29 / 37
川西美和子の場合
川西美和子、自覚します
しおりを挟む
昨日は素敵な部屋で過ごせたのに、あまり眠れなかった。
ケイもジンさんもセントさんも、よく分からない。
ケイには、まだまだ知らない秘密がある。
何故か、ちくり、と胸が痛んだ。
今日はどんな所に行くのか、昨日のケイとのやり取りで、私は朝から随分身構えていたと思う。
何とも言えない緊張感が漂う朝食になってしまった。
気まずい朝食の時間を終えた私たちが、最初にやって来たのは、L地区、農場地帯だった。
しかし、私の想像していた農場地帯と随分違う。草木は一切なく、同じ形の綺麗な建物が並んでいた。
今日はたくさんある建物のうちの1つへ入らせてもらったのだが、中も同様に想像していたものとは大分違っていた。
明るい大きな照明。白で統一された室内に、水槽の様なものが並んでおり、そこから沢山の植物が伸びている。
日本で言うところの水耕栽培というものだろうか、土のない大型農場は、初めて見たので驚いた。
収穫時期や個数管理もしやすく、一定の品質を維持できるシステムなんだとか。
ここで出来た果実は加工され、例の宇宙食みたいな国民食になるらしい。
次にやって来たのは、最初の入国ゲートのある建物、転移事務局だった。
受付のロボットにケイが自分の端末を見せると、数分してから奥からお偉いさんらしき年配の方が出てきた。生真面目そうな紳士に端末を見せて、何か会話している。
しばらくすると、受付の横にある扉から中に入らせてもらえた。
受付の中からスタッフルームを通り、廊下をしばらく歩いていると、とてつもなく頑丈そうな扉の前に出る。日本で言う防火扉のような感じだ。
扉には特大の南京錠が2つも付いていて、横には何かを入力する、パネルの様なものも付いている。厳重な管理だな。
お偉いさんが鍵開けに取り掛かり、私は何となく隣にいるケイに目をやると、顔が強ばっているような気がした。
開けるのが嫌なの? 私に見られるのが本当は嫌? それとも、受け入れられるか、緊張してる?
何となくそう思ったら、手が勝手に動いた。私はケイの手に自分の手を重ねていた。
ケイは驚き私を見てから、柔らかく笑って手を握り返してくれた。
心なしか力が抜けたんじゃないかと思う。そう思うと、嬉しくなった。
大丈夫だよ、そんな気持ちが、この手から貴方に伝わればいいと思う。
最後の鍵が外され、お偉いさんが開けてくれて、ケイと一緒に入る。
そこは、とても大きな窓のある部屋だった。
窓の向こうは一面の海と空。
見たことのないような緑色の海と紫色の空だ。
地球でいう綺麗な海とは違う、何か気味悪さを感じる程の緑色だった。
藻が生えているのかと思ったけれど違うようだ。
そして、紫の霧状の何かが隙間なく空を覆っている。
今まで見ていたエレクタラの空とは違う。エレクタラの空は日本のように青かったはず。
「ありがとう。少し二人にしてもらえる?」
ケイがそう声をかけると、偉いさんは一礼して退出していった。
ほんの数秒の沈黙。ケイは窓際に立ち遥かな果てのない海と空を眺めていた。
そしてこちらを向いたケイは、今まで外に出るときは必ずしていた変装を解いて話し始めた。
「前にこの国は、島国だって言ったよね。――ここは、唯一、本当の地平線を見ることが出来る場所」
「……本当の地平線?」
「この国で領土の端まで行くと、そこには見えない壁があって、島国なのに海は見えない。この国で見えている空はドーム型の屋根に映った映像なんだ。この海と空が本当の外。この国の外は猛毒の濃霧と汚染された海で、人の住める環境じゃない。土壌も毒を含んでる」
「え?」
「この国は一種のテントの中にあるんだよ。島と同じ大きさのテント。海と空だけじゃなくて、土も触れない物なんだ。さっきの農場地帯、土はなかったでしょう?」
「――確かに、なかった。この国に来てから、花壇や植木はデジフラフで機械ばかりだった」
「そう。生きているのは、人間と国が保護した動物や植物だけ」
「国が保護した動物……あの動物園の子たちってこと?」
「うん。……この閉鎖的な国が生き残るために、考えられたのが他国の情報を集め、情報の要になる事だった。大昔にそれをやって、この国を治めたのが僕の一族。僕はこの国の国王の息子なんだ」
「――っ」
覚悟していた。だけど、息が止まった。
それでも、ケイの話は続いていく。
「この国は常に外界の危険と戦ってきた。……沢山の人が毒の犠牲になって、その結果、合理的に人口を減らさないための政策として一夫多妻制が導入された」
「……一夫多妻制」
「うん。長い時が経って、情報を司るようになっても、合理的に考える国民性は残った。人口管理が必要になったから、一般人は違うけど、王族は今も一夫多妻制のまま」
「……それは、ケイも沢山の奥さんを娶るってこと?」
もし私がケイを選んだら、この人の沢山の奥さんのうちの1人になる?
