歴史について

(6) 十干十二支(じっかんじゅうにし)

(6) 十干十二支(じっかんじゅうにし)

十二支と干支について

十二支とは、子（ね）、丑（うし）、寅（とら）、卯（う）、辰（たつ）、巳（み）、午（うま）、未（ひつじ）、申（さる）、酉（とり）、戌（いぬ）、亥（い）の十二種類の動物のことです。もともとは中国で使われていた暦法上の用語で、紀元前2世紀頃には確立していたと考えられています。

干支とは、十干（甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)）と十二支を組み合わせたものです。十干は木、火、土、金、水の5つの要素（陰陽それぞれ2つずつ）を、それぞれ10種類の干に割り当てたものです。

干支は60年ごとに1周する周期を持っており、同じ干支が巡ってくるまで60年かかります。例えば、2024年は「甲子（きのえね）」年ですが、60年後の2084年は再び「甲子（きのえね）」年になります。

干支は、年だけでなく月日や時刻を表すにも使われます。例えば、「午前10時」は「巳の刻（みこく）」と呼ばれます。

日本では、干支は主に年を表すために使われます。毎年、その年の干支にちなんだ動物が干支動物として定められています。例えば、2024年は「甲子（きのえね）」年なので、干支動物は「ねずみ」です。

干支は、占いにも使われます。干支によって性格や運勢が決まっているという考え方があり、自分の干支を調べてみる人も多いようです。

十二支の由来

十二支の由来については、諸説あります。一説によると、古代中国の人々が身近な動物を観察して、それぞれの動物の特徴を12の月に当てはめたのが始まりだと言われています。例えば、夜は活発に活動するネズミが1番目の月に、春先に芽吹く草を食べるウシが2番目の月に、といった具合です。

また、別の説によると、十二支は北斗七星の位置と関係しているという説もあります。北斗七星は12ヶ月かけて少しずつ位置を変えるため、その位置を動物に例えたのが始まりだと言われています。

十二支の文化

十二支は、中国だけでなく日本や韓国などの東アジアの国々でも広く使われています。日本では、干支は年賀状やおせち料理など、様々な場面で用いられています。

近年では、十二支をモチーフにしたグッズやイベントなども人気を集めています。これは、干支が縁起物として捉えられているためと考えられます。

まとめ

十二支は、古代中国から伝わる伝統的な考え方ですが、現代でもなお多くの人々に親しまれています。干支は、単なる動物の羅列ではなく、それぞれに意味や由来があります。十二支についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ調べてみて下さい。

十干十二支とは、古代中国から伝来した暦法上の用語で、年、月、日、時間などを表すために用いられます。

十干(じっかん)

十干は、

五行の木
甲:コウ、きのえ
乙:オツ、きのと

五行の火
丙:ヘイ、ひのえ
丁:テイ、ひのと

五行の土
戊:ボ、つちのえ
己:キ、つちのと

五行の金
庚:コウ、かのえ
辛:シン、かのと

五行の水
壬:シン、みずのえ
癸:キ、みずのと

このの10個の文字で構成されています。それぞれに陰陽五行の思想に基づいた意味が与えられています。
中国の殷(いん)の時代には使われていました。

十二支(じゅうにし)

十二支は、

子:ね、シ
丑:うし、チュウ
寅:とら、イン
卯:う、ボウ
辰:たつ、シン
巳:み、シ
午:うま、ゴ
未:ひつじ、ビ
申:さる、シン
酉:とり、ユウ
戌:いぬ、ジュツ
亥:い、ガイ

の12種類の動物で構成されています。それぞれに方位や季節などの意味が与えられています。江戸時代まで、時刻や方位をあらわして一般に使われていました。

干支(えと)

十干と十二支を組み合わせることで、60通りの組み合わせができます。これを干支と呼び、年や月、日を表すために用いられます。

01 甲子(きのえね)
02 乙丑(きのとうし)
03 丙寅(ひのえとら)
04 丁卯(ひのとう)
05 戊辰（つちのえたつ)
06 己巳(つちのとみ)
07 庚午(かのうま)
08 辛未（かのとひつじ)
09 壬申（みずのえさる)
10 癸酉(みずのととり)
11 甲戌(きのえいぬ)
12 乙亥(きのとい)
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60

干支の役割

干支は、古代中国では暦法だけでなく、占いにも用いられていました。現代でも、干支は新年のお祝いなどの伝統行事や、占いなどに用いられています。

干支の由来

干支の起源は、古代中国の殷代まで遡るとされています。当時の人々は、天体の運行を観察して暦を作成していました。そして、天体の動きを10個の文字と12種類の動物で表すようになったのが、干支の始まりと言われています。

干支に関する豆知識

十干十二支は、中国だけでなく、日本、韓国、ベトナムなどの東アジアの国々でも使用されています。
十干十二支は、十二支の動物の順番で覚えるのが一般的です。
2023年の干支は癸卯（みずのとう）です。
干支は、十二支の動物の性格や特徴を表すためにも用いられます。

干支は、中国の十二支の暦法で、一年を十二の動物の名前で表現します。以下に各干支の意味を示します：

1. 子（ねずみ）：新しい始まりや成長、機敏さを象徴します。
2. 丑（うし）：努力や堅実さ、地に足の着いた行動を表します。
3. 寅（とら）：活力や勇気、冒険心を象徴します。
4. 卯（う）：成長や発展、新たな可能性を意味します。
5. 辰（たつ）：力強さや運気、変化を表します。
6. 巳（み）：知識や慎重さ、内省を象徴します。
7. 午（うま）：活力や情熱、行動力を意味します。
8. 未（ひつじ）：希望や準備、未来への期待を表します。
9. 申（さる）：知恵や器用さ、柔軟性を象徴します。
10. 酉（とり）：秩序や節度、自制心を意味します。
11. 戌（いぬ）：忠誠心や警戒心、信頼を表します。
12. 亥（いのしし）：終わりや癒し、感受性を象徴します。

これらの干支は、年を通じて循環し、各干支の特性がその年のエネルギーや運勢に影響を与えると信じられています。

十干は、古代中国の暦法で使用される十の記号であり、干支と組み合わせて日付や時間を表します。それぞれの十干には独自の意味があります。以下に、十干の意味を示します：

1. 甲（きのえ）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
2. 乙（きのと）：成長や発展、柔軟性を意味します。
3. 丙（へい）：活力や熱情、勇気を表します。
4. 丁（ちょう）：安定や均衡、安全を象徴します。
5. 戊（ぼ）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
6. 己（き）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
7. 庚（こう）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
8. 辛（しん）：苦労や挑戦、困難を意味します。
9. 壬（じん）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
10. 癸（き）：終わりや浄化、癒しを象徴します。

これらの十干は、陰陽五行思想に基づいており、それぞれが特定の属性や性質を表します。
申し訳ありません、間違いがありました。確かに、干支と十干の組み合わせは60個あります。以下に、それぞれの組み合わせの意味を示します：

1. 甲子（きのえねずみ）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
2. 乙丑（きのとうし）：成長や発展、柔軟性を意味します。
3. 丙寅（へいとら）：活力や熱情、勇気を表します。
4. 丁卯（ちょうう）：安定や均衡、安全を象徴します。
5. 戊辰（ぼたつ）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
6. 己巳（きみ）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
7. 庚午（こううま）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
8. 辛未（しんひつじ）：苦労や挑戦、困難を意味します。
9. 壬申（じんさる）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
10. 癸酉（きとり）：終わりや浄化、癒しを象徴します。
11. 甲戌（きのえいぬ）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
12. 乙亥（きのといのしし）：成長や発展、柔軟性を意味します。
13. 丙子（へいねずみ）：活力や熱情、勇気を表します。
14. 丁丑（ちょううし）：安定や均衡、安全を象徴します。
15. 戊寅（ぼとら）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
16. 己卯（きう）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
17. 庚辰（こうたつ）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
18. 辛巳（しんみ）：苦労や挑戦、困難を意味します。
19. 壬午（じんうま）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
20. 癸未（きひつじ）：終わりや浄化、癒しを象徴します。
21. 甲申（きのえさる）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
22. 乙酉（きのとり）：成長や発展、柔軟性を意味します。
23. 丙戌（へいいぬ）：活力や熱情、勇気を表します。
24. 丁亥（ちょういのしし）：安定や均衡、安全を象徴します。
25. 戊子（ぼねずみ）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
26. 己丑（きうし）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
27. 庚寅（こうとら）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
28. 辛卯（しんう）：苦労や挑戦、困難を意味します。
29. 壬辰（じんたつ）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
30. 癸巳（きみ）：終わりや浄化、癒しを象徴します。
31. 甲午（きのえうま）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
32. 乙未（きのとひつじ）：成長や発展、柔軟性を意味します。
33. 丙申（へいさる）：活力や熱情、勇気を表します。
34. 丁酉（ちょうとり）：安定や均衡、安全を象徴します。
35. 戊戌（ぼいぬ）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
36. 己亥（きいのしし）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
37. 庚子（こうねずみ）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
38. 辛丑（しんうし）：苦労や挑戦、困難を意味します。
39. 壬寅（じんとら）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
40. 癸卯（きう）：終わりや浄化、癒しを象徴します。
41. 甲辰（きのえたつ）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
42. 乙巳（きのとみ）：成長や発展、柔軟性を意味します。
43. 丙午（へいうま）：活力や熱情、勇気を表します。
44. 丁未（ちょうひつじ）：安定や均衡、安全を象徴します。
45. 戊子（ぼねずみ）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
46. 己丑（きうし）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
47. 庚寅（こうとら）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
48. 辛卯（しんう）：苦労や挑戦、困難を意味します。
49. 壬辰（じんたつ）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
50. 癸巳（きみ）：終わりや浄化、癒しを象徴します。
51. 甲午（きのえうま）：新たな始まりや成長、活力を象徴します。
52. 乙未（きのとひつじ）：成長や発展、柔軟性を意味します。
53. 丙申（へいさる）：活力や熱情、勇気を表します。
54. 丁酉（ちょうとり）：安定や均衡、安全を象徴します。
55. 戊戌（ぼいぬ）：堅実さや頑固さ、地に足の着いた性質を意味します。
56. 己亥（きいのしし）：自制や誠実さ、自己管理を表します。
57. 庚子（こうねずみ）：成熟や落ち着き、安定を象徴します。
58. 辛丑（しんうし）：苦労や挑戦、困難を意味します。
59. 壬寅（じんとら）：洞察や柔軟性、流動性を表します。
60. 癸卯（きう）：終わりや浄化、癒しを象徴します。

今年の干支は甲辰（きのえ・たつ）です。

「甲」は鎧、草木では固い殻を意味し、その殻を破って芽を出す状況を表す象形文字です。

旧来のしきたりや慣習を破り、革新の道を進むべしという暗示です。

「辰」は、龍、竜の意味は無いようです。「農」、「震」の下の部分「あし」に表されていますが、理想に向かって辛抱強く、慎重に、抵抗や妨害と闘って歩を進める意味の表意文字です。

 

そして、「甲辰」の意味することは、新芽が古い殻から出るにはまだ時期が早く、なかなか出られないように、旧体制を打破するには抵抗や妨害があり、それらと闘う努力をし、着実に慎重に遂行すべしということを示しているようです。

 

120年前、日露戦争が勃発したのが甲辰の年。戦争の良し悪しは置いて、欧米からの占領の恐怖を払拭し、勝利により、欧米諸国の東洋の国を見る目を変えました。60年前は、東京オリンピックが東洋で初めて開催され、首都高速道路ができ、東海道新幹線が開通しました。高度成長時代を迎え、世界に冠する経済大国の道のきっかけになりました。

 

この年に向かうには、常に先を見据え、振り返り、慎重に物事に構える必要があります。

可能性も高いがリスクもある厄介な年を迎えるに当たり、「道」の精神を学び、何が「義」かを常に心がけることが解決の道なのです。

 

ちなみに、昨年の干支は癸卯（みずのと・う）。物事の筋道を立て、正義を持って進めば繁栄が待っている、一方、筋道が立たないと世の中が混乱し、御破算になりかねない年とされていました。