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プロローグ
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それは突然だった神様のいたずらなのかはたまたそういう運命だったのか、死んでしまった以上そんなことわかるはずもない、あの日三浦晴高校2年生の私は一瞬にしてその短い人生を終えたのだから。
「ああもう!!!」
苛立つ頭を抑えてなんとか正気を保つ、部活帰りの住宅街は季節が冬なのもあってまだ6時なのに真っ暗で頼りになるのは電柱の所々にある街灯のみだ、そして暫く歩いた後、私は光がある場所つまり電柱の下で止まり親からの連絡を確認した、しかし、いつも通りラインを開くがメッセージは一通も送られておらず最後に返信したのは私で終わりだった。
いっつもこれだ、家に帰れば遅くなるから連絡くらい入れろと怒鳴るくせに少し年の差のある兄貴にかまってばっかりで、ほとんど放置されているようなものだ。
そこで初めて憤った声が出て今に至るのだが、結局親に「もうすぐ帰るよ」という帰ってこない返事を入れて、スマホをスカートのポケットにしまった。
はあーと少し虚しさに駆られるような沈んだ気持ちに胸に手を抑えて、トボトボとゆっくりとした足取りで家路に急いだ。
交差点付近に差し掛かった所で信号が青になるのを待つ、暫くして赤だった信号が青に変わると後ろで待っていた人達が次々と私を追い抜かすようにして横断歩道を渡って向かい側に歩いていく、私もそれに続くようにして足を踏み出した途端突然遠くから悲鳴なるものが聞こえたかと思えば、アクセルを踏んだようなキキイーと鈍い音と眩しい光に包まれ、次に見たのは血溜まりになって倒れた自分を覆うようにしてできた人だかりとガードレールに突っ込んだ車。
薄れゆく意識の中で「これが死か」と冷静に考えてしまい、あるわけもない走馬灯を思い出しながら心のなかで願った。
「生まれ変わったらなんでもいいとにかく、、人から愛されますように」
そうして私の意識はそこで途切れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、
突然眩しい光に包まれ体が浮遊したような感覚に囚われ何事かと目を開くと、真っ白の空間に飛ばされていた。
あの時死んだはずだしその時の自我が今も残っている、それなのになぜとこの謎の空間に疑問を感じてしまうが、ここがあの世の世界だというなら納得だ。
なぜならあの時私は死んだのだから、死んだからここにいるはたまた意識不明の渋滞で夢でも見ているのか、とにかくこの空間の問題は誰か来なければ解決しない。
『お呼びでしょうか???』
すると次の瞬間私の傍らから女性らしき声が聞こえたかと思えばそこにいたのはギリシャ神話に出てきそうなベールを被った女性だった。
背は小柄で金髪のストレートヘアが肩までかかっている、その目は緑色で西洋的な顔立ちに思わず見惚れてしまう。
『あっ!!それよりもですよ!!!』
突然何か思い出したのか拳を叩いて私を指差すと、後ろから鏡なるものを出して私を写した。
「、、、、、、ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
それはいわゆる人魂、、魂だったのだ青く燃えて浮いているこれが自分の姿であることに正直びっくりした。
『貴方は今魂だけが残った状態つまり前世に何か悔いを残してるということですね??』
「えっそれはまあないわけではないですが」
少し詰め寄られる形でそう言われ素直に答えるが、内心それがあるとどうなるんだと疑問に感じる部分もあった。
すると暫く考えるようなポーズをしてまた私の方を見ると、少し難しい表情でこう告げられた。
『魂である場合貴方は前世に思い入れが強い、、元々ここに来る人達は大体前世の姿で来る場合が多いんですまあその場合は前世にとにかく深い思いれを持たない人、、、その場合は魂は浄化されてまた新たな生命からスタートその場合過去の記憶つまり前世の自我も消えてしまう、、、でもということは貴方はレアケース』
「とすると、、、」
『仕方ありません特別大サービス前世の記憶を持ったまま転生コースですかね?』
「よっしゃああああああああ」
その言葉に溢れんばかりの感情が声になって飛びしていた。
『でもでも!!!過去の嫌な記憶を持ったまま綺麗サッパリ転生できないんですよ??』
その慌てるような彼女の問いかけに私は怯まず答えた。
「いやーどうでしょう過去の記憶があるからこそ役立つこともあるんじゃないですか???例えば人間性とか、、、ね?」
『人間性???』
私は死ぬ直前に思った願いを振り返っていた、「愛されるような人に」なると。
『まあ貴方がそこまで言うなら仕方ありません”神”である私にお任せください』
そう言って自身に満ち溢れた表情で胸に手を置くと、転生するときのいくつかの説明を話し始めた。
『まず転生する時その世界は貴方が思っているような世界ではないかもしれません、パラレルワールドみたいに無数にある世界の中から貴方は飛ばされたその世界で生きなければなりません、つまり何の動物になるのかも運次第いわゆるルーレットに近いですね』
「つまり私は飛ばされたその世界で何になるかも決めれないですか!!!!?」
『まあここの規則上そうなので仕方ないですね???でもその方の希望に沿ったものになるというのは上の方から聞かされているので大丈夫ですよ』
そう言って焦る私をなだめようとしてくるが結局は運の尽きかとその条件を飲むことにした。