そう考えたら何だか悲しくて、胸が詰まる。
やだ、何でかな……泣きそう。
「……本来なら、そう。だから、昔から沢山の婚約者がいた。女性の扱いも学んできた。だけどね、僕は物心ついたときから、この国の普通とは違っていた。便利な機械よりも温かい動物や生きてる植物が好きで。母たちは全員この国の出身で、王族の一夫多妻以外を知らないから、現状を当然に思っているし、仲もいいのに、僕は父のようになりたくなかった。僕には、1人だけでよかった。誰か1人を、僕の生涯かけて愛したかったんだ」
「……」
この人の目はいつも正直で、とても暖かい。
目が合うとなぜか胸がいっぱいになって泣きたくなる。
ケイが蓮の花が綻ぶ様に笑うのが綺麗だと思っていたけれど、彼のここまでの覚悟を思うと、悲しくて、思わず、涙がこぼれた。
「……ミワコ、どうして泣いてるの?」
「……分からない」
ぎゅっと手を引かれて引き寄せられる。
ケイの胸に、惹かれるように収まった。
きっと、一杯苦労したはずだ。一杯悲しかったはずだ。
自分の生まれた世界が、自分の価値観とずれてることは、とても苦痛だったと思う。
その上、ケイは王子で、国民からの信頼もあって。
『あえ~る』にあった【婿入り希望】の言葉をケイが書くことが、どんなに重いことなのか私は全然分かってなかった。
そんな中で私達が出会ったんだと思ったら、とてつもなく胸が苦しくなった。
セントさんやジンさんの言葉の重みがこのケイの覚悟から来ているのなら、あれだけ深刻な声だったのも頷ける。
ケイやアキラに申請を送った時の私は、ケイとアキラを天秤にかけたかったわけではない。
ただ、あの時は自分の幸せを掴みたくて、必死だった。
2人と連絡が取れるようになるとも限らなかったし、本当に深く考えることなく2人と連絡を取っていたと思う。
ケイにはアキラの事も話していたし、セントさんが真剣じゃないと思ってもしょうがない状況だったと思う。
今までの自分の考えなしな所に情けなくなって腹立たしくなって、涙は溢れて止まらない。
泣き顔を隠すように、ぎゅっとケイに抱き付いた。
ケイの腕の中は、華奢に見えるが、温かくて、優しくて、安心できる。
あぁ私、この人が好きなんだ。
ずっと心の中にあった想いは、理解と同時に胸の中に溶けて、私の心を満たしていった。
あの時の不快感の理由が分かった。
私、嫉妬してたんだ。話してくれなくて、悲しかったんだ。
普通に幸せになることが私の目標だったけれど、王子様なケイを好きになれば、これから待ち受けているのは、大なり小なり困難もあるはずだ。
だけどケイの傍に居られるなら、どんな困難だって受け入れられると思える。
私の涙が止まるまで、私達は抱き合ったままでいた。
ケイもジンさんもセントさんも、よく分からない。
ケイには、まだまだ知らない秘密がある。
何故か、ちくり、と胸が痛んだ。
今日はどんな所に行くのか、昨日のケイとのやり取りで、私は朝から随分身構えていたと思う。
何とも言えない緊張感が漂う朝食になってしまった。
気まずい朝食の時間を終えた私たちが、最初にやって来たのは、L地区、農場地帯だった。
しかし、私の想像していた農場地帯と随分違う。草木は一切なく、同じ形の綺麗な建物が並んでいた。
今日はたくさんある建物のうちの1つへ入らせてもらったのだが、中も同様に想像していたものとは大分違っていた。
明るい大きな照明。白で統一された室内に、水槽の様なものが並んでおり、そこから沢山の植物が伸びている。
日本で言うところの水耕栽培というものだろうか、土のない大型農場は、初めて見たので驚いた。
収穫時期や個数管理もしやすく、一定の品質を維持できるシステムなんだとか。
ここで出来た果実は加工され、例の宇宙食みたいな国民食になるらしい。
