50 / 62
49、繋がる点、重なる影
しおりを挟む
どうやら僕はあれから、また眠ってしまっていたらしい。
目が覚めたとき、まだ朝は来ていなかった。
呼吸をすると、胸の奥に微かに残る熱が疼き、眠りの底で聞いた歌の残響が、まだ耳の奥でゆらゆら揺れている。
視線を動かすと、すぐに二つの影が見えた。
アルバートとリーゼンが、僕の寝台のそばにいた。
二人とも目の下に疲れの色を宿している。それでも、僕が動くのに気づくや否や、緊張を帯びた表情がこちらに向けられた。
「……気がつきましたか」
最初に声を出したのはリーゼンだった。
その声音は落ち着いているのに、どこかにほっとした揺れが混じっていた。
「身体に痛みは?息苦しさはないか?」
アルバートが続く。その低い声に、胸が少しだけ温かくなる。
「大丈夫……。ただ……」
言いかけて息を呑んだ。
頭の奥に、淡い光と声の余韻がまだ残っていたからだ。
「……リセルとまた話したんだ」
二人の視線が鋭く揃う。
「話せる範囲でいい。何があった?」
アルバートの声は抑えているのに、奥底がざわついているのが分かった。
僕は、息を整え、ゆっくりと話した。
リセルのこと。
前より輪郭が淡かったこと。
彼が“今回は違う”と言った理由。
僕たち全員に、少なからず記憶が残っていること。
そして――リセルの最後の願い。
「歌を……託されたんだ。あの人のところへ連れて行ってほしい、と」
言い終えた瞬間、部屋の空気が変わった。
アルバートは言葉を探すように目を伏せ、リーゼンは表情を固くして思考を巡らせていた。
二人の重苦しい沈黙が落ちた、その時だった。
扉の外で、かすかな足音がした。
アルバートが即座に気配を張り詰めさせ、静かに立ち上がる。
リーゼンも一歩前に出て、指先の上に剣を乗せた。
その緊張は、僕の肌にもひしひしと伝わってくる。
「……来るぞ」
アルバートの低い声が、夜の静寂を細く断ち割る。
扉の向こうの気配は、軽いのに、どこか荒れていて――まるで恐怖と焦燥に押されるような、落ち着きのない足取りだった。
(いったい、誰が……)
息を呑む間もなく、扉がきしりとわずかに開く。
「イリィ……?」
聞き慣れた声音。
けれど、その声に宿る震えは、僕が知っているものよりずっと深かった。
アルバートとリーゼンの緊張が、別の意味を帯びて揺らぐ。
扉がゆっくりと開き──カリナが姿を現した。
「……カリナ」
思ったより、ほそい息のまま名前が漏れた。
「……よかった……本当に、ここにいた……」
カリナはその場に立ったまま肩で息をし、乱れた呼吸を整えようとしている。
走ってきたのだと、その姿から窺えた。
「どうして……ここまで……」
僕がそう問うと、カリナは息を震わせながら、苦しげに笑みを作った。
「わかんないよ、イリィ。途中の記憶がところどころ抜けてて……ただ、胸の奥が痛くて……行かなきゃ、って、それだけだった。イリィに会わなきゃって」
言葉が途中で掠れ、黙ったあと、ぽつりと落ちる。
「……怖かったんだ。イリィがどこかに消えちゃいそうで。今度こそ、本当に帰ってこない気がして」
その声音は、恐怖と安堵の混ざったものだった。
アルバートはまだ完全には警戒を解かなかったが、その視線の奥に、一瞬だけ痛ましい影が落ちた。
リーゼンも静かに剣にかけた指を収め、慎重に声をかける。
「よく……ここまで一人で来られましたね」
「……とにかく、急いでいて……」
カリナはあからさまに身を縮め、でも無視はせず答えた。
「驚かせてすみません。自分は軍部付き記録官のリーゼン・アロイスと申します。不躾に失礼しました」
リーゼンは少し戸惑いつつも頭を下げた。
「……カリナ・アストリッドです」
リーゼンの返しに、カリナも思わず微笑した。
張り詰めていた空気が、ほんの少しだけ緩んだのを感じる。
