れ果て、そのまま領地への転移は止めて王城に部屋を借りました。
とりあえず、疲れもピークとなりそのまま寝ました。
ラスク王国の隣のマルリア公国は小さな国だ。
もともと、ラスク王国の一部から独立した国。
そして思っていたよりも直線距離は近かった。
残念ながら目的地の侯爵家の場所が解らないので、まずはマルリア公国の王城へ行くことにする。
前回同様、ガルダから降りて王城へ向かう。
今回の門番は、あっさりと偉い人を呼びに行ってくれた。
兵隊長が走って来て、書状を確認しそのまま王城へ案内してくれた。
公王様が、侯爵家に行く馬車を手配してくれ先使いの早馬を出してくれた。
準備が出来るまで暫く王城で休憩。
公王様のところにも、侯爵家の妻の体調が悪いことは知っていたようです。
侯爵家では、ラスク王国の3妃様から解呪が成功した、方法を手紙で連絡する事になっていたが、何時までたっても連絡が無くそのまま年明けとなり、大変不安に思っていたところだったらしい。
今日は、侯爵夫人の解呪をするだけの魔力が足りないので症状の確認と原因となっている鏡台を確認します。
今日は、この国に宿泊すると伝えると、ぜひ王城に泊まってほしいと言われました。
なので、昨日同様、宿泊は王妃の護衛を連れて来れなかったから同じ部屋にして欲しいとお願いする。
公王様は「ははは、小さな護衛さん、頑張ってね」といかにも子供として扱う。
まあ、目的を達すればどうでも良いかと思った。
が、なぜか私を馬鹿にされたのが悔しいのか、王妃様が
「小さな護衛ですが、この国の誰よりも強いのですよ。おほほほほ」と言うものだから、
「ほう、それは聞き捨てならんな、ラルクバッハの王妃ともあろう人が、わが国の戦士が子供よりも弱いといわれるか」とすごんできた。
「まあ、そんな、馬鹿にするだなんて。私の娘の婚約者のジルベールは、ラルクバッハの中でも一番強いのよ」
「ほう、それほどに強いというか。ならば軽くあいつと戦って見せてくれ」と
我々の後ろに立っていた、2mを越す巨体の戦士が引っ張り出された。
私が「良いですけど、殺しても問題ないのですか?」と言うと
「やれるのなら、腕の一本ぐらいなら飛ばしてもかまわんよ」と言うので
有無を言わさず時間魔法を発動させ瞬歩で移動。
あっさり一瞬で左腕を切り飛ばして時間魔法を解除。
全員があっけに取られる。
その中で、私は、淡々と落ちた腕を拾い、切れた部分にあてがい回復魔法で元に戻す。
戦士は、苦痛でゆがんでいた顔も戻り、不思議な感じで左手を開いたり閉じたりする。
そして「まいりました」と頭を下げた。
戦うことすらできず、終わりました。
公王様も「いやたまげた。強いなジルベールと言ったか、強さに偽りは無かったな。
すばらしい。いや疑って悪かった。今宵は最上のもてなしをするので許してくれまいか?」
「はい、公王様。では夜を楽しみにしております。我々急いでおりますので、そろそろ行かせて貰います」
公王様が用意してくれた馬車で侯爵家に移動します。
「王妃様。王妃様から面倒ごとを起こしてはダメじゃないですか。適当に流せば良かっただけなのに」
「だってジルベールが馬鹿にされたのよ。悔しいじゃない。
それに結局、大丈夫だったでしょ。だいたいあの公王はケチで有名なのよ。
きっとそのままなら今日の夕飯はしょぼかったはずよ。
これで、恐らくちゃんとした夕飯になるはずだから良かったでしょ。作戦勝ちよ」
とウインクされた。
何とも言えないお茶目な感じが、次の言葉を吞み込ませる。
そして侯爵家に到着。
とりあえず、侯爵夫人の部屋に行き、婦人に会う。
侯爵様も、侯爵夫人も私が解呪をする事に驚いていました。
鑑定を行うとやはり想定どおり呪われていた。
残念ながら、移動等で総魔法量の残りが無いので、
明日の朝解呪させて欲しくつらいだろうがもう一日頑張ってもらうように伝える。
