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「……ぁ…え…な、…」
「デスクに忘れ物があったから、それを取りに戻ったんだけど…日戸くんがおかしなことをしていたから、思わず写真を撮っちゃいました。ふふ、ずいぶんと面白い光景が撮れたね!」
携帯を片手に笑いながら、矢擬部長がまっすぐこちらに向かって歩いてくる。
思わず逃げようとしたらいきなり腹を蹴り上げられ、仰向けに転がったところをそのまま上から踏みつけられて、ひしゃげた蛙みたいな声が漏れた。
「ぅごっ、ぁ゛っ?!……がっ…かはっ…!」
「ふーん。わざわざ人のゴミ箱ひっくり返して、ゴミ漁りしてたんだ。何が欲しかったの?私の使用済みティッシュなら、直接言ってくれればいくらでもあげたのに。」
「ぅ゛…ぎ、ち、ちが、俺はただ…!」
「ただ?」
「ぐぅっ…」
ぐりぐりと、質の良い革靴を腹にめり込ませられる。痛みと息苦しさに耐えながら、必死に部長に向かって声を上げた。
「け、今朝の資料をっどうしても確認したかったんですっ…!お、俺がほんとにミスしてたのか゛っ…!」
「おや…あんなに優しく指導してあげたのに、納得してなかったんですか?」
「当たり前でしょっ…!あんなのどう考えてもおかしっ、ぐあ゛っ!」
「ふーむ、困ったな…」
なおも俺の腹に足を乗せたまま、矢擬部長は思案気に腕を組む。そのあまりに落ち着いた仕草に、じわじわと本能的な恐怖がせりあがってくる。
「つまり君は、私の行動に納得していなかったってこと?」
「…ッ、そ、そうなりますねっ…だから今っ、部長が破いた資料を確認したくて…!」
「なら君は、私の事が嫌いなのかな?」
「は…」
意味がわからない。たった今人の腹を蹴り上げて足を乗せておきながら、なんでそんな質問ができるんだ。恐怖と同時に訳のわからない怒りも沸いてきて、やけくそ気味に叫んだ。
「…そ、そうですよっ!あなたのことなんか嫌いだっ!もう顔も見たくないし、極力話だってしたくないっ!」
「ふふ、そっか。じゃあ悪いけど、今日の君をこのまま帰すわけにはいかなくなっちゃったな。」
「は、ぁ゛…?!」
「君も知っての通り、私ってインキュバスでしょう?私たちは相手から見て一番魅力的な姿に"成る"ことで、どこの誰であろうが必ず魅了させることを種族の誇りとしててね。だから好かれこそすれ、嫌われるなんてことはあっちゃいけないんだよ。」
「な…なんだそれ、そ、そんなの知りませんよ、俺は関係ない!早く足をどかしてくださいっ、俺、もうかえっ…」
瞬間、足を更に強く押し付けられる。みぞおちにつま先がめり込んで、吐き気と冷や汗が止まらなくなる。あまりに強い力で押されて、両手で必死に掴んでもどかすことができない。目の前がチカチカ光って、うまく息ができない。
「がっ、うぐっ…!」
「日戸くん。自分がさっきまで何してたのか、忘れてないよね?」
「っう゛…」
「どんな理由だろうが、君が人のゴミ箱を漁った事実は変わらないんだよ。なのに、謝罪の一つもしないつもりですか?」
「…う、も゛、申し訳ありま…」
「あはは!口先だけで許してもらおうなんて、虫が良すぎるよ。誠意っていうのは、口じゃなくて行動で示すものでしょう。」
腹の上の足がようやく離れて、反射的にせき込んだ。まだ強く残る痛みに呻いているとぐっと腕を引かれて、無理やり背後の壁に押さえ付けられた。
「ぅ゛っ、ぐぇっ…!」
「日戸くんは、四つん這いになってゴミ漁りをしてる写真を社内にばら撒かれたくない。私は、部下の中に私を嫌いなヒトがいる事が許せない。…この2つの条件が揃った時だけ、日戸くんが私に誠意を示すことができる行動がひとつあるよね。何か分かるかな?」
「……ぅ…」
「はは、そんな顔しないでよ。何も私を好きになれって言うつもりはないからさ、ただ…ちょっとだけ、私のお願い事を聞いて欲しいんだ。少しの間でいいからさ、大人しく、自分から望んで、私の言うことに従ってくれないかな?…それだけで全部無かったことにしてもらえるんだから、日戸くんも嬉しいよね。今の君にとって、これ以上無いってぐらい有り難い申し出でしょ?」
「…ぐ……ぅ゛…!」
だめだ、ここでハイと言ったら絶対につけ込まれる。ずっと部長の言いなりになって、二度とまともに勤務できなくなるに決まってる。だからだめだ、ここは絶対首を振ったらだめだ、たとえどれだけ怖くても、うなずいたら…
顔を背けようとしたら、ぐいっと顎を掴まれて頭を動かせなくなる。無理やり目を合わされて、横長の瞳孔に青ざめた俺の顔が映った。
「…日戸くん、もしかして、私が怖いのかな?」
「…はっ…ひ…」
「…はぁ。怖がられるのって久しぶりで、すごく気分が良いよ。日戸くんは、どーやったら怖くて嫌いな私のことを好きになってくれるのかな~?」
「やっ…ぃやだっ、はなしっんぅ゛ッ?!」
叫んだ時には、もう遅かった。俺の悲鳴は部長の唇に飲み込まれて、異様に長く肉厚な舌にあっという間に口腔内を占領される。
どれだけ部長の胸ぐらを押し返そうとしても、がっしり俺の頭を掴んだ太い腕が離される気配はない。息をするのもままならないほど執拗に舌を絡まされて、酸欠で抵抗する力が弱くなっていく。
上顎を撫でられ、派手な水音を立てながら舌を吸われて、気持ち悪くて仕方がないはずなのに、どうしても背中に痺れが走る。しばらくすると完全に腰が砕けてしまって、股の間に差し込まれた部長の脚にほとんど体重を預けてしまっていた。最後にじゅるじゅると舌を吸われてから、ちゅぱっと水音を立ててようやく口が離れた。
「っは~、ごめんごめん、あまりに君が可愛すぎてちょっと手が出ちゃった。」
「げほっ、うぐっ、う…ふざ、け…!」
「あぁそれで、返事を聞いてなかったな。どうする?日戸くんはこの写真、どうして欲しい?」
ぜぇはぁと息をするのもままならない俺の顔を掴んで、部長は楽しそうに笑いながら煌々と光る携帯画面を見せつけてくる。
…ここで部長を受け入れたら、絶対に今されたことよりもっと酷いことをされる。それは分かってる、でも、もしこの写真が一度でも流出したら…
最近やけにヒトに当たりが強くなってきた世の中じゃ、こんな画像はあっという間に炎上のネタになるだろう。世間で犯罪者や変質者のレッテルを貼られて、会社を辞めさせられて、最悪、一生社会から爪弾きにされることだってあるかもしれない。そうなったら、俺は…
「……ぃ、いつまで…」
「ん?」
「…いつまで俺は、部長に従えばいいんですか…」
「…そうだなぁ。ひとまず今週末は一緒に居てもらおうかな?今から家においでよ。最大限におもてなししてあげるからさ!」
「……」
本当は、今すぐ走って逃げ出したい。部長の気色悪い手をはたき落として、資料の残りをかき集めて、俺が無実だってことを証明してからオフィスを出て行きたい。
…でももう、それは無理だ。もう、この人外から逃げられる気がしなかった。
「…本当に、俺がちゃんと部長に従ったら、写真…消してくれるんですか…」
「もちろんだよ!私としては絶対に消したくない素敵な一枚だけど、我々魔物は約束を違えないからね。週明けには必ず、この写真は破棄すると約束しよう。」
「………わかりました…」
「あはは、そんな落ち込まないでよ、全部君の自業自得なんだからさ!じゃ、行こっか。」
「…。」