僕は二人のやり取りを見ながら、胸の奥に広がる感覚に気づいた。
リセルが言った“今回だけ起きている繋がり”。
それは僕やアルバートだけじゃなく、こうして誰かが無意識に引かれる線にも現れているのかもしれない。
カリナがここへ辿りついた理由は、理屈では説明できない。
けれど彼の瞳には、確かに“呼ばれた者の匂い”があった。
僕はその不思議な重なりに、胸が静かに熱を帯びるのを感じていた。
何度やり直しても、決して繋がらなかった線が、
初めて一本、結ばれたような感覚だった。
静かな間を経て、僕は言った。
「……僕は会うよ。あの人に。彼が望んだから」
アルバートが顔を上げた。
揺れる瞳。その奥で、何か硬いものが軋む音がした。
「イリィ。君を危険に晒す選択を、俺は許可できない」
「でも、行かないと終わらない。僕だけじゃなく……あの人も、リセルも」
リーゼンが静かに補足する。
「敵術師を誘き寄せるには、イライアス様が動くのがもっとも確実です。逃げ隠れしても、向こうから接触してくる可能性が高いのなら……こちらから条件を整えた場所へ誘い込む方が良策」
リーゼンの視線が離宮の壁を指す。
「ナターシャ様の術式。ここなら適していますよ。様々な術式が残されていますから、罠にも転用できる」
僕は言った。
「あの人と、会わなきゃいけないんだよ。リセルが……僕を選んだんじゃなくて、僕の中に残った彼の声が……僕を押したんだと思う」
カリナは僕の顔を見た瞬間、何かを思い出したみたいに目を潤ませた。
「……イリィ、僕にも何か手伝わせて欲しい。もう、君を失うのは嫌だ……」
アルバートが沈黙の末に言った。
「……分かった。だが絶対に俺から離れるな」
僕は小さく頷いた。
胸の中で、またあの歌が揺れた。
風に溶けるような、彼の声の残滓が。
(今回だけは、違う終わりにたどり着ける……)
そんな確信にも似た光が、胸の奥で静かに燃えていた。
———————
投稿は毎日21:30です。
リアクションやコメントいただけると嬉しいです♪
-——————
目が覚めたとき、まだ朝は来ていなかった。
呼吸をすると、胸の奥に微かに残る熱が疼き、眠りの底で聞いた歌の残響が、まだ耳の奥でゆらゆら揺れている。
視線を動かすと、すぐに二つの影が見えた。
アルバートとリーゼンが、僕の寝台のそばにいた。
二人とも目の下に疲れの色を宿している。それでも、僕が動くのに気づくや否や、緊張を帯びた表情がこちらに向けられた。
「……気がつきましたか」
最初に声を出したのはリーゼンだった。
その声音は落ち着いているのに、どこかにほっとした揺れが混じっていた。
「身体に痛みは?息苦しさはないか?」
アルバートが続く。その低い声に、胸が少しだけ温かくなる。
「大丈夫……。ただ……」
言いかけて息を呑んだ。
頭の奥に、淡い光と声の余韻がまだ残っていたからだ。
「……リセルとまた話したんだ」
二人の視線が鋭く揃う。
「話せる範囲でいい。何があった?」
アルバートの声は抑えているのに、奥底がざわついているのが分かった。
僕は、息を整え、ゆっくりと話した。
リセルのこと。
前より輪郭が淡かったこと。
彼が“今回は違う”と言った理由。
僕たち全員に、少なからず記憶が残っていること。
そして――リセルの最後の願い。
「歌を……託されたんだ。あの人のところへ連れて行ってほしい、と」
言い終えた瞬間、部屋の空気が変わった。
アルバートは言葉を探すように目を伏せ、リーゼンは表情を固くして思考を巡らせていた。
二人の重苦しい沈黙が落ちた、その時だった。
扉の外で、かすかな足音がした。
アルバートが即座に気配を張り詰めさせ、静かに立ち上がる。
リーゼンも一歩前に出て、指先の上に剣を乗せた。
その緊張は、僕の肌にもひしひしと伝わってくる。
