天使にはなれない

れれ

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プロローグ

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俺は自分の名前が女の子みたいで大嫌いだった。周りのヤツらからバカにされたことだって今でも覚えている。

だけどアイツは俺に言ったんだ
「アンジュはね、フランス語で天使って意味なんだよ。」
あいつの手が俺の頬に触れる。
「君は僕にとって天使みたいに眩しい存在なんだ。」
目をキュッと細め嬉しそうに見つめてくる。
何クサイこと言ってんだよって笑い飛ばそうとしたはずなのに口が思うように動かなかった。喉が締め付けられるような感覚がして上手く声が出せない。視界がぼやけて前が見えない。

どうして、どうして俺は泣いているのだろう。
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