先に、問題の鏡台を調査させてもらう。
今度はマイボックスから地図を取りだし地図を見ながら繋がりを確認。
おおよその場所を特定できたところで鏡が割れた。
解ったと言っても、半径100kmほどの誤差があり細かいところは解らなかった。
ラルクバッハ国に戻ってからその地にある教会らしきものを確認する為の部隊を派遣してもらおう。
そして我々の宿泊すべく王城へ戻る。
昨夜同様、2妃様は強制的に夜会へ行くことになった。
そして高位の方々へ挨拶をする。
公務、ご苦労様です。
私はこの国の伝統的な料理が振舞われ王様の同年代の子供達と一緒に食事をしました。
ちゃんと、王子・王女と同じ料理でしたよ。
本日は、第2王子と、王女方とおしゃべりをしました。
その中で、12歳のジュリアナ第3王女は私に積極的に近づいてきた。
12歳にしては大きい胸を押し付けて話をしてくる。
申し訳ないのですが普通に見ればジュリアナ姫は確かに美少女です。
残念ながらおこちゃまの私の体は全く反応しないしドキドキはしません。
スーやマリアと比べると美少女レベルも違いました。
そんな事を正面から言えるはずも無くなんとか受け流しました。
王子、王女曰く、普段お客様が来てもこんなに豪華な料理は奮われないらしい。
今日は、特別だといわれて嬉しかったらしい。
これで豪華だったのか。でもデザートが無かった。
なので、私のマイボックスからアイスクリームを出して皆に振舞ったら泣いて喜ばれた。
え、そこまで!
王子王女なのに普段のご飯が気になった。
ちなみにこの公国は貧乏ではない。
もともと優良な金山を持っているから独立国としてやっていける。
本来は大金持ちだ。
質素堅実なのだろうか、ちょっとケチりすぎな気がしたが、自分が贅沢をしすぎているのだろうか?
感覚が麻痺しているのかも知れない。
そうして、夜が更けると部屋に戻らせてもらいました。
部屋は2妃様と同じ。
他国で眠ている間に2妃様を守る為の同じ部屋。
ベッドが大きいから特に気にする必要もないだろう。
本当は2妃様を待ったほうが良いのかも知れませんが、
私はおこちゃまなので遅くなると眠くなり残念ながら先に寝てしまいました。
次の日の朝、目が覚めるとまた2妃様の抱き枕になってました。
ここに来て思うのですが、私は寝てるときに殺意など悪意が無ければ、
かなり無防備かも知れないと言う事実が解ってきた。
3歳から1人で寝ていたので実に全く気がついていませんでした。
そして、2妃様曰く、
「なんとなくジルベールと寝るとよく眠れるわ。
すごく静かで落ち着くのよね。これから毎日一緒に寝て欲しいわ」
とご冗談を。
ははは。
うーん、静かなのは寝てるときも防音魔法を展開してるせいかな。
起きたら、侍女がやって来て昨日と一緒で二人してお風呂に入れられました。
私は、完全に子供扱いです。
まあ、本当におこちゃまだしもう2回目だから気にしません。
体が何かに反応する事も無く無事2度目のお風呂を済ませました。
そして、朝食を取った後で、再び侯爵家へ。
さっそく、解呪しましたがさっき起きたばかりなのに、やっぱり眠くなる。
そのままばたんと寝てしまいました。
ですが、さすがに寝続ける事はなく昼には、目が覚めました。
しかし、またまた魔法が封印されていました。
ただ、近くて待機していたガルダとは念話で会話ができたので呼ぶと迎えに来てくれました。
とりあえず、乗って帰る分には魔法が必要無いのでそのまま国内に向けて出発する事にしました。
侯爵家の方々にお別れを言い、ガルダに乗って帰国。
休憩を2回ほど挟みラルクバッハ国内に到着。
転移装置を使って王都へ移動。
転移装置は、教会にあるのでついでにメリーナ様の新年のお祈り。
するとメリーナ様が現れた。
「ジルベール、あなた、なにやってる?
そんなに次から次に危ない魔法を使ってはダメよ」とお怒り。
『やっぱり、危険なんですか』
「魔法が封印されるのだから、危ないに決まってるでしょ。
何度も警告してるのに、何で使うのですか」
『だって』
「だってじゃありません。自重しなさい」
『はい』
「それと、この件は失われし神が関わっているみたいだから、あなたが直接手を出してはいけませんよ。
それは、ラキシスお姉さまが対処する話....う、..あれ..」
『邪神像が見えたことの件ですね。 あれ、メリーナ様どうされたのですか』
「もしかして、ラキシス姉さま、アークロン関係でジルベールを使うつもり。
んん。
まさか私に内緒でいろいろやってるのは...う」
なにか、独り言がぶつぶつと聞こえてきます。
『メリーナ様、どうされたのですか』
「いえ、何でも無いわ。とにかく、邪神アークロン関係に手を出してはダメよ。
ジルベールが強い力を持っていて神格化ができても、相手は神よ。
人は、神には勝てないのよ。
神を倒せるのは神だけ。
次になにかあったら、ラキシス姉さまを呼ぶのよ」
『メリーナ様は?』
「私は、異界人に力を与えることと、神具を作れる代わりに、
自分自身の戦う力は無いのよ。
アノロニア姉さまが最強。
その次がラキシス姉さまよ。
ラキシス姉さまは、アノロニア姉さまとアークロンを会わせたくないみたいなのよね。
だからラキシス姉さまに連絡するのよ。解りましたね」
『はい。でも教会でもないところで、呼び出して声が聞こえるのですか?』
「そうね、ジルベールと私は繋がりが強いから聞こえるけど、解ったわ。
これをもっていなさい」と言って、私の手の上に腕輪が現れた。
『これは?』
「お姉さま方を含め、精霊や神と話ができる腕輪よ。
普段はしまっておきなさい。
不用意に話しかけて、不興を買うと、危ないから気をつけて。
私なら、ジルベールならいつでも大歓迎だけど。
お姉さまたちは、怖いのよ。
ほんと。気をつけてね。
あと、私がこう言ったって事は内緒よ」と言って腕輪をくれた。
(ジルベールは、精霊の部分を聞き逃してます。そもそも自分は聖獣を通して精霊と話ができます。)
王妃様が
「あなたと教会に行くと、メリーナ様が出るのね。
特に違和感もなくお話されているように思えたけど」
「あ、うんそうですね。メリーナ様とは良く話をしていると思います」
「そう、やはりあなたは普通ではないのね。なにかもらったようですけど」
「ああ、神様と話ができる腕輪です。緊急時につかえと」
「神様と話。ああ、そういえば常識で考えてはいけないのでした。
まあ良いわ。いまのは内緒にしたほうが良いのよね」
「そうですね。そのほうが助かります」
「そう、じゃあ帰りましょう」
暗くなった頃にようやく王城に到着。
王様含め、皆が心配していましたが、2つの解呪が成功したことを伝え成功を喜んでいました。
そして、王様へ呪いに関する調査部隊を編成について依頼し調査団の場所を説明した。
シュミット様は、あまり事情が解ってはおらず年初に沢山私と遊べると聞いていたのがいなかったとしょげてました。
しかし、王様から、ご褒美にスーとマリアを連れて2泊3日で領地に帰っても良いと提案がありました。
3妃様と第3王女、第4王女も一緒です。
シミュット様が期待に満ちた目で見るので了承すると、シミュット様は大喜び。
マリアよりも喜んでいるのを見て、王様がまた「ジルベールに3人も嫁には出さんぞ」
と、またまた警告してきた。
私、そんなつもりは全くありません。
私は、疲れ果て、そのまま領地への転移は止めて王城に部屋を借りました。
とりあえず、疲れもピークとなりそのまま寝ました。
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