「……来るぞ」
アルバートの低い声が、夜の静寂を細く断ち割る。
扉の向こうの気配は、軽いのに、どこか荒れていて――まるで恐怖と焦燥に押されるような、落ち着きのない足取りだった。
(いったい、誰が……)
息を呑む間もなく、扉がきしりとわずかに開く。
「イリィ……?」
聞き慣れた声音。
けれど、その声に宿る震えは、僕が知っているものよりずっと深かった。
アルバートとリーゼンの緊張が、別の意味を帯びて揺らぐ。
扉がゆっくりと開き──カリナが姿を現した。
「……カリナ」
思ったより、ほそい息のまま名前が漏れた。
「……よかった……本当に、ここにいた……」
カリナはその場に立ったまま肩で息をし、乱れた呼吸を整えようとしている。
走ってきたのだと、その姿から窺えた。
「どうして……ここまで……」
僕がそう問うと、カリナは息を震わせながら、苦しげに笑みを作った。
「わかんないよ、イリィ。途中の記憶がところどころ抜けてて……ただ、胸の奥が痛くて……行かなきゃ、って、それだけだった。イリィに会わなきゃって」
言葉が途中で掠れ、黙ったあと、ぽつりと落ちる。
「……怖かったんだ。イリィがどこかに消えちゃいそうで。今度こそ、本当に帰ってこない気がして」
その声音は、恐怖と安堵の混ざったものだった。
アルバートはまだ完全には警戒を解かなかったが、その視線の奥に、一瞬だけ痛ましい影が落ちた。
リーゼンも静かに剣にかけた指を収め、慎重に声をかける。
「よく……ここまで一人で来られましたね」
「……とにかく、急いでいて……」
カリナはあからさまに身を縮め、でも無視はせず答えた。
「驚かせてすみません。自分は軍部付き記録官のリーゼン・アロイスと申します。不躾に失礼しました」
リーゼンは少し戸惑いつつも頭を下げた。
「……カリナ・アストリッドです」
リーゼンの返しに、カリナも思わず微笑した。
張り詰めていた空気が、ほんの少しだけ緩んだのを感じる。
僕は二人のやり取りを見ながら、胸の奥に広がる感覚に気づいた。
リセルが言った“今回だけ起きている繋がり”。
それは僕やアルバートだけじゃなく、こうして誰かが無意識に引かれる線にも現れているのかもしれない。
カリナがここへ辿りついた理由は、理屈では説明できない。
けれど彼の瞳には、確かに“呼ばれた者の匂い”があった。
僕はその不思議な重なりに、胸が静かに熱を帯びるのを感じていた。
何度やり直しても、決して繋がらなかった線が、
初めて一本、結ばれたような感覚だった。
静かな間を経て、僕は言った。
「……僕は会うよ。あの人に。彼が望んだから」
アルバートが顔を上げた。
揺れる瞳。その奥で、何か硬いものが軋む音がした。
「イリィ。君を危険に晒す選択を、俺は許可できない」
「でも、行かないと終わらない。僕だけじゃなく……あの人も、リセルも」
リーゼンが静かに補足する。
「敵術師を誘き寄せるには、イライアス様が動くのがもっとも確実です。逃げ隠れしても、向こうから接触してくる可能性が高いのなら……こちらから条件を整えた場所へ誘い込む方が良策」
リーゼンの視線が離宮の壁を指す。
「ナターシャ様の術式。ここなら適していますよ。様々な術式が残されていますから、罠にも転用できる」
僕は言った。
「あの人と、会わなきゃいけないんだよ。リセルが……僕を選んだんじゃなくて、僕の中に残った彼の声が……僕を押したんだと思う」
カリナは僕の顔を見た瞬間、何かを思い出したみたいに目を潤ませた。
「……イリィ、僕にも何か手伝わせて欲しい。もう、君を失うのは嫌だ……」
アルバートが沈黙の末に言った。
「……分かった。だが絶対に俺から離れるな」
僕は小さく頷いた。
胸の中で、またあの歌が揺れた。
風に溶けるような、彼の声の残滓が。
(今回だけは、違う終わりにたどり着ける……)