俺は無言を貫いたまま、部長の手に背中を押されてオフィスを後にした。
「デスクに忘れ物があったから、それを取りに戻ったんだけど…日戸くんがおかしなことをしていたから、思わず写真を撮っちゃいました。ふふ、ずいぶんと面白い光景が撮れたね!」
携帯を片手に笑いながら、矢擬部長がまっすぐこちらに向かって歩いてくる。
思わず逃げようとしたらいきなり腹を蹴り上げられ、仰向けに転がったところをそのまま上から踏みつけられて、ひしゃげた蛙みたいな声が漏れた。
「ぅごっ、ぁ゛っ?!……がっ…かはっ…!」
「ふーん。わざわざ人のゴミ箱ひっくり返して、ゴミ漁りしてたんだ。何が欲しかったの?私の使用済みティッシュなら、直接言ってくれればいくらでもあげたのに。」
「ぅ゛…ぎ、ち、ちが、俺はただ…!」
「ただ?」
「ぐぅっ…」
ぐりぐりと、質の良い革靴を腹にめり込ませられる。痛みと息苦しさに耐えながら、必死に部長に向かって声を上げた。
「け、今朝の資料をっどうしても確認したかったんですっ…!お、俺がほんとにミスしてたのか゛っ…!」
「おや…あんなに優しく指導してあげたのに、納得してなかったんですか?」
「当たり前でしょっ…!あんなのどう考えてもおかしっ、ぐあ゛っ!」
「ふーむ、困ったな…」
なおも俺の腹に足を乗せたまま、矢擬部長は思案気に腕を組む。そのあまりに落ち着いた仕草に、じわじわと本能的な恐怖がせりあがってくる。
「つまり君は、私の行動に納得していなかったってこと?」
「…ッ、そ、そうなりますねっ…だから今っ、部長が破いた資料を確認したくて…!」
「なら君は、私の事が嫌いなのかな?」
「は…」
意味がわからない。たった今人の腹を蹴り上げて足を乗せておきながら、なんでそんな質問ができるんだ。恐怖と同時に訳のわからない怒りも沸いてきて、やけくそ気味に叫んだ。
「…そ、そうですよっ!あなたのことなんか嫌いだっ!もう顔も見たくないし、極力話だってしたくないっ!」
「ふふ、そっか。じゃあ悪いけど、今日の君をこのまま帰すわけにはいかなくなっちゃったな。」
「は、ぁ゛…?!」
「君も知っての通り、私ってインキュバスでしょう?私たちは相手から見て一番魅力的な姿に"成る"ことで、どこの誰であろうが必ず魅了させることを種族の誇りとしててね。だから好かれこそすれ、嫌われるなんてことはあっちゃいけないんだよ。」
「な…なんだそれ、そ、そんなの知りませんよ、俺は関係ない!早く足をどかしてくださいっ、俺、もうかえっ…」
瞬間、足を更に強く押し付けられる。みぞおちにつま先がめり込んで、吐き気と冷や汗が止まらなくなる。あまりに強い力で押されて、両手で必死に掴んでもどかすことができない。目の前がチカチカ光って、うまく息ができない。
「がっ、うぐっ…!」
「日戸くん。自分がさっきまで何してたのか、忘れてないよね?」
「っう゛…」
「どんな理由だろうが、君が人のゴミ箱を漁った事実は変わらないんだよ。なのに、謝罪の一つもしないつもりですか?」
「…う、も゛、申し訳ありま…」
「あはは!口先だけで許してもらおうなんて、虫が良すぎるよ。誠意っていうのは、口じゃなくて行動で示すものでしょう。」
腹の上の足がようやく離れて、反射的にせき込んだ。まだ強く残る痛みに呻いているとぐっと腕を引かれて、無理やり背後の壁に押さえ付けられた。
「ぅ゛っ、ぐぇっ…!」
「日戸くんは、四つん這いになってゴミ漁りをしてる写真を社内にばら撒かれたくない。私は、部下の中に私を嫌いなヒトがいる事が許せない。…この2つの条件が揃った時だけ、日戸くんが私に誠意を示すことができる行動がひとつあるよね。何か分かるかな?」
「……ぅ…」
「はは、そんな顔しないでよ。何も私を好きになれって言うつもりはないからさ、ただ…ちょっとだけ、私のお願い事を聞いて欲しいんだ。少しの間でいいからさ、大人しく、自分から望んで、私の言うことに従ってくれないかな?…それだけで全部無かったことにしてもらえるんだから、日戸くんも嬉しいよね。今の君にとって、これ以上無いってぐらい有り難い申し出でしょ?」
「…ぐ……ぅ゛…!」
だめだ、ここでハイと言ったら絶対につけ込まれる。ずっと部長の言いなりになって、二度とまともに勤務できなくなるに決まってる。だからだめだ、ここは絶対首を振ったらだめだ、たとえどれだけ怖くても、うなずいたら…
顔を背けようとしたら、ぐいっと顎を掴まれて頭を動かせなくなる。無理やり目を合わされて、横長の瞳孔に青ざめた俺の顔が映った。
「…日戸くん、もしかして、私が怖いのかな?」
「…はっ…ひ…」
「…はぁ。怖がられるのって久しぶりで、すごく気分が良いよ。日戸くんは、どーやったら怖くて嫌いな私のことを好きになってくれるのかな~?」
「やっ…ぃやだっ、はなしっんぅ゛ッ?!」
叫んだ時には、もう遅かった。俺の悲鳴は部長の唇に飲み込まれて、異様に長く肉厚な舌にあっという間に口腔内を占領される。
どれだけ部長の胸ぐらを押し返そうとしても、がっしり俺の頭を掴んだ太い腕が離される気配はない。息をするのもままならないほど執拗に舌を絡まされて、酸欠で抵抗する力が弱くなっていく。
上顎を撫でられ、派手な水音を立てながら舌を吸われて、気持ち悪くて仕方がないはずなのに、どうしても背中に痺れが走る。しばらくすると完全に腰が砕けてしまって、股の間に差し込まれた部長の脚にほとんど体重を預けてしまっていた。最後にじゅるじゅると舌を吸われてから、ちゅぱっと水音を立ててようやく口が離れた。
「っは~、ごめんごめん、あまりに君が可愛すぎてちょっと手が出ちゃった。」
「げほっ、うぐっ、う…ふざ、け…!」
「あぁそれで、返事を聞いてなかったな。どうする?日戸くんはこの写真、どうして欲しい?」
ぜぇはぁと息をするのもままならない俺の顔を掴んで、部長は楽しそうに笑いながら煌々と光る携帯画面を見せつけてくる。
…ここで部長を受け入れたら、絶対に今されたことよりもっと酷いことをされる。それは分かってる、でも、もしこの写真が一度でも流出したら…
最近やけにヒトに当たりが強くなってきた世の中じゃ、こんな画像はあっという間に炎上のネタになるだろう。世間で犯罪者や変質者のレッテルを貼られて、会社を辞めさせられて、最悪、一生社会から爪弾きにされることだってあるかもしれない。そうなったら、俺は…
「……ぃ、いつまで…」
「ん?」
「…いつまで俺は、部長に従えばいいんですか…」
「…そうだなぁ。ひとまず今週末は一緒に居てもらおうかな?今から家においでよ。最大限におもてなししてあげるからさ!」
「……」
本当は、今すぐ走って逃げ出したい。部長の気色悪い手をはたき落として、資料の残りをかき集めて、俺が無実だってことを証明してからオフィスを出て行きたい。
…でももう、それは無理だ。もう、この人外から逃げられる気がしなかった。
「…本当に、俺がちゃんと部長に従ったら、写真…消してくれるんですか…」
「もちろんだよ!私としては絶対に消したくない素敵な一枚だけど、我々魔物は約束を違えないからね。週明けには必ず、この写真は破棄すると約束しよう。」
「………わかりました…」
「あはは、そんな落ち込まないでよ、全部君の自業自得なんだからさ!じゃ、行こっか。」
「…。」
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