次にやって来たのは、最初の入国ゲートのある建物、転移事務局だった。
受付のロボットにケイが自分の端末を見せると、数分してから奥からお偉いさんらしき年配の方が出てきた。生真面目そうな紳士に端末を見せて、何か会話している。
しばらくすると、受付の横にある扉から中に入らせてもらえた。
受付の中からスタッフルームを通り、廊下をしばらく歩いていると、とてつもなく頑丈そうな扉の前に出る。日本で言う防火扉のような感じだ。
扉には特大の南京錠が2つも付いていて、横には何かを入力する、パネルの様なものも付いている。厳重な管理だな。
お偉いさんが鍵開けに取り掛かり、私は何となく隣にいるケイに目をやると、顔が強ばっているような気がした。
開けるのが嫌なの? 私に見られるのが本当は嫌? それとも、受け入れられるか、緊張してる?
何となくそう思ったら、手が勝手に動いた。私はケイの手に自分の手を重ねていた。
ケイは驚き私を見てから、柔らかく笑って手を握り返してくれた。
心なしか力が抜けたんじゃないかと思う。そう思うと、嬉しくなった。
大丈夫だよ、そんな気持ちが、この手から貴方に伝わればいいと思う。
最後の鍵が外され、お偉いさんが開けてくれて、ケイと一緒に入る。
そこは、とても大きな窓のある部屋だった。
窓の向こうは一面の海と空。
見たことのないような緑色の海と紫色の空だ。
地球でいう綺麗な海とは違う、何か気味悪さを感じる程の緑色だった。
藻が生えているのかと思ったけれど違うようだ。
そして、紫の霧状の何かが隙間なく空を覆っている。
今まで見ていたエレクタラの空とは違う。エレクタラの空は日本のように青かったはず。
「ありがとう。少し二人にしてもらえる?」
ケイがそう声をかけると、偉いさんは一礼して退出していった。
ほんの数秒の沈黙。ケイは窓際に立ち遥かな果てのない海と空を眺めていた。
そしてこちらを向いたケイは、今まで外に出るときは必ずしていた変装を解いて話し始めた。
「前にこの国は、島国だって言ったよね。――ここは、唯一、本当の地平線を見ることが出来る場所」
「……本当の地平線?」
「この国で領土の端まで行くと、そこには見えない壁があって、島国なのに海は見えない。この国で見えている空はドーム型の屋根に映った映像なんだ。この海と空が本当の外。この国の外は猛毒の濃霧と汚染された海で、人の住める環境じゃない。土壌も毒を含んでる」
「え?」
「この国は一種のテントの中にあるんだよ。島と同じ大きさのテント。海と空だけじゃなくて、土も触れない物なんだ。さっきの農場地帯、土はなかったでしょう?」
「――確かに、なかった。この国に来てから、花壇や植木はデジフラフで機械ばかりだった」
「そう。生きているのは、人間と国が保護した動物や植物だけ」
「国が保護した動物……あの動物園の子たちってこと?」
「うん。……この閉鎖的な国が生き残るために、考えられたのが他国の情報を集め、情報の要になる事だった。大昔にそれをやって、この国を治めたのが僕の一族。僕はこの国の国王の息子なんだ」
「――っ」
覚悟していた。だけど、息が止まった。
それでも、ケイの話は続いていく。
「この国は常に外界の危険と戦ってきた。……沢山の人が毒の犠牲になって、その結果、合理的に人口を減らさないための政策として一夫多妻制が導入された」
「……一夫多妻制」
「うん。長い時が経って、情報を司るようになっても、合理的に考える国民性は残った。人口管理が必要になったから、一般人は違うけど、王族は今も一夫多妻制のまま」
「……それは、ケイも沢山の奥さんを娶るってこと?」
もし私がケイを選んだら、この人の沢山の奥さんのうちの1人になる?