そんな確信にも似た光が、胸の奥で静かに燃えていた。
———————
投稿は毎日21:30です。
リアクションやコメントいただけると嬉しいです♪
-——————
331
あなたにおすすめの小説
虐げられΩは冷酷公爵に買われるが、実は最強の浄化能力者で運命の番でした
水凪しおん
BL
貧しい村で育った隠れオメガのリアム。彼の運命は、冷酷無比と噂される『銀薔薇の公爵』アシュレイと出会ったことで、激しく動き出す。
強大な魔力の呪いに苦しむ公爵にとって、リアムの持つ不思議な『浄化』の力は唯一の希望だった。道具として屋敷に囚われたリアムだったが、氷の仮面に隠された公爵の孤独と優しさに触れるうち、抗いがたい絆が芽生え始める。
「お前は、俺だけのものだ」
これは、身分も性も、運命さえも乗り越えていく、不器用で一途な二人の成り上がりロマンス。惹かれ合う魂が、やがて世界の理をも変える奇跡を紡ぎ出す――。
嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する
SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
追放オメガ聖帝の幸せな結婚〜クールなスパダリ騎士に拾われて溺愛されるまで〜
あきたいぬ大好き(深凪雪花)
BL
ノルディーナ王国の聖帝サーナは、教皇のありもしない嘘のせいで聖宮から追放されてしまう。
行く当てがないサーナが国境に向かうと、そこで隣国ルミルカ王国の騎士であるムーシュと出会う。ムーシュから諸事情により偽装結婚を提案されて、サーナは期限付きの偽装結婚ならばよいと承諾し、一時的に保護してもらうことに。
異国暮らしに慣れていく中で、やがてムーシュから溺愛されるようになり……?
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
僕たちの世界は、こんなにも眩しかったんだね
舞々
BL
「お前以外にも番がいるんだ」
Ωである花村蒼汰(はなむらそうた)は、よりにもよって二十歳の誕生日に恋人からそう告げられる。一人になることに強い不安を感じたものの、「αのたった一人の番」になりたいと願う蒼汰は、恋人との別れを決意した。
恋人を失った悲しみから、蒼汰はカーテンを閉め切り、自分の殻へと引き籠ってしまう。そんな彼の前に、ある日突然イケメンのαが押しかけてきた。彼の名前は神木怜音(かみきれお)。
蒼汰と怜音は幼い頃に「お互いが二十歳の誕生日を迎えたら番になろう」と約束をしていたのだった。
そんな怜音に溺愛され、少しずつ失恋から立ち直っていく蒼汰。いつからか、優しくて頼りになる怜音に惹かれていくが、引きこもり生活からはなかなか抜け出せないでいて…。
【第一章完結】死に戻りに疲れた美貌の傾国王子、生存ルートを模索する
とうこ
BL
その美しさで知られた母に似て美貌の第三王子ツェーレンは、王弟に嫁いだ隣国で不貞を疑われ哀れ極刑に……と思ったら逆行!? しかもまだ夫選びの前。訳が分からないが、同じ道は絶対に御免だ。
「隣国以外でお願いします!」
死を回避する為に選んだ先々でもバラエティ豊かにkillされ続け、巻き戻り続けるツェーレン。これが最後と十二回目の夫となったのは、有名特殊な一族の三男、天才魔術師アレスター。
彼は婚姻を拒絶するが、ツェーレンが呪いを受けていると言い解呪を約束する。
いじられ体質の情けない末っ子天才魔術師×素直前向きな呪われ美形王子。
転移日本人を祖に持つグレイシア三兄弟、三男アレスターの物語。
小説家になろう様にも掲載しております。
※本編完結。ぼちぼち番外編を投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる