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川西美和子の場合
川西美和子、『あえ~る』に登録します
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渡瀬兄妹との出会いから一週間が経っていた。
あの日テストケースへの参加を承諾した私は、日を改めて説明を受けることになった。
今日がその約束の日だ。
家を出て電車で10分。
例のカフェがある最寄り駅から、歩いて30分程の場所に渡瀬神社はある。
前回、帰り道が分からず、渉さんに車で送ってもらいながら駅までの距離を聞いたときは驚いた。
神社の最寄りまでバスがあるようで、今日は自分で来ることが出来た。
バスを降りて、境内に入り、神様にお参りをしてから、渡瀬家へ向かう。
呼び鈴を鳴らすと紬さんが出てくる。
「おはようございます。美和子さん! さ、どうぞ上がってください!」
「紬さん、おはようございます。お邪魔します。あ、これ良かったら食べて?」
「わ、タナカのみたらし団子! ここの美味しいんですよねー! ありがとうございます!」
嬉々として団子の入った袋を抱えた紬さんに案内してもらい、先日と同じ部屋に通される。
そこには既に渉さんがいて、ちゃぶ台を挟んで対面するように座る。
「それでは早速ですが、体験していただくシステムの詳細をお話しますね。今回開発したシステムは、異世界人をも対象とした婚活が可能です。我々はこれを『異世界対応型婚活システム― A YELL(あえ~る)—』と名付けました。日本の『あえ~る』は電子端末による通信を使います」
そう言って渉さんが取り出したのは、白い小型電子端末だった。
スマートフォンと同じような感じで一面が液晶になっている。
「これは携帯電話ですか?」
「スマートフォンの電話回線とインターネット接続を除去した『あえ~る』専用の端末です。名付けて、『キューピッドくん3号』です。今後はアプリ化して、今お使いの端末で使用出来るようにしたいのですが、まだ開発中の為、『キューピッドくん』をお渡しする事になります」
「なるほど」
今後は携帯で異世界人と婚活できる世の中になるってことか。すごい時代だ。
しかし、そのネーミングセンスはどうなんだろう。
「こちらはお貸ししますので、退会の際、返却をお願いします」
「分かりました」
渉さんから『キューピッドくん3号』を受け取る。
真っ黒の画面に、自分の少し緊張したような顔が映っている。
「では、早速使い方についてです」
渉さんが説明してくれた『あえ~る』の使い方は、大きく4つのステップに分かれている。
その1、自分の情報を登録する。
その2、相手を見つける。
その3、連絡を取る。
その4、実際に会う。
流れ自体は一般的な婚活アプリというものと似ているようだ。
しかし『あえ~る』で出逢うのは異世界の住人なので、実際に会うとなると、所謂異世界転移をする事になる。
凄く高そう。月に行くだけでも信じられないほどの高額なのに異世界って……。
私は恐る恐る、聞いてみた。
「あの、費用はどれくらい掛かるんですか?」
「会費は必要ありません。このシステムは少子化対策の為の政策ですから、無料で利用出来ます。ただし! 注意点があります」
渉さんはそこで言葉を区切り、一呼吸おいてから話し始めた。
「このシステムは異世界への移動に【結婚したい気持ち】を対価にしています。その気持ちを数値化して、個人の利用限度ポイントを決定、ポイントを使って異世界へ転移していただきます」
「あの、もしそのポイントがなくなったら、どうなるんですか?」
「もし万が一、ポイントがなくなったら、その方の生涯未婚が決定します」
生涯未婚が決定します? ん? え? 生涯未婚!?