そう考えたら何だか悲しくて、胸が詰まる。
やだ、何でかな……泣きそう。
「……本来なら、そう。だから、昔から沢山の婚約者がいた。女性の扱いも学んできた。だけどね、僕は物心ついたときから、この国の普通とは違っていた。便利な機械よりも温かい動物や生きてる植物が好きで。母たちは全員この国の出身で、王族の一夫多妻以外を知らないから、現状を当然に思っているし、仲もいいのに、僕は父のようになりたくなかった。僕には、1人だけでよかった。誰か1人を、僕の生涯かけて愛したかったんだ」
「……」
この人の目はいつも正直で、とても暖かい。
目が合うとなぜか胸がいっぱいになって泣きたくなる。
ケイが蓮の花が綻ぶ様に笑うのが綺麗だと思っていたけれど、彼のここまでの覚悟を思うと、悲しくて、思わず、涙がこぼれた。
「……ミワコ、どうして泣いてるの?」
「……分からない」
ぎゅっと手を引かれて引き寄せられる。
ケイの胸に、惹かれるように収まった。
きっと、一杯苦労したはずだ。一杯悲しかったはずだ。
自分の生まれた世界が、自分の価値観とずれてることは、とても苦痛だったと思う。
その上、ケイは王子で、国民からの信頼もあって。
『あえ~る』にあった【婿入り希望】の言葉をケイが書くことが、どんなに重いことなのか私は全然分かってなかった。
そんな中で私達が出会ったんだと思ったら、とてつもなく胸が苦しくなった。
セントさんやジンさんの言葉の重みがこのケイの覚悟から来ているのなら、あれだけ深刻な声だったのも頷ける。
ケイやアキラに申請を送った時の私は、ケイとアキラを天秤にかけたかったわけではない。
ただ、あの時は自分の幸せを掴みたくて、必死だった。
2人と連絡が取れるようになるとも限らなかったし、本当に深く考えることなく2人と連絡を取っていたと思う。
ケイにはアキラの事も話していたし、セントさんが真剣じゃないと思ってもしょうがない状況だったと思う。
今までの自分の考えなしな所に情けなくなって腹立たしくなって、涙は溢れて止まらない。
泣き顔を隠すように、ぎゅっとケイに抱き付いた。
ケイの腕の中は、華奢に見えるが、温かくて、優しくて、安心できる。
あぁ私、この人が好きなんだ。
ずっと心の中にあった想いは、理解と同時に胸の中に溶けて、私の心を満たしていった。
あの時の不快感の理由が分かった。
私、嫉妬してたんだ。話してくれなくて、悲しかったんだ。
普通に幸せになることが私の目標だったけれど、王子様なケイを好きになれば、これから待ち受けているのは、大なり小なり困難もあるはずだ。
だけどケイの傍に居られるなら、どんな困難だって受け入れられると思える。
私の涙が止まるまで、私達は抱き合ったままでいた。
0
あなたにおすすめの小説
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
行き遅れ令嬢の再婚相手は、ダンディな騎士団長 ~息子イケメンの禁断の守護愛~
柴田はつみ
恋愛
貧乏貴族の行き遅れ令嬢リアナは、28歳で社交を苦手とする大人しい性格ゆえに、結婚を諦めかけていた。
そんな彼女に王宮から政略結婚の命令が下る。再婚相手は、妻を亡くしたダンディな騎士団長ギルバート。
クールで頼れる40代のイケメンだが、リアナは「便利な道具として選ばれただけ」と誤解し、切ない想いを抱く。
さらに、ギルバートの息子で爽やかイケメンのエリオット(21歳)が義理の息子となる。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる