旧転生者はめぐりあう

佐藤醤油

文字の大きさ
177 / 182
6部 グランスラム帝国編

6.13 クループ到着

しおりを挟む
朝になって出発し、すぐにセブルクに到着したが、ルカ王子達の部隊とは入れ違いになってしまった。彼らは、朝早くに出発したと言われた。 
 まあ予想通り入れ違いになった。
 残っている部隊に地竜部隊が攻めてきた話を説明し、兵士が逃げていく方向と距離を教えた。人道的な観点から、一応救出に行ってくれるらしい。
 そして、セブルクでは5体の地竜が処理できるらしいので5体を降ろした。その他にも情報を聞き取った。王子達は、ここでいろいろと活動してくれたらしい。
 残念ながら、誘拐や食糧事情などいろいろと話をされて、その日のうちに出発できなかった。結局1日遅れで出発して王子達に追いついた。
 追いついたところは、川の手前。確か橋があったはずだが、見事に無い。
 予定していた橋が壊れ小さな橋を経由して移動する必要がありどうするか考えていたらしい。幹部たちの意見では、あまりにきれいに壊れていることから自然災害で壊れたわけではなく、グランスラムの嫌がらせではないかと言う意見が多かった。
 迂回すると二日ほど到着が遅れてしまうので、僕が土魔法で巨大な橋を完成させた。
当初の5倍の横幅にしたので、大部隊でも楽に通れる。通行量が増えたので遅れを取り戻せそうだ。

 久しぶりに会ったルカ王子とアレクサンドロ公爵からは、ジルベールのする事にいちいち驚かないぞと言われた。

 そして部隊はクループを目指して進行した。
18日、目的地であるクループに到着した。予定通りの進行だったので、20日の調印式は予定通り行われる。
 19日はアレクサンドロ公爵ルカ王子それにアルフォンス王国ラスク王国エルドラ王国の使者と最終打ち合わせを行うことになっている。
朝起きて、朝食を食べた後で、エリンから手紙が来ていることに気が付いた。
 手紙を読むとスーが未来視による予言をした内容が書かれていた。
 どうやら僕を暗殺する気らしい。メリーナ様から貰った新しい能力は最大レベルになればものすごい力になるとわかっていたので、夜の就寝前に一生懸命練習した。総魔力量が多いので魔力が無くなるまで練習すれば常人と比べられない速さで魔法のレベルが上がる。わずかな期間だったが昨日でレベルを最大にあげていた。
 エリンには、新しい魔法を使うので、死ぬことは無いと伝えておく。
 ただ、この魔法は事前に発動させないと効果が無い。未来視の連絡はありがたかったと返事を書いておいた。
 そしてエイミーに、グランスラムが暗殺を企ている事をつたえ、魔法によって死なないようにしているので相手を利用し手の内を全てさらけ出させるように頼んだ。
 恐らく敵の暗殺に反応できるのは、エイミーだけだろう。明日は後ろにゴンザレスも控えているが、彼が動けるとは思えないので情報を伝える必要はないだろう。
 敵をだますためにも情報を知るものは最小限にしたいので、エイミーも魔法の内容は知らない。
 そして本日、調印式。敵地に乗り込む時間となった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます

無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。

お妃さま誕生物語

すみれ
ファンタジー
シーリアは公爵令嬢で王太子の婚約者だったが、婚約破棄をされる。それは、シーリアを見染めた商人リヒトール・マクレンジーが裏で糸をひくものだった。リヒトールはシーリアを手に入れるために貴族を没落させ、爵位を得るだけでなく、国さえも手に入れようとする。そしてシーリアもお妃教育で、世界はきれいごとだけではないと知っていた。 小説家になろうサイトで連載していたものを漢字等微修正して公開しております。

『召喚ニートの異世界草原記』

KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。  ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。  剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。  ――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。  面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。  そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。  「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。  昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。  ……だから、今度は俺が――。  現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。  少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。  引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。 ※こんな物も召喚して欲しいなって 言うのがあればリクエストして下さい。 出せるか分かりませんがやってみます。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

今度は静かに暮らしたい。

黒蜜きな粉
ファンタジー
信頼していた者に裏切られ封じられてしまった魔法使いのラティナ。 ようやく解放されたと思ったら外の世界では三百五十年も経っていた! 世の中はすっかり様変わり。 ラティナの使う魔法は廃れてしまい、現代では誰も扱える者がいなくなっていた。 今度こそ平穏無事に暮らしたいと願うラティナ。 しかし、もはや古代魔法と呼ばれる術を気軽に扱う者が放っておかれるわけがなかった。 城の中で渦巻くさまざまな思惑に、ラティナは巻き込まれていく。 2023/8/30 第16回ファンタジー小説大賞にエントリーいたしました。 よろしければ投票、応援をお願いいたします!

処理中です...