サラリと告げられた言葉に、思わずちゃぶ台に身を乗り出して渉さんに詰め寄る。
「え!? なんですかそれ!? リスク高すぎません!?」
婚活を軽く考えたつもりはないが、想像以上にリスクのある話で衝撃が走る。
「万が一の場合ですよ。ポイントの追加も毎月精神面をチェックし見直していきますし、翌月に繰り越し式で消えることはありません。余程のことがない限り起こらないはずです」
渉さんが、少し困った顔で考えこむ。
「途中で結婚の意思がなくなればその可能性はあります。まぁ無茶苦茶な転移は避けるよう、気を付けていた方が良いと思います。それでは、これで説明すべき内容は終わりです。こちらの取り扱いマニュアルをお渡ししておきますね」
渉さんはそう言って分厚い冊子を渡してくる。
この婚活は、思っていた以上に人生を賭けた選択だったようだ。
だが、不思議と辞めたいとは思わなかった。
元々彼氏にフラれ、捨てたと思った恋愛感情だ。
精一杯足掻いて捨てても遅くはないだろう。
自分の幸せは自分で決めたい。
団子を食べていた紬さんが口を開く。
「じゃあ団子食べたら登録していきましょうか!」
「まだ食べるのか……」
結局、10本入りの団子は6本が紬さんの腹に収まり、団子を食べ終えた渉さんは気を利かせて席を離れた。
「ではでは登録していきましょう! 『あえ~る』を起動して、項目に沿って個人情報を入力してください」
「はい」
言われた通りに入力していく。
名前
種族
年齢
性別
身長
出身地
文化社会生活水準
言語
性格
職業
趣味
交際経験の有無
好みのタイプ・条件……等々。
他にも沢山の項目が任意で設けられている。
「――あの、出身地って……」
「地球、日本でOKです!」
「交際経験の有無も記載するんですか?」
「種族によっては、自分の結婚相手に他人の匂いが付いていることを嫌がることがあるので、記入してもらってます」
「そんな匂いが分かる種族が居るんですね……」
入力中、度々元カレが頭をよぎるが、そのたび頭を振って雑念を振り払う。
何とか入力を終え、紬さんに内容を確認してもらう。
団子を食べていた時と同じように真剣な顔で端末を見つめる紬さん。
ちょっと緊張する。
「なるほど。美和子さんのタイプは、『裏切らない人、愛情深い人、人型、男性、子どもが好きな人、仕事を続けさせてくれる人』ですね。見た目に関しては特に条件はないですか?」
「見た目は気にしないです。ただ、普通の幸せを目指したいです。私だけを見て、守ってくれる優しい旦那さんと子どもがいて、今までみたいにやりがいのある仕事して……」
「素敵な目標だと思います! 一緒に頑張りましょう! また何か条件が出てきたら言ってくださいね。気になる人がいれば、マッチング申請を出してください。申請が通れば、チャットで会話できるようになります! こちらでも、条件の合う人を探しておきますね!」
紬さんは条件について何も言わなかった。その好意が今はありがたい。
今度こそ彼が悔しがるほどの幸せを手にしてみせる! そう意気込んで『キューピッドくん3号』に向き合う。
先ほどの検索に当てはまった人を確認する。
種族適性は竜族やドラコン系の獣人、神様、エルフ、等々。
平凡な幸せを望むには恐れ多い。
後は個人の性格で他の人、種族の方々がいる。
結局全ての条件に当てはまった人は400人程だった。
「紬さん、ちょっと検索条件狭くします。今の条件は人型ですが、人間にします」
「分かりました!」
条件を狭くして再検索をかける。
当てはまった人は50人前後だった。ほとんど人間じゃなかったということか……。
ここからは世界観を確認した。
種族人間の中でも、魔法のある世界やモンスターのいる世界、生活水準が中世ヨーロッパな世界等いろいろあるようだ。
検討の結果、気になる人が2人になった。
1人は情報に強く通信技術が発達した国の出身らしい。
もう1人は金属の加工や採掘を主な産業とする国の出身のようだ。
「紬さん、気になる人を2人見つけたんですけど、一気に申請しちゃって大丈夫なんでしょうか?」
どちらかに絞るか? 2人と同時に連絡を取り合うとちょっと罪悪感が湧きそうだ。
「大丈夫ですよ! そもそも必ずしも2人と連絡取れるわけではないです。向こうも承諾しないとダメなので、ここは気楽にどどんっと申請しておいてください! 出逢いは多い方が確立上がりますから!」
「な、なるほど」
緊張しながら説明された通りに2人にマッチング申請を送る。
「申請まで終わりました」
「お疲れ様です! 向こうから承諾来たら、連絡しますね」
紬さんと他の部屋で待っていてくれた渉さんに挨拶して、カラスさんを撫でてから渡瀬神社を出る。
申請を送った結果はいつ来るんだろう? ドキドキする。
素敵な出逢いがあるといいな。
私は緊張と少しの不安と期待で、高揚した気持ちのまま帰路に着いた。
あの日テストケースへの参加を承諾した私は、日を改めて説明を受けることになった。
今日がその約束の日だ。
家を出て電車で10分。
例のカフェがある最寄り駅から、歩いて30分程の場所に渡瀬神社はある。
前回、帰り道が分からず、渉さんに車で送ってもらいながら駅までの距離を聞いたときは驚いた。
神社の最寄りまでバスがあるようで、今日は自分で来ることが出来た。
バスを降りて、境内に入り、神様にお参りをしてから、渡瀬家へ向かう。
呼び鈴を鳴らすと紬さんが出てくる。
「おはようございます。美和子さん! さ、どうぞ上がってください!」
「紬さん、おはようございます。お邪魔します。あ、これ良かったら食べて?」
「わ、タナカのみたらし団子! ここの美味しいんですよねー! ありがとうございます!」
嬉々として団子の入った袋を抱えた紬さんに案内してもらい、先日と同じ部屋に通される。
そこには既に渉さんがいて、ちゃぶ台を挟んで対面するように座る。
「それでは早速ですが、体験していただくシステムの詳細をお話しますね。今回開発したシステムは、異世界人をも対象とした婚活が可能です。我々はこれを『異世界対応型婚活システム― A YELL(あえ~る)—』と名付けました。日本の『あえ~る』は電子端末による通信を使います」
そう言って渉さんが取り出したのは、白い小型電子端末だった。
スマートフォンと同じような感じで一面が液晶になっている。
「これは携帯電話ですか?」
「スマートフォンの電話回線とインターネット接続を除去した『あえ~る』専用の端末です。名付けて、『キューピッドくん3号』です。今後はアプリ化して、今お使いの端末で使用出来るようにしたいのですが、まだ開発中の為、『キューピッドくん』をお渡しする事になります」
「なるほど」
今後は携帯で異世界人と婚活できる世の中になるってことか。すごい時代だ。
しかし、そのネーミングセンスはどうなんだろう。
「こちらはお貸ししますので、退会の際、返却をお願いします」
「分かりました」
渉さんから『キューピッドくん3号』を受け取る。
真っ黒の画面に、自分の少し緊張したような顔が映っている。
「では、早速使い方についてです」
渉さんが説明してくれた『あえ~る』の使い方は、大きく4つのステップに分かれている。
その1、自分の情報を登録する。
その2、相手を見つける。
その3、連絡を取る。
その4、実際に会う。
流れ自体は一般的な婚活アプリというものと似ているようだ。
しかし『あえ~る』で出逢うのは異世界の住人なので、実際に会うとなると、所謂異世界転移をする事になる。
凄く高そう。月に行くだけでも信じられないほどの高額なのに異世界って……。
私は恐る恐る、聞いてみた。
「あの、費用はどれくらい掛かるんですか?」
「会費は必要ありません。このシステムは少子化対策の為の政策ですから、無料で利用出来ます。ただし! 注意点があります」
渉さんはそこで言葉を区切り、一呼吸おいてから話し始めた。
「このシステムは異世界への移動に【結婚したい気持ち】を対価にしています。その気持ちを数値化して、個人の利用限度ポイントを決定、ポイントを使って異世界へ転移していただきます」
「あの、もしそのポイントがなくなったら、どうなるんですか?」
「もし万が一、ポイントがなくなったら、その方の生涯未婚が決定します」
生涯未婚が決定します? ん? え? 生涯未婚!?
サラリと告げられた言葉に、思わずちゃぶ台に身を乗り出して渉さんに詰め寄る。
「え!? なんですかそれ!? リスク高すぎません!?」
婚活を軽く考えたつもりはないが、想像以上にリスクのある話で衝撃が走る。
「万が一の場合ですよ。ポイントの追加も毎月精神面をチェックし見直していきますし、翌月に繰り越し式で消えることはありません。余程のことがない限り起こらないはずです」
渉さんが、少し困った顔で考えこむ。
「途中で結婚の意思がなくなればその可能性はあります。まぁ無茶苦茶な転移は避けるよう、気を付けていた方が良いと思います。それでは、これで説明すべき内容は終わりです。こちらの取り扱いマニュアルをお渡ししておきますね」
渉さんはそう言って分厚い冊子を渡してくる。
この婚活は、思っていた以上に人生を賭けた選択だったようだ。
だが、不思議と辞めたいとは思わなかった。
元々彼氏にフラれ、捨てたと思った恋愛感情だ。
精一杯足掻いて捨てても遅くはないだろう。
自分の幸せは自分で決めたい。
団子を食べていた紬さんが口を開く。
「じゃあ団子食べたら登録していきましょうか!」
「まだ食べるのか……」
結局、10本入りの団子は6本が紬さんの腹に収まり、団子を食べ終えた渉さんは気を利かせて席を離れた。
「ではでは登録していきましょう! 『あえ~る』を起動して、項目に沿って個人情報を入力してください」
「はい」
言われた通りに入力していく。
名前
種族
年齢
性別
身長
出身地
文化社会生活水準
言語
性格
職業
趣味
交際経験の有無
好みのタイプ・条件……等々。
他にも沢山の項目が任意で設けられている。
「――あの、出身地って……」
「地球、日本でOKです!」
「交際経験の有無も記載するんですか?」
「種族によっては、自分の結婚相手に他人の匂いが付いていることを嫌がることがあるので、記入してもらってます」
「そんな匂いが分かる種族が居るんですね……」
入力中、度々元カレが頭をよぎるが、そのたび頭を振って雑念を振り払う。
何とか入力を終え、紬さんに内容を確認してもらう。
団子を食べていた時と同じように真剣な顔で端末を見つめる紬さん。
ちょっと緊張する。
「なるほど。美和子さんのタイプは、『裏切らない人、愛情深い人、人型、男性、子どもが好きな人、仕事を続けさせてくれる人』ですね。見た目に関しては特に条件はないですか?」
「見た目は気にしないです。ただ、普通の幸せを目指したいです。私だけを見て、守ってくれる優しい旦那さんと子どもがいて、今までみたいにやりがいのある仕事して……」
「素敵な目標だと思います! 一緒に頑張りましょう! また何か条件が出てきたら言ってくださいね。気になる人がいれば、マッチング申請を出してください。申請が通れば、チャットで会話できるようになります! こちらでも、条件の合う人を探しておきますね!」
紬さんは条件について何も言わなかった。その好意が今はありがたい。
今度こそ彼が悔しがるほどの幸せを手にしてみせる! そう意気込んで『キューピッドくん3号』に向き合う。
先ほどの検索に当てはまった人を確認する。
種族適性は竜族やドラコン系の獣人、神様、エルフ、等々。
平凡な幸せを望むには恐れ多い。
後は個人の性格で他の人、種族の方々がいる。
結局全ての条件に当てはまった人は400人程だった。
「紬さん、ちょっと検索条件狭くします。今の条件は人型ですが、人間にします」
「分かりました!」
条件を狭くして再検索をかける。
当てはまった人は50人前後だった。ほとんど人間じゃなかったということか……。
ここからは世界観を確認した。
種族人間の中でも、魔法のある世界やモンスターのいる世界、生活水準が中世ヨーロッパな世界等いろいろあるようだ。
検討の結果、気になる人が2人になった。
1人は情報に強く通信技術が発達した国の出身らしい。
もう1人は金属の加工や採掘を主な産業とする国の出身のようだ。
「紬さん、気になる人を2人見つけたんですけど、一気に申請しちゃって大丈夫なんでしょうか?」
どちらかに絞るか? 2人と同時に連絡を取り合うとちょっと罪悪感が湧きそうだ。
「大丈夫ですよ! そもそも必ずしも2人と連絡取れるわけではないです。向こうも承諾しないとダメなので、ここは気楽にどどんっと申請しておいてください! 出逢いは多い方が確立上がりますから!」
「な、なるほど」
緊張しながら説明された通りに2人にマッチング申請を送る。
「申請まで終わりました」
「お疲れ様です! 向こうから承諾来たら、連絡しますね」
紬さんと他の部屋で待っていてくれた渉さんに挨拶して、カラスさんを撫でてから渡瀬神社を出る。
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