『では今から転生させるための儀式を行います』
すると魔法陣のようなものが現れそこに向かって彼女が手を出して何やら呪文を唱え始める、その瞬間突風が周りを囲い紫色の光に包まれると視界が暗転した。
「ああもう!!!」
苛立つ頭を抑えてなんとか正気を保つ、部活帰りの住宅街は季節が冬なのもあってまだ6時なのに真っ暗で頼りになるのは電柱の所々にある街灯のみだ、そして暫く歩いた後、私は光がある場所つまり電柱の下で止まり親からの連絡を確認した、しかし、いつも通りラインを開くがメッセージは一通も送られておらず最後に返信したのは私で終わりだった。
いっつもこれだ、家に帰れば遅くなるから連絡くらい入れろと怒鳴るくせに少し年の差のある兄貴にかまってばっかりで、ほとんど放置されているようなものだ。
そこで初めて憤った声が出て今に至るのだが、結局親に「もうすぐ帰るよ」という帰ってこない返事を入れて、スマホをスカートのポケットにしまった。
はあーと少し虚しさに駆られるような沈んだ気持ちに胸に手を抑えて、トボトボとゆっくりとした足取りで家路に急いだ。
交差点付近に差し掛かった所で信号が青になるのを待つ、暫くして赤だった信号が青に変わると後ろで待っていた人達が次々と私を追い抜かすようにして横断歩道を渡って向かい側に歩いていく、私もそれに続くようにして足を踏み出した途端突然遠くから悲鳴なるものが聞こえたかと思えば、アクセルを踏んだようなキキイーと鈍い音と眩しい光に包まれ、次に見たのは血溜まりになって倒れた自分を覆うようにしてできた人だかりとガードレールに突っ込んだ車。
薄れゆく意識の中で「これが死か」と冷静に考えてしまい、あるわけもない走馬灯を思い出しながら心のなかで願った。
「生まれ変わったらなんでもいいとにかく、、人から愛されますように」
そうして私の意識はそこで途切れた。
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突然眩しい光に包まれ体が浮遊したような感覚に囚われ何事かと目を開くと、真っ白の空間に飛ばされていた。
あの時死んだはずだしその時の自我が今も残っている、それなのになぜとこの謎の空間に疑問を感じてしまうが、ここがあの世の世界だというなら納得だ。
なぜならあの時私は死んだのだから、死んだからここにいるはたまた意識不明の渋滞で夢でも見ているのか、とにかくこの空間の問題は誰か来なければ解決しない。
『お呼びでしょうか???』
すると次の瞬間私の傍らから女性らしき声が聞こえたかと思えばそこにいたのはギリシャ神話に出てきそうなベールを被った女性だった。
背は小柄で金髪のストレートヘアが肩までかかっている、その目は緑色で西洋的な顔立ちに思わず見惚れてしまう。
『あっ!!それよりもですよ!!!』
突然何か思い出したのか拳を叩いて私を指差すと、後ろから鏡なるものを出して私を写した。
「、、、、、、ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
それはいわゆる人魂、、魂だったのだ青く燃えて浮いているこれが自分の姿であることに正直びっくりした。
『貴方は今魂だけが残った状態つまり前世に何か悔いを残してるということですね??』
「えっそれはまあないわけではないですが」
少し詰め寄られる形でそう言われ素直に答えるが、内心それがあるとどうなるんだと疑問に感じる部分もあった。
すると暫く考えるようなポーズをしてまた私の方を見ると、少し難しい表情でこう告げられた。
『魂である場合貴方は前世に思い入れが強い、、元々ここに来る人達は大体前世の姿で来る場合が多いんですまあその場合は前世にとにかく深い思いれを持たない人、、、その場合は魂は浄化されてまた新たな生命からスタートその場合過去の記憶つまり前世の自我も消えてしまう、、、でもということは貴方はレアケース』
「とすると、、、」
『仕方ありません特別大サービス前世の記憶を持ったまま転生コースですかね?』
「よっしゃああああああああ」
その言葉に溢れんばかりの感情が声になって飛びしていた。
『でもでも!!!過去の嫌な記憶を持ったまま綺麗サッパリ転生できないんですよ??』
その慌てるような彼女の問いかけに私は怯まず答えた。
「いやーどうでしょう過去の記憶があるからこそ役立つこともあるんじゃないですか???例えば人間性とか、、、ね?」
『人間性???』
私は死ぬ直前に思った願いを振り返っていた、「愛されるような人に」なると。
『まあ貴方がそこまで言うなら仕方ありません”神”である私にお任せください』
そう言って自身に満ち溢れた表情で胸に手を置くと、転生するときのいくつかの説明を話し始めた。
『まず転生する時その世界は貴方が思っているような世界ではないかもしれません、パラレルワールドみたいに無数にある世界の中から貴方は飛ばされたその世界で生きなければなりません、つまり何の動物になるのかも運次第いわゆるルーレットに近いですね』
「つまり私は飛ばされたその世界で何になるかも決めれないですか!!!!?」
『まあここの規則上そうなので仕方ないですね???でもその方の希望に沿ったものになるというのは上の方から聞かされているので大丈夫ですよ』
そう言って焦る私をなだめようとしてくるが結局は運の尽きかとその条件を飲むことにした。
『では今から転生させるための儀式を行います』
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