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13.どうだった?
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志乃は恐る恐る扉を開けながら、外の様子をうかがう。扉が薄く開いたところで、時宗は開いた隙間から見えるように顔を出す。
時宗の顔を見た志乃は不思議そうに時宗を見る。
目が合ったところで、時宗は頭を下げる。
「突然、申し訳ない。相談したいことがあるんだ」
時宗の申し入れに少し戸惑うような声が降りてきた。
「その、それは、お店では駄目でしょうか」
「すぐに相談をしたい。道信の、友のことですぐに解決したいことがある」
かぶせ気味に話を切り出す。あまり時間を開けたくない。志乃の能力がどのくらいかはわからないが、こういうことは時間を開けない方が良いに決まっている。
時宗の必死さが伝わったのか、ドアの隙間から志乃がそっと手招きする。
これ以上女性の部屋の前にいるのは時宗としても憚られるので、さっと隙間から体を入れる。
部屋には炊事場がある以外は和室しかなかった。どうやら風呂と便所は共同なのかもしれない。部屋にはラジオとベッド、小さな卓袱台がある以外は、本棚があるだけだった。本棚にはきっちりと本が並べられていた。
彼女の性格がよく表されている部屋だ。ぼんやりと見回していると、志乃が声をかけてくる。
「えっと、座るところもありませんが」
「いえ、お構いなく」
「あの、道信様の件、ということでしたが、何かあったんでしょうか?」
「実は暴漢に襲われて。その時に掴んだものは犯人が残していったもので、これがその手ぬぐいです」
時宗がポケットから手ぬぐいを取り出す。
「この手ぬぐいの中にあるのが、犯人が落としていったであろう手ぬぐいだ。この手ぬぐいから志乃さんに記憶を読み取ってもらい、俺は犯人を見つけたい」
「本当にその犯人が落とされたものなんですか?」
「……道信はそう言っている。朦朧とした意識の中で掴んだものかもしれないが、何かのヒントになるんじゃないかと思ったんだ。志乃さん、頼む」
時宗は頭を下げて、志乃に頼み込む。
「あ、頭を上げてください」
困惑した声が時宗の頭の上から降って来る。しかし、時宗は頭を上げない。ここで志乃に協力をしてもらえなければ、道信を襲った犯人が、襲うことを依頼した犯人が分からないままになる。
その一心で時宗は志乃の協力を得られるまで頭を上げるつもりはない。
「お願いだ、志乃さん。君の能力に頼ることになるが、俺は君を守る。それは約束する。君を危険な目に合わせない」
「……わかりました」
時宗の必死な言い方でわかってくれたのか、志乃はそう言った。時宗が頭を下げたまま、志乃の顔を見る。志乃は困惑した表情をしていたが、しっかりと時宗を見ていた。
「ありがとう」
礼を言ってから、時宗は頭を上げた。志乃はすっと手を出した。
「件の手ぬぐいを貸していただけますか。それに冷蔵庫から甘いものを出してもらえますか?」
「甘いもの?」
「頭を使うときには、糖分が必要なの。プリンが入っていると思うから、それを出してくれれば良いの」
「わ、わかった」
志乃の勢いに押され、時宗は炊事場近くにある冷蔵庫を開ける。冷蔵庫の中には野菜の他に、コップに入っていたプリンがいくつかあった。
自分で作ったのだろうか。濃いめの黄色の卵液とカラメルのコントラストがきれいだ。
浪漫倶楽部でも調理補助をしていた彼女を思い出し、思わずじっと見てしまう。
「プリンがあったと思うんですが」
志乃の声に弾かれたように時宗は冷凍庫からいくつかあるうちの1つをとり、洗い場にあったスプーンを手に取る。
志乃は深呼吸を繰り返しながら、卓袱台の前に座っている。時宗は志乃の前にプリンとスプーンを置いた。それらの隣に手ぬぐいを置く。
志乃は藍色の手ぬぐいをじっと見てから、手に取り、自分の額につけて、目を閉じた。少しの音も出さないように、時宗は黙って志乃の前に座る。
「……男、下駄を履いている。手には、木の棒? あ、振りかぶられた棒が若い男に当たる。周りに人がいない……いえ、草履がある……女もの? 女の人を庇ったの?」
何やらひとりごとのようにブツブツと言っている。自問自答のようにみえるが、違うのだろうか。
数分経った後、志乃は大きく息を吐きだして、手ぬぐいから額を離した。
志乃の顔色は少し青白くなっているように見える。こころなしか、体が少し小刻みに震えている気がする。
肩を寄せようとしたところで、志乃が時宗を手で制す。そして何事も言わずに彼女は震える手で、プリンを指した。
時宗はプリンをそっと差し出すと、何も言わずにプリンを食べ始めた。一言も話さずに、ひたすらにプリンを食べ終えると、ひと心地ついたのか、志乃はふうっと大きな息を吐いた。幾分顔色が良くなっているように見える。
だが、悠長にもしていられない。
「どうだった?」
「急いては事を仕損じる、です。整理しますので、お待ちください」
志乃は立ち上がり、壁際に置かれている本棚についている引き出しから鉛筆と紙を取り出してきた。
だが、何が描かれているのか時宗には全く分からない。なぜならば。
「志乃さん、絵心がなかったりする?」
「な、なんですか、その言い方は。ご、ごめんなさいね、下手で。今から説明するから待っててくださいっ」
志乃は少し耳を赤くしながらも、まだ絵を丁寧に描いている。絵心がないことを見透かされているのを知った志乃は、それぞれの絵に『建物』や『下駄』といった言葉を隣にきれいな字で書いてくれる。
おかげで時宗でもどんな場面かが想像しやすくなった。
「こんなものかと思います」
「これは誰から見た目線なの?」
「恐らく藤島さんの目線です。手ぬぐいを掴んだ後からの記憶みたいで、どうしても仰ぎ見ている状態ではありますが」
時宗は志乃に説明を聞きながら、さらに場面を想像していく。
「連れ込まれたかどうかはわからないです。でも、相手の男は恫喝しながら木の棒を振り下ろしていましま。近づくな、とか、諦めろ、とか。周囲に人は本当にいないと思いましたけど、建物の影から女ものの草履が見えました。流行からは少し遅れていそうですが、そこそこ上等なものでした。何かの拍子に髪飾りが落ちましたけど、落ちてすぐに女が拾っていました」
「もしかして、その女が共犯?」
「かもしれません。でも確証はありません。こんな怖いところを見て、助けようと行動に移せる女はそうそういないんじゃないでしょうか?」
「そうだけど、かといってずっとその場にいるのもおかしな気がするから」
「それはそうですね。立場としては白でも黒でもないといったところかと。藤島さんが意識を失ったところで記憶は途絶えていたので、これ以上は何もわかりません」
「男や女の特徴は?」
時宗の顔を見た志乃は不思議そうに時宗を見る。
目が合ったところで、時宗は頭を下げる。
「突然、申し訳ない。相談したいことがあるんだ」
時宗の申し入れに少し戸惑うような声が降りてきた。
「その、それは、お店では駄目でしょうか」
「すぐに相談をしたい。道信の、友のことですぐに解決したいことがある」
かぶせ気味に話を切り出す。あまり時間を開けたくない。志乃の能力がどのくらいかはわからないが、こういうことは時間を開けない方が良いに決まっている。
時宗の必死さが伝わったのか、ドアの隙間から志乃がそっと手招きする。
これ以上女性の部屋の前にいるのは時宗としても憚られるので、さっと隙間から体を入れる。
部屋には炊事場がある以外は和室しかなかった。どうやら風呂と便所は共同なのかもしれない。部屋にはラジオとベッド、小さな卓袱台がある以外は、本棚があるだけだった。本棚にはきっちりと本が並べられていた。
彼女の性格がよく表されている部屋だ。ぼんやりと見回していると、志乃が声をかけてくる。
「えっと、座るところもありませんが」
「いえ、お構いなく」
「あの、道信様の件、ということでしたが、何かあったんでしょうか?」
「実は暴漢に襲われて。その時に掴んだものは犯人が残していったもので、これがその手ぬぐいです」
時宗がポケットから手ぬぐいを取り出す。
「この手ぬぐいの中にあるのが、犯人が落としていったであろう手ぬぐいだ。この手ぬぐいから志乃さんに記憶を読み取ってもらい、俺は犯人を見つけたい」
「本当にその犯人が落とされたものなんですか?」
「……道信はそう言っている。朦朧とした意識の中で掴んだものかもしれないが、何かのヒントになるんじゃないかと思ったんだ。志乃さん、頼む」
時宗は頭を下げて、志乃に頼み込む。
「あ、頭を上げてください」
困惑した声が時宗の頭の上から降って来る。しかし、時宗は頭を上げない。ここで志乃に協力をしてもらえなければ、道信を襲った犯人が、襲うことを依頼した犯人が分からないままになる。
その一心で時宗は志乃の協力を得られるまで頭を上げるつもりはない。
「お願いだ、志乃さん。君の能力に頼ることになるが、俺は君を守る。それは約束する。君を危険な目に合わせない」
「……わかりました」
時宗の必死な言い方でわかってくれたのか、志乃はそう言った。時宗が頭を下げたまま、志乃の顔を見る。志乃は困惑した表情をしていたが、しっかりと時宗を見ていた。
「ありがとう」
礼を言ってから、時宗は頭を上げた。志乃はすっと手を出した。
「件の手ぬぐいを貸していただけますか。それに冷蔵庫から甘いものを出してもらえますか?」
「甘いもの?」
「頭を使うときには、糖分が必要なの。プリンが入っていると思うから、それを出してくれれば良いの」
「わ、わかった」
志乃の勢いに押され、時宗は炊事場近くにある冷蔵庫を開ける。冷蔵庫の中には野菜の他に、コップに入っていたプリンがいくつかあった。
自分で作ったのだろうか。濃いめの黄色の卵液とカラメルのコントラストがきれいだ。
浪漫倶楽部でも調理補助をしていた彼女を思い出し、思わずじっと見てしまう。
「プリンがあったと思うんですが」
志乃の声に弾かれたように時宗は冷凍庫からいくつかあるうちの1つをとり、洗い場にあったスプーンを手に取る。
志乃は深呼吸を繰り返しながら、卓袱台の前に座っている。時宗は志乃の前にプリンとスプーンを置いた。それらの隣に手ぬぐいを置く。
志乃は藍色の手ぬぐいをじっと見てから、手に取り、自分の額につけて、目を閉じた。少しの音も出さないように、時宗は黙って志乃の前に座る。
「……男、下駄を履いている。手には、木の棒? あ、振りかぶられた棒が若い男に当たる。周りに人がいない……いえ、草履がある……女もの? 女の人を庇ったの?」
何やらひとりごとのようにブツブツと言っている。自問自答のようにみえるが、違うのだろうか。
数分経った後、志乃は大きく息を吐きだして、手ぬぐいから額を離した。
志乃の顔色は少し青白くなっているように見える。こころなしか、体が少し小刻みに震えている気がする。
肩を寄せようとしたところで、志乃が時宗を手で制す。そして何事も言わずに彼女は震える手で、プリンを指した。
時宗はプリンをそっと差し出すと、何も言わずにプリンを食べ始めた。一言も話さずに、ひたすらにプリンを食べ終えると、ひと心地ついたのか、志乃はふうっと大きな息を吐いた。幾分顔色が良くなっているように見える。
だが、悠長にもしていられない。
「どうだった?」
「急いては事を仕損じる、です。整理しますので、お待ちください」
志乃は立ち上がり、壁際に置かれている本棚についている引き出しから鉛筆と紙を取り出してきた。
だが、何が描かれているのか時宗には全く分からない。なぜならば。
「志乃さん、絵心がなかったりする?」
「な、なんですか、その言い方は。ご、ごめんなさいね、下手で。今から説明するから待っててくださいっ」
志乃は少し耳を赤くしながらも、まだ絵を丁寧に描いている。絵心がないことを見透かされているのを知った志乃は、それぞれの絵に『建物』や『下駄』といった言葉を隣にきれいな字で書いてくれる。
おかげで時宗でもどんな場面かが想像しやすくなった。
「こんなものかと思います」
「これは誰から見た目線なの?」
「恐らく藤島さんの目線です。手ぬぐいを掴んだ後からの記憶みたいで、どうしても仰ぎ見ている状態ではありますが」
時宗は志乃に説明を聞きながら、さらに場面を想像していく。
「連れ込まれたかどうかはわからないです。でも、相手の男は恫喝しながら木の棒を振り下ろしていましま。近づくな、とか、諦めろ、とか。周囲に人は本当にいないと思いましたけど、建物の影から女ものの草履が見えました。流行からは少し遅れていそうですが、そこそこ上等なものでした。何かの拍子に髪飾りが落ちましたけど、落ちてすぐに女が拾っていました」
「もしかして、その女が共犯?」
「かもしれません。でも確証はありません。こんな怖いところを見て、助けようと行動に移せる女はそうそういないんじゃないでしょうか?」
「そうだけど、かといってずっとその場にいるのもおかしな気がするから」
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